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( ^ω^)ブーンは出会い、何かを見つけたようです

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/02(月) 21:08:18.80 ID:2k47U41q0
まとめサイト様
http://vip.main.jp/327-top.html

それでは投下させていただきます。

2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/02(月) 21:08:37.08 ID:7LLLt7zCO


3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/02(月) 21:09:15.46 ID:ZurxvPQx0


4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/02(月) 21:12:46.01 ID:2k47U41q0

川 ゚ -゚)「……」

私は窓から、延々と降り続ける雨を眺め続けていた。

ここに来て早2週間。大分この時代にも馴染んだ。
みんな私に親切にしてくれて、とても居心地がいい。
しかしもとの世界には家族や友達がいる。
一刻も早く帰りたい、そう思っているのもまた事実だ。

川 ゚ -゚)「私はどうすればいいんだろうな……」

愁いを帯びたため息は、雨音に紛れ、消えた。

5 :時代劇鑑賞:2007/07/02(月) 21:13:31.87 ID:2k47U41q0

バシュ、ブシュ、ぬわー

川 ゚ -゚)「時に内藤よ」

( ^ω^)「なんだお?」

川 ゚ -゚)「もしかしてこの箱は私の時代に繋がっているのか?」

(;^ω^)「それはないおw」

川 ゚ -゚)「それならば何故私の住む町と似たような町が映っておるのだ?」

( ^ω^)「ああ、それは作り物だお。K府とかで撮影してるんだお」

川 ゚ -゚)「?よく意味がわからないが、とりあえず作り物だという事は把握した」

6 :時には昔の話を:2007/07/02(月) 21:19:41.17 ID:2k47U41q0

( ^ω^)「そういえば、一度もクーの話を聞いてないお! 何人家族なんだお?」

川 ゚ -゚)「6人家族だ。父、母、妹三人で暮らしておる」

( ^ω^)「何か面白い話とかはないのかお?」

川 ゚ -゚)「そうだな……私の生まれ月に妹たちが贈り物をしてくれたのだが、その話でもしよう」

* * *

VIP60年、ニューソク月

ノパ听)「今月はクー姉の生まれ月だあああああああ!
     いつも私たちのために色々としてくれる姉上に贈り物をするぞおおおお!」

次女の沙緒火兎(すなお ひいと)。賑やかしいが元気で明るい子だ。

lw´‐ _‐ノv「……米をあげればいいんじゃないかな」

三女の沙緒秋琉(すなお しゅうる)。天才肌で、色々と謎に包まれた子だ。

o川*゚ー゚)o「お米は流石にちょっと駄目じゃないかな、シュー姉。うーん……この間、クー姉が見てたかんざしとかどうかな?」

四女の沙緒宮斗(すなお きゅうと)。お茶目でそそっかしい子だ。

ノパ听)「流石だキュートおおおおおおお!早速買いに行くぞおおおお!」

そういうわけで、3人の妹たちは姉のために街へ買い物に行きました。

7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/02(月) 21:20:29.40 ID:ZurxvPQx0
支援

8 :時には昔の話を:2007/07/02(月) 21:23:39.70 ID:2k47U41q0

o川*゚ー゚)o「これこれ、どうかな?」

早速キュートがかんざしを見つけた。
青色でところどころ花の絵柄が描かれたそれは、上品でシンプルな一品だ。

ノハ*゚听)「クー姉に似合いそうだなあああ!早速購入するぞおお!」

ヒートは嬉しそうに、店主のところへそのかんざしを持っていった。
すると驚きの事実が発覚した。

(´・ω・`)「1両になりやす」

ノハ;゚听)「な、なんだってー!(AAry」

一般家庭で1両といえば大金。到底姉妹に払える額ではない。
ヒートとキュートはしょぼーんと肩を落とす。
諦めて他のものを探そうと、店の外に出たその時。
二人はものすごい光景を目にする事になる。

lw´‐ _‐ノv「……お金」

なんとシューが優勝賞金1両という袋を持ってやってきたのだ。

9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/02(月) 21:25:18.57 ID:ZurxvPQx0
wktk

10 :時には昔の話を:2007/07/02(月) 21:28:10.92 ID:2k47U41q0

ノハ;゚听)「シュー! ど、どうしたんだそのお金!優勝って何に優勝したんだああ?!」

lw´‐ _‐ノv「お米1俵早食い対決よ。さっきそこのお店でやってたの」

o川;゚ー゚)o「流石シュー姉……」

何はともあれ3人は無事かんざしを買うことができた。
クーの喜ぶ顔が見れると思うと、3人とも嬉しい気持ちになる。

ノハ*゚听)「クー姉、待ってろおおおお!!」

o川*゚ー゚)o「ヒート姉、道のど真ん中で叫ばないのー」

lw´‐ _‐ノv「生米炊米生ライス……我ながらいい早口言葉ね」

そんな感じで家に帰る道を歩いていた。
不意にキュートがキャーと叫ぶ。
ヒートとシューの二人が驚いてキュートの方をみると、手に持っていたはずの巾着袋がない。

o川*;A;)o「うわあああん、男の人が私の巾着袋盗ったああ」

大泣きしているキュートの後ろをみると、大柄な男が急ぎ足で逃げているではないか。

11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/02(月) 21:31:39.36 ID:W4gZsEyX0
支援

12 :時には昔の話を:2007/07/02(月) 21:31:48.86 ID:2k47U41q0

ノハ#゚听)「お姉ちゃんに任せろおおおお!!不届きな輩は成敗してくれるわあああ!」

ヒートがものすごい速さで男を追いかける。
大の男と年端の行かない少女。普通は大の男の方が足は速い。
しかし、ヒートは男との差をぐんぐんと詰めていく。
男も後ろから怒りの形相で追いかけてくる少女に気づいたらしく、スピードアップした。
だがその努力も空しく、差は詰まっていく。

ノハ#゚听)「不届き者おおお!成敗だあああ!」

その声に男が後ろを振り返った。その瞬間、ヒートのとび蹴りが男の顔に決まる。
鈍い音が響き、男は地に倒れた。

ノハ#゚听)「これは返してもらう!二度とするんじゃないぞおおおお!」

lw´‐ _‐ノv「米に変わってお仕置きよ」

o川*゚ー゚)o「ヒート姉ありがとー!」

無事かんざしを取り戻し、3人は家路に着いた。

13 :時には昔の話を:2007/07/02(月) 21:35:13.36 ID:2k47U41q0

* * *

ノパ听) lw´‐ _‐ノv o川*゚ー゚)o「「「クー姉、生まれ月おめでとう!」」」

ノパ听)「これはあああ、3人からの贈り物だあああ!」

o川*゚ー゚)o「みんなで買いに行ったんだよ」

lw´‐ _‐ノv「開けてびっくりユートピアよ」

川*゚ -゚)「3人ともありがとう。早速開けさせて頂くぞ」

クーが嬉しそうに巾着袋を開けた。
そして中から3人で買った青いかんざしを取り出す。

川*゚ -゚)「かんざし……」

14 :時には昔の話を:2007/07/02(月) 21:39:59.50 ID:2k47U41q0

o川*゚ー゚)o「この間、クー姉と買い物に行ったとき、それをじっと見てたから……」

川;゚ -゚)「でもこのかんざし、高かっただろうが……一体どこからそんな金を」

ノパ听)「シューがああああ、早食い大会で優勝したんだああ!」

lw´‐ _‐ノv「ふふ、米で私の右に出る者はいない」

川*゚ -゚)「そうか……みんなありがとう」

* * *

時代は戻って現代。

川 ゚ -゚)「以上だ。いい妹たちだろう」

( ;ω;)「イイハナシダオー」

川 ゚ ー゚)「自慢の妹たちだからな」

僕はクーがその時浮かべた、誇らしげな、それでいて寂しそうな笑顔が目に焼きついて離れなかった。


15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/02(月) 21:42:16.07 ID:ZurxvPQx0
wktk

16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/02(月) 21:42:24.24 ID:2k47U41q0
お題が尽きたので、お題を出していただけると幸いです。


17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/02(月) 21:44:22.92 ID:ZurxvPQx0
お題:从 ゚∀从登場

18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/02(月) 21:53:07.13 ID:24eR4w03O
お題 あなたとわたし

19 :从 ゚∀从登場:2007/07/02(月) 21:53:58.34 ID:2k47U41q0

从 ゚∀从「ハッハッハハインリーッヒ! 喜べブーン、俺様が来てやったぞ!」

家の中に甲高い笑い声が響く。
僕はその声にドキリとする。この声は、独特の笑い方は……。

(;^ω^)「げっ……従兄弟が来たお」

川 ゚ -゚)「内藤の従兄弟とな?興味がある」

クーはそう言うとリビングを出て玄関へと向かった。
僕は思わずその後を追いかけた。

从 ゚∀从「ひゃっはー、美人なお姉さんじゃねぇか。ブーン、どこで拾ったんだよ?」

やはり従兄弟のハインだった。
少年のような容貌をしているが、その実、僕と一個違いである。
ちなみにあっちの方が年上だから驚きだ。

川 ゚ -゚)「む、内藤の従兄弟らしいな。私は沙緒空と言う。よろしく頼む」

从 ゚∀从「ヒャハ、俺は高岡ハインリッヒだ。出来の悪ぃ従兄弟だがよろしく頼むわ」

この日を境に、ハインが毎日この家に訪れるようになったのは別のお話。

20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/02(月) 22:01:46.81 ID:adwvuM2HO
支援

21 :あなたとわたし:2007/07/02(月) 22:07:17.84 ID:2k47U41q0

川 ゚ -゚)「相変わらず雨がすごいなぁ」

内藤が学校に行っている間、私はいつも窓の外を眺めている。
この季節柄、どうしても雨の風景が多いのだが致し方ない。

川 ゚ -゚)「内藤と会ってから……少し変われた気がするな」

実のところ、私は自分の型にはまった考え方が少々嫌いであった。
だからと言ってそう簡単に変われるはずもなく、諦めていた。
そこにこの時間移動。最初、灰色の建物が立ち並んでいる風景を見て戸惑ったものだ。

川 ゚ -゚)「……神様には感謝してもしきれんな」

私はボソリと呟き、外の景色へと視線を戻した。

僕は窓の外を眺めていた。相変わらず雨が降り続いている。
授業が右の耳から入って左の耳から抜けているが気にしなかった。

クーと出会ってから変われた気がする。
少なくとも死のうと思わなくなった。毎日がつまらないと感じなくなった。
ほんの些細な進歩かもしれない。それでも感謝してもしきれない。

……神様がいるのかどうかは分からないけど、ありがとうなんだお。

僕は心の中でそう呟き、眠る事にした。



22 :梅雨の終わり:2007/07/02(月) 22:07:59.37 ID:2k47U41q0

朝起きたらクーがいなかった。
家のいたる所を探したが姿はない。
僕は彼女と行った場所を順番に周る事にした。

美術館、公園、商店街……。
どこにも、どこにも彼女の姿はない。

( ;ω;)「何も言わずにサヨナラなんて嫌だお!」

僕は零れてくる涙を止める事は出来なかった。
ぼやける視界の中、彼女の姿を探し続けた。

一方、クーの姿は二人が最初に出会った屋上の上にあった。

川 ゚ -゚)「……そろそろか」

クーはそう呟くと、錆びたフェンスをのぼり、ビルの端に立った。

23 :梅雨の終わり:2007/07/02(月) 22:12:22.71 ID:2k47U41q0

枕元に神様が立った時は驚いたものだ。
なんでも梅雨の初めと終わりにこの時代とクーの時代が繋がるそうだ。
現実味のない話だが、今この身を持って体験している事だから信じるしかない。
そして今日が梅雨の終わりなのだそうだ。

――つまり帰れるのは今日だけなのである。

神様曰く、トンネルの出来る地点には不自然な虹が出るそうだ。
そういえば、こちらの世界に来る前に小さな虹を通った気もする。

川 ゚ -゚)「さて、行くか」

クーは下を向いた。そこにはビルに垂直に小さな虹が出ている。
ここから飛び降りれば元の世界に帰れる。
ごくりと唾を飲み、足を踏み出そうとしたその時。

( ;ω;)「やっ、やっと見つけたお!」

24 :梅雨の終わり:2007/07/02(月) 22:15:53.56 ID:2k47U41q0

やっぱりここにいた。僕らの出会った、この場所に。
しかし今回は立場が逆だった。クーは今にも飛び降りようとしている。
僕は急いでフェンスに駆け寄った。

( ;ω;)「何やってるんだお!」

川 ゚ -゚)「信じてくれなくてもいい。ただ、この先に帰る道があるんだ」

僕は最初、その話を信じる事は出来なかった。
しかし、クーの瞳に嘘や偽りはない。どこまでも真っ直ぐだ。
――信じよう。クーが昔の時代から来た人間である事を信じたよう。

( ;ω;)「信じるお、クーを」

川 ゚ -゚)「真か? ……済まんかったな、何も言わずに去って」

( ;ω;)「本当、驚いたんだお! さよならぐらい……言わせて欲しいお」


25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/02(月) 22:16:43.56 ID:ZurxvPQx0
これは……
支援

26 :梅雨の終わり:2007/07/02(月) 22:17:25.18 ID:2k47U41q0

しばらく二人の間に沈黙が流れる。
下から聞こえる喧騒やけによく聞こえた。

川 ゚ -゚)「君にあえてよかった、内藤。楽しかった、ありがとう」

タイミングを見計らうようにしてクーが言った。
僕はまた涙が頬に流れるのを感じていた。

( ;ω;)「僕も……楽しかったお」

川 ゚ -゚)「泣くな、内藤。男が無闇やたらと泣くものじゃないぞ」

( ;ω;)「おっおっ……」

川 ゚ -゚)「それじゃあ、さよならだ」

その直後、僕の視界からクーが消え去った。

遠くから蝉の鳴く声が聞こえたような気がした。

27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/02(月) 22:18:28.84 ID:W4gZsEyX0
支援

28 :エピローグ:2007/07/02(月) 22:23:20.19 ID:2k47U41q0

(;^ω^)「ふぅ、ようやく書き終えたお。やっぱり手紙はムズいお」

僕はその手紙を紙ヒコーキにして、ア○メイトの袋に入れた。
それから部屋の電気を落とし、家の外へと出かけた。

先ほどまで降っていた雨が嘘のように、青い空が広がっている。
僕は鼻歌を歌いながら、あの場所へと向かった。

○×商事……二人の出会った寂れたビルの屋上に僕はたどり着いた。
すると今度はフェンスの上に小さな虹が出ていた。
きっと向こう側に、クーのいる時代に繋がっているのだろう。

( ^ω^)「もう梅雨も終わりかお……」

僕は紙ヒコーキを袋から取り出し、虹へ向かって飛ばした。
手から離れたヒコーキはそのまま吸い込まれるようにして、虹を潜り、消えた。



おわり

29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/02(月) 22:24:47.99 ID:ZurxvPQx0
乙でした!

30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/02(月) 22:28:29.88 ID:QTP+LQ2L0


31 :あとがき:2007/07/02(月) 22:29:16.09 ID:2k47U41q0
率直に言わせていただくと初スレ立てです。処女作ってやつです。
だからと言って言い訳にするつもりはありません。
つまらないと感じた方がいるのであれば、それは自分の実力が至らなかったからだと思っています。

お題を出してくださった方、支援してくださった方、ならびに読者の皆様、本当にありがとうございました。
まとめてくださったオムライス様もありがとうございました。泣きそうでした。

それではそろそろ失礼致します。
この作品を読んでくださって、本当にありがとうございました。


32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/02(月) 22:30:03.61 ID:24eR4w03O
乙〜。

33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/02(月) 22:37:57.73 ID:W4gZsEyX0


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