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( ^ω^)机は繋がり僕らは出逢うようです。

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/08(日) 19:09:53.14 ID:h/Werarj0
http://vip.main.jp/300-top.html
まとめサイト。おせわになってます。大好き。

【あらすじ】
机に落書きを書いた。翌日、その落書きに返信がされていた。
だが話が進む中、その返信の人と自分との間には三年間の時間のずれがある事がわかった。
そして友人の話で、その人は事故で亡くなっていると聞かされる。
しかもその事故現場に自分がいたと言うのだ。
自分が忘却した『その人』について知るために、ブーンは昔馴染みに話を聞く事にしたのだが――

机は繋がり、僕らは出逢うのか?

という訳で、そのじゅうにの投下です。しばしの間お付き合いください。

2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/08(日) 19:11:46.78 ID:h/Werarj0
《そのじゅうに 曙光がみえるか。》

从 ゚∀从 「先輩たちとの出逢いは中学一年の事だった」

老人が息を吸うみたくゆったりと、そんなリズムでハインリッヒは語りだした。
横にあった机をなぞり、スカートを翻して僕に背を向ける。

( ^ω^)「…………」

相槌を打つ事さえ僕には出来ないように思えた。無言のまま、ハインリッヒを見る。
空中を舞い、ゆるやかに落下して行く埃が煌きながら教室を満たしていた。
あの時のように、その光が希望の灯なのか判断出来ない。
ただ僕はあの時のように、もたらされる絶対的な過去を受け止めるしかない。


从 ゚∀从 「忘れたいモンでもあるけどな」

酷く懐かしく大切な物を、納屋から取り出して来たみたいに。
壊れ物を扱うような口調でハインは続ける。


箱一杯に詰めた宝物に触れる。それは何よりも暖かい記憶。



3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/08(日) 19:14:00.66 ID:h/Werarj0


他人との距離のとり方が解らない。


それはいつだって私に縋り付いて来た悩みだった。
近づきすぎれば相手に拒絶される。遠すぎれば自分が寒さで震える事になる。


距離の計り方、私が生きていく上での一番の厄介事。


ξ゚听)ξ 「……んで、遠くに飛ばしゃーいい砲丸選んだの?」
从 ゚∀从 「はい」
私の返答にツン先輩はからりと笑う。
それから何の前フリもなく伸ばされた腕で首周りを固定された。

从; ゚∀从 「何すん……っ」
抗議の声は聞こえていないはずはないのに、
拘束力を挙げた腕を肌は感じる。ぞわり、と背筋が栗毛立った。

4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/08(日) 19:16:30.45 ID:94MVeIvX0
今日は豊作だな
支援!

5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/08(日) 19:17:53.87 ID:h/Werarj0
从; ゚∀从 「っちょ、やめ――!」
ξ゚听)ξ 「はい、異議は却下」
そのままぐしゃぐしゃと手で髪をかき混ぜられる。

片目を瞑り、思う。何なんだこの人……!?
部活の休憩時間、ポツリと悩みを打ち明ければこの仕打ちだ。
オマケに外周を走り終わったツン先輩は少し汗臭い。

从; ゚∀从 「ちょっ、ちょっと待っ……!」
ξ゚听)ξ 「ったく、何ていうか悩みの割には単細胞ね」
从 ゚∀从 「…………」

ξ゚听)ξ 「図星でしょ。それに『他人との距離が測れない』ってね、凄く贅沢な悩みよ?」
从 ∀从 「…………何が、」


ξ゚听)ξ 「それって結局さ、自分が傷つきたくないだけの話じゃない?」


从# ゚∀从 「先輩に何が解るって言うんですか……!」

6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/08(日) 19:19:18.90 ID:h/Werarj0
首を固定されたままの姿勢で声を張り上げる。
きっと私は目を見て言えないから、せめて。
正論を振りかざす彼女の強い光に当てられれば、きっと私は折れてしまうから。


ξ゚听)ξ 「痛い所突かれたからって逆切れしないの。肯定してるようなモンよ?」
从; ゚∀从 「ぐっ…………」
ξ゚听)ξ 「いっそ当って砕ければいいじゃない。ビクビクしてるだけ無駄」
从 ゚∀从 「………………」


「……ツン、本人にはもう聞こえてないと思うぞ」


ξ゚听)ξ 「へ?」
从 ∀从 「…………」

ξ>ー<)ξ 「強く絞めすぎちゃった♪」

遠のく意識の中で聞こえるその声。
いきなり首周りに覚えた開放感、そして落下して行く視界。
どしゃ、音を立ててグラウンドに沈む体。

7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/08(日) 19:22:31.76 ID:h/Werarj0


「「………………」」

感じる二人分の視線と無言。
私も同じように言葉を発することなく起き上がり、一度歯軋り。


从# ゚∀从 「っ死ぬかと思ったわ!!!!」


生理的に出た涙を拭いて、相手を睨む。
ツン先輩はそれでも朗々と笑っていた。本当に、なんなんだこの人。

ξ゚ー゚)ξ 「そうそう、そう言う感じ」
从 ゚∀从 「は……?」


「ショック治療と言う奴だ。許してやってくれ」

从; ゚∀从 「はぁっ!?」

声をした方向を睨む。

8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/08(日) 19:23:56.25 ID:h/Werarj0

从 ゚∀从「…………須田部長」

目に焼きついた繊細な黒髪。やんわりと半月を描く口元と、落ち着きを払った雰囲気。
まるでそこにある事だけで、世界から他の色を奪ってしまうと感じる程の――

いやいや、それよりも。

从 ゚∀从 「ショック治療?」
川 ゚ -゚) 「ツンはツンなりにお前の事を気にかけてたんだよ」
ξ∩゚听)ξ 「あーあー、聞こえなーい」
両耳に蓋をして首を振るツン先輩と、それを見やり呆れ気味に笑うクー先輩。
なんなんだ、この人たちは。

ξ*゚听)ξ 「別にアンタの為とかそう言うんじゃなくて、ただ私が、一人でいるのを
見るのが嫌だっただけなんだからね。私自身の都合だから勘違いしないこと! わかったわね、高岡っ」
川 ゚ -゚) 「このように、究極レベルで不器用だから伝わり難いけどな」
从; ゚∀从 「は、はぁ…………」

前面に出る楽しさを押し殺した笑い声。
ただし顔がニヤついてるから効果ないけど。

9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/08(日) 19:26:05.26 ID:h/Werarj0
反対側のグラウンドで活動するサッカー部のホイッスルが鳴る。
茜雲と、まだ青さの残る西の空。


ξ゚听)ξ 「ま、何て言うの。殻に閉じこもってるだけじゃ世界は変わんないわよ」
从 ゚∀从 「…………」

ξ゚听)ξ 「いい加減、その殻割ってみたら? 案外外は楽しいかもしれないじゃん」


从 ゚∀从 「先輩、それはきっと強い人の意見ですよ」

ξ゚听)ξ 「んん?」

ツン先輩の考え方に理解は出来るけど、今の私じゃ共感は出来ない。
手負いの獣の一撃は無様だけれど強力だ。最後の悪態を、漏らすようについた。

綺麗な造形の顔を眉間にシワを寄せる事で歪ませながら、
私が投げつけた言葉を真摯に受け止めるツン先輩。バツの悪そうに掛かれた頬。
クー先輩はこちらを何も言わずに見つめている。

10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/08(日) 19:29:34.62 ID:h/Werarj0
ξ゚听)ξ 「じゃ何、アンタは弱者のままで良いの?」
从 ゚∀从 「…………それは、」

そうじゃない。

そうじゃないんだ。

近づきすぎて相手に拒絶される事が嫌で、
遠すぎて自分が寒さで震える事も嫌で、
でも、そのまま何もしない自分が一番嫌で。
的確に弱さを露呈させられたのに、図星だからと言って腹を立てる自分は気にいらなくて。

強くなりたいと、思う。けれど


川 ゚ -゚) 「では、強くなればいい」

クー先輩が言う。

11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/08(日) 19:30:35.29 ID:h/Werarj0
从; ゚∀从 「そんな、簡単なことみたいに」
ξ゚ー゚)ξ 「簡単じゃないの」

ツン先輩が言い、それからぐしゃぐしゃとまた髪をかき混ぜられる。
頭に触れられる事は嫌いだったけど、その乱暴だけど私を思いやる手を振り払う事は出来なかった。

ξ゚听)ξ 「知ってる? ハードルって、高いほど潜り易いのよ」


頭上から降ってくる声色は、力強い。
またサッカー部のホイッスルが鳴る。自適に泳ぐ赤みを帯びた雲が目に入る。
少しだけ汗臭い、そして何よりも大切な、彼女たちとの思い出。



( ^ω^)「…………ちょっとストップしてくれお」
从 ゚∀从 「何だよ今いい所なのに。話の腰折るな殴るぞ」

(#)ω^)「殴ってから言わないで欲しいお」

相変わらず奮闘して音を外すトランペットの音が冴える放課後。
ジト目でこっちを見る暴行罪の現行犯の拳は今だ固められたままだ。

12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/08(日) 19:31:28.97 ID:h/Werarj0
一つ咳払いをして、僕は一番に上がって来た疑問を問う

( ^ω^)б 「从 ゚∀从 ←これ誰?」
从 ゚∀从 ∂「俺」

( ゜ω゜)∴∵「商品表示に偽りあrフゴォ!?」
今度はミゾオチを殴られた。
武装解除されていない状態での口答えはいささか軽率だったかも知れない。
峰打ちだ。とハインリッヒ。きっとこいつは峰打ちの意味を理解していないに違いない。
今すぐ辞書を持てと心から思う。

从 ゚∀从 「殴るぞ」
( ^ω^)「だから殴ってから言う言葉じゃないお……」
从 ゚∀从 「アン?」
( ^ω^)「何でもございませんお」

将軍に仕える家臣を見習って崇める。
いや、それよりもコーランするイスラム教徒って方がしっくり来るかもしれない。
モーション的にもぴったりだし。……どうでもいいか。


13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/08(日) 19:32:38.23 ID:94MVeIvX0
sienn

14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/08(日) 19:33:15.89 ID:h/Werarj0
从 ゚∀从 「今の俺が在れるのは、先輩たちのおかげってもいい」
あれ、これいつか聞いたような台詞だわ。

そう言いながら机に腰掛けて、回顧する視線で窓の方を見るハインリッヒ。
まるでそっちにあの日があるとでも言いたげだった。


( ^ω^)「…………?」
从 ゚∀从 「ああ、お前と知り合ったのはその後だから、知れないわな」

確かに。

僕がハインリッヒとあった時は、もう彼女の一人称は『俺』だった。
黙っていれば百合の花か柄杓か、そんな雰囲気の子が
まったく可愛げのない、それ所か漢気さえ感じる言葉遣いだったもんだからよく覚えている。
もっとも、時が立つに連れて百合と柄杓のオーラが桔梗と鉄鍋になって行ったけど。
多分そう言う素質あったんだろうお。そう思う。

从 ゚∀从 「ま、これツン先輩を見習っただけだけどな」
( ^ω^)「……ツン先輩ってどんな人なんだお」

15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/08(日) 19:35:25.75 ID:h/Werarj0
从 ゚∀从 「何だお前、そんな事も忘れたのかよ」
呆れと哀れが混ざった、そんなため息がハインリッヒから出た。


( ^ω^)「恐縮ですお」
从 ゚∀从 「誉めてねぇ」


張っていた肩を下ろして、彼女はまた天井を仰ぐ。
釣られるように僕も肩の力を抜く。ふっ、と一瞬重圧。それでもそれは直ぐに頭から突き抜けていく。


从 ゚∀从 「……いいから次は黙って聞いとけ」

小さく笑い、双眸を一度震わして伏せた。



16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/08(日) 19:36:07.49 ID:h/Werarj0


他人との距離のとり方が解らない。


それはいつだって私に縋り付いて来た悩みだった。
近づきすぎれば相手に拒絶される。遠すぎれば自分が寒さで震える事になる。


距離の計り方、私が生きていく上での一番の厄介事は、
やがて私が生きていく上での楽しみになって行った。
人と触れ合うのも悪くない、そう思うようになった。それはきっとあの人たちのおかげで――


从 ゚∀从 「ツン先輩、クー先輩」
川 ゚ -゚) 「ん?」
ξ゚听)ξ 「はいよ」

从 ゚∀从 「更衣室の前で拾ったんですけど、これらはどうしますか」
ξ;゚听)ξ 「拾ったって、高岡アンタ……」
从 ゚∀从 「はい?」

17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/08(日) 19:36:51.04 ID:h/Werarj0

ξ゚听)ξ 「元あった場所に捨てて来なさい」


ボロ布を引き釣りながらいつものグラウンド。
開口一番指示を仰いでみれば、帰って来たのは親っぽい一言だった。
何事かと他の陸上部員も集まってくる。

川 ゚ -゚) 「そんな犬みたいに言うか……で、ハイン、これは?」
ξ゚听)ξ 「そう言うクーは物扱いするのね」


从 ゚∀从 「覗きかと思って、皆で袋だったんですけど、ちょっとやりすぎました☆」


手を加えた一年の女子部員が一斉に、元気よく両手の人差し指を突き出す。ゲッツ坂本。
支えられる重心を失った『これら』が鈍い音を立てて地面に落ちる。

( ♯ω`)「ん……お…………」
('A`)「ぐぅ……ぁあ……」
連行して来た二つの『これら』がほぼ同時にうめく。

18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/08(日) 19:38:09.85 ID:h/Werarj0
⌒*(・ω・)*⌒「生きてる? ねえこれ、ちゃんと生きてる?」
静観していた2年の先輩が、どこかから拾って来た小枝で突付いた。
黒の塊が小さく身じろぎする。

『これ』とは即ち、学ランを着た男子だった。
クラスは違う物の、襟章から判断して2人とも同じ一年生だ。


ξ゚听)ξ 「知り合い?」
从 ゚∀从 「いや、違います。別のクラスですよ。
 ……やめて下さいこんな犯罪予備軍と知り合いとか」

( ^ω^)「「…………お、ぉぉ……!?」」('A`)

意識を取り戻したらしい一人の男子が、片腕をついて上体を起き上がらせた。
部室からここまで地面をズルズルとひいて来たためか、
黒の学ランは既に茶色のコーティングがされている。

ちっ、もうちょっと強くやってればよかったな。俺を含めた一年の女子部員が舌打ち。
やる、の漢字変換はこの際しないで置く。

19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/08(日) 19:39:17.61 ID:h/Werarj0
起き上がった覗きの男子の第一声は、


( ^ω^)「り、陸上部に入部させて欲しいんですお!!」


ポケットから取り出した、くしゃくしゃになった入部届。

「「「「………………」」」」

一斉に押し黙るVIP中学陸上部員。
犯罪者から被害者へのランクアップの瞬間でもある。


ξ゚听)ξ 「でもなんで今の時期に……?」
( ^ω^)「陸上大会の中継見て――たかとび、高飛びの人を見て、
 鳥みたいだって、僕もそうなりたいって思ったんですお!!」

そうして被害者から変質者微妙にランクダウンの瞬間でもあった。
円形状に取り囲んでいた陸上部員たちが一歩下がる。
その中で、後退しない人が一人だけいた。
その人は、明るい苦笑をしてみせ、男子に一、二歩歩みより、目の前に座り込む。

20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/08(日) 19:40:10.65 ID:h/Werarj0

川 ゚ -゚) 「入部届がある以上、私たちに拒否権はないが――キッツイぞ?」


クー先輩こと須田空部長が言う。
握手するために伸ばされた手を男子は掴み、


(*^ω^)「よろしくお願いしますお!!」


まったく、とシンクロした陸上部員全員のため息が春空に溶け出していく。
春の大会終わり、皆よりかは一足遅い4月の電撃入部。


それがブーン、内藤ホライゾンと藻川ドクオとの出逢いだった。


21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/08(日) 19:44:38.92 ID:h/Werarj0


从 ゚∀从 「これも、覚えてないか?」
( ^ω^)「………………」
僕は小さく頷く。ああ、バツが悪い。空気が重すぎる。
ハインリッヒの口からため息は出ない。変わりに届けられたのは頭をかく音だけだった。
……ため息を吐かれる方がよっぽど救いがある。

从 ゚∀从 「じゃあ、藻川の話は本当だったって訳か」
( ^ω^)「ドクオからは、なんて?」
アレルギー患者の過剰反応、冷静な目で見ればそれだけとしか
僕の食いつきようは捕らえられないだろう。事実、そうなんだ。
ドクオの言葉に追われ、逃げるようにして僕はハインに話を促したのだから。

从 ゚∀从 「別に。お前が記憶を忘れた事と、先輩の事話してやって欲しいってだけだよ。
 確か、『諦めさせるな』だったっけな?」
(; ^ω^)「な……」

突如としてリフレインするドクオの声。
それはハインリッヒから出された言葉とは、全くもって真反対の、僕を攻め立てる言葉。

22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/08(日) 19:45:27.58 ID:h/Werarj0


『これ以上逃げ続けるつーんなら、諦めないって言うんなら、
        俺はブーン、お前を絶対に許さないからな』


(♯^ω^)「なんだお、それっ!」
从 ゚∀从 「どうしたんだよブーン」

(♯^ω^)「アイツは、ドクオは、諦めないんなら僕を許さないって言ったんだお!?」

何だよ、その心変わりは!!!!

怒号に任せて僕は隣りにあった机に拳を叩きつける。
ガンッ、と鈍い打撲音。その振動が金属製の引き出しに伝わって、また僕の拳に戻って来る。
神経が発する鈍痛と、良くなる拳の血流。思考が空回りして、目頭の奥が熱くなってくる。

从 ゚∀从 「落ち着け、ブーン」
(♯`ω´)「これが落ち着いてられるかってんで――!」
高岡の方を振り返る。


23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/08(日) 19:47:21.58 ID:Pt2OrwDJO
支援

24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/08(日) 19:48:23.05 ID:h/Werarj0
目に飛び込んで来たのは、僕を捕らえるハインリッヒの真っ直ぐな視線。
反論は全てこの視線に絡みとられて行ったのだろう。
睨み返すことも出来なければ、瞬きする事でその視線を逸らす事も出来ない。

从 ゚∀从 「諦める事を、忘れる事を諦めない、忘れ続けるならって言う意味だと思うぞ」
( ^ω^)「なん、どういう意味だお……」
从 ゚∀从 「――忘つづける事を、諦める事を、諦めろって言う意味だろ」
( ^ω^)「それって、つまり」


从 ゚∀从 「諦めないって事だ」

ハインリッヒが笑う。

从 ゚∀从 「俺の話はこれで終わり。……あともうちょっとだけ待っといてくれ、
そうすりゃきっと俺はツン先輩の模範やめて、私自身になれるだろうからさ」

だから、

( ^ω^)「待たないお」
ハインリッヒの言葉を遮って、僕は言う。

25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/08(日) 19:52:37.93 ID:5Sdz8orp0
sien

26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/08(日) 19:56:36.94 ID:h/Werarj0
从 ゚∀从 「なぁっ!?」
あんぐりと口を空けて、こっちを見るハインリッヒ。
この解らず屋め。

グラウンドから鳴ってくるホイッスル。

( ^ω^)「きっと、俺だろうが私だろうがそれは紛れもない高岡自身だって、
ツン先輩は言いたかったんじゃないかお?」
ある意味僕のこれは八つ当たりだった。
僕の言葉は独り言みたく空中に投げ捨てられる。そしてそれを律儀にもキャッチするハインリッヒ。

( ^ω^)「だから僕は待たないお。どうなろうが高岡は高岡に変わりないんだから」
从 ゚∀从 「……お前、なあ」
笑う唇から漏れる細いため息。それでも瞳は震えている。
いつだってコイツは遠まわしだ。
図星が嫌ならやめろと静止すればいいのに、それをいつまでも愚図ってるんだ。

大会見に来て欲しいんなら別に前フリなんて必要ないし、
呼び出したいなら口で言えばいいもののそれをやろうせず手紙使うは。

从 ゚∀从 「うるせーうるせぇ。そんならお前だってそうじゃねぇか、ブーン」
( ^ω^)「……自分の事棚にあげますかお」

27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/08(日) 19:59:28.80 ID:h/Werarj0
っと、なんか尾切れトンボで申し訳ないのですが私用で席を外します。
ちょっといつ戻れるか具体的にいえないです。
スレが落ちた場合はまた水曜日の5時ごろに立て直したいと思います。
本当に申し訳ない。

つか今日の投下作品すげぇwwwwwww

28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/08(日) 20:02:46.86 ID:5Sdz8orp0
はあく

29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/08(日) 20:20:41.41 ID:9gOpcAET0
追いついたほー

30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/08(日) 20:31:29.08 ID:9gOpcAET0
ほいさ



前スレの絵ミタス…(´・ω・`)

31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/08(日) 20:37:08.84 ID:Y7YccWSw0
ID変わって>>1です。臨時のノーパソからアクセス中。使い難スwww
今日中の続き投下はちょっと難しそうです。すみません。

>>30
えーっと、三枚うpしたハズなんですが、三枚ともですか?

32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/08(日) 20:38:29.40 ID:9gOpcAET0
>>31
出来ればお願いします

33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/08(日) 20:44:43.23 ID:9gOpcAET0


34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/08(日) 20:46:17.39 ID:GQE0EZUK0
途中までまとめに載せていいのかな?

35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/08(日) 20:49:14.09 ID:Y7YccWSw0
>>32
了解しました。
一枚目 http://www.uploda.org/uporg895098.jpg
二枚目 http://www.uploda.org/uporg895104.jpg
三枚目 http://www.uploda.org/uporg895111.jpg
ヘリカルの扱いが酷いですが、好きですよ?

36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/08(日) 20:50:41.61 ID:9gOpcAET0
>>35
さんくす

ヘリカルwwwwwwwww

37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/08(日) 21:02:31.67 ID:Vkf51lixO
きてたのか保守

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