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( ^ω^)机は繋がり僕らは出逢うようです。

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 18:36:13.78 ID:1FLXSN0o0
http://vip.main.jp/300-top.html
まとめサイト。感謝です。

【あらすじ】
机に落書きを書いた。翌日、その落書きに返信がされていた。

机は繋がり、僕らは出逢う。
それは日常の中に落ちた一つの破片。その欠片のお話。

という訳で、そのごから投下です。
昨日見ていただいた方々は少々お付き合いの程下さい。

2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 18:37:24.58 ID:1FLXSN0o0
《そのご 休日しせんくぐり。その1》

从 ゚∀从『いーか、日曜大会だけど絶対くんなよ! 来たら死なす!』

ハインリッヒの言葉だ。

そんな訳で日曜日の午前11時。
僕は市立のスポーツセンターの駐輪場にいた。

ずらりと並んでいる色とりどりの自転車のフレームに、太陽の光が反射している。
梅雨の晴れ間と言うやつだろうか。空はとにかく青い。

(; ^ω^)「それにしても来たら死なすて物騒な……」
けれども行かなかったら行かなかったで殴られるのだ。すごい理不尽。
……しかしそういえば僕も、小学2年くらいの時母に『明日授業参観だけど、来ないおね?』と
一見聞いておけば牽制のような、ただし真意は見に来て欲しい心持ちで言った記憶があるような。

それと同じ心境か。
僕の呟き声に反応する人影はない。
しめたものだ。ついでにため息も大げさに吐いた。

3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 18:38:21.62 ID:1FLXSN0o0
(; ^ω^)「あいつは小学生かお……」
思えばあの、金曜日の日の陸上の話が前フリだったのかもしれない。
それはともかく。

( ^ω^)「グラウンドは……こっちかお」
自転車を所定の場所に直してから、グラウンドへ向かう。沸き踊る歓声はまだ遠い。
ジャリ、とスニーカーが乾いた砂を噛んだ。
僕なり心配していたグラウンドの状態だけれど、水はけの悪い駐輪場の地面がこの調子だ。

( ^ω^)「ま、大丈ぶい」

その声を吸い込むようしてグラウンドから上がった歓声に、また一つ大きなため息が出た。

蝉の声はまだ聞こえず、けれども確かに初夏を
感じされる6月の空が、頭上にあった。



4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 18:39:29.28 ID:1FLXSN0o0
広い場所、殊に陸上の大会などでハインリッヒを見つけたい場合は、
その空間内で一番黄色い歓声が上がっている所を見つければいい。
それはイコール、ハインリッヒ高岡の現在地になる。


VIP高の核弾頭こと、ハインリッヒ高岡。また別の名を
( ^ω^)「砲丸投げのプリンス…………」
なんでプリンス、とか突っ込んだら負ける。それを本人に言うと極めて高確率で
綺麗な川とお花畑が見える。触らぬ神に祟りなし。

今は砲丸投げや走り幅跳びと言ったトラックの中で行われる競技が中心らしかった。
アップや休憩の為にトラックを歩いたり走り回ったりする陸上部員の姿がちらほら見える。

目を細め、それらの風景を歩きながら見る。
胸の中が確かに熱くなるけれど、この足は走り出さない。

5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 18:41:00.62 ID:1FLXSN0o0
( ^ω^)「……おー。やっぱいたお」
先に言った法則はまだまだ健在のようだ。
投げ終わったらしいハインリッヒがベンチに戻っていくのが見えた。
スタンドからキャーキャー聞こえる。高岡様ー! とか聞こえる。

さま……?

聞かなかった事にする。すごい賢明。
マネージャーからタオルを手渡される高岡様の顔は終始不機嫌そうだ。
般若面、は流石に可愛そうだから人を食い殺そうとしている目とでも言っておこう。


( ^ω^)「たっ…………」
黙った。
小動物的勘が『近づくとデストロイ』としきりに訴えかけてくる。
しかし理性的思考が『このまま帰るとデストロイ』とも言う。

行き着いたのは痛みが先に来るか後に来るかの話ですおね、と結論。

よし。

6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 18:42:22.17 ID:0TSEa3tG0
sien

7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 18:42:28.58 ID:1FLXSN0o0
( ^ω^)「たっ…………」
黙った。
小動物的勘が『殺される! 逃げなきゃ殺されるッ! 逃げなきゃあ!』と訴えかけている。
理性的思考が『逃げるんだよォォォーーーーーーッ』と言う。

逃げれる訳ねーだろ、と結論。

僕に気付いたハインリッヒ高岡が、あの般若面で、
人を食い殺そうとしている目で、こちらに、向かってくる。
え、何本当に来て欲しくなかったとかそういうオチ?

高岡の第一声はこれだった。

从 ゚∀从「ああ」

それから矢継ぎ早に

从 ゚∀从「ちょうどいい所にサンドバッグが」
(; ^ω^)「サンッ…………!?」

ガードする暇すらなく、僕の首に、ハインリッヒの両腕が絡みつく。
背中にはハインリッヒの気配と濃い死の香り。
スタンドから上がった悲鳴は、これから開始される僕の私刑を案じての事だろうか。

8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 18:45:18.11 ID:1FLXSN0o0
『あたしィィィの高岡様がァァー!
う…うろたえるんじゃあないッ! プリンセスはうろたえないッッ!』

チミらにはこれが甘い恋人の抱擁に見えるらしい。
どう見てもヘッドロックですありがとうございました。

(; ゜ω゜)「ぬぁー! ぬぁー! ギブッ、ギブギブギブッッ!!」
从 ゚∀从「はっはっはっうるさいサンドバックだなぁ!」
(♯^ω^)「っーっせぇこの洗濯板ァッ!」
从 ゚∀从「あん?」
きゅっ。力が強まる。

し、死亡フラグ……!?
遠くの方でオタコンが僕の名前を連呼している。
キャーキャーと、スタンドからは甲高く僕への罵声が聞こえる。
恋は盲目らしかった。


(=゚ω゚)ノ「せんぱーい、お疲れ様でしたいよ……いよよぅ!?」

あ? ハインリッヒが体ごと振り向く。振り子の原理で白目剥いてる僕の体もふりむく。
ひぃっ。息を呑んだのはスタンドの方々だろうか。それとも目の前の小柄な少女だろうか。

9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 18:46:05.40 ID:1FLXSN0o0
从 ∀゜从「…………いようか」
( ゜ω゜)「お……僕はもってないですお、6文なんてお金……」
船頭が渡し賃金6文を要求してきた所で腕は放された。
危うく崩れ落ちそうになる体をどうにか両足で支えた。


(;=゚ω゚)「先輩、この方……」
从 ゚∀从「このサンドバックはここで拾った。今師匠から伝授された技をかけていた所だ」
(; ^ω^)「サンドバックて……!」

从 ゚∀从「あー?」
ハインリッヒから両手が伸ばされる。すばやくホッピング土下座。
背中に、暑さからではない汗が流れた。

(*=゚ω゚)「もしかして、ないとう、内藤ホライゾンさんですかよう?」
(^ω^ )「お? おー、そうですお」
名前を呼ばれ、鎌首をもたげる。膝についた砂を払って、立ち上がる。
僕よりも頭二つ分小さい、小柄な女子。
その大きな目は何か、僕が汲み取ることの出来ない種類の感情で揺れている。

10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 18:48:00.12 ID:1FLXSN0o0
(*=゚ω゚)「やっぱりですよう!! VIP中の大鷲、かの内藤先輩!」
( ^ω^)「お?」
从 ゚∀从「……始まりやがった」
突き出されたいようの拳はかすかに震えていた。
ハインリッヒの嘆息。少女の目には情熱の光。うぉ。思わず一歩退いた。

(*=゚ω゚)「両手を広げて100mトラックを走るその姿はまさに大空を羽ばたく鳥のようだと称えられ、
空気抵抗をみじんも考えてないフォームなのに早いし何故かそれは見る人の心を強く打つ!
しかしそのフォーム故にレーン侵害、ひどい時は失格を与えられたのにも関わらず自分の姿勢を一切変えないで、
あの超自由形で3年間走り続けた真正のアホ!!」

从 ゚∀从「それ褒めてんのか? 貶してんのか?」
(*=゚ω゚)「そんな内藤ホライゾンさんに生でお逢い出来るとは光栄ですいよう!」
ハインリッヒのツッコミをスッパリ無視して、更に熱弁を奮っていたいようが前へ出て僕の両手をにぎった。
スタンドからはざわめき声がする。

『オレェェェのいようちゃんがァァー!
う…うろたえるんじゃあないッ! 頼れる男はうろたえないッッ!』

まるで阿鼻叫喚。
月夜のない夜には気をつけようと思う。

11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 18:48:18.61 ID:s80jjAGFO
支援

12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 18:49:25.71 ID:1FLXSN0o0
(♯^ω^)「っ……いてぇお!」
从 ゚∀从「うるせぇ」
ハインリッヒにつま先を一思いに踏んづけられた。
当然の事ながら競技終わりの砲丸投げのプリンスはスパイクを履いている。

(=゚ω゚)「あはは。先輩、さっきの砲丸でファール取られたから機嫌悪いんですいよう!」
( ^ω^)「お?」

(=゚ω゚)「きっと内藤さんにいい所見せたかったんですよう!」
从 ゚∀从「いよう」
真実じゃないですか。と朗笑するいように、眉間にしわを寄せて口止めにかかるハインリッヒ。
いようの笑い顔には、なんとなく懐かしくなる。
誰かに似ていると思うのだが、誰だったかは思い出せない。

(^ω^ )「お?」
(=゚ω゚)「あ、それに僕が走るといっつも先輩、内藤さんの話だすんですよう?
やれアイツはもっと速かったぞーとか。……内藤さんのフォーム真似してる僕も悪いかもしれませんけどよう」
( ^ω^)「……お?」
从 ゚∀从「あー、もー、いようっ!」
お前そろそろ短距離のアップすんだろ! ハインリッヒの怒声。
いようの首根っこを掴んで歩き出した。お前のバツの悪そうな顔なんて久々に見たお。

13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 18:50:59.81 ID:1FLXSN0o0

从 ゚∀从「うるせぇ。あ、かっこ悪いからこれみんなには言うなよ」

顔だけをこっちに向けて、捨て台詞を吐く砲丸投げのプリンス。
その際少し耳が赤かったとか言うのは、きっと僕の幻覚に過ぎない。うん。多分。

(;=゚ω゚)「僕はもうちょっと内藤さんと喋りたいんですよう! その為に陸上部入ったのに……」
从 ゚∀从「だからアイツはもう陸上やってねーって言ってんだろ!」
(;=゚ω゚)「っ! ですから、納得の行く弁解を要求するんですよぅ!」
从 ゚∀从「ファビョんな阿呆」

遠ざかって行く二人の掛け合いの声をドナドナの気分で見送りながら、
僕はゆったりと息を吐いた。

『親指を! あいつの! 目の中につっこんで! 殴りぬけるッ!
俺は あいつがっ 泣くまで 殴るのをやめないッ!
悪意がある 悪意の血液の流れを感じる!』

もう一回息を吐いた。
空を仰げば寸分違わない青さがある。そしてとん、と叩かれた肩。

14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 18:51:47.56 ID:1FLXSN0o0

/ ,' 3「ほぉ、内藤か」

その声に突き動かされるように振り向く。


( ^ω^)「……荒巻せん、せい?」

年老いた、けれども威厳を感じされる雰囲気が彼にはある。
僕の師が。歩み方を、僕に走り方を教えてくれた先生がそこにいた。


つきあがってきた感情は、懺悔と後悔。




15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 18:52:43.74 ID:1FLXSN0o0
/ ,' 3「ほれ」
( -ω-)「……すみませんお」
おごって貰った炭酸飲料を受け取り、礼。

/ ,' 3「大した事はないの」
缶コーヒーのプルタブに手を掛けながら朗笑する荒巻先生を見て、
上がっていた頭が段々と下がって行った。漏れたため息は多分、心から溢れ出した物だ。

/ ,' 3「まさか一度陸上を離れたお前がまたここに来るとはの」
あの人はいくつになっても少年のように振舞う。
それに言葉も倣うのか、刺のある言葉でも嫌味と言う物を感じない。今だってそうだ。

グラウンドから少し離れた所にある、雑木林。
そこに備え付けられたベンチに座って、まあジュースでも奢るから
話でもしようかと荒巻先生が提案したのは、ほんの5分前のことだった。

( ^ω^)「すみませんお……」
/ ,' 3「否、責めてはおらん」
ちょうど真上に鎮座する初夏の太陽みたく荒巻先生は笑う。

( ^ω^)「先生」

歓声は遠い。
僕はいつから、この位置に落ちていったのだろう。
あの声たちに、いつから蓋をしたのだろう。

16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 18:54:10.54 ID:1FLXSN0o0
( -ω-)「聞かないんですかお。僕が、陸上をやめた理由」
/ ,' 3「聞けば内藤はまた陸上をやり始めるのか?」
( -ω-)「………………」
図星もいい所だ。先生は完璧に理解しながら言ってる。
風が吹いて、葉擦れの音がする。こくり。荒巻先生がコーヒーを租借した。


/ ,' 3「内藤。高校入った時、他の先生方に陸上する事を強要されたの?」
( ^ω^)「は、はい。確かにそうですお」
サトリか、この人。大げさに肩を震わせる。
高校入学当初『陸上はもうやらない』と公言した後の事。今でも粒さに思い出せる。
先生がよって集って僕を引き止めにかかった時の事。

『お前は陸上をやる為に生まれてきたんだ』だの、
『お前が走らなくてどうするんだ』だの、

教師も所詮ノルマを課せられたサラリーマンなのだと身をもって理解した一年の春だった。
僕はもう走ることはない。この足はもう前には進まない。
アンタらに何が解ると、ささくれた心は今でも時々痛む。

/ ,' 3「それ、ある時期を過ぎるとパッタリやんだの?」
邪気眼でもついてるんですかお。幸いその言葉は喉にひっかかった。
目を剥いて先生を見たら、はやりしわがれた顔で少年は笑っている。

17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 18:55:14.44 ID:1FLXSN0o0
/ ,' 3「あれ、やめさせたのワッチだの」
危うく手に持ったままだった炭酸飲料を落としにかかりそうだった。

/ ,' 3「もしかしたら、あのまま先生方が強要し続けていれば、
 内藤は陸上をやめていなかったかもしれぬ」
だからワッチも共犯だ。そう言ってケラケラ笑う荒巻先生。
また視線は地面へ落ちていく。2年になってから新調した綺麗なスニーカーが目にうつる。
昔は2ヶ月もあれば靴底が磨り減って、脇が破れて、歩くたびに砂が入ったものなのに。

いや、それにしても

(; ^ω^)「どんなマジック使ったんですかお……?」
/ ,' 3「なーに、簡単簡単。陸上部顧問やめるぞと口添えしたの」
(; ^ω^)「…………」
要は脅したわけですかお。

/ ,' 3「交渉術と言ってくれい」
人のピロートークにやんわりツッコミを入れ
今度はケタケタと笑う狸爺、もとい希代の陸上コーチ。

( ^ω^)「怒って、ないんですかお? ぼくは……僕は、
貴方にたくさんの事を教えもらったのに、それを全部ゼロにして……」


/ ,' 3「内藤。」



18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 18:56:46.28 ID:1FLXSN0o0
"荒巻コーチ"が僕の名前を呼ぶ。
反射で顔を弾き上げ、隣りにいた先生の方向へ首を曲げる。

視界に写ったのは、全部を許したように笑う荒巻先生だった。
荒巻先生は時々ちぐはぐになる。長く生きた人にしか出来ない表情をするんだ。
その目を見ただけで、情けないことに泣きそうになった。

いっそう強く、葉擦れの音。


/ ,' 3「いいんだの。……あれは、仕方なかった」

しわがれた手が僕の頭へのびる。そのままくしゃり、と撫でられる。暖かい手だった。

( ;ω;)「せん、せい……」
ぼやけた視界に木々の緑はよく映えた。
太陽の光に浮かんできた涙が乱反射して、プリズムの中にいるようだ。

/ ,' 3「ああ、そういえば藻川は元気かの?」
( ^ω^)「ドクオ、ですかお?」
/ ,' 3「左様、藻川だ。アイツも磨けば光る逸品だったの」
( ^ω^)「…………ドクオは」
/ ,' 3「ぬ?」

荒巻先生の眉尻が上がる。
僕らの足はいつからかひしゃげてたって話だ。

19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 18:58:59.00 ID:1FLXSN0o0
/ ,' 3「……むぅ、今流行りのにぃととか言う奴かの?」
( ^ω^)「や、先生。ニートとひきこもりは別物ですお!
その違いを敏感に反応する人はたくさんいますお。気をつけて下さいお」
/ ,' 3「ぬ、ぬぅ。今後の参考にするの……」

そして流れる沈黙。
葉擦れの音は低くなったり高くなったり。あるいは強く、弱く。
まるで海にいるみたいだと思った。慣れない感覚だけれど、心地良い。

/ ,' 3「内藤。覚えてるか? お前とドクオが一度、朝練を休んだ日のこと」
( ^ω^)「お? ……いや、覚えてませんお」
/ ,' 3「調度、梅雨初めのこの時期だったの」

荒巻先生が双眸で空を仰いだ。
頭に浮かんだ疑問符に、覚えてないのならいい。と先生の声。

短距離100m走のプログラム開始を伝えるアナウンスで流れた。

/ ,' 3「そろそろワッチは行くの」

そうして荒巻先生は立ち上がり、僕の頭をもう一度撫でた。
頭を垂れて目を瞑る。やがて離れていく暖かさを、少しでも心に刻み込むために。

20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 18:59:48.17 ID:1FLXSN0o0
(; ^ω^)「お?」
撫でまわす手の動きは止まっているのに、何故か荒巻先生の手は僕の後頭部から離れない。
お? もう一度声に出す。

(; ^ω^)「あ、荒巻先生……?」
/ ,' 3「いやの、いや、のぉ。なんか可愛い可愛い一人孫に悪い虫がついた様での。
しかもそいつの真似までするようになっての、やめろやめろとワッチが言うにもかかわらず
『でもおじいちゃん、尊敬してるんだいよぅ』とか言って泣き落とされての。
まあ可愛い孫の言う事じゃからワッチも百歩譲ってやってもいいかのぉとか思った矢先に
孫の陸上大会にその男が来たようでさっきすれ違いざまに頑張れのと言うてやったら
『聞いておじいちゃん、先輩が来てくれたんですいよぅ!』なんて嬉しそうな声で
言っちゃったりしちゃったりしてくれちゃったりしたりの今までは何を置いてもワッチだったのにそれがどうだの! どうだの!? もうさくっとその悪い虫をやっちゃったほうがいいような気がして来てのぉ」

( ^ω^)「い、いやっ先生? 痛いですお!? ってかホントにってぇお!
 どこからこんな握力でてるんですかお!?」

このままトマト的に僕の後頭部がつぶれるとちょっとした大惨事だ。
つーか高岡のヘッドロックの師匠って先生の事ですかお!?

21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 19:00:58.01 ID:59kN0eF/0
投下中に失礼します。
昨日の投下されてた分はまだまとめてないけど、書き直した部分があるのなら最初からまとめ直した方がいいかな?

22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 19:03:44.19 ID:1FLXSN0o0
>>21
こちらこそお世話になっています。
ご多忙にも係わらず面倒を押し付けました。ありがとうございます。

本題ですが、そしていただけると嬉しいです。
すみません。度々お手数をお掛けします。

23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 19:05:08.87 ID:1FLXSN0o0
/ ,' 3「と言うのは冗談だの」
(; ^ω^)「どこからどこまでが!?」

冗談じゃない。後頭部の痛みは凄い現実的だ。

/ ,' 3「あとブーン。高岡のことは大切にしてやりの」
( ^ω^)「お……?」
唐突に伝えられた忠告に、小首をかしげざるおえない。
グラウンドからはピストルの音。第一走者が走り出したのだろう。

/ ,' 3「あいつはいつも遠まわしだからのぉ」
( ^ω^)「どこかですかお?」
感情の出し方も凄くストレートですお?
間髪入れずに返した僕の言葉に、荒巻先生がまた一つ朗笑した。

/ ,' 3「さしずめ高岡はヤマアラシだの。『自己の自立』と『相手との一体感』という欲求の、ジレンマ」
( ^ω^)「お?」
/ ,' 3「少年老い易く学なり難し。勉強しろぃ内藤」

荒巻先生の白髪が風に揺れる。
じゃあの。その一言だけが荒巻先生なりの別れの挨拶だった。
振り返ることもせずに先生は歩を進めていく。僕も回れ右で駐輪場へ向かう。


24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 19:06:17.26 ID:1FLXSN0o0
ジャリジャリと砂噛みの音、強弱様々な葉擦れの音。
それから遠くなっていく歓声。


両手を広げて、一歩足を前へ出すものの、走り出しはしない。


僕は走れるのだろうか?


それを実践する気持ちには、どうしてもなれなかった。


《そのご 休日しせんくぐり。その1》 終
             そのろくに続く!

25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 19:07:50.63 ID:1FLXSN0o0
《そのろく 休日しせんくぐり。その2》

(´・ω・`) 『そう思うのなら、今のうちに借りて下さいよ……
 僕としても、テスト勉強が遅れるのは少し辛いですから』

ショボンの言葉だ。
今回もテスト前にハインリッヒと一悶着ありそうだお。と笑った僕に対して、
メールでも丁寧口調だった彼が言った。

確かに正論。
そんな事があって、今僕はショボンの家の前にいた。
日曜日の午後2時のこと。

( ^ω^)「……どこの異空間だお」
世界の法則が乱れでもしたか、僕の目前には威厳すら漂う門戸。
民家だと知らない人が見れば寺かと思うだろう。僕も思った。

( ^ω^)「…………」
表札ってヒノキで出来てるもんだったっけ。
職人彫りの表札にでかでかと『須田』の文字。その横には裏千家須田流の看板。

26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 19:08:49.06 ID:1FLXSN0o0
(; ^ω^)「どうすりゃ、いいんだお……」
門戸の割には可愛げのあるインターホンすら押すのをためらわれた。
ぴちゅぴちゅと鳥のさえずりが聞こえてきて、
剪定された垣根から2羽のスズメが飛び立っていく。

( ^ω^)「…………」
ため息を吐いて空を見上げる。そろそろ首も痛くなってきた。
梅雨の晴間、快晴の午後。



(´・ω・`) 「不審者と聞いて何事かと思いましたよ。内藤くん」
( ^ω^) 「はぁ……恐縮ですお。つかそれよりもあの、
僕を瞬く間に取り囲んだ薙刀片手のおばちゃん達は何者かお」

通された縁側をショボンに着いていく形で歩きながら、僕はつい2分前の事を思った。
ショボンの家の前で呆然としていたら、目の前の扉が勢いよく開いた
(恵比寿神社の年初め福男争奪レースを思い出して貰えると一番だ)
と思ったら武装したおばちゃん達に囲まれた。みんな薙刀片手。

27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 19:09:36.28 ID:1FLXSN0o0
(´・ω・`) 「茶道教室の生徒さんです。元気な方々でしょう?」
( ^ω^) 「元気すぎると思いますお」
キィ。板張りの廊下が軋む。
僕の左手には日本庭園。お茶のCM一本、ここで作れるな。

(´・ω・`) 「時々ハッチャケますけどね」
(; ^ω^) 「16年生きてて初めて本気で死ぬと思ったお……」

(´・ω・`) 「はは……ご無礼をお許しください。僕を孫のように思ってらっしゃるらしくて」
笑い、ショボンが立ち止まる。閉め切られたふすまの取っ手を引いて、僕を招き入れた。
屋敷にはほのかに線香の香りがした。


( ^ω^) 「お。お邪魔しますお」


一礼。



28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 19:10:35.28 ID:1FLXSN0o0
通されたのは純和風の部屋だった。

(´・ω・`) 「適当に座ってて下さい。今お茶でも……」
(^ω^ ) 「いやいや、お構いなく。長居はしないお」
これ以上居たらどっかから矢でも飛んできそうだ。

(´・ω・`) 「そうですか? でも、お呼び立てしたのはこちらですし……」
( ^ω^) 「おっおwwwつーかそれはこっちの話だお。日曜日にすまんおww」
眉尻を下げながら、そうですか。と少し残念そうなショボン。
立ち上がり、本棚へ歩き出した。

適当に部屋を見渡すと、学習机の方に目が行った。


( ^ω^) 「おっ…………?」
机の上に置かれていた、簡単な木のフレームの、写真たて。その中にある、写真。
学ランを着たショボンが左端に。そしてその横に二人。
同じく、僕の高校のブレザーを着た女の人。

( ^ω^) 「………………」

一番右側の女の人の顔の部分が、ハサミか刃物で切り取られていた。
学習机の上に、真っ先に目が行ったのは、この写真が含む異質のせいかもしれない。

29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 19:11:50.37 ID:s80jjAGFO
支援

30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 19:12:09.52 ID:1FLXSN0o0
(´・ω・`) 「――内藤くん?」
呼ばれて振り返ると、思ったよりも近くにショボンがいた。
いつもと同じトーンで、一冊の大学ノートを差し出してくる。

(´・ω・`) 「これ、英語のノートです」
(^ω^ ) 「おっおっwwwありがとうだお」

受け取り、パラパラとページを確認する。
やはり丁寧に取られたノート。日本語訳も……ちゃんと出来てる。

( ^ω^) 「さっすがショボンだおwwwありがとう!」
(´・ω・`) 「いえ。それでいいですか?」
( ^ω^) 「もっちろん! 本当に、日曜日に悪かったお」

いつのまにか背後に居たショボンを振り返り、礼を言う。
静かなトーンでいえ。と首を横に振るショボン。
その際また机の上に視線が言ったけれども、写真たては伏せられていた。
それは多分、そういう事、なのだろう。

31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 19:12:39.91 ID:e+0JYTMP0
支援

32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 19:13:32.76 ID:1FLXSN0o0
( ^ω^) 「うん、じゃあブーンはそろそろおいとまするおw」
(´・ω・`) 「すみません。たいしたおもてなしも出来ずに」

( ^ω^) 「薙刀のおもてなしは結構鮮烈だったお!」
(´・ω・`) 「すみません……」
(; ^ω^) 「ただの冗談だお!」

途端くしゃりと顔を崩したショボンに、急いで弁明する。

(´・ω・`) 「わかってますよ」
ショボンの明るい苦笑に、陰りの色をみたような気がした。


《そのろく 休日しせんくぐり。そのに》終
             そのななに続く!

そのごとそのろくの「しせん」には
死線と視線のお好きな漢字を当てはめてください。
先ほど見ていたんですが、人物設定のショボンの項。

殴り書きで『男装の麗人』
……あ、もちろん没にしましたよ?

33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 19:17:21.35 ID:s80jjAGFO
支援

34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 19:19:01.34 ID:e+0JYTMP0
支援

35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 19:19:29.13 ID:s80jjAGFO


36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 19:24:10.02 ID:1FLXSN0o0
閑話で、荒巻いようの話でも。
続きを待つ方には申し訳ない。少々お待ちくださいそしてお付き合いの程を。


そのごでいよう書いてたら面白くなった。

37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 19:25:36.72 ID:s80jjAGFO
いようかわいいよいよう
でもなんか語尾に若干の違和感を覚える

38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 19:30:19.48 ID:1FLXSN0o0
>>37
そこらへんはこちらの勉強不足が目立ってます。
あと、語尾に変化付けようとして失敗してる面。

もっと他の作品見て勉強しなくちゃいけないんだぜ。

39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 19:31:43.89 ID:1FLXSN0o0
《閑話 颯々のつばさ。》

その人を始めて見たのは、中学の陸上大会のことだ。

<ヽ`∀´> 「うっわwwwwなにあの走り方wwwwきめぇニダwwww」
(’e’) 「しかもなんか早くね? なんだよあのフォームw」

周りは彼を笑う人ばかりで、事実僕の隣りにいた友人たちも笑っていた。
それでも、僕の視線は彼から外れなくて、思ったのはただ一念。


(=゚ω゚)「鳥、みたいだいよう……」

自由に走る彼への、羨望。本当に楽しそうに走る彼への、憧れ。
暮れかけた西の空と、鮮やかにその形を残す空。
そしてトラックに写る、両手を広げた彼のシルエット。

今でもそれは、僕の網膜に焼き付いて離れない。




40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 19:32:03.38 ID:s80jjAGFO
wktk

41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 19:34:08.75 ID:1FLXSN0o0
「へぇ、じゃあ君、荒巻先生のお孫さんな訳?」
(=゚ω゚)「は、はい。そうですいよぅ……」

「荒巻先生って言ったら凄腕の陸上コーチじゃん!」
(=゚ω゚)「おじいちゃんの事は、僕も尊敬してますよう!」

「え、なに? やっぱり特訓とかやってもらってるの?」
(=゚ω゚)「僕とおじいちゃんはそう言う関係じゃ、ないですから……」

ああ、ほらまただ。
おじいちゃんの影はいつだって僕について来る。

僕が何か功績を挙げれば『流石荒巻コーチのお孫さん』
僕が何かしくじれば『荒巻コーチのお孫さんなのに』
事あるごとに、僕の評価にはおじいちゃんが付いて回る。

僕はおじいちゃんのために走っているんだろうか?


42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 19:40:45.65 ID:1FLXSN0o0
誰も、『荒巻スカルチノフの孫』と言うサークルの中にある
小さな『僕』を見てくれない。僕の意識を、荒巻いようの存在を、見てくれない。

だから、なのかもなぁと思う。
だから僕は内藤ホライゾン先輩に憧れたのかもと。


いつのまにか、僕は陸上部員に囲まれていた。
「仲良くしようね、いようちゃん!」
そんなこと言って、本心はおじいちゃんに取り入ってもらいたいだけなんでしょう?
そのために僕を利用したいだけであって、本当に僕と仲良くやりたい訳じゃないくせに、よく言うよう。

遠く離れた場所でたむろっている女子陸上部の人たちと目が合う。
簡単にそらされ、彼女たちは何か耳打ちしあう。
大方、新入部員なのにちやほやされている僕の事が気に入らない。そんな感じだろう。
――僕がこんな持てはやされてるのは、おじいちゃんの孫だからだよ。

貴女たちがムカついてる僕だって、その前には必ず
『おじいちゃんの孫』って言う形容詞がつくんでしょう?


43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 19:44:25.82 ID:s80jjAGFO
支援

44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 19:46:18.59 ID:GzJC+pc40
支援

45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 19:46:58.00 ID:F+ghAcy3O
来てたんだな
wkwk支援

46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 19:49:22.52 ID:1FLXSN0o0
利益だけの社交も上辺だけの排他も吐き気がする。
かごの中の鳥のほうが、いくらか自由だ。

半径1メートル台の円を作って、
僕を取り囲むおじいちゃんの亡霊たちから逃げるすべを僕は知らない。

足に巻きついた鎖は重くさび付いていて、
それを外す唯一のカギはとうの昔に落としてしまった。

のらりくらりと質問をかわしていく。
そうして、追いかけて来るおじいちゃんの亡霊から、逃げる日々を思った。
どれだけ走っても走っても僕を捕まえに来る、レッテルとサークルを思った。

从 ゚∀从「で。お前、コブラツイストとかかけれんの?」

耳に響くアルト。
それが、ハイリッヒ高岡先輩が出会い頭に僕に言った一言だった。



47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 19:51:10.23 ID:p+TZCI40O
支援

48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 19:55:01.26 ID:F+ghAcy3O
支援

49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 19:57:59.65 ID:1FLXSN0o0
从 ゚∀从「コブラ……いや、かけれませんよぅ?」
ずかずかと、一メートルの円中に入ってくる、ショートカットの先輩。
ツリ目で少しきつい印象を与えるけれど、その目の中にある光は優しかった。
悪い人ではない、と思う。直感だけれど、僕の直感はよく当たるんだ。
ただ出会い頭に、想像もしなかった言葉をかけられたから一歩後退したけれども。

从 ゚∀从「え、じゃあヘルダイバーとかは?」
(;=゚ω゚)「へ……? なんですかいよぅ、それ……」

从 ゚∀从「あー、じゃあスパイダージャーマンとかは?」
(;=゚ω゚)「知りませんよう」

陸上部員も皆固まっていた。
そりゃそうだ。

从 ゚∀从「んー……なんだ。荒巻師匠の孫だからどんな奴かと思ったら普通だな。お前」

その言葉に、目を剥く。
今までかつて、僕を普通だなんていった人はいなかってし、あまつさえ――

从 ゚∀从「よろしくな、いよう!」

笑って手を差し出した人なんて、いない。
どこかに落としてきたカギを、差し出されたような気がした。

50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 19:59:21.51 ID:1FLXSN0o0
>>49
うわ。一行目の顔文字間違えた。正しくは
(;=゚ω゚)「コブラ……いや、かけれませんよぅ?」

脳内補完よろしくおねがいします。

51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 20:00:22.80 ID:s80jjAGFO
支援

52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 20:07:40.45 ID:1FLXSN0o0


从 ゚∀从「オラ。いよう、なに片付けサボってんだよ」
(=゚ω゚)「う? あー、高岡先輩。往時をしのばせるというか、なんと言うかー」 
砂場で座り込んでいたら、スポーツドリンク片手の高岡先輩に声をかけられた。
タオルもスポーツドリンクも多分、マネージャーの子に手渡されたものだろう。

砲丸投げのプリンス、とは高校陸上界でまことしやかに囁かれる
ハインリッヒ高岡先輩の二つ名だ。
ついうっかり口を滑らせて先輩のことをそう呼んだときのことはもういっそ忘れたい。
泣く子も心筋梗塞させる砲丸投げのプリンス。

从 ゚∀从「おう……? 難しい言葉は大人が使えばいいのよいようちゃんー?」
頭を五指でつかまれる。いよよぅ? すごいやな予感。
ぐぃ、と力が込められた。

(;=゚ω゚)「いようっ!? ゆるっ、許して欲しいんですよう先輩!」
从 ゚∀从「あっはっはっはっ。簡潔におっしゃって?」
(;=゚ω゚)「「今すぐ片付けてきますようっ!」
从 ゚∀从「よろしい」
パッ、と離された手。ドシャリ。砂場に崩れ落ちる僕の体。
顔を見て言うのはなんだか恥ずかしいから、体を砂に埋めたまま口に出した。

53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 20:14:29.38 ID:1FLXSN0o0
(=-ω-)「……先輩がいなかったら、多分僕は今ここにいてませんよう」
从 ゚∀从「ん?」
(=-ω-)「ありがとうございます」

寝転び、空を見上げた。

从 ゚∀从「なにやってんだよ」

視界には、空。茜色の、春の空がある。
雲は西と同じ色に染まっていて、ただそれでも悠悠自適に浮かんでいる。
それを割るように、水場へ帰る鳥の群れの影が見えた。
風が緩やかに吹く。それに少し蒸し暑さを感じる。もう、夏はすぐそこだ。


「いようー! ハードル直すの手伝ってー!」


向こう側から友達の声がした。
わかったいよう! 声をあげ、僕は立ち上がった。
グラウンドの友達の位置を確認してから、もう一度だけ空を仰ぐ。

54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 20:17:49.95 ID:MgJt6fKA0
しえん

55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 20:19:33.92 ID:1FLXSN0o0

「そりゃカラに閉じこもってるだけじゃ、世界はかわんないだろうさ」

聞き心地のいいアルト。

思わずそちらに目をやるけれども、見えたのは高岡先輩の背中だけだった。
幻聴、だったのだろうか? いや、でも。首を振る。

「いようー?」

僕を呼ぶ友達の声。今度はそちらを向いて、軽く返事をして走り出した。
誰そ彼の時が、影を伸ばす。

(*=゚ω゚)「「そうだ、よう!」
言い、両手を目一杯広げる。走る。風を切るように。
地面にのびるシルエットは、あの人に。
ちょうど今空を飛ぶ鳥に、少しでも近づけているだろうか。

大丈夫。僕には翼があるから。


《閑話 颯々のつばさ。》 終

サークルに入って安心しきっていたのは、多分僕も同じ。
という訳で閑話終了です。いようとハインリッヒが好きです。スーパーサブ万歳。
では、ちょっと席を外します。戻ってきてからななとはちの投下行きます。失礼します!

56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 20:23:03.72 ID:darKWX/vO
>>1
とりま乙
続きもwktkして待ってるよ

57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 20:25:04.39 ID:s80jjAGFO


58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 20:38:14.63 ID:dl8XpX8R0

席を外すって…もしかしてラピ(ry

59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 20:38:21.07 ID:BY/o57OIO


60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 20:45:30.63 ID:s80jjAGFO


61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 20:57:32.96 ID:F+ghAcy3O


62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 20:57:55.91 ID:s80jjAGFO


63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 21:01:21.42 ID:darKWX/vO


64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 21:04:45.93 ID:mv/hsWH0O


65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 21:05:29.02 ID:F+ghAcy3O


66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 21:14:27.40 ID:QvS43S190


67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 21:18:27.28 ID:MgJt6fKA0
ムスカ祭り注意

68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 21:30:20.80 ID:9wtAPsNg0


69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 21:35:40.03 ID:darKWX/vO


70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 21:42:53.37 ID:+WqRDSZD0
ID変わりまして>>1です。
ラピュタ崩壊とともにVIP崩壊ですか。
こう言うとき、ああVIPもやはり速報板なのだなぁと思います。血が騒ぐか。

さて、ではそのななとはちの投下行きます。

71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 21:44:16.84 ID:GzJC+pc40
wktk

72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 21:44:37.47 ID:mv/hsWH0O
わくてか

73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 21:46:13.27 ID:darKWX/vO
wktk

74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 21:47:34.30 ID:+WqRDSZD0
《そのなな 起点わすれもの。》

『2年で進路ガイダンスは少し気が早いような気がするお! 疲れたお…』
 【私は三年だから頻繁にあるがな、今の内に真剣になった方がいい】


 【あのらくがき、どうやって書くんだ?
 やろうと思っても上手く書けないんだが……】
『なにこのモッコスww えっと、コツはまず体を書いてから……』

『そろそろ文化祭の時期だお! そっちはどう?』
 【三年は劇と決まっているからな……準備が大変だよ】

『いまから楽しみだお!』
 【――そうだな。】

そうやって僕らは、交信の回数を重ねて行った。
普通の会話ならばすぐ忘れてしまうような言葉のやりとり。
それでも何故か、彼女の文字は、彼女の言葉は僕の心に深く浸透した。
この数奇なシュチュエーションだからだろうか。なんて思い出した、

これはそんな矢先のこと。


75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 21:49:56.91 ID:+WqRDSZD0

「文化祭の準備で大変なのはわかるが、机の中に置き勉などはしないように。
 盗難があっても責任はとれんからな。あと、最近注意された服装の乱れだが……」

担任の声が教室に響いていた。
ひそひそと放課後の予定を話あうクラスメートや、
机に置いた鞄の上に腕まくらで寝はじめるクラスメート。
よくある終礼の一コマの中。

( ^ω^)「あれ……? おっおー……」

自分の鞄の中を忙しなく物色する最後列の廊下側。

*(‘‘)*「ちょっと。なにやってんの内藤」
( ^ω^)「おっ。保護者用の文化祭案内プリントが見つかんないんだお」
隣の席だったヘリカルから質問があがる。
そちらを向く事なく答え、続けて鞄の中を漁る。やはりない。

*(‘‘)*「そんなもん口頭で言えば言いだけの話でしょ。ってかホラ」
( ^ω^)「お?」
肩を叩かれ、顔を弾きあげた。


*(‘‘)*「空気嫁」
ヘリカルの声。


76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 21:50:29.02 ID:mv/hsWH0O
支援

77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 21:50:49.36 ID:+WqRDSZD0
担任だけではなく、クラスメートの大半が僕の方を抗議の眼差しで見ていた。
教室を見渡せば、みんな立っている。……起立っていつ言った?

( ^ω^)「サーセンwwwww」
立ち上がれば、大袈裟な音を立てて僕の椅子が倒れた。


「「「「「………………」」」」」


教室に充満する微妙な空気。
はぁ。誰かのため息と、こほん。教師の咳払い。


( ^ω^)「サーセンww」
「……委員長、号令」


「礼っ」


机を引きずる甲高い音が、教室に響いた。




78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 21:52:43.06 ID:+WqRDSZD0
噛み殺す事もせずに大あくび。
微妙な空気で終った昨日の学校だけど、一日寝れば大抵のことはリセットされる。
昨日の朝の風景と寸分違わない教室内の様子に、もう一度出たあくび。

从 ゚∀从「おはようバカ面」
( ´ω`)「お前は開口一番それかお……」

こいつに関してのため息は出尽くしただろう。
朝一番に人を罵倒しに来た高岡に苦笑いが漏れた。

从 ゚∀从「で、今日の返信はどんな感じなんだよ」
( ^ω^)「なんでお前に見せなきゃなんないんだおwww」
从 ゚∀从「あん?」
( ^ω^)「いえいえ、どうぞどうぞ」

両手で僕の机を指す。ふんと高岡が鼻でそれをあしらった。
僕の日課が机の上のメッセージの返信になってから、
ハインリッヒの日課もまた机の上のメッセージ確認になった。
本人曰くおもしろいから。
本当こいつショボンの爪の垢でもせんじてのめばいいのに。

79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 21:53:39.63 ID:JUu3GK7Z0
支援

80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 21:53:41.28 ID:mv/hsWH0O
支援

81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 21:54:00.37 ID:+WqRDSZD0
从 ゚∀从「…………」

なにやらハインリッヒが微妙な顔で僕の顔を覗き込んできた。

( ^ω^)「……どうかしたかお?」
从 ゚∀从「お前、これはどう言うことだ?」

お……?

眉間にしわを寄せて、ハインリッヒ机の上を指す。
それに導かれるように、僕も机の上を見た。そこにかかれていたメッセージ、


【平成19年……? 今年は16年じゃないのか?】


至極真面目な文字が、机の上に踊っていた。

《そのなな 起点わすれもの。》終
         そのはちに続く!

82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 21:57:15.57 ID:+WqRDSZD0
《そのはち 揺籃のしらべ。》

思えば、彼女とのやりとりには、その端端に小さな食い違いがあった。

从 ゚∀从「ブーン。聞いてるか?」
ハインリッヒのいぶかしげな声。

初めは、天気だ。
僕が初めて彼女のメッセージに返信した時のこと。
『雨がうっとおしい』と洩らした僕に、『天気がいい』と答えたのだ。
あの日の雨は、僕の予想通り一朝一夕で止むような種類のものではなかった。

そして、教室の隙間風のこと。
『隙間風がひどくて足が冷える』の言葉。
その時は、もしかすると夜は冷えるのかも知れないお。なんて、
そう一人で納得していたけど、それでも僕が座っている間中は、
隣りにある扉からすきま風なんて一つも吹き込んでこなかった。

『全日制』と『定時制』の壁でもまだ足りない、
決定的な何かが、僕等の間にはあったように思う。


83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 21:57:38.20 ID:JUu3GK7Z0
支援

84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 21:58:53.58 ID:+WqRDSZD0
从 ゚∀从「おい、ブーンっ」

そして極めつけがこれだ。いつもより少し長めの返信で、

【机の中にあったプリント、見たんだが……
 平成19年? 今は16年じゃないのか?】

机の中にあったプリント、と言うのはやはり、僕が昨日探していた文化祭の連絡の紙だろう。
そこに文化祭の日付と、年度が書いてあったハズだ。

いや、それにしても――

从♯ ゚∀从「オイコラッ!」

放たれたのは正確なみぞおちパンチ。いや、パンチって言うと響きに可愛げがあるな。
放たれたのは正確な正拳突き。ヒュ、と風切り音がしたような気がする

( ゜ω゜)「だぼァぁッッ!?」
唾どころか臓器まで飛び出しそうな勢いで言葉が出た。
腹筋を固める暇からなかったお!?
朝食につまんで来たアンパンが胃の上部で激しく自己主張する。

ぐらついた足もとを根性でふんばって、
正拳突きを繰り出して来た人物を見る。

85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 21:59:14.74 ID:hTUDqYVUO
面白くなってまいりました

86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 21:59:30.57 ID:JUu3GK7Z0
支援

87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 21:59:45.13 ID:+WqRDSZD0
(♯ ^ω^)「なにスん……!?」
从 ゚∀从「どういう事だよ、これはっ……!」

(♯ ^ω^)「僕に聞かれても、知るかってんだお!」
从♯ ゚∀从「違うだろ!? 俺が聞いてるのは、そういう事じゃなくてっ」

みぞおちはまだ痛む。さすりながら、ハインリッヒを見た。
言葉を吐くたびに、苦々しい物になっていく表情。その中の真意を、僕が察することはない。


从 ゚∀从「この人は――」
言葉が途中で途切れる。
ああこいつでもこんな表情をすることがあるんだな、と現状とはかけ離れた考えがめぐっていた。

ハインリッヒが空気を吸った。
言葉を待つけれど、その口から出るのはか細い吐息だけで。

( ^ω^)「なんで、お前が泣きそうな顔になってんだお……」
从 ゚∀从「っ……黙れよ!」

授業開始のベルが、沈黙した僕らの間に流れた。

僕らの間には静寂が。
彼女との間には、三年と言う年数が平気な顔をして横たわった日の出来事。


《そのはち 揺籃のしらべ。》 終

88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 22:01:04.05 ID:GzJC+pc40
乙です。
これは続きにwktkせざるをえないwwww

89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 22:01:37.00 ID:JUu3GK7Z0
乙乙

90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 22:04:23.87 ID:+WqRDSZD0
さあ中二くさくなってまいりました!
という訳でなんか微妙な所、と言うか痒い所に手が届かない地点で、
本日の予定投下分は終わりです。

バルスまで時間があまってるようですし、
時間が許すようであれば閑話でも書きたいと思います。
つか正直最初はこう言う展開にもっていくと思わんかった。面白ければそれでいいですかね。

スレが落ちたら、また6時か9時ごろに建てたいと思います。
ただ土日は予定が込み入っているので希望は薄いかと。申し訳無い。
よい週末を!

91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 22:07:21.46 ID:hTUDqYVUO
途中で展開変わったのはいいけど、十死みたいに先が思いつかなくなって
逃亡するってのだけは勘弁してくれよな

92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 22:11:42.29 ID:e+0JYTMP0


93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 22:12:14.16 ID:+WqRDSZD0
>>91
最終回までのプロット出来上がってて、
あとがきまでもう書いてる早漏具合なんて人様に言えない。

よほどのイレギュラーがない限り大丈夫だと思います。
半年あけて完結とかあったけれども。

94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 22:18:29.41 ID:hTUDqYVUO
>半年空けて完結とかあったけれども
ん?以前も何か作品書いてたってこと?目覚まし時計?

95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 22:24:58.13 ID:+WqRDSZD0
>>94
底辺でやっていたので、知る方はごくごく僅かだと思いますが
「初恋の夢を見るようです」と言う作品です。
今読み返すと直したい部分がざくざくwwww

96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 22:31:02.90 ID:f/V/8m9R0
>>95
ハルシオンデイズの奴?
あれ大好きなわけだけども

97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 22:31:42.85 ID:hTUDqYVUO
間違ってたらスマン、ハルシオンディズのやつだっけ?

98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 22:33:16.45 ID:+WqRDSZD0
>>96-97
う、うわぁぁぁあああ。
それです。ご明察です。うわぁ、なんと言うか、お恥ずかしい限りで……

99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 22:36:45.50 ID:hTUDqYVUO
よし、あの作者だと知ってwktkが更に増したぞ
期待してる、乙。


あー……最後に聞きたいんだが何話ぐらいで完結予定?

100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 22:44:18.13 ID:F+ghAcy3O
ハルシオンデイズの人か
おまいさんの作風大好き

101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 22:48:31.24 ID:+WqRDSZD0
>>99
大体20話くらいを目処にしてます。
もしかすると前後するかもしれません。

>>100
うぇへwww精進します。ありがとう。

102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 23:06:27.49 ID:g4IZqfIP0
age

103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/15(金) 23:17:39.64 ID:qeUAgs9d0



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