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('A`)はダークヒーローのようです

1 :代理:2007/06/14(木) 14:36:47.97 ID:UmXEPx6C0
携帯なのになんという速筆……

2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/14(木) 14:46:54.93 ID:EtXGMEHIO
速筆だよなぁw
wktk

3 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 14:47:12.18 ID:m0f5tZJIO
>>1
dクス!暇があれば迸る気持ちを携帯にぶつけているかんな!
つうか暇だらけだかんな!


まとめ
http://vip.main.jp/279-top.html

オムライス氏には、いつもオレの駄文を驚異的な速度でまとめて貰っていて、感謝感激雨あられなんだぜ!

今日は夜までかけて第十四話まで投下させていただくので、どなたか心優しい方は保守してくれると我慢汁迸る!

オレも間に外伝なんか挟ませていただくよー\(^o^)/

4 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 14:48:14.49 ID:m0f5tZJIO
第十三話 急襲

その長い一日は、天も割れんばかりの轟音と共に始まった。

(警1;+_+)「くそ、今まで大人しくしていたと思ったら……迎撃準備!」

辺境警備軍VIP荒野分隊のベースキャンプの面々を襲った理不尽なる破壊者達は、朝から盛大な生体爆弾の集中放火を無力なる人間の守人達に浴びせてきた。

(警2;*。*)「ダメです、間に合いません!本部に連絡を!」

大地の叫び声が聞こえる。
堅固な守りを誇る筈の防御壁が、女の悲鳴のような音をたてて崩れ落ちる。

(警3;#_`)「馬鹿、撤退が先dギャーaaaaa!!!!」

(警4;@口@)「死にたくない死にたくない死にたくないぃぃiihgkmd4キ!!!」

兵士達の断末魔の絶叫が、乾燥したVIP荒野の朝の空気を震わせた。

5 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 14:49:15.47 ID:m0f5tZJIO
昨晩の酒盛りの疲れが残っている為か。異変に気付いたものは少なかった。

\(^o^)/「鳥の鳴き声が、聞こえない…」

その希有なる人物の例であるオワタは、仕事であり楽しみでもある新兵しごきの途中、遠がけ先の山中でその異変に気付いた。

\(^o^)/「イヤな予感がするな……おい、ひよっこ共!今日の訓練はここまででオワタ!全力で基地まで駆け戻れ!
遅れた奴は私の自伝映画を一章から最終章までノンストップで見させるぞ!気合い入れろチンカス共!」

兵士達「サー、イエッサー!!!」

(,,゚Д゚)「なんだ…鬼軍曹の様子がおかしいぞゴルァ。こりゃあただ事じゃねぇな」

兵士達はいつもと違うオワタの様子に違和感を感じたが、誰も口にするものはいなかった。
新米訓練兵達は、朝露滴る山道を基地目指して駆け出す。

━━と、ギコは遠くのVIP荒野に妙な土煙を見つけて立ち止まった。

\(^o^)/「おいギコ、貴様さっさと走らn」

(,,゚Д゚)「教官、あれは何でしょう」

ギコが指差した先を、オワタは首に下げた双眼鏡で覗く。

すぐにそれが何であるかのかを悟ったのか、双眼鏡を下ろすとオワタは走り出した兵士達に向かって怒鳴った。

\(^o^)/「前言撤回!これから話す事をよぉく聞けひよっこ共!」

6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/14(木) 14:49:17.13 ID:UmXEPx6C0
しえんしえん

7 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 14:50:11.96 ID:m0f5tZJIO
監視棟の最上階で、モララーは二日酔いを覚ます為に朝の風に当たっていた。

( ・∀・)「ふぅ。久し振りにワインを三瓶も一人であけてしまった。しかし、二日酔いなんて懐かしい感覚だな。若い頃を思い出すね」

自嘲気味に独りごちると、傍らに置いてあるミネラルウォーターを一気に飲み干す。
当直の監視兵は一つ下の階で朝飯を食べている。モララーが、監視を引き受けると言って下がらせたのだ。
空になったペットボトルを投げ捨てようと立ち上がった彼の目に、不吉な影が映った。

( ・∀・)「なんだ、あれは」

監視用の超長距離望遠鏡を覗く。
そこに映り込んだのは翼を生やしたまがまがしい数千の悪鬼共の群。

( ・∀・)「ちっ、久し振りの二日酔いも充分に堪能させてくれないとはな…」

望遠鏡の近くにある無線を手に取る。

( ・∀・)「全兵員、第一種戦闘配備!前方九万八千メートル地点に魔物の群れを確認!これは訓練ではない!繰り返す、全兵員第一種戦闘配備!これは訓練ではない!」

8 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 14:51:25.19 ID:m0f5tZJIO
騒がしい非常警報の音でドクオは目を覚ました。

('A`)「敵襲か」

機敏な動作でベッドを抜け出すと、枕の下に隠してあるナイフを取り出しブーツの鞘に入れる。
壁に掛けられたP90サブマシンガンの装弾を確認、肩にかける。
引き出しからデザートイーグルを取り出し、腰のホルスターに入れ、ドアを蹴り開ける。
それまでに所要した時間はたったの二十秒だった。

(;゚ー゚)「あ、ドクオさん!」

ドアを開けた先には、切迫した表情のしぃが立っていた。

('A`)「敵襲だろう、わかっている。確認するが、オレは正面ゲート内側の防衛に当たればいいんだな?」

非常時の配置は、前もってジョルジュから聞かされていた。
ジョルジュ小隊は正面ゲート内側第二防衛ライン、つまりは敵との最前線よりも一歩下がった位置で前線の援護に当たることになってる。

(;゚ー゚)「あ、はい、その通りです」

('A`)「おk、オペレートしっかり頼むぞ」

そう言い残すと、ドクオは風のようにその場を走り去った。

(;゚ー゚)「戦い慣れ、してるのね」

ドクオの後ろ姿を見つめ、しぃが呟く。
はっとして、自分も持ち場へと走る。

9 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 14:52:21.92 ID:m0f5tZJIO
地を這うようにして、それは進軍していた。
太く、長く、戦車程もあるうねる体躯をくねらせ、大地を汚しながら前方の餌箱へと。
ゴムのような触感の皮膚からは粘着質の分泌物が滲み、頭頂部と思われる長い体躯の先には、花弁のように広がった口が細かい乱食い歯を並べて餌食を求めていた。
その冒涜的な化け物の群れの先を、蛇と人間のあいのこのような姿をした汚らわしい生物の群れが、奇声を上げながら進む。

空を見上げれば、そこには太陽を覆うように闇のような悪鬼共が羽ばたいている。
彼ら忌むべき混沌の寵児らは、飢えを満たす為に前方のオアシスを目指す。
本能の赴くがままに、荒野を突き進む。

今や飢えと腐臭を放つグロテスクな波はVIP基地のすぐ手前まで迫り、これから起こるであろう阿鼻叫喚の殺戮劇の幕は、上がり始めていた。

10 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 14:53:31.48 ID:m0f5tZJIO
正面ゲート外側第一防衛ライン。

一人の砲手が双眼鏡を覗いていた。

彼は、自分の見たものを鵜呑みにできず、何度も覗き直した。
三回目の確認の後、彼は震える声を精一杯張り上げて、自分が目にしたものを伝えた。

(砲;@口@)「ぜ、前方一万メートルに敵影を確認!!類別はドールとスケイルウォーク、上空にはナイトゴーント!か、数は、総勢一万を超えます!」

11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/14(木) 14:53:36.96 ID:igfry5nB0
支援

12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/14(木) 14:54:03.87 ID:UmXEPx6C0
支援

13 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 14:54:17.25 ID:m0f5tZJIO
第一防衛ラインからの報告は、第二防衛ラインにいるドクオ達の耳にも届いた。

兵士達がざわめく。

一万だと?こっちは全部集めても五千がいいところだ。
敵うわけがない。

彼らは口々に絶望的な声を上げる。

( ゚∀゚)「落ち着け、こっちにはドクオがいる!勝てない筈が無い!」

ジョルジュが浮き足立つ兵士達を鼓舞するように、声を張り上げる。

( ゚∀゚)「魔術を扱える我らが救世主だ!絶対に勝てる!勝てなかったらオレを殴れ!」

ジョルジュの声に、兵士達は徐々に落ち着きを取り戻す。

そうだ、オレ達には救世主がついている。大丈夫だ、ジョルジュ小佐が言っているんだ。

('A`)「絶望したり安心したり、忙しい奴らだな」

14 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 14:55:47.63 ID:m0f5tZJIO
( ゚∀゚)「実戦を積んでいる兵士なら、一万に五千で戦争を挑むことの愚かさがわかるのさ。
だがオレ達にはお前さんがいる。期待してるぞ、ドクオ」

そう言って、ジョルジュはドクオの肩を叩いた。

('A`)「ドールとスケイルウォーク、それにナイトゴーントと言っていたな。それ程の雑魚、いくら束になってかかって来てもオレの前では無力だ」

淡々とドクオが述べる。

(=゚ω゚)「ぃよう!自信満々でいいね、救世主様よ!どうかオレ達に勝利の美酒をご馳走してくれよな!」

ぃようが減らず口を叩く。ドクオはそれを無視してジョルジュに渡されたスティンガーミサイルを担いだ。

('A`)「そろそろ、第一防衛ラインの連中が砲撃を開始する頃合いだ。準備しておいた方がいいんじゃないか?」

( ´_ゝ`)「概ね同意だな」

(´<_` )「右に同じ」

ノパ听)「ドクオ!今度こそお前にかぁつっっっ!!!」

ジョルジュ小隊の面々は、それぞれに支援用重火器を手に取り正面ゲートから見える遠くの砂煙を見つめた。

ヘッドセットからしぃの声が聞こえる。

(*゚ー゚)「こちら作戦室。敵は正面ゲートの突破に全勢力を注いでいるようです。何としても敵の侵攻を防いで下さい。御武運を祈っています」

15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/14(木) 14:56:30.40 ID:notRUtEq0
支援

16 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 14:56:44.29 ID:m0f5tZJIO
第一防衛ラインと第二防衛ラインの間、つまりは正面ゲートの外側と内側の境界線にはバリケードが設置され、その隙間から兵士達が銃を構える。
そこから見える基地の前方に広がる荒野に、魔物共の進軍が立てる砂煙が舞っていた。

もうじき、対地砲撃の射程距離内に入るだろう。
そんな事を兄者はぼんやりと考えていた。

( ´_ゝ`)「(勝てるだろうか。流石に今回はマズいかも知れんな)」

超長距離支援用対物ライフルの銃身を撫で、前方に迫る混沌の波を見やる。

( ´_ゝ`)「(いや、考えるのはよそう。オレ達は兵士だ。兵士は考えずに、ただ━━)」

その時、味方の砲撃の轟音が腹に響いた。
殺劇の幕開けである。

17 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 14:57:42.97 ID:m0f5tZJIO
上空千メートルの高度の青と白の世界に、アサピーはいた。
攻撃用ヘリアパッチW単座型のコクピット内には、彼の立てる荒い呼吸音しか聞こえない。
消音処理が施されており、パイロットの精神を安定させるようにできているのだ。

(-@∀@)「逆に落ち着かねえがな」

ヘリの前方には、闇を体現するような翼を生やしたナイトゴーント共が、群れをなしてアサピー達の領空を侵そうと迫っていた。
アサピーの他にヘリは二機。戦闘機なんて豪華なものは、生憎この基地には配備されていない。
実を言うとアサピーも実戦の経験なんて皆無だ。
だが人員不足は否めない。一人でも空の守りが欲しいのだ。
空を譲る事は、自分達の敗北を意味する。

(;-@∀@)「……やってやるさ」

震える声で呟くと、胸のロケットを開く。
恋人の写真でも入っていれば、格好がつくのだろうがそこには肩を組んだ二人の男が写っていた。

(;-@∀@)「内藤……お前に言わせりゃオレはエースパイロットなんだよな?」

そっとロケットを閉じる。

(;-@∀@)「そうさ、オレはエースパイロットなんだ……初陣で死ねるかよ」

確かめるように操縦桿を握りしめると、アサピーは多弾頭ミサイルの発射スイッチに指をかけた。

18 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 14:58:46.40 ID:m0f5tZJIO
対地砲撃の轟音が鳴り止まぬうちに、第一防衛ラインの兵士達がハンドミサイルや迫撃砲を次々に放つ音が聞こえる。

兄者と弟者は、同じ型の超長距離支援用対物ライフルのスコープに目を当てると、化け物の先頭集団である蛇人間スケイルウォークの群れに照準を合わせた。
今までの狙撃用ライフルとは比べものにならない程重いトリガーを、二人は指に力を込め同時に引く。

まるで大砲のような音を立て、長大な銃身の中を九ミリ弾が駆け抜ける。発砲の反動も凄い。

放たれた鋼鉄の蜂は、先頭から更に突出したスケイルウォークの頭を爆ぜさせる。
それでも数歩、よろよろと前進すると主を失った胴体は荒野に倒れ伏した。

( ´_ゝ`)「気に入った。キラービーと名付けよう」

(´<_` )「兄者、その中二病めいたネーミングはどうかと思うぞ」

スコープを覗いたまま、双子はいつもの冗談の応酬をする。
戦闘が日常となった彼らには、これが習慣となっているのだ。
━━と、二人の発射音を遥かに凌ぐ爆音を立て、彼らの横を唸る光弾が常人の理解を超えた速度で掠める。

( ´_ゝ`)「隊長のおもちゃも凄そうだな。あっちが欲しかった」

19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/14(木) 14:59:10.82 ID:UmXEPx6C0
しえ

20 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 14:59:55.95 ID:m0f5tZJIO
( ゚∀゚)「お前らにはまだ早いさ。このじゃじゃ馬は、オレでも手に余る」

いつもの苦笑を顔に浮かべ、ジョルジュが自分の得物をさする。
二本の平行に突き出た板の間を、静電気のような幾つもの電流の筋が走る。
明らかに歩兵が携行するには大きすぎるそれは、レールガンという名称で呼ばれる。
電磁誘導で巨大な鉄鋼弾を打ち出す、対装甲用の長距離射撃火器だ。

(´<_` )「これまた高価なものをお持ちで。一体どこからくすねて来たんです?」

( ゚∀゚)「馬鹿野郎、日頃お利口にしてるオレへのご褒美だよ。お前ら悪ガキとは違う」

三人は締まらないような笑みを浮かべ、狙撃を繰り返す。
これでも大真面目に戦争に取り組む軍人である。

そんな彼らを横目に、ドクオはスティンガーミサイルを構える。狙いは空のナイトゴーント共だ。
群れの中央にロックサイトを定めると、連続でトリガーを引く。
尾を引くように、数条の空泳ぐ鮫達が蝙蝠の群れへと突っ込んでいく。
遠く爆音が響き、蝙蝠の群れはその統制を崩した。

('A`)「後はヘリが片付けるだろう」

誰に言うでもなく呟き、足元の無反動砲を持ち上げる。
そろそろ射程距離内に化け物共が迫っている筈だ。

21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/14(木) 15:00:54.49 ID:UmXEPx6C0
しぇん

22 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 15:01:03.85 ID:m0f5tZJIO
ドクオがそう思った矢先、第一防衛ラインの足元の地面がまるで盛り上がるように爆ぜた。

('A`)「奴らも射程距離に入ったか」

既に化け物の群れは遥か遠くでは無く、目視できる距離にまで迫ってきていた。
奴らも学習したのだろう。砲撃を浴びれば粉々になってしまうスケイルウォーク達は、巨大な芋虫のごとくのた打つドールの背後に隠れながら、砲弾の雨の中を前進してくる。
そのドールの口腔から黄土色の球体が銃撃と大して変わらない速度で吐き出された。
その球体は、物質に触れた瞬間巨大な風船が割れたような音を立てて破裂する。
その破裂と同時に、辺りに硫酸に近い溶解物質を撒き散らし獲物の命を刈り取るのだ。
軍や関係者はこれを生体爆弾と呼ぶ。
破裂の際の衝撃に加え、溶解物質の波状攻撃に第一防衛ラインの兵士達は蜘蛛の子を散らすように物陰へと退避する。

('A`)「人間共には厄介だな。自慢のギアとかいう強化装甲服でも生体爆弾には歯が立たんか」

構えたままの無反動砲を発射すると、そるを投げ捨て魔術の体勢に入る。

('A`)「目的、対象の粉砕。前方三千メートルを支点に、半径五百メートルの範囲に展開。開始」

23 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 15:02:12.82 ID:m0f5tZJIO
ドクオの言葉と同時に、ドールの群れの中心で炸裂弾の爆ぜるような音がした。
次々とドールの体躯がのた打ちながら地に沈む。
よく見ると、倒れたドールの体は所々がスレッジハンマーで何度も叩き潰されたかのように粉々になっていた。

( ´_ゝ`)「救世主殿の魔術はやはり凄いな。もう一発かまして欲しいところだ」

やはりスコープを覗いたまま、兄者がうそぶく。

('A`)「見る限りでは長期戦になりそうだ。休み休み撃たないと、精神が持たん」

(=゚ω゚)「こいつは意外だ。救世主様も万能じゃ無いってか」

ぃようがこれ見よがしに皮肉を飛ばす。

('A`)「否定はしない」

言いながら、P90を構える。今や第一防衛ラインに食い込んだ化け物共は、サブマシンガンの射程距離内に収まっていた。

ノハ#゚听)「こぉぉの化け物共がぁぁぁぁ!!!私の力を思い知れぇぇぇぇ!!!」

ヒートは、化け物共が得意の射程に入ったことにより調子付いた。
両手に持ったアサルトライフルの弾丸を、化け物共に向けて大量にばらまく。

ノハ#゚听)「これでもか、これでもか、これでもかぁぁぁぁ!!!」

24 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 15:03:11.43 ID:m0f5tZJIO
修羅のごとくアサルトライフルを振るうヒート。
彼女がばらまいた銃弾で、多くのスケイルウォークが地に付した。
しかし元々絶望的な数の群れを組んでいる奴らは、ヒートが与えた損害など気ほども感じさせずに、第一防衛ラインの兵士達を文字通りその毒牙にかけていく。

接近されなければ大した事は無いと、兵士達も踏んでいたのであろう。
だがスケイルウォークの接近を阻止するのは、彼らが思っているように容易な事では無かった。
奴らの鱗は想像以上に固く、マシンガンの銃弾程度では弾装の半分以上を叩き込まないと致命傷を与えられないのだ。
更に悪い事に、スケイルウォークだけでなくドールの生体爆弾を気にしながらもトリガーを引かなければならない事が、第一防衛ラインの兵士達の攻撃を鈍らせていた。
生体爆弾が破裂する度に、何人もの兵士達が断末魔の叫びを上げながら四肢を吹き飛ばされ、あるいは全身を溶かされ、散って逝く。
スケイルウォークの牙と爪が、哀れな装甲歩兵の首を捕らえて引き千切る。
そのひょろりとした体格に似合わず、奴らは恐ろしい程の怪力を秘めていた。

25 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 15:04:16.90 ID:m0f5tZJIO
阿鼻叫喚の地獄絵図とはまさにこのことか。
倒れた兵士の引き裂かれた強化装甲服の隙間から、血と体液と土にまみれた臓物がはみ出、その横には気泡を立てる人間とも生ゴミともつかない腐敗物の塊が転がっている。

第一防衛ラインは今や、悪魔の食卓と化していた。

(;=゚ω゚)「くそったれ、一向に数が減らねーぞ!」

先程から、手当たり次第に手榴弾を投擲しては対物ライフルを連射していたぃようが、疲れたように腕を下げた。

( ゚∀゚)「腕を休めるな、ぃよう!奴らに攻撃の隙を与えるな!とにかく撃ちまくれ!」

ジョルジュのありったけの怒号が飛ぶ。

(;=゚ω゚)「おい救世主様!あんた、またあの魔術で一発かましてくれねーか?そしたらオレっちもやる気が出る!」

ぃようの言葉に、軽く頷くとドクオはP90を一旦下ろし魔術の展開体勢に入る。

('A`)「目的、対象の氷結。前方五十メートル地点を支点に半径十メートルに展開。開始」

彼の言葉が終わると、ドールの群れの中央の空気が一瞬震えた。と思った時には、ガラスを割った時のような硬質な音が響き、そこには巨大な芋虫の氷像ができていた。

26 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 15:05:10.45 ID:m0f5tZJIO
(=゚ω゚)「ぃよう!流石は救世主様だぜ!有難うよ!」

ドクオの魔術に歓声を上げると、ぃようは再び対物ライフルを構え直した。

(=゚ω゚)「おらおらぁ!オレっちを嘗めんなよ芋虫野郎共!」

( ゚∀゚)「その息だ、ぃよう!よし、オレ達も負けてられねぇぞ!」

ジョルジュが、彼の傍らでグレネードランチャーに持ち替えた兄者と弟者に叫ぶ。

( ´_ゝ`)「イエッサー!」

(´<_` )「右に(ry」

━━と、その時、耳をつんざくばかりの轟音と共に空から何かが降ってきた。

27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/14(木) 15:05:14.90 ID:notRUtEq0
支援

28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/14(木) 15:07:38.37 ID:hPtIG16dO
まだこんな糞おもしろくないのあったのか

29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/14(木) 15:07:59.08 ID:cuU0Knej0
ツンデレ支援

30 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 15:08:00.23 ID:m0f5tZJIO
一先ずここまで。

これからクーの外伝投下しますぜ。

31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/14(木) 15:08:43.44 ID:UmXEPx6C0
支援

32 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 15:09:02.68 ID:m0f5tZJIO
その昔、私は学生をしていて隣には親友と呼べる人達が居た。

とても楽しくて、喜びに満ちたあの日の事を、今でもたまに思い出す。

決して忘れる事の無い、輝ける日々を。



川 ゚ -゚)は思い出に浸るようです

33 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 15:10:12.10 ID:m0f5tZJIO
ξ゚听)ξ「クー、一緒に帰ろう」

廊下の向こうから駆けてくる、金髪巻き毛の少女の名をツンという。
私がこの学校に転入して来て初めて言葉を交わした生徒である。

川 ゚ -゚)「ツンか、今日は内藤と帰らないのか?」

冷やかすように言う。この後の決まりきったようなツンの反応は、見ていて愉快だ。

ξ*゚听)ξ「は?なんで私が内藤と帰らなきゃなんないの?」

川 ゚ -゚)「はいはいお約束お約束」

━━━━━

二人で帰り道を歩く。
何の事は無い、日常の一コマ。

ξ゚听)ξ「でね、またあの内藤の馬鹿がねー」

川 ゚ -゚)「ツンは本当に内藤が気に入ってるのだな」

ξ*゚听)ξ「んなわけないじゃない!なんで私が…って、そういうクーはどうなのよ!」

ツンは急に私の方にパスを回した。
強引なパスだ。

川 ゚ -゚)「どうとは?」

ξ゚听)ξ「クーにも好きな人はいないのかって事!」

34 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 15:11:04.74 ID:m0f5tZJIO
ツン、残念ながらそれはオウンゴールだ。
しょうがない、少しは乗ってやろう。

川 ゚ -゚)「ふむ…そうだな……随分昔に、居たような気はするが思い出せん」

ξ;゚听)ξ「いや、私達まだ十七ですけど…幼稚園の頃ですか?」

ツンが呆れたような顔をする。

川 ゚ -゚)「さぁ。もっと昔かもな。私が生まれる更にその前から、私は彼の事を愛していた…のだと思う」

ツンが怪訝な顔をしている。そろそろ悪のりも潮時か。

川 ゚ -゚)「なーんて、ロマンチックな恋を私もしてみたいものだな」

ξ゚听)ξ「何それwwwライオンハート?www」

夕焼け空に、私達の笑い声が響いた。

35 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 15:12:08.05 ID:m0f5tZJIO
( ^ω^)「そう言えば、クーは前はどこの学校に行ってたんだっけかお?」

掃除の時間に内藤が箒片手にエアギターを弾きながら尋ねてきた。

川 ゚ -゚)「海外だ。シベリアにジュニアハイからいた」

この質問にはいつもこう答えることにしている。
それが習慣だ。

( ^ω^)「じゃあシベリア語ペラペラなのかお?聞かせて欲しいお!」

何故、帰国子女だと外国語が喋れるという先入観があるのだろう。
迷惑だ。まぁ喋れるのだが。

川 ゚ -゚)「まぁ、長かったからな」

( ^ω^)「mjsk!?ちょっと喋ってみてくれお!」

ちょうどいい、からかってやるか。

川 ゚ -゚)「そうだな、向こうではお前のような男性の事を『キモピザ』と呼ぶんだ」

昨日ネットサーフィン中に見つけたスラングを、シベリア語だと偽り披露する。

( ^ω^)「それはどういう意味なんだお?」

彼は疑うという事を知らない。だが、そこが彼のいいところであり、私が彼という人間をひいき目に見る理由だ。

36 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 15:13:09.50 ID:m0f5tZJIO
川 ゚ -゚)「うむ、『がたいのいい色男』という意味だ」

確かに彼は「色男」ではある。複雑な意味で。

( *^ω^)「やっだぁん!クーったらお上手ぅ!僕照れちゃうお☆」

えーと、なんだったかな、こういう時に使うネットスラングがあったな。確か…

( *^ω^)「そうかおそうかお、そんなにブーンはカッコイいかお。それじゃあ、僕と付き合っt」

えーと、き…き…

ξ#゚听)ξ「内藤くーん、ちょっといいかしら?」

き…きん……

( *^ω^)「おっおっ、どうしたんだお?ツンも僕の色男っぷりに惚れちゃっt」

きん……えーと…

ξ#゚听)ξ「この蛆虫が!じわじわとなぶり殺しにしてくれるわ!」

そうだ、思い出した。

( ゚ω゚)「モルスァァァ!!!!111」

きんもー☆、だ。

37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/14(木) 15:13:57.58 ID:notRUtEq0
支援

38 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 15:14:14.74 ID:m0f5tZJIO
放課後の誰もいない教室で、ぼんやりと窓の外を眺める。
そんな時間が私は好きだ。
色々な事を忘れ、傾く夕日に集中できるから。

(´・ω・`)「やぁ、まだ帰らないのかい?」

ショボンが私に話しかけてくる。
内藤と私とツンとショボンは、よく一緒に行動する。
現代風に言うと、「仲良し四人組」と言ったところか。

川 ゚ -゚)「少し、夕日を見ていた」

(´・ω・`)「そうかい。僕もご一緒してもいいかな?」

私が頷くと、ショボンは隣の椅子に腰掛けて窓外に目を向ける。

(´・ω・`)「平和だね。何の変哲も無い、夕日だ」

ポツリとショボンが呟く。

川 ゚ -゚)「あぁ。毎日変わらない。変化の無い、日常の一風景だ」

考えごとをしないように、強く、強く、夕日をこの目に焼き付けようと睨む。

(´・ω・`)「それにしては、平凡じゃない顔をしているみたいだけど?」

彼は察しがいい。いつもそう思っていた。だが、今はそれが疎ましい。

川 ゚ -゚)「気にするな。深い意味など無い」

39 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 15:15:17.83 ID:m0f5tZJIO
少し棘のある言い方をしてしまっただろうか。
窓に映るショボンの顔を見たが、彼は特に気にした様子も無く、ただ真っ直ぐに沈み行く夕日を眺めていた。

私も、改めて夕日の朱に集中する。

(´・ω・`)「君は時々、凄く遠い目をするね」

川 ゚ -゚)「それが、何か?」

(´・ω・`)「ここでは無いどこかを、そう、まるで懐かしむように」

川 ゚ -゚)「………」

(´・ω・`)「その時の君は、なんだか切迫したような追い詰められたような表情をしている」

ショボンの言葉にはっとする。

(´・ω・`)「何があるのかわからないけど、もう少し肩の力を抜いてみたらどうだい?そうしたら、あの夕日ももっと綺麗に見えると思うよ」

川 ゚ -゚)「……」

(´・ω・`)「少し、クサかったかな」

彼は照れたように伸びをする。

川 ゚ -゚)「いや、とても心に染みた。有難う」

椅子から立ち上がり、夕日からショボンに視線を移すと笑顔をつくる。

とても、自然な笑顔が作れた。

40 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 15:16:33.02 ID:m0f5tZJIO
修学旅行。
皆が浮き足立つイベント。学生生活最大のイベントだ。
それまでに、どれだけフラグを立てられたかで今後の学校生活の明暗が決まると言っても過言では無い。
そして、

(´・ω・`)「修学旅行と言えば」

( ^ω^)「枕投げ!だお」

なんやかんやでいつもの四人は修学旅行でも一緒の部屋になったのだ。

ξ;゚听)ξ「男女混合の相部屋とか…うちの校長はどうかしてるわ」

そうなのだろうか。そうなのだろう。

( ^ω^)「今、伝説の、パラダイスロストォォ!!!」

内藤が中二病っぽい技名を叫び、ショボンに枕を投げつける。

(´・ω・`)「ぐっ……ならば、僕も本気をもって応えよう。『筋力』の増加」

川 ゚ -゚)「はいはい版権版権」

男二人が枕投げに熱を上げる中、ツンは一人で雑誌を読んでいる。

川 ゚ -゚)「なんだ、ツンは男祭りには加わらないのか?好きそうに見えるが」

ξ゚听)ξ「誰があんなガキっぽい事に加わるのよ。つうか好きそうって……あんたのフィルターに私はどういう風に映ってんのよ」

そう言って、また雑誌のページをめくる。

41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/14(木) 15:16:34.51 ID:UmXEPx6C0
支援

42 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 15:17:51.11 ID:m0f5tZJIO
ツンの開いている雑誌を何気なく見る。

川 ゚ -゚)「ん?『気になるあの人と急接近〜修学旅行編〜』……そうか、ツンも今夜ついに内藤と…」

ξ////)ξ「ば、馬鹿!そんなんじゃないわよ!こ、このページはたまたま開いてただけd」

相変わらず、この反応は滑稽で愛らしい。おっと、予め私が同性愛者では無いことを断っておこう。

川 ゚━゚)「いや、否定しなくてもいい。思春期には誰でもこういった物事に興味を持つものだ。それに今日は修学旅行だしな」

ξ////)ξ「だ、だから違うっt」

( ^ω^)「サイレントスナイプ!!」

内藤の投げた枕が、見事にツンの頭を打ち抜いた。
なかなかの狙撃だ。将来は有望だな。

(´・ω・`)「ナイスだブーン!明日はホームランだね!」

( ^ω^)「おっおっ〜♪駄目だお〜ツンちゃん。折角の修学旅行なんだから、もっと楽しまなきゃ損だお」

ゆらり、とツンの周囲の空気が揺らいだ。

ξ )ξ 「そう…ね。もっと、楽しまなきゃね…」

枕を掴んだ腕に、血管が浮き出る。
もしや、範馬の血を受け継いでいるという設定なのか?

43 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 15:18:59.60 ID:m0f5tZJIO
ξ#゚听)ξ「こぉんな風にねぇぇぇ!!!」

空気の唸る音と、メシャッという肉の潰れる音がして、内藤の顔面に枕が生えた。
いや、突き刺さったのか。

( ゚ω(枕「めめたぁ!」

奇声を発して布団の上に倒れ伏した内藤の上にツンが馬乗りになる。
両手には枕。

ξ#゚听)ξ「ロードローラーだ!!」

川 ゚ -゚)「ロードローラープレイと言うのか。これは新s」

めしゃ。

川 -(枕「なる程。吸血鬼の血を受け継いでいるのか」

ξ#゚听)ξ「どうだ!どうだ!どうだ!どうだ!どうだぁぁぁ!!!」

( #)ω(#)「ぶひぃぃぃぃ!!!???」

ゴッバァァアン!!

(´・ω・`)「やれやれだぜ」

たのしいしゅうがくりょこうのよるはふけていく まる

44 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 15:20:29.39 ID:m0f5tZJIO
━━その日は雨が降っていた。
天気予報は大はずれ。
私は傘を持たないまま、裏通りを歩いていた。
ちょっとの散歩のつもりが、猫の生態を観察しているうちにこんな所にまでやってきてしまったのだ。

川 ゚ -゚)「まぁ私が風邪をひくことは無いから問題ないが」

人気の無い裏通り。
聞こえるのは雨音だけ。

川 ゚ -゚)「綺麗な、音だ」

なんだか、心が洗われるような音だ。

川 ゚ -゚)「体は確かに洗われるてがな」

何か歌でも歌いたい気分だ。

川 ゚ -゚)「When Iwas young I'd listen to the redio♪」

雨の中を、一番好きなカーペンターズの曲を歌いながら歩いていく。

川 ゚∀゚)「Every Sha-la-la-la Every Wo-wo-wo-wo♪」

45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/14(木) 15:21:41.37 ID:UmXEPx6C0
しえn

46 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 15:23:06.33 ID:m0f5tZJIO
ふと、目の前に人影が立っている事に気付き、歌を中断する。
女性だ。
彼女も傘をさしていない。

从'ー'从「お久しぶりです」

認めたくない事を、認めなくてもいいと許されるなら、私は、今私の目の前にいる彼女の存在を認めたくない。

从'ー'从「…時間が、来ました」

川 ゚ -゚)「あぁ、そうみたいだな」

ポツリと、呟く。

47 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 15:24:18.96 ID:m0f5tZJIO
いつかやって来ることは解っていた。

あの日から、随分と長い時間が過ぎた。
充分過ぎる自由な時間を過ごした筈だ。

それでもできるなら、できることならもう少しあの三人と一緒に居たかった。
あの三人と、一緒の時間を過ごしたかった。

川 ゚ -゚)「ツン、内藤、ショボン……」

なんとなく彼らの名前を呟く。
無理な願いなのは解っている。

从'ー'从「…どうか、しましたか?」

解っているけれど。

川 ゚ -゚)「いや、何でもない。行こうか」

彼女を促し、雨の中を進む。

48 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 15:25:51.53 ID:m0f5tZJIO
川 ; -;)「Waitin'for my favorite songs

When they played I'd sing along

It made me smile

Those were such happy times

And not so long ago

How I wondered where they'd gone」

雨の音が、静かに、私の口ずさむ歌と、涙を、包み込んで、隠した。

49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/14(木) 15:27:29.43 ID:UmXEPx6C0
四円

50 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 15:27:41.39 ID:m0f5tZJIO
━━懐かしい夢を見ていた。

泣きたくなる程幸せな、ずっと見ていたいような夢を。

身を起こし、窓の外を眺める。
四人で並び、楽しそうにふざけ合いながら歩く学生達が見えた。

ふと、昔好きだった歌を思い出し、口ずさむ。

川 ゚ -゚)「Lookin'back on how it was

In years gone by

And the good times that I had

Makes today seem rather sad」

51 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 15:28:51.07 ID:m0f5tZJIO
こうして あの頃のことを振り返り
消えていった年月や
楽しかったことを思い出すと
あまりにも変わってしまった今日のことが
少し悲しく思えるわ
あの頃 私が歌っていたのは
愛の歌
歌詞も隅々まで覚えたものよ
そんな懐かしいメロディは
今でも私の心に快く響くわ
過ぎ去った日々をとかしていった
あの頃のように

過ぎ去った日々よ もう一度



川 ゚ -゚)は思い出に浸るようです

fin

52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/14(木) 15:31:44.44 ID:iIQZJpvKO
乙ランド

53 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 15:31:52.55 ID:m0f5tZJIO
ベタベタな展開ですまんかった。
今は反省している。

モナーの外伝はもっと捻った話しにするから許して欲しい。

54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/14(木) 15:33:18.80 ID:UmXEPx6C0
乙じゃ〜

55 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 15:40:50.14 ID:m0f5tZJIO
もう少しで仕事が始まっちまう。

十四話を投下している暇が無いので、できれば保守っていて欲しいのです。

あと数行で書き終わるから、九時頃には投下をはじめらると思う。

56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/14(木) 15:46:18.85 ID:QGR4y1Ug0


だが九時はちょっと遠いな・・・

57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/14(木) 15:49:08.03 ID:UmXEPx6C0
6時間…遠いってレベルじゃねーぞ!
保守

58 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 16:11:59.26 ID:m0f5tZJIO
おk、オレも客が引く合間を縫ってちょこちょこと爆撃&保守していく。

読者の皆様には御迷惑をおかけしますが、批評や批判、日常の些細な愚痴なんかを書き込んでお待ち下さるよう御願いもうし上げます…

59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/14(木) 16:22:58.95 ID:vSj7y+g9O
三回だけ保守する
一回目ー

60 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 16:40:01.17 ID:m0f5tZJIO
保守

61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/14(木) 17:03:54.02 ID:7abjoRLk0
posshu

62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/14(木) 17:11:31.06 ID:LiV7GbsdO
保守

63 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 17:31:10.10 ID:m0f5tZJIO
第十四話 神

(-@∀@)「当たれー!」

出来るだけ小刻みに動き、ナイトゴーント共の爪や、口から発せられる生体レーザーをかわしながら、アサピーは対空ミサイルを連発していた。

ナイトゴーントの群れは、地上からの攻撃とアサピーの多弾頭ミサイルによりかなりの数が削られていた。


(;-@∀@)「へへへ、やるじゃんオレ。流石はエースパイロットってとこかよ?」

額から流れる滝のような汗を拭いながら、アサピーは操縦桿を繰りナイトゴーントの群に三十ミリ機関砲で掃射をかける。
一体、また一体と翼持つ闇色の悪鬼共は翼をもがれて母なる大地の胸の中に飛び込んで行く。
それを見た群の中の数体が、同朋の敵討ちとばかりに口腔を開いた。
ぽっかりとあいた洞穴のような口に、赤黒い光が収束していき、臨界点に達すると同時に一条の光条がアサピーの駆るアパッチ目掛けて疾駆する。


(;-@∀@)「そんな攻撃…当たるかよ!」

生体レーザーは発射までの予備動作が長い。
発射のタイミングを見極めれば、かわせないことは無い。
戦闘経験は皆無と言えど、彼のヘリの操縦技術は一級品だ。
操縦桿を少し倒し、ヘリの角度を傾けることでアサピーは破壊の光条をなんなく回避した。

64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/14(木) 17:39:59.97 ID:v2L8IjveO


65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/14(木) 17:51:15.95 ID:AOqOQUGeO


66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/14(木) 17:57:03.54 ID:vSj7y+g9O


67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/14(木) 18:14:18.98 ID:UmXEPx6C0


68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/14(木) 18:19:12.47 ID:8Ca5bfpw0
このそこはかとなく死亡フラグな展開にwktk

69 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 18:28:52.85 ID:m0f5tZJIO
(-@∀@)「さぁ、お返しに蛸さんでもお見舞いしてやんよ!」

そう言い、ヘリの頭をナイトゴーントの群へと旋回させると、アサピーは多弾頭ミサイルの発射スイッチを押した。

蛸壺から一尾の親蛸が泳ぎだし、空中で無数に分散すると数が少なくなってきた蝙蝠共に絡みつく。
別名オクトパシーミサイルと呼ばれる多弾頭ミサイルは、確実にナイトゴーント共の数を削っていく。
最早アサピー達の領空を飛んでいるナイトゴーント共は、残党としか言いようが無いまでにその数を減じていた。

(パ1@`_´)「やるじゃねぇかアサピー。こりゃあ本場の空挺部隊顔負けだな!」

無線から味方のパイロットの賞賛の声が響く。

(-@∀@)「へへっ、叩き上げのエースパイロットも夢じゃねぇってか!」

(パ2"・⊇・")「そのいきで、バシバシ行こうぜ!」

味方のミサイルが更にナイトゴーントに追い討ちをかけ、今やアサピー達の勝ちは目に見えていた。

彼らが自分達の勝利を確信した時、ふいに遠方の雲の合間が鋭く閃いた。

無音の光条。破壊の音。飛び散る破砕片。

彼らが事態を把握した時には既に、ヘリの一機が地上に向けて最後のダイブを開始していた。

70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/14(木) 18:37:35.04 ID:vSj7y+g9O
保守

やはりイメージ的にはクトゥルフだろうか?

71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/14(木) 18:46:50.23 ID:LiV7GbsdO
パイロット2の顔がきめぇwwww

72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/14(木) 19:10:41.85 ID:QGR4y1Ug0
華麗に


73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/14(木) 19:19:48.46 ID:8Ca5bfpw0


74 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 19:26:31.26 ID:m0f5tZJIO
(パ1;`_´)「な、何が起こったんだ!?」

無線越しに、味方の狼狽する声が聞こえてきた。

(;-@∀@)「わ、わからない。向こうの雲の辺りで何かが光ったと思ったら、味方が……」

心臓が動悸を起こす。ドラムのように耳骨を震わせる。
何者による攻撃かを確かめる為、無事だった味方が攻撃のあった雲の海へと向けて近寄って行く。

(;-@∀@)「ば、馬鹿!近づくな!危険だ!引き返せ!」

(パ1;_;)「馬鹿はそっちだ!味方がやられて黙ってられっかよ!」

無線越しに涙混じりの悲痛な叫びが木霊する。
━━と、また雲の中が閃き、光条が味方のヘリを貫く。

(パ1;口;)「畜生!畜生!畜生ぉぉooooo!!!kgp52シマjm」

無念なる最後の咆哮を残し、それきり無線は沈黙した。
一人生き残ったアサピーを、ヘリの中にわだかまる静寂が包み込み、蝕む。

(;-@∀@)「う、うわっ…うわぁぁaaa!!」

広い空にただ一人取り残されたアサピーの緊張の糸がついに切れた。
もともと、無理矢理に恐怖を押さえつけていたのが、味方のあっけなさ過ぎる死によって歯止めの効かない奔流となって胸の内をかけ巡る。
がむしゃらに搭載兵器の発射スイッチを連打し、操縦桿を折れんばかりに倒すとどこまでも雲の海から逃げる。

75 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 19:42:24.10 ID:m0f5tZJIO
>>70
イメージとか凄い影響受けてるんだぜ。

>>71
(パ2"・⊇・")「失礼な奴だ。これでもパパ似なんだよ」

76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/14(木) 19:42:32.59 ID:LiV7GbsdO


77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/14(木) 19:48:13.62 ID:BA2v7TNK0
支援

78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/14(木) 19:57:50.85 ID:l6ZzclF10
あらすじ紹介からきました

79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/14(木) 20:16:28.04 ID:UmXEPx6C0


80 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 20:24:58.69 ID:m0f5tZJIO
駄々っ子のように泣きわめきながら、あるだけの弾薬を吐き出したヘリは、基地の司令塔上空に呆けたように滞空していた。
ナイトゴーントの残党は、気付けば基地の地面すれすれを滞空し、地上の兵士達に攻撃を加えている。

(-@∀@)「もう、いやだ……もう、沢山だ……」

戦意を喪失したアサピーは、ぼんやりと戦場全体を見回す。

正面ゲートの辺りでは、第一防衛ラインを破ったドールとスケイルウォーク共が逃げ惑う兵士達を次々と捕食していく。
基地の前庭では、空から侵入したナイトゴーントの残党と、最終防衛ラインの兵士達が絶望的な戦いを続けていた。

しかしアサピーにはどうでもいい事だった。
誰がどうなろうと関係無いのだ。もう嫌だ。戦いたくない。死にたくない。
やはり自分では化け物には歯が立たないのだ。
何をしても無駄なんだ。

それならここからいっそ逃げてやろう。

そう思ってヘリの操縦桿を力無く握った時、純白の雲の海の中から味方のかたきがその異形の姿を堂々と表した。

81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/14(木) 20:34:55.62 ID:UmXEPx6C0


82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/14(木) 20:46:39.77 ID:LiV7GbsdO


83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/14(木) 20:56:04.46 ID:idJ6sCiH0


84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/14(木) 20:59:03.10 ID:5Nl0rTXhO
支援

85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/14(木) 21:05:53.80 ID:BJfA93hS0
ほし

86 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 21:19:38.86 ID:m0f5tZJIO
(-@∀@)「………」

そいつは今まで見たことの無い程に吐き気を催す姿をしていた。
玉虫色に光る球を、そのグロテスクに戯画化された横長の風船のような巨体に幾つも纏わせ、頭部と思われる器官には無数の複眼を備えている。
その口腔から十数本の触手を伸ばし、それがまるで何かを探すかのように蠢いていた。
それがどうやって空に浮いているのか、最初アサピーにはわからなかった。
だがよく観察すると、地面に向けられた腹に大きな穴のような器官が存在し、そこから恐らく浮力のあるガスを噴出して、奴は空を歩むのだろうと結論付けた。

その恐ろしい大きさのグロテスクな風船のような「それ」は、悠々と雲の海を抜け出すと、ゆっくりと基地の上を目指して航行を始めた。

(-@∀@)「あいつが…仲間を殺したかたき…」

今まで戦場に背を向けていたアサピーの気持ちが、徐々に目の前のかたきに向かっていく。
仲間を奪われた静かなる怒りが、次第に腹の底で芽を出し始めた。

(-@∀@)「許さない…絶対に…許さない」

87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/14(木) 21:19:55.37 ID:LiV7GbsdO
保守

88 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 21:21:58.80 ID:m0f5tZJIO
━━正面ゲートは最早完全に化け物共の手中に落ちていた。

あれから何度かドクオの魔術が放たれたが、それでも化け物達は数に限りが無いかのごとく攻撃を休める事は無かった。
じりじりと確実に、前線の兵士達は命を奪われ、ついには第二防衛ラインにまで奴らはその進撃の手を伸ばしてきた。
ジョルジュ小隊の他にも、強固に武装した装甲歩兵の部隊がゲート内の守備に加わっていたが、どんなに頑丈な強化装甲服でもドールの生体爆弾を防ぐ事は出来なかった。
最早、ゲート内に立っているのはジョルジュ小隊の面々と僅かばかりの手錬だけだ。

(;=゚ω゚)「糞ったれぇい!こんなんじゃもう持たねえよ!誰か何とかしろや!」

ぃようが悲痛な声を上げる。

( ゚∀゚)「なんとか持ちこたえろ!ここを通すわけにはいかん!」

瓦礫に隠れながら、ジョルジュはセミオートショットガンを化け物共に発砲する。

(´<_` )「隊長、後ろからナイトゴーントの残党が!」

後ろを振り返った弟者が、怒鳴る。

( ;゚∀゚)「えぇい!航空部隊は何をやっているんだ!」

珍しくジョルジュが毒づく。余程切羽詰まっているのだろう。この状況を見れば一目瞭然だが。

89 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 21:24:33.46 ID:m0f5tZJIO
( ´_ゝ`)「おk、隊長時に落ち着け。空を見て欲しい」

兄者の声にジョルジュは顔を上げた。
ヘリの墜落が空けた穴から、絶望が眼球に飛び込んできた。

( ;゚∀゚)「新手か…」

玉虫色に光る巨大な風船のようなそれにやられたのだろう。
ヘリのローター音は一つしか聞こえない。

( ;゚∀゚)「ちっ…」

ジョルジュは歯を噛み鳴らした。

絶望的だ。

恐らくあの空に浮かぶ新種は大きさからして、化け物共の親玉だろう。
空母のようにその体表に纏った球体から四方八方に生体レーザーを放ちながら、ゆっくりとこの基地の上空を目指して泳ぐように進んでいる。

90 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 21:27:25.28 ID:m0f5tZJIO
( ;゚∀゚)「万事休す、か……」

呆然と空に浮かぶ玉虫色に輝く化け物を見る。その姿は最早神々しくさえ見えた。

('A`)「リブアフィート……ついに邪神のご登場か」

ドクオの呟きは小さかったが、その場の全員の耳に確実に届いた。

('A`)「あの高さでは、流石にオレでも手が出せない。封印するには地面に引きずり下ろさなければならない……」

珍しく悔しげに、ドクオが吐き捨てた。
恐らくドクオを除くこの場の全員が、生で邪神を見たのは初めてだろう。

91 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 21:29:50.48 ID:m0f5tZJIO
(;=゚ω゚)「あれが、邪…神」

( ;´_ゝ`)「神……神なのか」

(´<_`; )「オレ達は、神に刃向かっているのか……」

ジョルジュ小隊の面々も、武器を下げて空を見上げその場に棒立ちになった。
神々しくも禍々しい、異形の神を見上げる。
ついに兵士達は、抗う事を止めた。

神の前では何者も無力だ。大いなる主の前に差し出された贄には等しく死が待つのみ。
神の怒りは全ての罪人の頭上にあり。
その裁きの雷に打たれ、罪深き一生を遂げ神の元でその罪の贖いをする。

邪神の巨躯が震え、全身の球体から裁きの光条が地面に降り注いだ。
光の柱の如く地表に突き立つ光条は、無抵抗の兵士達を浄化へと導く。

(兵1*´口`)「おぉ、偉大なる神が光臨なさられた」

(兵2;口;)「神よ、罪深き私達をお許し下さい!」

瓦解した他部隊の面々が、口々に神への救いを求める。
泣き叫び、狂ったように祈りを捧げる兵士達。
他部隊の装甲歩兵の中には、ギアのメットを脱いで地にひれ伏し泣いているものまでいる。
ついに気が触れたのか、顎が外れんばかりに口を開けて歓喜の笑い声を上げるものもいた。
壊れた信仰が、急速に根を張る。
誰もが死を確信した。

92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/14(木) 21:29:56.52 ID:JCvvx9xf0
支援

93 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 21:31:46.32 ID:m0f5tZJIO
ノハ#゚听)「しゃらくせぇぇ!!!お前ら何めそめそしてんだよ!!神だか何だか知らねえが、あんな化け物にオレ達の人生をバッドエンドにされてたまるかってんだよ!!」

打ちひしがれ、狂った兵士達の中で、ヒートが鬼気迫る怒声を上げる。
泣き叫んでいた者も、狂ったように笑っていた者も、彼女の方を振り返る。
誰もがヒートの姿を見つめていた。

ノハ#゚听)「おらぁ!!金玉ついてるんなら銃をとれぇぇ!!立ち上がってぶっ放せぇぇぇぇ!!!絶対に死なねぇぇぇ!!!オレ達は絶対に死なねえんだよ馬鹿野郎ぉぉぉぉ!!!!」

根拠など無い。この期に及んでの抵抗など、どれほどの価値があるだろう。
相手は神なのだ。万に一つ勝てる見込みも無い。

しかし兵士達は立ち上がった。

銃を取り、上空の神目掛けて背徳の弾丸を放った。

ヒートの魂の叫びに心を動かされ、誰もが銃を取る。

勝てないなどとは思わない。

今は、ただ生きることだけを考えて、銃を手に取る。

94 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 21:32:52.20 ID:m0f5tZJIO
(=;ω;)「そうだ!死んでたまるかぁ!死んでたまるかってんだぁ!」

一人は生を叫び、

(  ;_ゝ;)( ;<_;  )「カーチャァァァン!!!」

二人は故郷の親を想い、

( #゚∀゚)「全員、ヒートに続けぇぇ!!」

隊長は彼ら運命の奴隷達の反抗を煽り、鼓舞した。

( ゚∀゚)「(そうだ、ヒートの言うとおりだ。まったく、隊長はオレなのに…あいつに助けられてばかりだな)」

('A`)「絶望したり開き直ったり、忙しい奴らだ」

ドクオは溜め息をつきながらも、地対空ミサイルを担いだ。

('A`)「いいだろう。お前らに付き合ってやる」

95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/14(木) 21:32:56.90 ID:notRUtEq0
支援

96 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 21:35:09.24 ID:m0f5tZJIO
ハンドミサイルが、対空ミサイルが、空に居座る邪神目掛けて放たれる。
彼らは神に抗うことを、絶対的な「死」に抗うことを決めたのだ。
手に手に武器を握りしめ、空へ目掛けて弾装が空になるまで打ち続ける。

('A`)「弾薬が足りんな…補給があれば…」

何度目かの空撃ちの感覚に、ドクオが呟く。

\(^o^)/「待たせたな、兄弟達!補給部隊の到着だ!」

鬼軍曹と呼ばれる男の一声に、兵士達は一斉に振り返った。

( ゚∀゚)「なんてタイミングで来てくれたんだ!助かるぜ、教官!」

ジョルジュがオワタの元へ駆け寄る。

\(^o^)/「今日は嫌な予感がしたから、演習を早めに切り上げて基地に戻ることにしたのだ。
そしたら帰り道の途中でこいつが基地に迫る化け物共を見つけてな」

そう言って、オワタが彼の後ろに立っていた若い男の頭を小突いた。

( ゚∀゚)「お手柄だな、ギコ新兵」

(,,゚Д゚)「いえ、そんな、ただの偶然です」

ギコははにかみながらも敬礼をした。

\(^o^)/「見つけたのはいいが、こいつらひよっこでは何もできない。それなら補給部隊としてでも使ってやろうと思ってな。ニーソク基地までお使いに行ってたのさ」

97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/14(木) 21:38:49.58 ID:5Nl0rTXhO
支援タ

98 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 21:39:29.66 ID:m0f5tZJIO
そう言うオワタの後ろには、弾薬や交換用の重火器が入っているであろうバックパックを背負った訓練兵達が、息を切らせて整列していた。
一人一人が個人が持てる限界の量の補給物資を背負っている。
流石は鬼軍曹と言ったところか。

\(^o^)/「さぁクソガキ共!前線で戦う勇敢な兵士様達に補給物資を差し上げろ!もたもたするな!」

オワタの指示により、補給物資がジョルジュ達に配給される。
前線の兵士達は訓練兵達に礼を言いながら、弾装の交換や銃身の焼け付いたライフルを新しいのと替えていった。

( ゚∀゚)「さぁ、これで態勢は整った!さぁ、休まずに撃て!」

99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/14(木) 21:41:03.15 ID:n4cnQGvC0
支援

100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/14(木) 21:42:27.49 ID:5Nl0rTXhO
続きマダー?

101 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 21:44:51.39 ID:m0f5tZJIO
一度止んだ攻撃が、また再開した。
今度は先程よりも一段に勢いを増している。
リブアフィートは、皮膚に感じる銃弾やミサイルの衝撃を鬱陶しいと感じた。

実際のところ、このリブアフィートに精神と呼ばれる概念は存在しない。
生物の持つ本能、それだけでリブアフィートは動いている。

その本能が、地上の人間達を最優先で根絶やしにする事を告げた。

邪魔だから、鬱陶しいから殺す。

ただそれだけだった。

精神を持たない白痴なる神は、その身に纏う玉虫色の球体を地上の矮小なる虫共に向けた。

102 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 21:46:15.64 ID:m0f5tZJIO
ノハ#゚听)「おおおぉぉぉぉぉ!!!!」

( #゚∀゚)「撃ちまくれぇぇぇ!!!」

(#=゚ω゚)「食らええぇぇぇ!!!」

補給物資による勢いを回復した兵士達の攻撃は続く。

(´<_`; )「兄者!これは効いてるのか!?」

対空ライフルを乱射しながら、弟者が兄者に大声で尋ねる。

その声をかき消すように、空から光条が降り注いだ。

( ;´_ゝ`)「うおぅっ!?」

(´<_`; )「くっ…まだまだ元気みたいだな」

弟者は憎々しげに吐き捨てると、ライフルを握りなおした。

103 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 21:48:27.81 ID:m0f5tZJIO
地上に向けて光条を放つリブアフィートを見て、アサピーは舌打ちをした。

(#-@∀@)「あの化け物……人間様を舐めやがって…オレがぶっ潰してやんよ!」

怒りの声を上げて、操縦桿を強く握りしめる。
しかし計器に記された全兵装の残弾はゼロだ。

(-@∀@)「へっ、残ってるのは燃料だけかよ」

機内に唾を吐き捨てると、無線機をチラと見つめる。

(-@∀@)「だが、それだけあれば充分だ!」

無線機を鷲掴みにすると、彼はこの戦いに加わっているあらゆる人間に聞こえるよう、オープン回線にして静かに口を開いた。

━━━━━

リブアフィートの攻撃は、休みなく繰り返された。
雨のように降り注ぐ光条を、ジョルジュ小隊の面々は辛うじてかわし物陰から反撃の機会をうかがっていた。
そんな彼らの無線に、オープン回線でオペレーターとは違う声が聞こえてきた。

(-@∀@)『戦場の全兵員に告ぐ。自分は航空部隊唯一の生き残りのアサピー一等兵である』

兵士達ははっとなり、ヘリのローター音が響く方角を一斉に向いた。

104 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 21:49:52.27 ID:m0f5tZJIO
(-@∀@)『これより自分は、前方に浮遊する敵に特攻をかけ、これを地に引きずり落とす』

戦況の最新情報の報告の為ひっきりなしにヘッドセットに怒鳴っていた作戦室内のオペレーター達は、アサピーの通信にその手を休めて聞き入った。

(-@∀@)『地上に引きずり落とした後は、ドクオ殿にこれの完全破壊を依頼したい。それまでの援護射撃を全力で頼む』

(-@∀@)「必ず成功させてみせる。以上、通信を終わる」

無線を置きそのスイッチを切ると、アサピーはゆっくりと息を吸い、吐き出した。
狭いヘリの中の、無機質な酸素が口に苦い。可笑しなものだ。酸素に味など無い筈なのに。

目を閉じる。

一瞬、内藤の顔が瞼の裏に映って、消えた。

(-@∀@)「さあ、ここからが正念場だ。化け物さんよ、ダイビングの用意はいいかな?」

105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/14(木) 21:51:55.97 ID:n4cnQGvC0
支援

106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/14(木) 21:57:01.06 ID:8Ca5bfpw0
やべぇ、BGMに未来への咆哮聞きながら読んでたら鳥肌立ってきた…

107 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 22:05:04.99 ID:m0f5tZJIO
操縦桿を一気に倒すと、アサピーの駆るアパッチY単座型は前方の化け物へ向けて最後の航行を開始した。
化け物は地上の兵士達に光条を降らせることに忙しいのか、自分に迫ってくる勇壮なる荒鷲に気付かない。

(-@∀@)「今その余裕ぶっこいてるてめぇの面を引き裂いてやるぜ」

操縦桿を後ろに倒すと、ヘリの高度を上げていく。

(-@∀@)「まるで、天国への階段を上がっているみたいだな」

皮肉が虚しく鋼鉄の棺桶内に響く。
ヘリは今やリブアフィートの頭上より遥か高くを飛んでおり、周りには雲さえも見当たらない。

(-@∀@)「さぁ、オレの人生最大にして最後のダイビングだ。しかとご覧あれ」

胸のロケットを開き、計器の上にそっと置く。

操縦桿を前方に目一杯倒し、ローターのスイッチを切る。
斜めになった機体は、遥か下の巨大風船に向けて一直線に死のダイビングを開始した。

108 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 22:07:18.30 ID:m0f5tZJIO
天井から吊していた模型の糸を切ったように、ヘリは落下していく。
その速度が段々と加速して行き、アサピーの体に耐え難い程のGがかかる。
長い長い、衝突までの時間の中で、思い出されるのは今は亡き故郷の母の顔、幼なじみ達、そして、内藤との約束。

(-@∀@)「オレ、防衛大学に行って戦闘機のパイロットになるんだ!」

あの夕焼けの帰り道に、交わした約束は、

( ^ω^)「アサピーなら絶対なれるお!ブーンが保証するお!だからパイロットになったら、飛行機に乗せてくれお!」

(-@∀@)「あぁ、任せろや!」

結局叶わなかったけど。

( ^ω^)「こいつはアサピー。アサピーはVIP軍のエースパイロットなんだお!」

オレ、エースパイロットには、なれたかな……

なぁ、内藤。

109 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 22:09:41.16 ID:m0f5tZJIO
鋼鉄と肉の衝突する轟音が戦場全体に響いた。

空の怪物と相対していた兵士達全員が、リブアフィートの背中に孤高なる鋼鉄の荒鷲の嘴が突き刺さっているのが見えた。
荒鷲は、嘴が突き刺さったのを確認したのかその羽ばたきを再開した。

(-@∀@)「落ちろぉぉぉぉ!!!!」

それに叩きつけられるように、リブアフィートの巨躯はついに大空から叩き落とされた。
勇猛なる荒鷲の勝利である。
轟音と地響きを立てて、巨大風船のような化け物は正面ゲートの一歩手前の地面に沈んだ。

(=゚ω゚)「やった!遂にあの畜生を引きずり下ろしてやったぜ!!」

歓喜の声を上げてどよめく兵士達。
それでも攻撃の手を休める者はいない。
今までに散々絶望を味あわされた恨みをぶつけるように、手にする重火器の弾装が空になるまで撃ち続ける。

( ゚∀゚)「ドクオ、頼む!」

ジョルジュがドクオを振り返る。
そこには既に魔術の体勢に入った救世主の姿があった。

('A`)「目的、対象の封印。前方二十メートルの地点を中心に半径十キロに展開。期間、無期限。懲罰、執行準備」

110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/14(木) 22:09:42.01 ID:0ixoQhb60
支援

111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/14(木) 22:10:51.77 ID:xdlW9twL0
支援

112 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 22:13:25.95 ID:m0f5tZJIO
ドクオの周囲の大気が渦を巻く。
地が揺れ、兵士達が足早にリブアフィートの周囲から退避する。

('A`)「そうだ避難しておけ。巻き込まれたら、永久的に地面の中で苦痛に苛まれながら一生を送ることになるぞ」

ドクオが言い終わると、一際大きい地響きがする。
準備が整った事を、ドクオは確認した。

('A`)「地脈の鎖にその永遠なる屍を戒めてもらえ。
懲罰、執行」

ドクオが手向けの言葉を吐き終えると、魔獣の咆哮のような地響きと共にリブアフィートの周囲の地面が仙山の如く隆起する。
仙山の陰に隠されたリブアフィートの横たわる地面が、その全てを飲み込む口蓋を目一杯に開き化け物の巨躯を飲み込んだ。
リブアフィートの最後の断末魔の雄叫びは、怒れる大地の咆哮にかき消され、永遠に地上の大気を震わせることは無かった。
世界の果てまで響くかのような轟音を立て、再び地面の口蓋が閉じられた頃には、仙山の如く隆起した地面もその畏怖されるべき大質量を崩し、後には巨人の墓標のような丘が残る。

長い、長い、戦いが終わった。

113 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 22:14:47.96 ID:m0f5tZJIO
しばらく兵士達は呆けたようにリブアフィートが沈んだ地面に出来た丘を見つめていた。
誰かがポツリと呟いた、勝利を確認する言葉にやっと自身が生き残った事を噛み締めるように万歳をする。

ノハ*゚听)「いぃぃぃよっしゃああぁぁぁぁ!!!オレ達の勝ちだぁぁぁぁ!!」

ヒートが、両手のマシンガンを放り投げ、ジョルジュの元へ走る。

ノパ听)「隊長ぉぉぉぉ!!!」

( ;゚∀゚)「お?お?おぉ!?」

突然自分の名を呼ばれ、うろたえるジョルジュ。
見れば、ヒートだけでなく他の兵士達も自分に向けて駆けてくる。

(=;ω;)「遂にやりましたね!!遂にあの化け物をぶちのめしてやりましたよ!!」

(兵1;∀;)「生きてる!!オレ達生きてるぜ隊長!!」

口々に喜びの叫びを上げながら、ライオンの子供のような男達がジョルジュに抱きつく。

( ;゚∀゚)「おい、馬鹿やめろ!暑苦しいわ!それに邪神を封印したのはドクオだ!」

その言葉に、兵士達は一斉にドクオを振り返る。

('A`)「ふぅ。久々の封印はやはり精神に堪える。しばらく眠りたいな」

首を鳴らしながら、ため息をついたドクオは自分に向けられた暑苦しい視線に気付いた。

114 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/14(木) 22:14:55.42 ID:0ixoQhb60
支援

115 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/14(木) 22:16:40.92 ID:notRUtEq0
支援

116 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 22:18:18.27 ID:m0f5tZJIO
('A`)「ん?なんだ、お前たち。そんなぎらついた目をs」

(兵2";∀;)「ドクオ殿ぉぉぉぉ!!!!」

(兵3:゚@゚)「我らが救世主様ぁぁ!!」

(;'A`)「ちょwwwおまいらwwwくそみそってレベルじゃねーぞwwwwきめぇから離れろwwwww」

ドクオを取り囲みその栄光を褒め称える兵士達。いつしかその熱気は、ドクオの体を胴上げするまでに増していた。

そんな兵士達の中には加わらず、一人リブアフィートの墓標の丘の上に立ち尽くす男が居た。

\(^o^)/「アサピー……」

オワタは、胸に付けていた勲章の中でも一際大きく一際輝いている勲章をむしり取ると、丘の丁度真ん中の芝がちらほら生えている辺りに置いた。

\(^o^)/「お前のおかげで戦いはオワタ……お前がこれからは軍曹だ。ひよっこ共を、お前みたいに勇敢な兵士になれるよう、導いてやってくれ」

そう呟き、立ち上がる。

\(^o^)/「これで、お前の方が私よりも上だな。かつての教え子が自分を越えるのは、実に嬉しいものだ」

姿勢を正してベレー帽をなおす。

\(^o^)/「安らかに眠れ、とは言わん。これからも、その勇姿は私達の中で闘い続けるだろうからな」

そう言ってオワタは芝の上の勲章に向かって敬礼した。
その瞳は微かに潤んでいた。

117 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 22:19:36.61 ID:m0f5tZJIO
━━勝利による歓喜の渦は、作戦室でも当然の如く巻き起こっていた。
リブアフィートが地面の割れ目に消えた途端、今まで前庭で猛威を振るっていたナイトゴーントの残党達も、散り散りになって彼方の空へと逃げ去っていった。

完全に闘いは終わったのだ。

日が昇るのと同時に始まった闘いは、夕日が傾き始めるのと同時に幕を下ろした。

(*゚ー゚)「敵反応完全に消失!私達の勝利です!」

しぃの歓声を皮切りに、あちこちで喜びの悲鳴が上がった。
女達は手に手を取り喜びを分かち合い、司令官は安堵のため息をついた。

( ;´∀`)「ふう…一時はどうなることかと思ったモナが、なんとか助かったモナ」

ハンカチで額を拭いながら、モナーが椅子にもたれ掛かる。
小心者の司令官は人望があまり無いのか、彼に駆け寄って共に勝利を喜ぼうとする者はいない。
それが悲しくもあり、滑稽に見えた。
人間関係というものは追い詰められ、切羽詰まった時に如実に今までの個々人の業績を反映する。
この勝利の分かち合いの光景も、言わば一種の人物相関図と言えよう。

118 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 22:22:03.20 ID:m0f5tZJIO
そんな悲喜こもごものお祭りムードの中で、モナーとは相対的に人望の有る筈であるショボンは、駆け寄る部下達をかわしながら一人作戦室を後にした。
ドアを閉めて、喜びの渦中から廊下と自分を隔離する。
懐からバーボンの小瓶を取り出すと、キャップを開け中身をあおる。しかし勝利の美酒という訳では無さそうだった。

(´・ω・`)「封印能力は健在か…彼が『扉』で有ることは証明されたわけだ」

一人壁にもたれながら、何か気難しい顔をして思案している。

(´・ω・`)「後は『力』を見つけるだけ……だが、それよりも本当に彼女はまだこの世界に居るのだろうか」

バーボンをあおろうとしていた右手の動きが止まる。

(´・ω・`)「それだけが、問題だ」

ショボンの呟きは誰にも聞こえる事無く、基地の廊下に響いて消えた。

119 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/14(木) 22:22:47.65 ID:0ixoQhb60
支援

120 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/14(木) 22:22:54.19 ID:Q2Ms6GBL0
オワタカッコいいな

121 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 22:29:13.20 ID:m0f5tZJIO
さて、オレ達の長い一日も終わった訳だが……

いや、マジで本当に支援&保守&wktk有難うございますですよ!

なんとか前半の山場を一つのスレに収める事ができたぜ。

よく見ると粗が目立つけど、遠くから見たらわからないやとたかをくくってた。正直すまんかった。

それでもwktkしてくれた人が居たようで、作者冥利につきます。有難う、みんな大好きだよ!
質問や批評はいつでも受け付けてるので、ビシバシ指摘してくれ。

122 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/14(木) 22:29:14.83 ID:BfiGtJS50
アサピー……格好良かったぜ

123 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/14(木) 22:31:28.65 ID:s2NV+cpI0

次の投下は何時の予定?
以前何かブーン系小説書いてた?

124 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/14(木) 22:33:57.68 ID:BJfA93hS0


125 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 22:41:24.80 ID:m0f5tZJIO
>>123
今日の投下分は全部投下し\(^o^)/オワタ

リクエストがあれば外伝なら、今からリアルタイムで執筆できると思うんだぜ。

ブーン系小説は今回が初めてなんです><

作品は数ヶ月前から読んだりしてた。
('A`)の策略が〜とか、戦い護るとかξ゚听)ξを止めるようですとかを読んで育ちました><

126 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/14(木) 22:46:21.42 ID:s2NV+cpI0
>>125
ジョルジュの外伝を読みたい

127 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/14(木) 22:49:28.49 ID:UmXEPx6C0
乙〜!!

128 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 22:49:37.20 ID:m0f5tZJIO
>>126
おっし父ちゃんに任せろ。大きいの釣ってきてやっからな^^

129 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/14(木) 22:50:39.41 ID:BfiGtJS50
>>125
モナー外伝マ━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━ダ????

130 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/14(木) 22:51:40.30 ID:UMDCMFOvO
http://wwwww.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1181828804/
ksk

131 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/14(木) 22:51:44.32 ID:s2NV+cpI0
>>128
ありがとう父ちゃん!

132 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 23:03:54.91 ID:m0f5tZJIO
>>129
くっ!忘れようとしていた事(ry

時間をくれ、必ず書いてみせる!
父ちゃんと>>129との約束だ!


さて、気を取り直して( ゚∀゚)外伝始まるよ^^

133 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/14(木) 23:04:38.10 ID:BfiGtJS50
>>132
約束だよ!!絶対書いてくれよ!!父ちゃん!!

支援するぜ

134 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 23:06:17.93 ID:m0f5tZJIO
血が、足りないな。

ジョルジュはぼんやりと霞がかかった頭で、そんな事を考えた。
全身の傷口という傷口から血液が、生命が流れ出していく。
目の前が、段々暗くなってきた。

あぁ、オレは死ぬんだな。

はっ、小隊のエースと呼ばれたこのオレが。
少し調子に乗りすぎたかな。

神様はお調子者が嫌いと見える。

あぁ…血が、足りねえ。

短い一生だったな、くそったれ……



( ゚∀゚)は希望をもらったようです

135 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/14(木) 23:07:24.38 ID:s2NV+cpI0
父ちゃん!僕支援するよ!

136 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/14(木) 23:09:39.84 ID:notRUtEq0
支援

137 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 23:14:01.62 ID:m0f5tZJIO
なんだ、ここは。
天国か?だとしたら随分と殺風景なとこなんだな、天国っつうのは。
崩れかけの屋根に、蜂の巣みたいなコンクリートの壁。
そしてこの薄汚いベッド!
天国も経費削減なのか?
おいおい、こんなんだったらまだ地獄の方がましだったぜ。

ノハ#゚听)「さっきから聞いてれば、命の恩人の部屋のこと随分とボロクソに言ってくれるじゃねぇか!えぇ、死に損ないの兵士さんよぉぉ!」

( ;゚∀゚)「うわっ!天国に悪魔がいる!じゃあやっぱりここは地g」

スパンっと小気味のいい音がして、オレの目から星が飛び出す。本当に目から星って、飛び出すんだな。

ノハ#゚听)「やかましい!いいから傷が治ったらさっさと失せやがれ!」

138 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/14(木) 23:18:36.68 ID:s2NV+cpI0
支援

139 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 23:21:46.49 ID:m0f5tZJIO
彼女はそう言うと、今にも爆発しそうな頭を振りながら部屋を出ていった。
彼女の言葉を改めて反芻してみる。

( ゚∀゚)「傷が治ったら……治ったら?じゃあオレは生きてんのか!?」

どうやら神様はお調子者を言う程嫌ってないみたいだ。
きっとオレの幸運の女神はツンデレなのだ。

手当てをしてくれたのは彼女だろう。自分でも言っていたしな。
しかし参ったな。折角助けて貰ったのに、失礼な事を言って怒らせてしまったようだ。
どうも自分は余裕が無くなると思っている事を口に出してしまう癖があるようだ。
いつか治さなきゃな。
そうと決まったら、取りあえずは謝りに行くか。
オレはベッドを抜け出し、部屋に一つしか無いドアを開けた。

140 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/14(木) 23:24:14.60 ID:s2NV+cpI0
支援

141 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/14(木) 23:32:04.75 ID:LiV7GbsdO
さる!?

142 : ◆/ckL6OYvQw :2007/06/14(木) 23:33:57.86 ID:m0f5tZJIO
ドアを開けると、今にも崩れそうな階段が下へと続いている。
そこをオレはゆっくりと、崩さないように降りていく。
すぐに、目の前に荒廃したリビングと思しき部屋が現れた。
そこで件の彼女がボロボロのソファに座って銃のパーツの手入れをしていた。

ノハ#゚听)「なんだお前?撃ち殺されにきたのか!?」

( ;゚∀゚)「おk、時に落ち着け。君がオレを助けてくれたんだろう?さっきは失礼な事を言ってしまってすまん。
起き抜けで頭が混乱していたんだ。とにかく助けてくれて有難う。いや、本当に有難う。感謝している」

一気にまくし立てたせいで荒くなった息を整える。
彼女は、オレの早口に呆けたような顔をしていたが、急に笑顔になるとソファから立ち上がりオレの近くまでやって来た。
背丈は181pのオレの胸より少し小さい。
綺麗な赤毛の髪を無造作にポニーテールに束ねたその顔立ちには、まだ幼さが残っている。恐らくは十七、八歳と言ったところか。

143 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/14(木) 23:34:59.90 ID:s2NV+cpI0
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