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('A`)ドクオは棺桶売りのようです

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 03:20:22.90 ID:Jb4uZYPO0
立て

2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 03:20:51.19 ID:7odkDCcd0
.,/:::::::::::::::::::::::::::::::j'"     ,,                ::l;;;;;;;;ミ゙'
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3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 03:21:06.85 ID:DKN/y6fB0
>>2
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 | |:.:.:.:',:.:.:.:.:.:.:.:.:/  -‐―    ―‐- V |:.:.:.:/    |  ご っ .持 ャ サ
 | |:.:.:.:::ヽ:.:.:.:.:.:.:|  ≡≡  l  ≡≡  .l:.:.:.:'ー┬ .!  い た ち リ リ
 | |:.:.:.:.:.:::\.l´`i       i      ├、:.:.:.:/  |  似 時 悪 ッ と
 | |:.:.:.:.:.:;__,r'|  l               l  !/   |  て の .さ と か
 | |:.:.:.:.:::\:.::ヽ、i      '´       l_ノ     |  た 気 と 砂 食
 | |:.:.:.::::::::::ヽ.:.__ヽ    、---r    /      <    持 今噛 っ
 | |:.:.:.:.:.:.::::::::::::::::::ヽ      ̄     ./          |   ち キ ん て
 | |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:::_ト 、 ____,..r '           |   悪 ミ .じ て
 | |:.::.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:/;;;;;;l ____├、         |   さ に ゃ
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 | |:.:.:.:.:.:__/   \;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ ̄\      |       時
 | |  /        ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄     \__   |        の
 | |/            ●          \└――――――

4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 03:22:02.21 ID:z0aJXGw9O
N O  T H A N K  Y O U !

       .n:n    nn
      nf|||    | | |^!n
      f|.| | ∩  ∩|..| |.|
      |: ::  ! }  {! ::: :|
      ヽ  ,イ__ヽ  :イ
     / /    ヽ ::: \
     | (●), 、(●)、 |
     |  ,,ノ(、_, )ヽ、,,   |
     |   ,;‐=‐ヽ   .:::::|
     \  `ニニ´  .:::/
     /`ー‐--‐‐―´´\

5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 03:22:31.11 ID:EcH73Jno0
                  ,!  \
           ,!\          !    \   こういうスレマジでもういいから
         i  \         l      \,,..__
          ,i′  ,\___,,--―l       \::゙'冖ーi、、
        i     :;\::::::::::..l              `'‐、、
       /__,..;:r---―-、,..__.     ,;'il:;}          .;:::`L__
   ,.:f''""゙゙゙´          、 ̄ヽ,//           ...::::::l;;;:;;::::
  _/       ......  、   \//、            ::::::::リ;;:::::::::....
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6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 03:23:17.10 ID:9uqYVQCs0
つまんね

7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 03:25:08.19 ID:Jb4uZYPO0
「いえ、結構です」

今日、俺が人間とした唯一の会話だ。
缶コーヒーと煙草一箱如きに、袋などいらない。
店員の女の子は正直欲しかったが、金銭的にも自分のビジュアル的にも無理な話だった。

コンビニを出る際に後方から「何で素肌に革ジャンなの?」という声が聞こえた。
放っとけ。俺が聞きたいよ。自分に。

ただブラブラと歩く日曜日。
擦れ違う人間、自動車、声、煙。……それ以外の何か。エクトプラズマー的な何か。
そんな奴らの横顔を覗くのに飽きて、上を向けば既に太陽の姿は無い。

今夜は月がはっきりと見える。
握ったら折れてしまいそうな、華奢な三日月だ。
その色は濁りの無い、黄。周囲の紺碧が余計に引き立たせている。

では逆に、月から見た俺はどうであろうか。
貧弱な腕に脚。握ったら折れてしまいそうな、うん、あれとか。

そうは言っても月から俺が見えている筈が無い訳で。
距離の問題じゃない。大きさの問題でも無い。
数字で片付けられる理由じゃないんだ。

ほら、俺の悪い癖が出た。
脳内でハードボイルドを気取っていると、周りが見えなくなる。
直進しているつもりが、斜めに逸れていく下手糞な背泳ぎのように、
身体は歩道を抜け出していた。
それに気付いたのは轟音とライトの光。詰まる所、車が迫っているのである。
地を駆けるタイヤの音が、鋼鉄の塊が、風に乗って舞った塵が、俺を貫いた。

8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 03:26:18.84 ID:Jb4uZYPO0
貫かれた。いや、通り抜けた。この表現の方が正しい。
それでも一応、交通事故だ。
車は闇に溶け込むように、縮小されていく。
事実上の轢き逃げだ。
俺、つまり被害者は血を流す事も無く、「ビックリした」と単純な感想を漏らすだけ。
驚いて尻餅をついた。被害を挙げるならこれくらいだが、
痔の疑いがある俺にとっては一大事である。一大事だから事故である。

そういう訳でこの一件は交通事故だ。
と、主張しても声は誰にも届かない。少なくとも一般人には。

虚しい。早く眠りたい。
だから近道して帰ろう。自宅のアパートまでは、一直線に行けば早い。

塀をすり抜け、壁をすり抜け、夕食を取る老夫婦の間を駆け、また壁を抜けて塀を抜け。
それを繰り返し俺は走る。他人の生活に土足で踏み込んで、走る、誰からも気付かれずに。でも透明人間じゃない。そこまで悲しい存在ではない。

俺は生きているけど死んでいる。
死んでいるけど生きている。
ちなみに今は死んでいる事になっている。

これを考えるとキリが無いので、無心に返る事にする。そのまま帰る事にする。



9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 03:28:13.73 ID:Jb4uZYPO0
ボクシングの相手を引っ張った。
直後、ありがちな六畳一間に光が灯され、ゴミ溜めのような生活スペースが露わとなる。
生活スペースのようなゴミ溜め、の方が正しいだろうか。
しかし、この際どっちでもいい。
二つが一緒になっている時点で間違いだからだ。

そんな俺の部屋だが、生意気にも大きなベッドがある。
体型が今宵の三日月な俺なら三、四人は横になれるサイズだ。
俺はすぐにでも眠りたかったが、異変を感じられずにはいられなかった。

掛け布団が膨らんでいた。
それだけではない。モゾモゾと蠢いている様が不気味でならない。
心なしか嫌な予感もする。

('A`)「おい、今から俺がそこで寝るんだ。続きはホテルでやってくれ」

その声に反応したのか、女が一人、布団から「ぷはっ」と顔を出した。
その端麗な顔立ちと黒髪を見て、予感は的中したと俺は俯いた。

川 ゚ -゚)「よう、お邪魔していたぞ」

('A`)「現在進行形でしているだろうが。あああ……本当に悪魔だなお前は」

続け様に「何の用だ?」とも質問した。
本当は分かっている。回答は予測できる。それでも聞いた。

川 ゚ -゚)「勿論仕事だ」

予測通り過ぎて、思わず笑った。疲れた笑みだっただろう。
俺は彼女に抗う術を知らないので、素直に仕事の内容を伺った。

10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 03:28:27.73 ID:DKN/y6fB0
・・・はぁ

11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 03:28:49.63 ID:BiJBga6AO
orz

12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 03:28:55.48 ID:sY+39P9/O
支援

13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 03:30:41.80 ID:Jb4uZYPO0
その能力は完璧なものであった。
彼は物心ついた時から感じていた、自分にしかない特別な何か。
人の眼を見つめて、願望を呟くだけ。たったそれだけで、相手は眠ったように瞼を閉じる。
再び開いたかと思えば、最初に口にした願いを、可能な限り叶えてくれる。

催眠術だ。

「戻れ」両手を叩けば目は覚める。
逆にそれさえしなければ相手は永遠に彼の下僕だ。
彼の前では、誰もが操り人形となる。

一歩間違えれば戦争すら引き起こせそうな力だが、神はその辺りをちゃんと考慮している。
温厚、優柔不断、争いごとの苦手な男。それが、彼だ。

(;^ω^)「さ……さあさあ、今から始まるお!
      内藤ホライゾン、奇跡の大催眠術ショーだお!」

手作り感いっぱいの赤いステージに立ち、内藤は観客席に精一杯の笑顔を振り撒いた。
自分の生活はお客様に懸かっているのだ。いやでも愛想良くしなければならない。
そう、例え観客席に座っているのが老人三人、幼児二人、犬一匹だけでも、だ。

(;^ω^)(毎度のことだけどトリックの仲間由紀恵を連想してしまうお……)

平日の昼間などこんなものだ。
ましてや、ここは公園。観客の年齢層も妥当だ。
孫を連れて散歩していたら、疲れたので準備されているパイプ椅子に座った。
前方では男が出し物をするらしい。丁度いい、暇だし付き合ってやるか。こんな所だろう。

事実、老人の一人はすでに居眠りを始めている。まだ術もかけていないのに。
そんな客の無関心ぶりが逆に、緊張していた内藤を落ち着かせた。

14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 03:31:42.05 ID:dqoR2NnBO
IDがdqoの俺参上

15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 03:32:17.03 ID:Jb4uZYPO0
(;^ω^)「じゃ、じゃあまず……そこのお嬢ちゃんに協力してもらうお。
      悪いけどこっちに上がってきて欲しいお」

指名したのは最前列に座っている、三歳程度の女の子だ。
隣にいるお爺さんは保護者だろう。多少困惑する幼女に、「行ってきなさい」と背中を押す。
しかし「怪しい人についていっちゃいけないってママがいってた」と返した。
これには内藤も凹む。自分は怪しい人なのか、と。
だが、よくよく見れば、上は白の燕尾服、下は黒のブルマ。十分怪しいに値する男だ。

予算削減の為、実家にある物で衣装を揃えたのが、そもそもの間違いである。
それでも奇抜さという点では、内藤はそれなりに気に入っていた。
のんびりとしていて優しい性格の内藤だが、人としてのセンスは絶望的にズレている。

(;^ω^)(あうあう……中々あの娘、上がってきてくれないお)

悲しいくらいgdgdな催眠術ショー。
何度も見てきたが、客の退屈そうな表情が冷たく胸に刺さり、痛い。これには慣れない。
危機感を感じた内藤は、幼女を諦め「どなたか協力してくれる方」と、呼びかけた。
静寂。
返事、無し。
いや、犬が少し「アゥ〜ン」と吠えた。五秒後、野生のメス犬がやってきた。
そのまま二匹は行為に及んだ。白昼から見せ付けてくれる。
内藤は自然に涙が零れた。人前でも構わない。普通に、泣いた。

( うω;)「それじゃ、今日のショーは以上にしますお」

何だこれ。ショーじゃねぇ。自分で突っ込みたい。
ただステージの上で泣いただけだ。本当に何だこれ。

16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 03:33:44.73 ID:sY+39P9/O
>>14
ドクオktkr
神あらわるwwww

作者頑張って

17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 03:35:09.95 ID:Jb4uZYPO0
「ちょっと待った」

観客席から手が挙がった。
見れば、初っ端から眠っていた、あの老人だ。いつ目覚めたのだろうか。

/ ,' 3「私がステージに立っちゃ駄目かね?」

嬉しい誤算とはまさにこのことか。
戸惑う内藤だったが、ここで断る訳も無し。

(;^ω^)「え? あ、ええ!! ももも、勿論おkですお!!」

/ ,' 3「ありがとう」

白髪で、腰の曲がったその老人は、内藤に向かって優しく微笑んだ。
ヨタヨタと危なっかしい足取りでステージへの一段、二段、最後の三段を上がる。
そしてもう一度、内藤に向けて笑顔を見せた。

( ^ω^)「ありがとうございますお。張り切って催眠術をかけますお!」

張り切ってかけるものなのか。

/ ,' 3「いえいえ、こちらも張り切ってかけられますよ」

張り切ってかけられるものなのか。

ともかく内藤は老人を椅子に座らせ、心を落ち着かせるように言った。
そして催眠術が始まる。それと同時に、悲劇はもう動き始めていた。

18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 03:38:45.61 ID:Jb4uZYPO0
( ^ω^)「僕の眼をよく見て下さいお……」

あなたはだんだん……
そんなまじないを呟く必要は無い。
現に老人の瞼は既に塞がっている。もう内藤の術中だ。
あとは思いを言葉にするだけ。それだけ。

( ^ω^)「ひろゆき……お爺さんはひろゆきだお……」

老人は重い瞼をゆっくりと開き、口を動かし始めた。

/ ,' 3「嘘を嘘と見抜けない人には(掲示板を使うのは)難しい」

( ^ω^)「ブラボォ――――――!!!」

本日何度目の静寂だろう。いや、沈黙とも言える。同じか。違うか。どっちでもいい。
だがおかしいじゃないか。確かに術は完璧にかけた。何故盛り上がらないのだ。

幼女「お題のひろゆきがあまりにも微妙だからじゃね?」

核心を突かれた。
人を人にしてどうする。老人を室伏にするのならともかく、変なくちびるオバケじゃ
インパクト不足もいいところだ。
慌てて内藤は、期待に添えるような“お題”を探す。

あるものが内藤の目に止まった。
周りをキョロキョロと見渡す内藤に映ったもの。
というより、先程から視界に入って気持ち悪かったもの。

犬、だ。

19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 03:42:16.92 ID:Jb4uZYPO0
( ^ω^)(ワンちゃんなら幼児にもシルバー世代にも喜ばれるかお?……?)

しかし自分を思ってわざわざ協力してくれる方に対し、犬というのは何か失礼な気が
しないでもない。だが何をするにしても器用じゃない内藤にはそれしか選択肢がなかった。
悩む。悩んでいる時間が勿体無い。でも悩む。が、「あなたは犬だお」言ってしまった。

/ ,' 3「アウ……? アォォォン!!」

老いた背筋をピンと伸ばし、甲高い遠吠えを響かせる。その姿、犬の如し。
この変貌振りには観客も先程と違う反応を見せた。
そうは言っても、うおおおおおおお。そんな野太い声はこの客層を見る限り出ないだろう。
代わりにささやかな拍手が飛ぶ。それでも内藤は少し幸せになった。

その後も老人は四足歩行で走り回ったり、ハッハッハ、と犬特有の息遣いをした。
幼児が「わんわんだわんわんwww」と喜ぶ。
こればかりは老人に悪い気がした。術が解けても純粋な子供は老人を犬だと思い込み、
遭う度にコイツは犬だと言いかねない。最後に補足として厳重注意をしておこうと思った。


20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 03:44:19.11 ID:Jb4uZYPO0
そこそこ盛り上がったショーも終盤に近づく。

( ^ω^)「僕が両手を叩いたら、お爺さんは元に戻りますお。
      もう犬じゃなくなるのであしからず。では……」

両手を叩く構えをした、その時はもう遅かった。
地響き、揺れるステージ。飛び掛る犬、もとい老人。

/ ,' 3「バウバウ!」

(メメ゚ω゚)「あだだだだ!! 入れ歯飛んできたwwwwwwwww」

後方から駆けて来るのは野犬の大群だ。すぐに思いついたのは遠吠え。
あれが援軍を呼び寄せたというのか。/(^o^)\ナンテコッタイ
手を叩く暇も与えず、犬(老人)は内藤を攻撃し続けた。
もう止めて! 内藤のライフは0よ! 客席からはそんな声が響いた。
だが、それに耳を傾ける事も無く、老人は大群を引き連れて内藤から離れていく。


21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 03:46:48.16 ID:sY+39P9/O
荒巻wwwwww獣化wwww

22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 03:48:28.89 ID:Jb4uZYPO0
(;^ω^)「ま、待ってくれお!」

ペタペタと情けない音を立て、一歩二歩と足を交互に運んでいく。
誰が何と言おうと全力疾走である。
100m23秒、これも彼が高校時代、陸上部で鍛えた賜物だ。

追いつけない。
分かってはいるが、老人の催眠術を解かない訳にもいかない。
畜生。何度心の中で叫んだか。
ヨボヨボの爺さんが犬の脚力を手に入れた。それに成す術が無い自分。

そんな事を考えてばかりで、周りが全く見えていなかった。
前を走る犬に集中し過ぎて、周りが全く見えていなかった。

変態的な格好で、息を切らす内藤。
周囲からの、槍のような視線が突き刺さる。
何時の間にか人だらけ。何時の間にか街の中だ。
そして何時の間にか老人を見失っている。絶望だ。

内藤は思う。ああ自分の悪い癖が出た。
ひとつの事に集中すると、周りが見えなくなる。
しかも、その集中していた物事さえ、満足に成し遂げられない始末だ。
この辺りは人も交通量も多い。人間、車、事故、人間、老人、犬、車。
それらのワードが組み合わさって、これから起こる様々なケースが脳裏を過ぎる。

すいません、お爺さん。

その謝罪すら、悲鳴に掻き消された。

23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 03:51:31.16 ID:Jb4uZYPO0




























                                     ゴシャ


24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 03:52:20.07 ID:Jb4uZYPO0


                                世界が真っ赤だ。
                          いや、そんなに赤くないや。
                      赤いのはシャア専用だけで十分だ。
                    ならばこの風景はなんて例えよう。






               殺風景か。











25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 03:53:59.05 ID:m44t/hzsO
しえ

26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 03:56:20.94 ID:Jb4uZYPO0
全てが笑い声に聞こえた。
鳥の鳴き声が。
風の吹く音が。
人の笑い、泣き、怒鳴り、声が。
全て夜の笑い声に聞こえた。

(;^ω^)「何で僕はこんな所に立って――――……」

何の変哲も無い道端、な訳が無い。
この交差点は鮮明に記憶している。

(;^ω^)「爺さんを追いかけて、気付いたらここで、記憶が飛んで、気付いたらここで
      …………ん? あれれ〜?」

ないとうはこんらんしている!
ないとうはきみょうなおどりをおどった!
しかしなにもおこらない!


27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 04:03:16.80 ID:Jb4uZYPO0
何がなんだかわけわかめで、ただただくるくるその場をうろうろするしかない内藤。
前方からはDQN風の兄ちゃん集団がやってくる。
彼らは相当骨が脆く、衝突しただけで肩がポッキリ折れてしまう可哀相な人達だ。
そのため、触れようものなら治療費を請求される。
内藤のような貧弱男は特に、細心の注意を払わなければならない。

それにも関わらず、状況が理解出来ない内藤の肩は、
兄ちゃんの肩とぶつかる寸前までに接近していた。

(;^ω^)「あっ! ごめんなさ……」

気付いた。ぶつかる前に謝る謝罪のプロ、内藤。いいぞー、かっこいいぞー。
しかし遅い。もう二人の肩は触れて――――――――



28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 04:06:58.71 ID:Jb4uZYPO0
(;゚ω゚)「…………?」

何が起きた。何も起きなかったのか。だとすれば尚更、何が起きた。
内藤の膝が折れ、その場で弱々しく崩れた。
後方からはDQNの下品な笑い声が聞こえる。

(;゚ω゚)「今……触れて……?」

無い。
この世界には自分の存在が無いんだ。
その証拠に、今度は太り気味のマダムが内藤を“通過”した。
次は塾帰りの子供が。
次はオタクの集団が。
外人が、自転車が、虫が。

全てが。

(;゚ω゚)「僕を……」

内藤を。

(;゚ω゚)「すり抜けて……」

いないものと。

(;゚ω゚)「なんで……?」

何故。

川 ゚ -゚)「おい、そこのアザラシ顔」

29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 04:07:38.00 ID:Jb4uZYPO0

アザラシ顔。

またも背中から聞こえてきた。
しかし先程までのDQNの腐った声ではない。
それこそ透き通るような、大人の女性の声であった。

(;^ω^)(でもアザラシみたいな顔の人間なんているワケないおw)

目の前のショーウィンドウに内藤の姿は映っていなかった。

川 ゚ -゚)「お前だ、お前」

後頭部を軽く小突かれた。
触れられる、という感覚が麻痺しかけていた内藤は、ビクリと震え、慌てて振り返った。
そして驚愕。
自分よりやや身長のある女性。声の主だ。
彼女は真っ白の小袖に赤い袴をを履いていた。パッと見て巫女だと認識する。
ただ、その袴が異様に短い。ミニスカだ。ミニスカ巫女である。
更に腰に下げられた日本刀と、それに負けないくらいの鋭い眼光が内藤を威圧した。

(;^ω^)「あ、あな……た、は……?」

上手く言葉が出てこない。全てがいきなり過ぎた。
内藤の脳細胞が展開についていけない。

川 ゚ -゚)「私は誰かって? 誰に見える?」

しらねーよ。だから声を振り絞って聞いているんだろうが。そう言ってやりたい。
温厚な内藤と言えど、意味不明な流れに苛立ちを覚えつつあった。

30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 04:12:15.39 ID:Jb4uZYPO0
川 ゚ -゚)「困惑しているようだな。単刀直入に言おう。君は交通事故で死んだ」

( ^ω^)「…………はい」

川#゚ -゚)「驚けよ!!」

ビースト→ボーン→ブラッドのB×B×B(ビーキュービック)が炸裂した。
内藤は白目を向いて倒れる。謎の巫女は満足そうに少し微笑んだ。

それから内藤が復活するまで約三十分が経った。
夜空には三日月が浮いている。しかし綺麗だと感じる余裕すら無い。

(;^ω^)「懐かしい技をかけないで下さいお……僕はまだ天馬を習得してませんお」

川 ゚ -゚)「それは失礼した。お前が見た目より冷静だったからつい……スマン」

申し訳ない、という素振りをちっとも見せずに巫女は謝罪の言葉を並べた。
そんな彼女は何者か。内藤はまず、それを知る必要があった。


31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 04:13:59.72 ID:Jb4uZYPO0
( ^ω^)「誰に見えるって言ってましたけど……巫女さんですかお?」

川 ゚ -゚)「巫女は私の生前の姿さ。今は便宜上、この格好をしているだけだ。
     で、巫女じゃなかったらアンタは誰だって話だな。
     分かりやすく言えばお前を始末する者だ。ご愁傷様」

突っ込みたい事だらけだった。
自分は死んだ。これにはそれほどショックを受けなかった。
それ以上に悔しい事を生きていた世界に置いてきてしまったからである。
そして死者である自分を、更に葬るために彼女はいると言う。
ゴーストバスターか何かか。自分は悪霊なのか。内藤のパニックは限界を通り越す。
死んで初めて死にたくないと思った。
だが無情にも抜かれる、日本刀。逃げろと心で叫んでも、身体は硬直を解けなかった。
迫る刀、この時ばかりはスローモーションのように感じた。
これが本当に最後の風景だと、惨めな幕引きだと、人生の終点を噛み締めて見つめる。


32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 04:14:31.30 ID:Jb4uZYPO0
刃は止まった。内藤の目の前で確かに止まった。
冷や汗すら出ない。全身で寒気をいつまでも感じていた。

川 ゚ -゚)「お前は運が良い。良すぎる。“他の奴ら”だったら間違いなく、今死んでいたぞ。
     まぁ本来ならば、それが正しい『棺桶売り』のあり方だがな」

(;^ω^)「棺桶売り……?」

川 ゚ -゚)「……人は死ぬと、身体という殻を抜け、魂は天国へ昇っていく。
     そこで来世の手続きを済ませ、次の人生へと、またこの世に戻ってくる。
     だが、何故お前はここにいると思う? 身体はとっくに処分されているから、
     今のお前は魂そのものだ。
     その魂がどうして天国に逝けず、現世に留まっていると思う?」

突然そんな質問を投げかけられて、パッと答えられる筈が無い。
しかし内藤は恐る恐る、自分の思った回答を口にした。

(;^ω^)「現世への未練……?」

川 ゚ -゚)「半分正解だ。お前は車に轢かれる直前まで、何かで頭がいっぱいで、
     今もそれを気にかけている。違うか?」


33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 04:15:28.88 ID:Jb4uZYPO0
催眠術により犬と化した老人。
傍から見れば笑い話で済むが、内藤にとっては十字架を背負っている様。
温厚故に内藤は脆かった。昔から変わらない。
花壇の花を誤って踏みつけ、茎を折ってしまっただけで、その夜は罪悪感で眠れなかった。
虫一匹殺せない、そんな少年であった内藤。
「ま、どうでもいいや」「無かったことにしよう」
そういった考え方が出来ないのである。はっきりいって、馬鹿だ。

世間はそういう人間を受け入れない。
何事も割り切れる器用さと、強い精神を持った人間こそ社会では使える人間なのだ。
だからどんな仕事も一週間続かなかった。
あまりにも神経質になり過ぎる男に、就職など夢のまた夢。
そのため生まれながらの能力である催眠術で食べていくことにした。違う、そうならざるを得なかった。
案の定、内気な性格も祟り、ショーが繁盛する事は無かった。


34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 04:16:03.78 ID:Jb4uZYPO0
川 ゚ -゚)「もう半分の原因は、超能力」

(;^ω^)「!!」

胸を抉られるような感覚に陥った。

川 ゚ -゚)「その奇妙な能力が、天国に逝く際にバグを起こす。
     身体は死んでも、魂が正しく死んでくれないケースがある。
     強い未練を残して死んだ超能力者は、ほぼ100%、現世に魂のみが残ると
     言われている。ホント呆れる話だな。お前がどんな超能力者かは知らんが」

巫女は頭を掻き毟った。腰まで伸びた黒髪が揺れる。
同様に、内藤の心も尋常じゃないほど揺さぶられていた。

(;^ω^)「じゃあ僕はずっとこのまま……?」

川 ゚ -゚)「違う、そのために私……いや、我々『棺桶売り』がいる」

(;^ω^)「kwsk」

川 ゚ -゚)「簡単な話だ」

巫女は手を地にかざすと、一秒も経たない内に、白い煙と漆黒の棺桶が現れた。
大きさはニメートル程だろうか、人一人は軽く入る大きさだ。
不気味さが漂うが、近くで見るとシールがペタペタと張られていた。女子高生か。

川 ゚ -゚)「コイツにお前のような魂君をブチ込むだけ。私の合図で浄化し、
     対象者は天国へ――――Go.だ。シンプルだろう?」

35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 04:16:49.48 ID:Jb4uZYPO0
(;^ω^)「でもさっき、始末するとかなんちゃらって……?」

川 ゚ -゚)「棺桶売りの面々は面倒臭がりでな。いちいち私のように、
     優しく説明してくれる奴らばかりじゃない。大体の奴らは力づくで
     魂を捻じ伏せて無理矢理棺桶に入れて強制送還だ」

(;^ω^)「捻じ伏せるって……抵抗する魂とかいるんですかお?」

川 ゚ -゚)「言ったろう? 未練タラタラの魂諸君は黙って逝ってくれる奴らばかりじゃない。
    それに超能力者というのが最も厄介なんだ。
    現世で使う超能力など、所詮本来の一割程度しかパワーを発揮できない。
    それは肉体という殻がリミッターとなり、極力能力を抑えているからだ」

しかし、と巫女は続ける。

川 ゚ -゚)「肉体が無くなり、魂だけとなった時、超能力者は全開の力を発揮出来る。
     それこそ、鍛えぬかれた棺桶売りすら手を焼くほどだ。
     そういう訳で実力行使が当たり前となった、それだけだ」

(;^ω^)「じゃあ、僕の場合なんなんですお?
      アナタは何で僕を無理矢理棺桶に押し込むような真似はしないんですお?」

川 ゚ -゚)「未練を解消させてあげたいからだ。
     私の前に現れた彷徨える魂は皆、拾ってやる」

(;^ω^)「え? こっち側の人(?)は現世の人には触れる事すら出来ないかと……」

川 ゚ -゚)「確かにそうだ。私がやるのでは無い。私は純粋なこっち側の人(?)だしな」

巫女は付いて来い、と棺桶と共に内藤を引き摺っていった。

36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 04:18:43.90 ID:fZfgREqX0
それは私がまだ10歳のころでした
私は山奥の田舎で育ったので
夏になるとよく川に行ってひとりで泳いでました
そしたら桃がどんぶらこ
と流れてきました
私はそれを左へ受け流しました
受け流した・・・つもりが!!私はいつの間にか桃の場所に移動していたのですっ!!
桃「あたしこのパイ嫌いなのよね」
んじゃ、フィレ男フィッシュは?
さてキミこの謎解けるかな?


37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 04:20:14.16 ID:DKN/y6fB0
刃は止まった。内藤の目の前で確かに止まった。
冷や汗すら出ない。全身で寒気をいつまでも感じていた。

川 ゚ -゚)「お前は運が良い。良すぎる。“他の奴ら”だったら間違いなく、今死んでいたぞ。
     まぁ本来ならば、それが正しい『棺桶売り』のあり方だがな」

(;^ω^)「棺桶売り……?」

心なしか嫌な予感もする。

('A`)「おい、今から俺がそこで寝るんだ。続きはホテルでやってくれ」

その声に反応したのか、女が一人、布団から「ぷはっ」と顔を出した。
(;^ω^)(あうあう……中々あの娘、上がってきてくれないお)

悲しいくらいgdgdな催眠術ショー。
何度も見てきたが、客の退屈そうな表情が冷たく胸に刺さり、痛い。これには慣れない。
危機感を感じた内藤は、幼女を諦め「どなたか協力してくれる方」と、呼びかけた。
静寂。


38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 04:23:01.85 ID:Jb4uZYPO0
('A`)「それでダイジェスト終了か、クー」

川 ゚ -゚)「ふんっ、まあな」

何故お前がそんなに偉そうなんだクソ巫女。
そもそも今の流れから、何故ベッドでモッサモッサしてたのか結びつかない。

(;^ω^)「あうあう……そういう事なんですお……」

布団の中からもう一匹登場した。
彼が悲劇の主人公、内藤君らしい。確かにアザラシを思い浮かばせる。

(;^ω^)「僕が獣化させてしまったお爺さんを元に戻さないと、
      僕は納得して逝けませんお! そして出来るなら……お爺さんに一言、
      謝りたいんですお……」

蹲った内藤は、俺に祈るように言った。
俺はこういうのにめっぽう弱い。

川 ゚ -゚)「任せておけ……それでもドクオなら……ドクオならきっと全世界の捨て犬達を
     保護してくれるさ……」

('A`)「色々間違ってるぞ」

(;^ω^)「でも一体どうするんですお?
      ドクオさんもユーレイの種類なんですおね!?」

('A`)「当然の疑問か……一つ、昔話をしよう」


39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 04:23:58.96 ID:Jb4uZYPO0
昔々あるところに、女にも性欲がある。
そう、ムラムラする時はすごーくムラムラするらしい。
そこのミニスカ巫女のように。

川 ゚ -゚)「断じて違うぞ。私は内藤のアザラシ寝顔が可愛かったから
     なでなでぱふぱふしただけだ」

いや、内藤さん寝てたのかよ。寝るなよ。

ウチのカーチャンは霊能力者だった。
それ故に周りからはオカルト女扱いされ、彼氏どころか、男友達の一人も出来なかった。
そんなカーチャンも欲求不満を感じるわけで、色々苦労していたようだ。
自分のために腰を振ってくれる男もいない人生じゃあ尚更。

そこで霊能力を生かし、俺の親父(鎧武者ゾンビ)と性行した。
あの世とこの世という壁を越えた究極の愛の形。
それでもって生まれたのが、

('A`)b「この僕さ!」

幽霊と人間のハーフ。俺。

今日も世のため魂のため、一肌脱ぐ事になりそうだ。


40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 04:26:21.61 ID:Jb4uZYPO0
ほぼノリだけで書いた正直すまんかった

41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 04:27:18.36 ID:UGXO1EP9O
支援

42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 04:32:17.03 ID:EDl7yJcj0
クオリティ高いな

43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 04:43:02.00 ID:EDl7yJcj0
今日はもう終わったのか

44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 05:53:54.76 ID:sY+39P9/O
保守

45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 06:31:03.35 ID:nhVBgeLzO
これで逃亡なんて赦さない!許されるはずもなし!さぁ続きを!
書いたらオムライスに推薦しよう

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