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( ^ω^)は駆動兵器を操るようです

1 :作者 ◆Cy/9gwA.RE :2007/05/27(日) 21:37:07.08 ID:zPB2mgB40

こんばんは。
今日は第4話を投下しようと思います。

2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/27(日) 21:39:28.32 ID:zPB2mgB40
【人物簡易テンプレ】
( ^ω^) ブーン二等兵。この物語の主人公。VIP南部司令基地所属。『2CH-VG』に搭乗。

('A`) ドクオ二等兵。VIP南部司令基地所属。『2CH-VB』に搭乗。

川 ゚ -゚) クー少尉。VIP南部司令基地所属。『2CH-VR』に搭乗。

(´・ω・`) ショボン二等兵。VIP南部司令基地所属。

( ゚∋゚)クックル二等兵。VIP南部司令基地所属。

( ゚∀゚)ジョルジュ二等兵。VIP南部司令基地所属。

( ゚д゚ ) ミルナ。VIP第5代国民代表。アンカーズ捕手。背番号1番。

( ,'3 ) バルケン中尉。VIP南部司令基地所属。演習棟長。

ミ,,゚Д゚彡フサギコ少将。VIP南部司令基地所属。陸戦部隊長。

/ ,' 3 荒巻スカルチノフ博士。VIP中央研究所所長。

(・(エ)・) クマー。ν帝国大統領。

从 ゚∀从 ハインリッヒ。ν帝国大統領クマーの側近。その他不明。

(´・_ゝ・`) デミタス中尉。ニーソク軍所属。

( ∵) ビコーズ。ニーソク国国長。死亡。



3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/27(日) 21:40:32.02 ID:zPB2mgB40
【国の位置関係】

    VIP        ↑北

   ニーソク

 ν     ラウンジ 

まとめサイトURL

http://vip.main.jp/271-top.html

まとめサイト様が土日はお休みだということで今1話までしかないのをご了承ください。

4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/27(日) 21:41:25.49 ID:DxRD1iqN0
キタキタキターーーーー

5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/27(日) 21:42:16.98 ID:zPB2mgB40


( ^ω^)は駆動兵器を操るようです 第4話

6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/27(日) 21:43:00.20 ID:zPB2mgB40


トリガーを握る手が、震えた。
生きている間、これほど震えたことはなかった。

戦場で命を燃やして敵兵を撃っていた時よりも、フサギコ少将に意見を申し出たときよりも、ずっとずっと震えた。




(‘A`)「……これが……『駆動兵器』の視点……。」


7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/27(日) 21:44:35.75 ID:zPB2mgB40
ドクオの乗っている『2CH-VB』は、ブーンの乗っている『2CH-VG』より、一回り大きい。
ブーンの『駆動兵器』は、言わばスピードタイプ。素早く飛び回り、戦闘機等の飛行兵器を駆逐する。そして、ドクオの『駆動兵器』は、逆のパワータイプ。
備えついている重火気で、周囲を一掃することができる。
ドクオは胸部のコクピットにいるが、モニターは頭部のメインカメラからの映像となっているのでより高い視点からの操作になるのである。


ズズン……と二つの大きな足音が戦場と化した邸宅付近へと響いた。
その姿は、兵士たちに恐怖を与え、戦意を殺いだ。


8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/27(日) 21:45:17.16 ID:zPB2mgB40
( ^ω^)『……わくわくするお!ドクオ!!』
('A`)「そ、そんなこといってらんねぇよ……戦争だぞ……。」

ブーンはいつにもまして能天気だ。これがコイツの特徴かと思うと、うらやましい限りであった。

レーダーには、戦闘機が5機、戦車が8台感知されていた。
('A`)「に、任務を開始する。」

『駆動兵器』の操作方法は、主に両手両足を差し込んでいるトリガーに委ねられている。
腕部トリガーのグリップ部分への力の強弱、操縦者の体重移動などで、行動、回避等ができるようになっている。

ドクオは足に少し力をいれる。
すると、『2CH-VB』は、少し足を開き、まるで“休め”のような体制になった。


9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/27(日) 21:47:02.97 ID:zPB2mgB40

(;‘A`)「う……うおおっ……。」
( ^ω^)『ドクオ!なにしてるお!こういうのは勢いが大事なんだお!!!』

気合の入った声でブーンの乗る『2CH-VG』が動き始めた。


( ^ω^)「νなんかに……もう負けないおぉぉぉおおおお!!!!?」



勢いよく足に力をいれたのか、とてつもないスピードで『2CH-VB』は、一機の戦闘機へと加速を始めた。

一瞬で邸宅郊外へと突き進んだブーンは、戦闘機へそのまま体当たり、という荒業へと出た。
轟音と体当たりによって砕けた戦闘機の破片が地面へと落ち、爆発した。
少しの振動しかブーンには伝わらなかったが、それ以上の恐怖と後悔がブーンを襲った。


10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/27(日) 21:47:56.06 ID:zPB2mgB40

(;^ω^)「し……死ぬかと思ったお……。」
('A`)『な、なにしてんだよブーン!!!下手すりゃ死んで……うおぉ!!!?』

(;^ω^)「ど……ドクオ!!」


ブーンへと通信をしていた最中、ドクオの『駆動兵器』の腹部へ、砲弾が打ち込まれた。
(;‘A`)「せ……戦車の砲弾も防いじまうのかこれは……?」


これだけ装甲が厚ければ……。
いけるかもしれない……!!


11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/27(日) 21:48:49.40 ID:zPB2mgB40

(;‘A`)「左腕……えーと……く、クレインクライン展開!!」
コクピット内のCPUへ命令するドクオ。

――承認。左腕クレインクライン展開。

承認の声と同時に、左腕の一部が開き、弩弓のような形へと変化した。
このクレインクラインは、『2CH-VB』の左腕部に搭載されている、ビーム状の矢を飛ばす武器である。
クーが言っていた、使いやすい兵器、とおすすめされたものの一つだ。


ドクオの目の前にアーム状のスコープが降りてくる。


12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/27(日) 21:50:53.41 ID:zPB2mgB40

L○A`)「……照準……。」

狙うはさっきこっちに撃ってきた戦車……!!


……ぶち当ててやる。

L○A`)「……当たれっ……!!!」
『駆動兵器』の右腕で、クレインクラインのハンドルを弾く。

そして、ビーム状の矢が二本続けざまに飛び出し、戦車の装甲を撃ち貫いた。

スコープをどけて確認するドクオ。
(;‘A`)「……よ、よし!!!当たった!当たったぞブーン!!!!」


13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/27(日) 21:51:50.12 ID:zPB2mgB40

( ^ω^)『す、すごいおドクオ!!!』

装甲を撃ちぬかれた戦車は、爆発することもなくその場で沈黙した。

ビーム状の矢は、その形を保っていられる時間が4秒と決まっている。
なので、実弾のようにそのまま熱を持っている事もなく、爆発を誘うことも少ない。
今回の任務のように、戦車と戦闘機のみの破壊、といった際に適していると言える。


そして、矢が消えた戦車には、大きな爪のような傷が深く残っていた。


14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/27(日) 21:53:58.36 ID:zPB2mgB40

そういった調子で、次々と敵戦車、戦闘機を殲滅していく二人。
『2CH-VG』の手が、戦闘機のボディを貫く。
抜き手のようなその攻撃は、戦闘機が爆発する前に『2CH-VG』を離脱させることができた。

(#^ω^)「これであと戦闘ヘリ一機だけだお!!!」
L○A`)『よし!!任せろ!!』




――と、ν帝国の兵器を殲滅寸前になって、何かがレーダーに映っていることに気づいた。


15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/27(日) 21:54:39.41 ID:zPB2mgB40

(;'A`)「って、ブーン……何かがこっちへきてるぞ……。」
(;^ω^)『く……クーさんじゃないのかお?速さが戦闘機や戦車ってレベルじゃねーお。』


(;‘A`)「そ……そうだよな。それに、どんだけ早い戦闘機って言っても、一機じゃこない。」


忘れかけていた不安と恐怖が、そのレーダーに映る一つの点によって思い出された。
何かが近づいてくる。


(;^ω^)『目視できるまで……あと15秒……10……7……4……。』

(;‘A`)『3……2……。』









(;‘A`)『……え?』


16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/27(日) 21:59:21.82 ID:zPB2mgB40

見えたのは、真っ白な『駆動兵器』。
そして、こちらに向けて発射されたと思われる多数のミサイル。


(;^ω^)「し、白色の『駆動兵器』なんて聞いてないお!!!」
(;'A`)『そ……それより、避けろブーン!!!』


不規則な起動を描きながらブーンへ向かってくるミサイル。
(;^ω^)「……おっ!!!!」


思い切りトリガーを弾くブーン。
『2CH-VG』は屈伸をするようなモーションをとり、高くその身を空中へともっていった。
緑の機体を追跡してミサイルも上を向く。


17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/27(日) 22:00:14.09 ID:zPB2mgB40

(;^ω^)「うっ……ぐぐぐっ……。」
重力がブーンを襲う。

しかし、そのようなことを構ってはいられない。
ちょうど、鉄棒の前転のような姿勢になった『2CH-VG』。
これだけのミサイルを回避するには“ノトーリアス”を使うしかない。
ノトーリアスは、『2CH-VG』に搭載された、超駆動リニアブーストの事である。

瞬間的に加速するので、これまでの戦闘機では衝撃に耐えられることなく機体が大破するとされてきた。
この11日間も、この衝撃に耐えられるよう訓練してきた。
最初は、瞬間加速をする度に、嘔吐、失神、失禁、痙攣。色々な問題を生じた。
そして、ブーンもわかっていた。
11日程では訓練の成果もあらわれないということを。


18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/27(日) 22:01:00.02 ID:zPB2mgB40

(;^ω^)「イチかバチか……だお……!!!!」
ブーンが考えていることはこうだ。

ノトーリアスによる超加速。そしてミサイルとの距離をあけ、ライフルでミサイルを射撃。
うまくいけばよいのだが、ブーンがノトーリアスの衝撃に耐えられる事が大前提。
まさに、生か死か。


(;^ω^)「……いくお……!!!」
トリガーのグリップの右側。赤く四角いボタンを押す。

すると、『2CH-VG』の背中についている巨大ブースターが鼓動をはじめた。


――発進イタシマス。カウント……3……2……1……。


19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/27(日) 22:02:08.63 ID:zPB2mgB40


(;^ω^)「……!!」

――強烈な風と共に、空を一つの常緑が舞った。


瞬く間にミサイルと距離をあけると、加速をおちつけた。
ブーストは高温を発し、金切り声のような音をあげている。
コクピットの中の空気の流れも、当然のように変わる。


ブーンの意識は、果てしなく本人より遠い場所にあった。


20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/27(日) 22:05:06.58 ID:zPB2mgB40

(;゜ω゜)「……あ、か……。」

息もできないような瞬間的な加速。かろうじて意識はもっていれた。
早く、ミサイルを撃ち落とさないと――。

だが、そのブーンの意に反し、体は、腕は、手は、指は、しびれて動かなかった。

――ミサイル7発。自機着弾マデ8秒。
無常にCPUがアナウンスを告げる。

(; ω )「……ぐぅっ……。」

早く。



早く早く早く早く早く早く早く早く早く。


21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/27(日) 22:06:58.50 ID:zPB2mgB40
(;^ω^)「……っ!!!」

トリガーを引き、右腕で腰間接部に装備していた『駆動兵器』専用ライフル、V-Rifle1を手にする。
そして、照準もつけずミサイルの方向へ乱射した。

(;^ω^)「おおおおおお!!!!!!」
無茶苦茶な方向へ弾は飛んでいったが、その内の何発かはミサイルに着弾し、誘爆させることができた。
衝撃で少し体制を崩したものの、ミサイルによる直撃は回避した。

(;^ω^)「し……死ぬかと思ったお……。」

そして、危機のうちにブーンの頭からきれいに消えていた、白い『駆動兵器』の存在が、安堵の訪れと共にやってきた。


22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/27(日) 22:07:11.23 ID:+kSh/8HM0
支援

23 :作者 ◆Cy/9gwA.RE :2007/05/27(日) 22:09:39.88 ID:zPB2mgB40

(;^ω^)「ド……ドクオ!!!大丈夫かお!!」
少し時間をおいて通信が入る。

(;‘A`)『こ……こいつ……。ラウンジ……!!!』
(;^ω^)「!!!」

不意をつくようなドクオからの報告。

ドクオとその白い機体は、邸宅から離れた山間にまで離れていた。
その白い機体には、脚部に何か移動装置でもついているのか、素早く、捕らえにくいものであった。

(;‘A`)「なんでいきなりこんな奴が……!!」

『駆動兵器』というよりは『手が生えた戦車』のような形状の相手。
機体は丸く角味を帯びておらず、ミサイルを積んでいるであろうバックパックが大きく目立った。



そして、前面に大きく刻まれた、ラウンジの文字。

24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/27(日) 22:11:41.75 ID:zPB2mgB40


これであろうか。クックルが警告してきた、ラウンジの『駆動兵器』とは……。

(;‘A`)「ブーン!!!バルケン中尉にまで通信を頼む!」
(;^ω^)『わ……わかったお!!』


邸宅付近と違い、巨木などで進行を塞がれ、高低差で足元を掬われる。
非常に戦いにくい。

だがあの白い『駆動兵器』は、難なくこの山中をキャタピラのようなもので走り回っている。とても力強く感じた。

(;‘A`)「畜生!動き回ってんじゃねぇ!!!」


ビームボウガン、クレインクラインを何発も発射する。
しかし、どこを狙っているのかわからないかのごとく、相手は悠々と回避する。


25 :作者 ◆Cy/9gwA.RE :2007/05/27(日) 22:16:57.81 ID:zPB2mgB40

重い音をたて、徐々にこちらへと距離をつめてくる。
相手は、自分より一枚も二枚も三枚も上手だ。

(;‘A`)「いくら撃ってもかすりもしない……だったら!!!」

(‘A`)「左腕クレインクライン解除!」
――了解。左腕クレインクライン解除。

左腕部に展開されていたクレインクラインが、元に戻る。

ドクオが考えることは、近接格闘での決着。
こちらへ詰め寄ってきているなら、こちらから行ってやればいい。そう、考えていた。
無謀なのも、何もかもドクオにはわかっていた。


だが、これしか打つ手がない。

ドクオは――構えた。

(#‘A`)「……行くぞ!!!」
グリップを強く握り、前へ押し出す。足を踏ん張り、強く踏みしめる。
今、ドクオの、初めての対『駆動兵器』が、幕を開けたと言える――。





第4話「Dead Heater」完


26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/27(日) 22:17:57.73 ID:zPB2mgB40
以上で4話を終わります!
支援等ありがとうございました。

次は、おそらく火曜日になると思います。

では、5話でお会いしましょう

27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/27(日) 22:20:55.88 ID:20zDSw8x0
乙〜

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