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( ^ω^)ブーン達は絡まり合うようです

1 : ◆qvQN8eIyTE :2007/06/20(水) 21:16:23.29 ID:20qfLbkt0
プロローグ 【夢の訪れ】




太陽は空に上がる限り、この地上に暖かな光を届け続ける。
その光に照らされて地球に住む生物達は生きているのだ。
もちろん、人間も決して例外というわけではない。

しかし、人間とは目先の物事に目を取られる生き物だ。
例え恵みの光によって自らが生きていられる事を知っていようとも、人々は皆その光を避けようとする期間がある。
それが夏だ。

近すぎる太陽から生み出された光は人間を直接だけではなく、アスファルトなどをも照らして、人々を二重三重にも苦しめる。
光が生み出す熱によって確実に体力と水分を奪われていく人間は、ほとんどが光をただ避ける。

(;^ω^)「あー……暑くて死にそうだお」

そしてこの男、内藤ホライゾン。
通称ブーンもほとんどのうちの一人であった。

2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/20(水) 21:16:56.79 ID:TkTJYbXV0
wktk

3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/20(水) 21:17:02.66 ID:sW++UCZg0
2げt
wktk

4 : ◆qvQN8eIyTE :2007/06/20(水) 21:18:49.86 ID:20qfLbkt0
(;'A`)「確かにな。ここ最近の暑さは異常だろ」

(;´・ω・`)「家に帰る前にこうしてコンビニに避難していないと命に支障があるね」

上は白のワイシャツ、下は黒の学生ズボン、そして背負っているのは学生バック。
見るからに学生な彼らは今、コンビニへ緊急避難しているところである。

他愛のない話をしていると、時間は結構進んでいるものだ。
彼らも気付けば入店してから既に数十分が経過しようとしている。

( ^ω^)「やっぱりクーラーは最高だお! もうここに住み着きたいくらいだお!」

(;´・ω・`)「それじゃ普通に迷惑でしょ。さて、そろそろ出ようか」

(#^ω^)「だが断るお。僕は絶対ここから踏み出さないんだお」

(;'A`)「アイスおごってやるから諦めろ。ただし安価なガリガリ君限定でな」

( ^ω^)「僕は ソーダちゃん!」

ドクオが発した禁断の呪文『オゴッテ・ヤール』は即座にブーンの耳へと届く。
この呪文は意志の弱い物なら大抵軽く操れるような代物なのであった。

( ^ω^)「おk! さぁ出るお!」

5 : ◆qvQN8eIyTE :2007/06/20(水) 21:22:05.45 ID:20qfLbkt0
自動ドアが開くと同時に、外からの熱気が彼らを包み込む。
しばらくぶりの暑さは、冷気に慣れきっていた彼らにとっては酷なものであった。

(;^ω^)「ぐはぁ! もう無理! 無理だお! レッツUターンだお!」

(;'A`)「ちょっと落ち着け。あまり暴れるとアイスの汁が俺に飛ぶ!」

(;´・ω・`)「ガリガリ君なんて特に落としやすいアイスなんだから気をつけt(;゚ω゚)「ぎゃぁぁああぁぁあああ!!」

ショボンの心配の声も虚しく、ブーンは悲しみの悲鳴を上げる。
そして、その悲鳴が示すのは――

(;゚ω゚)「アイスが……落ちたお……」

――ガリガリ君転落事故発生なのであった。

6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/20(水) 21:22:43.25 ID:TkTJYbXV0
ガリガリ\(^o^)/オワタ

7 : ◆qvQN8eIyTE :2007/06/20(水) 21:24:56.75 ID:20qfLbkt0
熱されたアスファルトに落ちたアイスは瞬く間に溶けていく。
段々と広がっていく既に液体となったガリガリ君を、それでもブーンは食そうとした。

(;゚ω゚)「まだ間に合うお! 三秒ルールなんだお!」

(;'A`)「無理に決まってるだろ……常考。もう蟻に集られてるじゃないか」

ブーンの物であったアイスの爽やかな青色に、黒のグラデーションが加えられていく。
既にそれが人間の食べられる物ではないことは一目瞭然であった。

(;゚ω゚)「……」

( ;ω;)ブワッ

( ;ω;)「もう死にたいお」

(;´・ω・`)「アイス程度で大袈裟だよ。ほら、気を取り直してもう帰ろう」

8 : ◆qvQN8eIyTE :2007/06/20(水) 21:27:20.50 ID:20qfLbkt0
ショボンの声を聞き、ブーンは泣き泣き帰路につく。
そして数分後に二人の友人と別れたブーンは、無事帰宅をすますのであった。

( ´ω`)「アイスは落とすし、やたら暑いし、今日は最悪だお。こんな日はさっさと寝るに限るお」

誰に言うでもなく一人呟き、彼は自室へと向かう。
木製のドアを開くと、そこにはいつも通りの薄汚れた憩いの場があった。

( ´ω`)「はいはい不健康不健康。……って、お?」

いつも通りの空間に、身を潜めた“異質”に気付く。
正体を探し出すため視線を様々な方向へ巡らせる。
いつも通りのドア、いつも通りの床、いつも通りの布団。

(;^ω^)「布団の傍にあるのはなんだお?」

遂に“異質”の正体を見つけ出す。
それはいつも通りの布団、の傍らに置いてある物であった。

(;^ω^)「これは人形、かお?」

9 : ◆qvQN8eIyTE :2007/06/20(水) 21:30:21.69 ID:20qfLbkt0
確かに手に感じる無機質な触感。
大きさ的にはちょうど床に転がっている空き缶程度。
そして何より、

(;^ω^)「僕にそっくりだお」

その人形はブーンその者を模っていた。
作られた目は虚空を望み、作られた四肢は力無く揺れている。

(;^ω^)「なんでこんな物が僕の部屋に……? なんだか気持ち悪いお」

そこで、ブーンはあることに気付く。
異質な人形の中でも一際異質な存在を。

(;^ω^)「この人形、スネ毛がモッサモサだお」

無機質な人形に似合わず、微かに揺れる大量のスネ毛。
艶やかなスネ毛はまるで麗しき少女の髪のように美しく生えているのであった。

10 : ◆qvQN8eIyTE :2007/06/20(水) 21:33:48.18 ID:20qfLbkt0
( ^ω^)「うはwwwwきめぇwwwwww」

人形の持つ不気味な雰囲気にあまりに不似合いな美しいスネ毛を見て、思わずブーンは吹き出してしまう。
笑いという行為は、緊張や不安を和らげる効用がある。
吹き出したブーンは、部屋に入った時からきつく張っていた緊張の糸を緩めることができた。

( ^ω^)「人形なんか放っておいて至福のお昼寝タイムに突入だお!」

元来の目的を思い出し、すぐ足下に広がっている布団に潜り込む。
そして、視点が変わると見える世界も変わってくるものだ。
枕に頭を乗せたブーンは目の前の異質をすぐさま感知した。

(;^ω^)「またなんか変なのがあるお」

彼の目は、新たに不審物を捉えてしまった。

(;^ω^)「これは封筒かお?」

11 : ◆qvQN8eIyTE :2007/06/20(水) 21:36:14.27 ID:20qfLbkt0
茶褐色の極々一般的なタイプの封筒。
それがブーンの枕元に置いてあった。
もちろん彼には部屋にこのような物を置いた覚えはない。

(;^ω^)「とりあえず開けてみるかお」

そっと封筒を拾い上げ、糊で貼られている部分に指を添える。
紙が千切れる独特の音をたて、封筒の口は開封された。

( ^ω^)「中身は何だお?」

開けられた口を下にして数回上下に振る。
すると、中からは三つ折りされた手紙と切符がそれぞれ一枚ずつ滑るように落ちてきた。

12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/20(水) 21:36:14.89 ID:idmr1qIf0
これは期待支援

13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/20(水) 21:37:05.48 ID:PKEWmaNSO
支援

14 : ◆qvQN8eIyTE :2007/06/20(水) 21:37:56.61 ID:20qfLbkt0
茶褐色の極々一般的なタイプの封筒。
それがブーンの枕元に置いてあった。
もちろん彼には部屋にこのような物を置いた覚えはない。

(;^ω^)「とりあえず開けてみるかお」

そっと封筒を拾い上げ、糊で貼られている部分に指を添える。
紙が千切れる独特の音をたて、封筒の口は開封された。

( ^ω^)「中身は何だお?」

開けられた口を下にして数回上下に振る。
すると、中からは三つ折りされた手紙と切符がそれぞれ一枚ずつ滑るように落ちてきた。

15 : ◆qvQN8eIyTE :2007/06/20(水) 21:40:30.33 ID:20qfLbkt0



  ――――――――――――




  拝啓、内藤ホライゾン殿。
  突然の贈り物、さぞかし驚いたことだろう。
  とりあえずこの封筒と一緒に置いた人形を持って、明日切符に示された場所へと来て欲しい。

  僕は急に君達に一攫千金のチャンスをあげようと思ったのだよ。

  とにかく毛根は大切にな。


  追伸:人形に生えている毛は特に君に大切な毛。





       いつもあなたの心に  孫悟空




  ――――――――――――

16 : ◆qvQN8eIyTE :2007/06/20(水) 21:43:25.43 ID:20qfLbkt0
整った綺麗な字で、手紙には簡潔に内容が記されていた。

(;^ω^)「何だおこれ。孫悟空とかわけわからんお。とりあえず切符を見ておくかお……」

小さく呟き、封筒に手紙と同封されていた切符へと意識を向ける。
そこに記されていた言葉は確かに行き先が書いてあった。

『VIP町⇒点字区』

(;^ω^)「点字区かお。やたら遠いお……」

VIP町とはブーン達の生まれ育った土地で、発展もそこそこのこれと言った特徴もない町である。
一方、点字区とはかなり栄えている土地で、人口も多い土地だ。

人口が多いと言うことは、当然障害者の割合も増える。
そんな障害者達のために区を点字だらけにした故にこのような名前になったらしい。
確かな情報ではなく、噂程度のものだが。

17 : ◆qvQN8eIyTE :2007/06/20(水) 21:46:40.01 ID:20qfLbkt0
( ^ω^)「でも、一攫千金……悪くないお」

ブーンの脳裏には先程読んだ手紙の言葉が強く焼き付いている。
『一攫千金』
万人の夢といっても差し支えないであろうその言葉は、彼の心を揺するのには充分な力を持っていた。

( ^ω^)「切符を無駄にするのも勿体ないし、とりあえず行ってみるかお!」

そしてブーンは決意した。
万人の夢に乗ってみようと。
例えこの先何が待ち受けていようとも、きっと大金を獲得してみせると。

( ^ω^)「お金は大事だおー!」

彼の咆吼は閉鎖的な空間の空気を強く振動させた。

18 : ◆qvQN8eIyTE :2007/06/20(水) 21:47:41.73 ID:20qfLbkt0
プロローグ投下完了
若干の休憩を挟み第一話を投下します

19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/20(水) 21:47:51.93 ID:ctCOlqp6O


20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/20(水) 21:53:08.87 ID:idmr1qIf0


21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/20(水) 21:53:49.98 ID:UAeFpvZP0


22 : ◆qvQN8eIyTE :2007/06/20(水) 22:00:40.14 ID:20qfLbkt0
それでは第一話投下いたします

23 : ◆qvQN8eIyTE :2007/06/20(水) 22:03:51.75 ID:20qfLbkt0
その前にすみません
さっきのプロローグは第一話に脳内変換してもらえるとありがたいです
今から投下するのは第二話という事で

24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/20(水) 22:06:33.00 ID:PKEWmaNSO
支援

25 : ◆qvQN8eIyTE :2007/06/20(水) 22:06:34.44 ID:20qfLbkt0
第二話 【集う者達】




( ^ω^)「拝啓父上様、母上様。今僕は色々とあって駅にいますお」

ブーンの現在地、VIP駅。
ここから彼の小旅行は始まる。

( ^ω^)「さて、僕の冒険はまだ始まったばかりだお! って……」

(;^ω^)「切符が……無い……?」

朝は確かにポケットに入れたはずの切符。
それが今は存在していない。

(;^ω^)「やばい、非常にやばいお」

切符の紛失――つまり、彼は指定された場所に辿り着くことすらできないのだ。
そのような事態になっては一攫千金どころではない。

26 : ◆qvQN8eIyTE :2007/06/20(水) 22:09:18.81 ID:20qfLbkt0
暑い日差しの元、決して暑さだけが原因なわけではない汗を多量にかきながら、彼は右往左往していた。
彼が来ている薄手のシャツも、既に彼自身の汗で濡れており身体に張り付いている。

(;^ω^)「あぁ、こんな暑さの中で僕はどうすればいいんだお」

遂に周りの迷惑も顧みずに駅の構内で絶望のあまりしゃがみ込むブーン。
そんな彼に突然後ろから強烈な衝撃が襲いかかる。

(;゚ω゚)「ぶべっ!? なんだお?」

しゃがんだ状態で後ろから押された彼は無様に床に倒れ込む。
いくら温厚なブーンでも流石にこれは怒りを抑えきれなかった。

(#^ω^)「いきなり人を蹴飛ばして、謝りの言葉もないのかお!」

('A`)「お前、切符落としてたぞ」

ブーンの激昂に対し、極めて冷静に言葉を紡ぐ人物。
それは、

(;^ω^)「ドクオ……?」

彼の友人、その人であった。

27 : ◆qvQN8eIyTE :2007/06/20(水) 22:12:09.19 ID:20qfLbkt0
( ^ω^)「ドクオが切符見つけてくれたのかお! これは極上のありがとうを送るべきだお」

('A`)「というかお前が俺の目の前で落としてただけなんだけどな。お前も点字区に行くのか」

( ^ω^)「お? 何でドクオがそんなこと知ってるんだお?」

('A`)「切符見た」

( ^ω^)「鬼才現る」

('A`)「ちなみに俺も行き先は同じだ」

( ^ω^)「なんでだお?」

('A`)「部屋に切符が置いてあった」

( ^ω^)「なるほど」

28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/20(水) 22:12:34.53 ID:KPfRChGP0
支援

29 : ◆qvQN8eIyTE :2007/06/20(水) 22:15:01.44 ID:20qfLbkt0
改札口に切符を食わせて間を通る。
穴が開いた状態となって出てきた切符を再び手に取り、二人はホームへと向かった。

('A`)「電車が来るまでまだしばらくあるな」

( ^ω^)「なかなか暇だお」

二人はとりあえず目に付いたベンチに腰を下ろし、一息つく。
空は変わらず青く、たまに吹く風が夏の暑さで火照った身体には気持ちが良い。

('A`)「夏ってさ……」

二人の間を心地よい静寂が征服しようとした頃、ドクオが言葉を紡ぎ出す。

('A`)「夏って生物に生きてることを実感させてくれる季節だよな。確かに暑いのは辛いけどさ」

( ^ω^)「お?」

('A`)「太陽は冬なんかよりも数倍強く俺らを照らしてくれててさ、この暑さに負けて堪るか! とか思ったりして奮起したりしちゃうんだよな」

( ^ω^)「そういや部屋に切符が置いてあったって事は、一緒に変な人形と手紙が置いてあったりしなかったかお?」

('A`)「素晴らしいスルーになんか凄い切ない気分になった」

30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/20(水) 22:16:11.23 ID:idmr1qIf0
テラスルーw
支援

31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/20(水) 22:17:31.90 ID:XqYG01oO0
Shi

32 : ◆qvQN8eIyTE :2007/06/20(水) 22:17:40.35 ID:20qfLbkt0
('A`)「でもまぁ、確かにあったよ。俺にそっくりな人形と孫悟空からの手紙が」

( ^ω^)「やっぱりドクオも僕と同じ経緯で呼び出されたのかお」

('A`)「ドクオも、ってことはお前もなのか。一体孫悟空ってなんなんだろうな? っと、そろそろ電車が来るぞ」

電光掲示板に電車の訪れを示す文字が点滅しながら浮かび上がる。
それほど待たないうちに、彼らを運ぶための電車が一陣の風と共に到着した。

( ^ω^)「よし、じゃあ一攫千金に向けてレッツゴーだお!」

二人を乗せた電車は風を裂き、音を奏でながら点字区へと向かう。
窓からは右から左へと凄い勢いで家や木が走っていくのが見える。
車内は冷房が効いており、涼しい空気が彼らを包み込んだ。

33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/20(水) 22:18:03.03 ID:qOqTYFpM0
支援

34 : ◆qvQN8eIyTE :2007/06/20(水) 22:19:32.35 ID:20qfLbkt0
('A`)「ところでよ……、ブーン」

空いていた座席に身体を沈めていたドクオが消えそうな声で呟く。

( ^ω^)「お? 何だお?」

('A`)「お前の所に届いたって言う人形も毛がモジャモジャだったのか」

( ^ω^)「そうだお! 毛だけはリアルでやたら気持ち悪かったんだお」

('∀`)「そうか、お前もか。俺だけ毛が生えてるのかと思って焦ったぜ。手紙に人形持ってこいなんて書いてあるんだもんな」

一瞬にして明るい笑顔に染められたドクオの表情。
先程の鬱陶しそうで気怠そうな表情は見る影もなくなっていた。

35 : ◆qvQN8eIyTE :2007/06/20(水) 22:22:02.80 ID:20qfLbkt0
('∀`)「でも焦るよなwww 自分の部屋にあった人形のチン毛がモッサモサだなんてwwww」

(;^ω^)「え? チン毛?」

('∀`) ……

(;'∀`)「何惚けてるんだよ。お前のだってチン毛モッサモサだったんだろwww」

(;^ω^)「いや、僕のはスネ毛がモッサモサだったお」

(;'∀`) ……

('A`)「死にたい」

36 : ◆qvQN8eIyTE :2007/06/20(水) 22:24:54.42 ID:20qfLbkt0
またもや一瞬にして笑顔から鬱へと表情を転換させたドクオ。
その場を支配した重い空気の中でブツブツと俯き加減に呟き始める。

('A`)「何で俺だけチン毛なんだよ……。何で俺はチン毛人形を持ってきちまったんだよ……。
   できることならば過去に戻って一攫千金に目がくらんだ俺を殴り殺したい……。つーか今死にたい……」

(;^ω^)(何だおこの展開は。点字区までまだ長いし、寝て避難でもしておくかお)

そうしてブーンはドクオの呟きを子守歌に、深い眠りの海へと沈んでいってしまう。
隣ではひたすら呪いの言葉を呟いていることも知らずに。

( A )「もうなんか俺以外みんな死ね。消えて無くなってしまえ」

(;-ω-)「zzzz……」

37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/20(水) 22:25:08.59 ID:iVuY8fck0
ワロタッタッタタッタアッタッタタタwwwwwwww

38 : ◆qvQN8eIyTE :2007/06/20(水) 22:27:10.15 ID:20qfLbkt0
『次はー点字区ー点字区ー。お出口は左側の扉でございますー』

( -ω-)「zzzz……、ん……」

妙に間延びした車掌の声がブーンの耳元に届く。
どうやら長い時間眠っていたらしい。

( ^ω^)「もう着くのかお」

電車は既にホームへ頭を突っ込んでいる。
そしてブーンはきっと自分と同じく寝ていたであろうドクオを起こすために視線を隣へと向ける。

( ^ω^)「ドクオ、そろそろ起きr( A )「ミンナシネシネシネシネキエロチンゲニマミレロ」

(;゚ω゚)「ぎゃあああぁあああぁぁああぁあああ!!!!!」

VIP町から点字区まで、大体電車でも数時間はかかる。
その間絶えず呟き続けたドクオの威圧感に、思わずブーンは悲鳴を上げてしまった。

39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/20(水) 22:29:20.70 ID:r+DzFkZ3O
支援

40 : ◆qvQN8eIyTE :2007/06/20(水) 22:29:21.83 ID:20qfLbkt0
※※※※※※※※






(´・ω・`)「どうやらこれで最後の二人が来たようだな」

巨大なモニターのある、閉鎖的な一室に男が一人。
口角を上げて嫌らしい笑みを浮かべる。
手に持った煙草は、煙を絶えず上げて短く縮んでいく。

彼が見つめるモニターには、様々な男女の顔と名前が表示されていた。

41 : ◆qvQN8eIyTE :2007/06/20(水) 22:31:15.40 ID:20qfLbkt0
( ^ω^)内藤ホライゾン

('A`)ドクオ
  _
( ゚∀゚)ジョルジュ長岡

ξ゚听)ξツン

川 ゚ -゚)クー

( ´_ゝ`)流石 兄者

(´<_` )流石 弟者

( `ハ´)シナー

( ^^ω)マルタスニムは瀬川

(-_-)ヒッキー

42 : ◆qvQN8eIyTE :2007/06/20(水) 22:32:48.70 ID:20qfLbkt0
ν(・ω・ν)ほわっちょ相田

,(・)(・),シャーミン松中

|;;;;| ,'っノVi ,ココつ榊原マリントン

  |  ..|
 ノ つДノつゾーンプレス斉藤

(´・_ゝ・`)盛岡デミタス

(゜3゜)田中ポセイドン

⊂⌒(  ・ω・)佐々木カラマロス大

(∴゚ з゚ )ソニー高田

⌒*(・∀・)*⌒ツイン照美

43 : ◆qvQN8eIyTE :2007/06/20(水) 22:34:33.27 ID:20qfLbkt0
(´・ω・`)「なかなかな顔ぶれだね」

手に持つ煙草を数回軽く振り、灰皿に灰を落とす。
その煙草を口元に持って行き、煙を肺に流し込む。
口から灰色の煙を吐き出すと彼はまた一人で呟き始める。

(´・ω・`)「さて、この中で誰が勝ち残るのかな」

彼が呟いた言葉は一人だけの部屋に虚しく響く。


それはまるで彼自身の孤独な心を指し示すかのように。

44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/20(水) 22:36:02.45 ID:KPfRChGP0
なんと言うマイナーキャラ勢ぞろい

45 : ◆qvQN8eIyTE :2007/06/20(水) 22:36:06.49 ID:20qfLbkt0
第二話投下完了

今日はここで終了させてもらいます
質問などありましたらどうぞ


某スレの>>525が俺の心情を把握していて驚いた

46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/20(水) 22:37:32.33 ID:PKEWmaNSO


47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/20(水) 22:43:25.24 ID:qOqTYFpM0
乙!

48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/20(水) 22:45:31.89 ID:idmr1qIf0
乙〜

49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/20(水) 22:45:59.10 ID:B7kk7RZh0
乙カレー

50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/20(水) 22:51:28.22 ID:r/Jku/ezO
乙!

51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/20(水) 22:52:55.88 ID:PKEWmaNSO
まとめ依頼だした方が良いのかな

52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/20(水) 22:56:54.60 ID:XHzYJMWu0
チン毛吹いた。支援

53 : ◆qvQN8eIyTE :2007/06/20(水) 22:57:01.88 ID:20qfLbkt0
>>51
お好きにしてください
個人的にはまとめてもらえたら万々歳ですが

それではもう消えますねノシ

54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/20(水) 23:03:24.94 ID:PKEWmaNSO
>>53
再度乙
オムさんにまとめ依頼出してくる

55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/20(水) 23:04:13.06 ID:XHzYJMWu0
やっと見つけたぜ・・・
http://wwwww.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1182244980/
>>525

56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/20(水) 23:15:34.81 ID:rxKnZ1rk0
次の投下はいつになりそうですか?

57 : ◆qvQN8eIyTE :2007/06/20(水) 23:19:26.62 ID:20qfLbkt0
なんだかんだ言ってまだスレを覗いている自分

>>56
まだ未定ですがあまり時間を空けないようにしたいと思います

21 KB
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