5ちゃんねる ★スマホ版★ ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50  

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

( ^ω^)はミュージカルをするようです

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/17(火) 23:46:10.09 ID:EghcRhtpO

お久しぶりです。
投下する間隔が遅くてすみませんでした。

まとめサイト
オムライス様
http://vip.main.jp/326-top.html

2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/17(火) 23:46:31.41 ID:2Xv2ECM90
2

3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/17(火) 23:47:54.35 ID:fYP+gOoy0
wktk

4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/17(火) 23:47:54.45 ID:jrSY2dDnO
待ってたよ

wktk

5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/17(火) 23:48:49.41 ID:GBiXfHX10
支援
wktk

6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/17(火) 23:49:33.12 ID:5K47vMO7O
待ってました!
支援

7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/17(火) 23:51:26.26 ID:EghcRhtpO
四曲目・ミセリ



ミセリは品行方正だ。

先生「じゃあ任せたよ、ミセリ君」

ミセ*゚ー゚)リ「はい!」

だから小学校での評判がとても良い。

先生「相変わらず良い返事だね」

ミセ*゚ー゚)リ「ありがとうございます☆」

ミセリは明朗快活だ。

友「じゃーねぇ!ミセリちゃん!」

ミセ*゚ー゚)リ「うん、また明日ー☆」

だから仲の良い友達が沢山いる。

友「バイバーイ!」

ミセ*゚ー゚)リ「バイバイ☆」

ミセリは振り返ると、家に帰るために歩き出した。
ランドセルをゆっさゆっさと動かしながら小さく微笑みつつ足を進める。

8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/17(火) 23:52:40.88 ID:oIHNcWdm0
ktkr

9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/17(火) 23:52:50.53 ID:EghcRhtpO

その姿はとても愛くるしかった。
道行く人々が笑顔で振り返るぐらいに。

ミセ*゚∀゚)リ「あっ!おばあちゃん!こんにちわ☆」

「あら、こんにちわ。ミセリちゃんは今日も元気いっぱいねぇ」

ミセ*゚ー゚)リ「だって夏が大好きなんだもーん!」

顔見知りの老婆に挨拶し、ニコニコとしながら通り過ぎるミセリ。
老婆の顔には、ふわりと柔かい微笑が舞い降りた。

ミセ*゚∀゚)リ「あっ!ワンちゃんだぁ☆可愛いいなぁ!」

犬「ワン!」

ミセ*゚ー゚)リ「よしよし☆」

犬の頭を優しく撫で、ウインクしてから通り過ぎるミセリ。


10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/17(火) 23:54:14.62 ID:EghcRhtpO

嬉しそうに尻尾を振る犬は、またね、という様に短く一度だけ吠えた。

(,,゚Д゚)「おっ!ミセリちゃんじゃねぇか!」

ミセ ゚‐゚)リ「………」

(,,゚Д゚)「初潮は来たかゴルァ?
     きたらすぐに教えろよ!」

ミセ ゚‐゚)リ「………」

(,,゚Д゚)「小豆を用意してやっから、赤飯炊け!赤飯!!」

ミセ ゚‐゚)リ「…………」

(,,゚Д゚)「ギコハハハハハハ!!」

八百屋を通り過ぎたミセリは
二度、三度と角を曲がり、帰り道を歩いた。

木漏れ日が彼女を照らし、
セミの鳴き声はファンファーレのようにリズミカルに鳴く。


11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/17(火) 23:55:12.49 ID:JZL+e3mdO
wktk

12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/17(火) 23:56:42.60 ID:mH8nWJd7O
ktkr

13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/17(火) 23:56:46.34 ID:EghcRhtpO

夏に咲いた花達はミセリを見て優雅に花弁を散らし、
にこやかに歩く彼女の後ろからは小鳥が集まっていた。

やがて自宅に着いたミセリは、ドアを開ける。

母「おかえりなさい、ミセリ」

玄関で靴を磨いていたミセリの母親は、労うようにそう言った。

ミセ*゚ー゚)リ「………」

ミセリは半開きにしたドアから顔を出し、慎重に外を覗く。
辺りには誰もいない。
それを確認した彼女は、静かにドアを閉めて靴を脱ぎつつ飛び上がった。

ミセ*゚Д゚)リ「デットマンズ・ウォキィィィングッ!!!」


14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/17(火) 23:57:00.08 ID:oIHNcWdm0
ミセリwwwwwwwwwwwwwwww

15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/17(火) 23:58:02.09 ID:sq051gnn0
なんだこれwwwwwww

16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/17(火) 23:58:41.21 ID:mH8nWJd7O
ちょwwwwww

17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/17(火) 23:59:06.31 ID:EghcRhtpO

意味不明の言葉を絶叫しながらミセリは着ていた服を豪快に引き千切る。

ミセ*゚д゚)リ「イヤッ!ハァァァッ!!」

ビリビリに破かれた服を見て、母親は悲しそうな顔をした。
だがミセリの目には写らない。
彼女は上下左右に頭を振った。

ミセ*゚Д゚)リ「アイム・アム・ア・デビル・ガァァァルッ!!」

母「…………」

赤いランドセルを床に叩き付けるミセリ。
でもすぐに座って、慈しむようにそれを撫で出した。

ミセ*゚д゚)リ「ブラッド・バック?ブラッド・カラー・イズ・バック?」

ミセリはうるむ瞳でランドセルを見つめる。

18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/17(火) 23:59:45.01 ID:DDuX9YIT0
流石二重人格wwwwwww

19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:00:31.40 ID:l/cwZBRH0
これはひどいwwwwwww

20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:01:28.30 ID:SAcAcR3NO

ミセ*゚Д゚)リ「ブラッド・カラー・イズ・ランドセル?
      ファッキン・ランドセル!!
      オー!オー!ファック・オーケー!?オーケー!!?」

母「……やめなさい」

ミセ*゚д゚)リ「ヘイ!デス・マザー!!
      ファッキン・デス・マザー!!ホワット?」

母「ミセリ、あなたは――」

母親の話を途中で無視してランドセルを放り投げ、
ミセリはブリッジしながら階段を駆け上がった。

ミセ*゚д゚)リ「イエェェェェェッ!ギャバッギャバッギャバッ!!」


21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:01:42.82 ID:RBCFOMUeO
引き千切るなwwwwwwwww

22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:02:20.51 ID:vm7gvF+X0
あるあr……ねーよwwwww

23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:03:34.47 ID:SAcAcR3NO

二階に辿り着くと、逆立ちしたまま足で自室のドアノブを回した。

ミセ*゚Д゚)リ「地獄へダイブゥゥゥッ!!」

扉が開くと、でんぐり返しの要領で部屋に入る。

ミセ*´ー`)リ「イエス……イエス……」

ゆっくりと立ち上がったミセリは恍惚な表情で目を閉じていた。

ミセ*´o`)リ「オーイェ……オー、オー、イェー……」

しばらくそのままの姿勢を保ち続けたミセリは、カッと目を見開いた。

ミセ*゚д゚)リ「ウエルカム・トゥー・ヘル・タイム」

呟く言葉と同時にコンポの再生ボタンを押す。


24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:04:22.17 ID:RBCFOMUeO
> ミセリはブリッジしながら階段を駆け上がった。

ミセリKOEEEEEEEEEEEE

25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:05:37.72 ID:SAcAcR3NO

スピーカーからはデスメタルの曲が破れんばかりの音量で流れ出た。

『♪臓物浴びて血のシャワー!
 殺っちまったぜ今日もまたぁ!』

激しく頭を振るミセリ。

『♪棺桶なんか用意しねぇ!
 道にばら撒く死ねぇ!死ねぇ!!』

ミセ*゚Д゚)リ「ひゃはぁぁぁっ!!」

絶叫しながら部屋にある水槽を両手に持つ。
その中にはカエルが入っていた。

『♪気分は爽快、転落死!
 手首を切るって、あっそうかい!』

水槽を振り回すミセリ。
カエルはとても迷惑そうだった。

『♪だったら全員ぶっ殺し!
 全滅大好き悪魔だし!!』

26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:07:10.50 ID:h6BcykXd0
なんてこったwwwwwwwwwwwww

27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:08:01.79 ID:SAcAcR3NO

涎を垂らしながら歯を剥き出しにして頭を掻きむしるミセリ。
彼女は音楽に合わせて歌い、白眼を剥いていた。

いまコンポから流れているのは「殺人娘カルテット」というバンドの曲だ。
そのバンドはミセリが産まれる前に解散してしまっていたが、
時の流れとは関係無く、彼女のハートをがっしりと掴んでいた。

ミセ*゚Д゚)リ「♪殺れ!殺れぇ!!みんな殺害!!!」

外では天使のように振る舞うミセリだったが、
家の中では悪魔みたいに騒いでいた。


28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:08:10.48 ID:RXkB/c350
これはひどい二重人格wwwwwwwwwwww

29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:08:41.68 ID:RBCFOMUeO
今回ブーンは見ず知らずの幼女の家に上がり込むのかな。うらやましい

30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:09:11.94 ID:l/cwZBRH0
ひゃはぁぁぁっ!!支援

31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:09:53.09 ID:h6BcykXd0
>>29
こんな少女で羨ましいかwwwwwwwwwww

32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:10:39.59 ID:SAcAcR3NO

彼女は内弁慶ならず、内デビルだったのだ。

―――――


ミセリは物心ついた時からいつだって誉められていた。

『さすがミセリ君だ』

『凄いね、ミセリちゃんは』

『もし俺がロリコンだったらお前にファックしてたんだぞゴルァ!』

誉められるのは嬉しかった。
だからミセリはもっと誉めてもらおうと努力した。

『偉いな、ミセリは』

『頼りになるよミセリちゃん』

『やっぱ小学生でもオナニーするのかゴルァ?』

だが気が付くと、いつの間にか周囲の顔色を伺うだけになっていた。


33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:11:39.99 ID:BAunX4y+O
ギコwwwwww

34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:11:51.84 ID:RXkB/c350
ギコ変態すぎワロタ

35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:12:07.80 ID:RBCFOMUeO
八百屋wwwwwwwwwwwww

36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:12:30.56 ID:9CSN2ayIO
ギコwwwwwwww

37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:12:39.77 ID:ihitvz+F0
スライディング八百屋自重wwwwwww

38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:12:54.74 ID:iCGDHooGO
ギコ自重wwww

39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:13:01.09 ID:h6BcykXd0
ギコ死んどけwwwwwwwwwwww

40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:13:25.99 ID:SAcAcR3NO

期待を裏切っては駄目。
失望させては駄目。
望まれる結果の更に上をいかなくては駄目。

『ちょっと俺の顔を踏んでみる気はねぇか?』

いつしかそれらが重荷になっていた。
初めは自分の行動に笑顔を見せてくれる人達の顔が嬉しくて、
ただただ頑張っていたのだが、今は逆だ。

溜め息が怖くて必死になって演じ続けていたのだ。

『なぁーんちゃってな!ギコハハハハハハハ!!』

幼いミセリに乗しかかる重圧は、呼吸を妨げるぐらいの重荷だった。
だがある日、彼女は出会った。
「殺人娘カルテット」に。


41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:13:43.19 ID:RBCFOMUeO
>>31
外に連れ出せばおk

42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:14:47.06 ID:+//THD0FO
ギコwwwドMwww

43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:15:02.00 ID:ihitvz+F0
ギコ編が楽しみだwwww

44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:15:24.27 ID:+KqueGrT0
支援

45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:16:23.41 ID:BAunX4y+O
こうなった原因ギコじゃね?w

46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:16:24.36 ID:RBCFOMUeO
踏みつぶされればいいのにwwwwwwwww

47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:16:48.94 ID:SAcAcR3NO

金切り声に近いボーカルの「素直グール」に衝撃を覚え、
アグレッシブなギターを奏でる「ヘル沢近」に痺れ、
重厚な響きを持つベースの「ペニス伊藤」に感動し、
不思議なリズムで魅了するドラムの「チンポッポ暴淫」に魅了された。

聞いてすぐに心を奪われたミセリは、悪魔への転身を決意した。
禍々しい動物を揃え、CDを大音量でかけ、強信的に信仰する。

やがてミセリの自室は彼女にとっての天国
――ミセリの主張による地獄――となり、彼女は闇に堕ちた。


―――――


夜は深まり、月が静かに輝き出す頃。


48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:18:29.56 ID:SAcAcR3NO

小学生ならとっくに寝ていても
おかしくはない時間帯だったが、ミセリは起きていた。

なぜなら夜は悪魔の時間だからだ。
草木が眠る時刻になっても自分は目を開いていなければならない。
ミセリはせっせと魔法陣を描いたり、
地獄ポエムを作成したりしていた。

そんな彼女の耳に一階の方から、「ただいまモナー」と微かに聞こえた。

ミセリには年の離れた兄がいる。
あの声はその兄のものだろう。

そう確信したミセリは、お小遣いで買った槍を持って玄関に向かった。

ミセ*゚Д゚)リ「ジャバッジャバッギャバァァァッ!」

49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:19:35.05 ID:BAunX4y+O
槍www

50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:19:53.77 ID:RBCFOMUeO
槍wwwwwwwwww

51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:20:13.73 ID:+//THD0FO
お小遣いで槍wwww

52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:20:33.70 ID:SAcAcR3NO

全速力で走り、舌をベロリと剥き、
槍を振り回しながら玄関の前に立つ。

ミセ*゚Д゚)リ「バックホーム!モナー・ブラザー!!」

(;´∀`)「………」

(;^ω^)「………」

ミセ*゚д゚)リ「………」

ワンピースを着ていた兄の隣には、柔和な表情をした青年がいた。

兄が一人でないのを見たミセリは槍を投げ捨て、
満面の笑みを浮かべながら挨拶した。

ミセ*゚ー゚)リ「いらっしゃいませ☆お兄さんのお友達ですかぁ?」

(;^ω^)「ぼっ、僕ですかお?」

ミセ*゚ー゚)リ「はい☆」

(;^ω^)「あの……どうなんですかお?」

53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:21:57.89 ID:h6BcykXd0
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:22:30.83 ID:SAcAcR3NO

青年は兄に向かって困った顔を向けた。

( ´∀`)「……命の恩人だから、マブダチ以上だモナー」

彼の肩を叩きながら兄はそう言った。

ミセ*゚ー゚)リ「なら――」

そこでミセリは、青年が隠すように手で抑えていた右手をチラリと見た。

ミセ*゚д゚)リ「もっ……もげっ!」

微かに見えた彼の手は赤く血に染まり、腫れていたのだ。

ミセ;゚д゚)リ「モゲガッ!ムゲ!!」

(;^ω^)「……お?」

( ´∀`)「あーあ、こりゃダメだモナー」

ミセ;゚Д゚)リ「ブゲラ!ゴホッ!!ブゲラ!ゴホッ!!」


55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:24:25.57 ID:RBCFOMUeO
覚醒再びwwwwwwwwwwwww

56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:25:19.36 ID:SAcAcR3NO

全身を激しく震わせるミセリ。
その様子に青年は困惑した。

(;^ω^)「これは……?」

( ´∀`)「こいつ気が狂ってるんだモナー」

ミセ;゚Д゚)リ「ブラッド!ファッキン!!
      ブラッド・ハンドォォォ!!」

血に濡れた青年の拳に、ミセリは興奮していたのだ。

ミセ;゚Д゚)リ「デビル・デビル・デビル!!
      ユーアー悪魔!?ホワット・デーモン!!?」

( ^ω^)「おっおっ〜♪あくま悪魔だお〜♪」

青年は両腕をぐるぐると回しながらそう言った。

( ´∀`)「ノリが良いモナね」


57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:26:58.54 ID:SAcAcR3NO

しかしミセリは青年を無視して狂ったように騒ぎながら
階段を駆け上がり、自室に戻った。

ミセ;゚д゚)リ(兄貴が……モナー・ブラザーが……悪魔を連れてきた!?)

悪寒が汗となって背中を辿り、ぞくりと体を震わせた。

ミセ;゚д゚)リ(間違いない……あの赤い手は……デビルハンド!!
      あいつは間違いなく闇の住人!!)

魔界と通じ、着々とその親交を深める自分に危惧した兄は、
対抗策として悪魔を現世に呼び寄せたに違いないとミセリは思った。

ミセ;゚Д゚)リ「ならばより強力な魔族を召喚しなきゃ!!」


58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:28:07.60 ID:RBCFOMUeO
それにしてもこの二人、ノリノリである。

59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:28:54.36 ID:SAcAcR3NO

電気を消して窓を開け放ち、ロウソクに火を灯す。
そして押し入れでこっそりと飼っていた
ヤギと蛇を引っ張り出し、自作の呪文を唱え出した。

ミセ*‐o‐)リ「ポラギノール・ポラギノール・ポポンエース」

ミセ*゚Д゚)リ「バッファリーン!!」

叫んで両手を上げるミセリ。
そこに窓からハエが飛んできた。

ミセ*゚Д゚)リ「イヤッホォォォォイ!!」

ミセリはそのハエを自分が召喚した悪魔だと思い、狂喜した。

ミセ*゚Д゚)リ「ベルゼブブ様!!ようこそ我が地獄へ!!
      ようこそおこしくださいましたぁぁぁ!!」


60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:29:41.25 ID:+//THD0FO
モナーがワンピース着てるってことは……。

ウホッ

61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:30:21.99 ID:h6BcykXd0
ガイキチレベルだなwwwwwwwwwwww

62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:30:57.43 ID:SAcAcR3NO

限界まで口を開き、飛び上がりながら絶叫する。

 #))д゚)リ「ブラァァァッ!!?」

だがその叫びは不意に訪れた衝撃に邪魔された。
高速で飛んできた湯飲みがミセリの頭を直撃したのだ。

ミセ*;д;)リ「いた……痛い……!」

「うっせぇぇぇんだよ!!このド低脳がっ!!」

声をする方に目をやると、
向かいのアパートから女性が怒鳴っていたのが見えた。

从# ゚∀从「いま何時だと思ってんだ!?ドックンが起きちまうだろ!!」


63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:32:58.14 ID:RBCFOMUeO
パインGJ

64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:33:00.18 ID:SAcAcR3NO

ミセ*;д;)リ「!!」

この湯飲みはあの女が投げてきたに違いない、
この魔界のプリンセスに対するとんでもない侮辱だとミセリは激昂した。

ミセ#゚Д゚)リ「なにすんのよこのバカ女っ!!バラバラにして―――」

文句を言うために窓から身を乗り出したミセリの口は、
違和感のせいで途中で閉じた。

ミセ*゚‐゚)リ「……?」

先程まで怒鳴っていた女性の姿が見えなかったのだ。

ミセ#゚д゚)リ(逃げたの!?…腰抜けが!!)

いくら相手が尻尾を巻いて逃げたとしても、
やられっぱなしでは自分の気が治まらない。

65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:34:55.57 ID:RBCFOMUeO
支援

66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:35:15.77 ID:SAcAcR3NO

ミセリは自身が宿す魔力を全力で振り絞った。

ミセ*゚д゚)リ(内臓爆発……内臓爆発……)

「ぬおおおおっー!!!」

ミセ*゚Д゚)リ「!?」

アパートから女性の声がした。

ミセ*゚ー゚)リ(やった!!効いた!!)

「んぎぎぎぃぃぃっ!!!」

ミセ*゚ー゚)リ(やっぱり私は悪魔だったんだ!!)

決壊したダムから溢れ出される水より多い喜びがミセリを包む。
だがその歓喜はすぐに裏切られた。

从# ゚∀从「んがぁぁぁぁっ!!!」

ミセ;゚‐゚)リ「っ!!?」

アパートの窓から見えた彼女は冷蔵庫を引きずっているところだったのだ。

67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:35:26.09 ID:BAunX4y+O
確かに近所迷惑w

68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:35:35.98 ID:6W7x2ZPc0
C

69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:36:57.68 ID:SAcAcR3NO

从# ゚∀从「おらぁぁぁぁぁっ!!」

ミセ;゚ー゚)リ「?」

ミセリには彼女の意図が分からなかった。
こんな夜遅く部屋の模様替えだろうか?
変わった人だ。

ミセ*゚‐゚)リ「きっとバカなんだね……」

なんて可哀想なんだと同情した。

从# ゚∀从「愛の力ぁぁぁぁぁっ!!」

ミセ;゚д゚)リ「っ!?」

ミセリは驚愕し、腰を抜かしかけた。
なんとあの女性が、冷蔵庫を持ち上げたのだ。

从# ゚∀从「………」

彼女はぶるぶると震えていた。
恐らく、重すぎたのだろう。
そして目は自分を睨みつけている。

――まさか?


70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:37:41.38 ID:RBCFOMUeO
やりすぎwwwwwwwwwwww

71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:38:50.06 ID:SAcAcR3NO

ミセ;゚д゚)リ「あ、あの……」

从# ゚∀从「………」

鋭い視線。
怒りの感情。
殺意。

その全てが自分に突き刺さっていた。
危険を察したミセリは非常手段に出る。

ミセ*゚ー^)リ「ごめんね、お姉ちゃん☆うるさかった?いますぐ――」

从# ゚∀从「死ねぇぇぇぇぇっ!!!!」

冷蔵庫が、飛んだ。


―――――


翌日。
学校からの帰り道を歩きながら、ミセリはぷりぷりと怒っていた。

ミセ#゚‐゚)リ(あのバカ女め……)


72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:38:59.74 ID:BAunX4y+O
支援

73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:40:08.00 ID:RBCFOMUeO
それにしてもまたブーンがスルーされてるwwwwwww

74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:41:01.05 ID:SAcAcR3NO

さすがに自分の部屋までは到達できずに落ちてしまったが、
まさか女性のあの細い腕で冷蔵庫を投げてくる日が来るなんて、
とても信じられなかった。

昨夜は衝撃のあまり、「次騒いだら殺す」との忠告を守ってしまったものだ。

しかしミセリは気にくわない。

ミセ#゚‐゚)リ(神聖な……じゃない、悪魔的な儀式の邪魔をするなんて……許せない!!)

今日は何かとミスが目立つ一日だった。

授業中でも眉間にしわが寄り、話しかけてきたクラスメイトにもつい口が滑って、

ミセ#゚‐゚)リ『なによメス豚?』

と答えてしまい、脅えられてしまったものだ。

75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:42:54.76 ID:SAcAcR3NO

それもこれも全てはアパート女のせいだ。
あいつが私にケンカを売るからストレスが溜った。
それが学校で吹き出してしまった。

許せない。

ミセ#゚‐゚)リ(今度こそ魔術で焼き殺してやる……)

ミセリは固く決意して、魔力を溜め始めた。
このまま夜まで持続させ、あの女にぶつけるつもりなのだ。

ミセ*゚д゚)リ「ハァァァ……――」

気合いを入れて、溜め込んで……そして唐突に両手は動き出す。

ミセ;゚Д゚)リ「っ!?」

左手は腰に当てられ、右手は大きく旋回された。

ミセ*゚д゚)リ「だおだお♪だおだお♪だおん♪だおんっ♪」


76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:43:33.74 ID:6W7x2ZPc0
C

77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:44:16.68 ID:SAcAcR3NO

ミセ;゚Д゚)リ(っ!!?)

無意識に動き、歌ってしまった。
慌てて口を押さえ、誰かに見られてないかと辺りを伺った。

ミセ;゚‐゚)リ(いまの……)

ミセ*゚д゚)リ「なん――だおだお♪だおだお♪だおん♪だおんっ♪」

ミセ;゚Д゚)リ(っ!!!!??)

目の前のマンホールの蓋が開き、穴から作業員が出てきた。
彼はミセリに目もくれずに走り出す。

周りの人達も同じように、同じ方向に駆け出していた。

ミセ;゚д゚)リ「……」

言いしれぬ焦燥感にとらわれるミセリ。
考える前に足が動いた。


78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:44:32.55 ID:ihitvz+F0
ktkr

79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:45:45.80 ID:SAcAcR3NO

彼女も走り出したのだ。
みんなと同じ方向に。

―――――


( ^ω^)「だおだお♪だおだお♪だおん♪だおんっ♪」

辿り着いた先には、昨夜出会った悪魔がいた。

皆さん『だっだっだっだっ♪だおん♪だおんっ♪』

兄が召喚した悪魔だ。
奴はなぜか、踊っていた。

( ^ω^)「だおだお・だおだお♪いいんだおっ♪」

皆さん『そうだお・そうだお♪決まりだお♪』

( ^ω^)&皆さん『おぉーん♪』

ミセ;゚д゚)リ「………」

広場に集まった人達は、
踊り、歌い、騒いでいた。


80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:47:17.33 ID:6W7x2ZPc0
ktkr

81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:47:19.59 ID:SAcAcR3NO

そんな彼等や彼女達を見て、
ミセリは畏怖の念にとらわれた。

ミセ;゚Д゚)リ(まさかこれは――あの悪魔の魔術!?)

ミセリの体は自分の意思とは関係なく、ダンスを踊り続けている。

( ^ω^)「素直になったらいいんだお♪恥ずかしがらずにやっちゃうお♪」

悪魔が右手を振り上げると、
右側で踊っていた人達がウエーブした。

( ^ω^)「楽しくやらなきゃいけないお♪さあさあ皆でやっちゃうお♪」

今度は左手が振り上げられ、
自分達が踊る左側でウエーブが始まる。
当然、ミセリも逆らえない。


82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:47:54.97 ID:xYQtfjVg0
下らなく面白いwwww

83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:48:36.86 ID:+//THD0FO
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!

84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:49:04.65 ID:SAcAcR3NO

ミセ;゚Д゚)リ(なんて強力な魔力なの……!!)

街の住人達は惑わされ、操られ、傀儡にされた。

きっと彼は魔界のドールマスターなのだろう。
そして自分達はマリオネットにされてしまったのだ。

ミセ;゚д゚)リ(まさか……モナー・ブラザーが……
      こんなに恐ろしい悪魔を味方につけていただなんて!!)

( ^ω^)「だおだお♪だおだお♪だおん♪だおんっ♪」

邪悪に微笑む青年を見て、ミセリは恐怖した。

( ^ω^)&皆さん「おぉーん♪」

ミセ;゚д゚)リ(『怨』?……まさかこれは……呪いの儀式……!?)


85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:51:05.38 ID:SAcAcR3NO

嫌な予感がした。
いや、予測というべきか。

ミセ;゚д゚)リ(ひょっとして……私達を丸ごと生け贄に……?)

そうなれば、待っているのは確実に墓場だろう。


『♪全滅大好き悪魔だし!!』


ミセ;゚Д゚)リ「っ!!?」

頭の中で「殺人娘カルテット」の曲が流れた。
彼女達はそう歌っていたのだ。

もはやこれは確定事項。
自分達は全員死ぬ。
だってあいつは悪魔だし。

( ^ω^)「だおだお♪だおだお♪だおん♪だおーんっ♪」

悪魔が両手を広げて走り出した。
きっとあの腕でみんなを切断するつもりなのだろう。


86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:51:20.41 ID:1p3Z0GprO
保守

87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:51:49.51 ID:+//THD0FO
支援

88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:52:48.38 ID:SAcAcR3NO

次々と真っ二つにされていく住人、
血の海と化す広場、
笑いながら走り続ける悪魔。
ミセリにはそんな光景が容易に想像できた。

ミセ;゚‐゚)リ「……」

だがさせない。
自分は抗拒する。
なぜなら私も――

ミセ*゚Д゚)リ「悪魔だしぃぃぃぃ!!」

勢い良く飛び上がるミセリ。
呪縛が解けたのだ。
だが解放感に身を任せること暇はない。

ミセ*゚д゚)リ「♪臓物浴びて血のシャワー!
      殺っちまったぜ今日もまたぁ!」

ミセリは歌い出した。
叫ぶように。
素直グールのように。

皆さん『?』


89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:54:19.99 ID:SAcAcR3NO

さすがに全員は無理だったが、
周りにいる何人かは踊りながらミセリを見た。

( ^ω^)「だおだお♪だおだお♪だおん♪だおんっ♪」

ミセ*゚д゚)リ「♪棺桶なんか用意しねぇ!!
      道にばら撒く死ねぇ!死ねぇ!!」

皆さん『………』

周りから睨まれてるのに全く気付かないミセリ。

ミセ*゚Д゚)リ「♪気分は爽快、転落死!!
手首を切るって、あっ―――」

(# ´∀`)「せいやぁっ!!」

ミセ;゚Д゚)リ「ごはっ!?」

必死で歌っていたミセリは
何者かに首の後ろを一撃され、そのまま意識を暗転させた。


90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:54:20.63 ID:h6BcykXd0
クラウザーさんじゃね?

91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:55:46.40 ID:+//THD0FO
まさに空気の読めない痛い子www

92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:56:10.13 ID:SAcAcR3NO

―――――


ミセ*‐‐)リ「……んっ……」

目を覚ましたミセリは不思議な場所にいた。
暗くて狭くて息苦しいところだ。

ミセ*゚‐゚)リ「……?」

少しずつ覚醒していく意識。
だが場所の見当はつかない。
ここはどこだろうか?

ミセ*゚‐゚)リ「………」

ミセリは膝を抱えるように座っていた。
周囲は真っ暗でなにも見えない。

手を伸ばすとすぐに壁のような物にぶつかった。
固いのか柔かいのかがはっきりしない、プラスチックみたいな材質だった。

背中には壁が密着しているので、今度は上の方に手をやる。
するとまたさっきの感触がした。

93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:58:34.44 ID:SAcAcR3NO

ミセ*゚‐゚)リ「……閉じ込められてる?」

箱、と表現するのが一番近いだろうか。
ミセリはそんな場所にいた。

ミセ*゚‐゚)リ(もしかしたら……ここは棺桶?私は死んだの?)

ミセ*゚‐゚)リ(それなら………)

地獄に行って本物の悪魔になれるかもしれない、とミセリは微笑んだ。

ミセ*゚ー゚)リ(やった!やった!!)

サタンに会ったら、あの踊る悪魔みたいな力をもらおう。
冥府の地を観光旅行してもいい。
血の池で泳ぐのも悪くない。

ミセ*゚ー゚)リ(やっ……)

現世に帰ることはもうないだろう。
自分は死んだし、これから悪魔になるのだから。

94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 00:59:53.93 ID:h6BcykXd0
しえんwwwwwww

95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 01:00:42.06 ID:SAcAcR3NO

ミセ*゚‐゚)リ(………)

輝く太陽に夏の匂い、青い空や心地良い風ともお別れだ。
ハチミツをたっぷりかけたホットケーキや
ハーゲンダッツのアイスクリームにも別れを告げなくてはならない。

ミセ*゚‐゚)リ(…………)

そして家族にも、もう会えない。
学校の先生やクラスメイト、近所の人達ともだ。

ミセ*;‐;)リ「……うぐっ」

肩車をしてくれた父を思い出す、
抱き締めてくれた母を思い出す。

誉めてくれた先生や仲良くしてくれた友人達。
その全てが闇の中でミセリの頭に浮かんで消えた。


96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 01:02:27.31 ID:SAcAcR3NO

ミセ*;Д;)リ「うわぁぁぁぁぁぁっ!!」


もう会えない。
会うことはない。

ミセ*;Д;)リ「やだよぉぉぉぉぉっ!!こわいよぉぉぉぉぉっ!!」

決別だ、永遠の。

ミセ*;Д;)リ「おにいちゃぁぁぁぁぁっん!!!」

そこでパカリと音がした。
上から電灯の柔かい光がミセリを照らす。

( ´∀`)「さ、帰るモナよ」

兄が自分を見下ろしながら、
そう言った。


―――――


ミセ*;‐;)リ「………」

( ´∀`)「やっぱ怖かったモナね。ごめんモナー」


97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 01:04:32.64 ID:SAcAcR3NO

兄に抱きかかえられていたミセリは、とんとん、と優しく背中を叩かれた。

ミセ*;‐;)リ「こわ……かった……」

( ´∀`)「ちょっとやりすぎちゃったモナー」

ミセリがさっきまで入っていたのは、大きなポリバケツだった。

道で倒れていた自分を見付けた兄が、
日頃暴れているミセリへのお仕置きのため、
ポリバケツの中に閉じ込めたらしい。

( ´∀`)「……ミセリは、少し頑張り屋さん過ぎるんだモナ」

夜の道をゆっくりと歩きながら、囁くように兄は言った。

ミセ*;‐;)リ「……?」


98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 01:04:45.75 ID:+//THD0FO
支援

99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 01:05:00.77 ID:h6BcykXd0
お・・・

100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 01:05:49.68 ID:SAcAcR3NO

( ´∀`)「もうちょっと肩から力を抜くモナよ。その方が気持良く生きれるモナ」

ミセ*;‐;)リ「……でも……がんばらないと……みんながっかりしちゃう……」

( ´∀`)「しないモナー。みんなミセリが好きだから安心するモナー」

ミセ*;д;)リ「でも……でも……嫌われちゃったりしたら……」

( ´∀`)「そんなミセリに、こんな言葉を贈るモナ」

ミセ*;‐;)リ「?」

( ´∀`)「『そういうケースもある』
       これはモナーにとって黄金の忠告だったモナ」


101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 01:07:37.61 ID:SAcAcR3NO

ミセ*゚‐゚)リ「……それって、お兄ちゃんのマブダチさんが言ってたの?」

( ´∀`)「違うモナよ。
       これはとある爽やかな連中が活躍する小説にあったモナー」

ミセ*゚‐゚)リ「さわやか……」

( ´∀`)「それと……あの踊る人はマブダチじゃなかったモナよ」

ミセ*゚‐゚)リ「え?」

( ´∀`)「あの人は、モナー達にとっての救世主だったみたいだモナ」

キャミソールを着た兄は、月の光を浴びながらにっこりと微笑んだ。


102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 01:07:59.93 ID:h6BcykXd0
支援

103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 01:09:23.08 ID:SAcAcR3NO

―――――



ミセリは品行方正だ。

ミセ*゚ー゚)リ「あっ!おばあちゃん☆おはようございます☆」

「あら、おはよう。今日も良い天気ね」

だから近所での評判がとても良い。

ミセ*^ー^)リ「うん☆それじゃあ学校に行ってくるね☆」

「いってらっしゃい、ミセリちゃん」

ミセリは明朗快活だ。

「ミセリちゃん!おはよー!」

ミセ*゚∀゚)リ「おっはよー☆」

だから仲の良い友達が沢山いる。

「一緒に学校行こうよー!」

ミセ*゚ー゚)リ「うん☆競争しよっか☆」

そしてミセリは今朝から一つ決意したことがあった。

104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 01:09:29.77 ID:+KqueGrT0
支援

105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 01:09:35.98 ID:+//THD0FO
支援

106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 01:10:37.61 ID:SAcAcR3NO

「待ってよミセリちゃーん!」

ミセ*^ー^)リ「待たないよー☆競争だもん☆」

それは奔放自在になることだった。
ミセリは無理を止めたのだ。

(,,゚Д゚)「おっ!ミセリちゃんじゃねーか!!
     パンティーはちゃんと洗ってあるかゴルァ!?」

ミセ*゚‐゚)リ「……っ!」

だから彼女は今日から――

ミセ# ゚Д゚)リ「朝からうぜぇぇぇんだよ!このド変態がっ!!!」


少しだけ、口が悪い。



四曲目・完

107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 01:11:51.90 ID:QczOewooO
この作品大好きなんだ

108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 01:12:02.80 ID:I59Kc5yE0
乙!

109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 01:12:26.97 ID:UiZBxRnqO
乙!

110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 01:13:02.40 ID:l/cwZBRH0
工エエェェ(´д`)ェェエエ工
乙〜
しかしまあ、所々モナーの服装がwww

111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 01:13:20.50 ID:h6BcykXd0
ギコwwwwwww
乙!

112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 01:14:18.01 ID:SAcAcR3NO
本日の投下はこれで完了です。
深夜にも関わらず、読んでもらってありがとうございました。

支援や乙は本当に嬉しいです。


113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 01:15:08.82 ID:+//THD0FO
乙!
やはり面白いなぁ。

114 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 01:15:22.43 ID:1wrkiVuYO
携帯サイト
http://bbs.pcafe.jp/

115 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 01:16:13.18 ID:SoDI6kMc0
乙です! この作品が一番好きだ。

116 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 01:16:41.43 ID:+KqueGrT0


117 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 01:17:40.03 ID:vC/NV09d0
乙です

癒されますた

118 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 01:22:30.59 ID:SAcAcR3NO
皆様方、本当にありがとうございます。

オムライス様へ
感想ページを設置希望します。
よろしくお願いします。

ではノシ

36 KB
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

★スマホ版★ 掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50

read.cgi ver 05.04.02 2018/11/22 Walang Kapalit ★
FOX ★ DSO(Dynamic Shared Object)