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( ^ω^)は駆動兵器を操るようです

1 :作者 ◆Cy/9gwA.RE :2007/08/04(土) 22:18:46.92 ID:MSClLYYf0
こんばんは。
今日と来週の二回で駆動兵器は完結します。

というわけで、本日は、29と30話を投下させていただきます。


まとめサイト神様

http://vip.main.jp/271-top.html



前回よりは短いですが、お付き合いいただけたら嬉しいです。
それでは、テンプレ等投下後本編に行きます。

2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/04(土) 22:19:11.83 ID:XOJNiuO90
おっ

3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/04(土) 22:19:56.69 ID:j0KAT1790
wktk

4 :作者 ◆Cy/9gwA.RE :2007/08/04(土) 22:19:56.97 ID:MSClLYYf0
人物簡易テンプレ1

('A`) ドクオ。2CH-VBに搭乗するVIP兵士。ブーンの死に、ショボンの反逆が関係していると見て、
    損傷のひどいVPの後部座席に乗り、南部指令基地へと急ぐ。

( メωФ) ロマネスク。2CH-VPに搭乗するVIP兵士。ドクオと同じく、何かの関係があると見て
       南部指令基地へと向かう。

川 ゚ -゚) クー。2CH-VRに搭乗するVIP兵士。ブーンの死を知らされる。
     所謂、試験管人間。超越した身体能力を持つ。

/ ,' 3 荒巻スカルチノフ。駆動兵器を作った第一人者。
    バルケンの死により、糸口を見つける。

( ゚∋゚) クックル。ラウンジ兵士から奪ったセパタクロウに搭乗し、フサギコへと交渉を持ちかける。
     試験管人間の成功例の一人。

(´・ω・`) ショボン。クックルと共に反逆を行っている一人。
      まだ、ブーンの死については知らない。

( <●><●>) ワカッテマス。クックルと共に反逆を行っている一人。
         まだ、何か鍵を握っている事はわかっているが、何かは不明。

5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/04(土) 22:20:59.57 ID:RDks3XE/O
>>1

wktk…





するとでも思ったか^^バーカ

6 :作者 ◆Cy/9gwA.RE :2007/08/04(土) 22:22:48.25 ID:MSClLYYf0
从'ー'从 ワタナベ。NRPの搭乗員。荒巻へ拳銃を向けたバルケンを殺害。

ミ,,゚Д゚彡 フサギコ。VIP南部指令基地所属の少将。試験管人間作成に干渉。
      荒巻をも手駒にし、全てを裏から動かしていたと思われる人物。

ξ゚听)ξ ツン。駆動兵器『2CH-VBL』に搭乗する女パイロット。
       フサギコの事を『お父様』と呼ぶ。試験管人間の成功例の一人。

( `ハ´) シナー。フサギコの側近。その他不明。

( ^ω^) ブーン。『ギガンテス』から皆を守ろうと、身を挺して死亡。
      死後、クックルの口により、試験管人間の一人であると明かされるも、詳しくは不明。

( ,'3 ) バルケン。裏でフサギコと繋がっていたであろう人物。死亡。


【国の位置関係】

    VIP        ↑北

   ニーソク

 ν     ラウンジ 


あと、前スレで、19時頃とか調子乗って言ってたんですが、三時間ほど遅れてしまいました、申し訳ないです。

ペンタブ覚えたてで色とかもうまくぬれなかったんですが、一応これがセパタクロウのイメージです↓
http://www.nya-taloda.jpn.org/2MB/src/mamitasu12257.jpg

7 :作者 ◆Cy/9gwA.RE :2007/08/04(土) 22:24:39.85 ID:MSClLYYf0
というわけで、本編投下させてもらいます。

8 :作者 ◆Cy/9gwA.RE :2007/08/04(土) 22:26:36.02 ID:MSClLYYf0

ミ,,゚Д゚彡「私が、なぜこのような戦争を仕向けたと、貴様は考えておる?」

壁を向き、笑みを浮かべながらロマネスクに問う。

( メωФ)「……試験管人間の可能性を確かめるため。もしくは、駆動兵器の……」
ミ,,゚Д゚彡「ふん。相変わらず”人間”にしては、察しはいいな」

この言い方が、ロマネスクの頭に引っかかった。
人間にしては――。
まるで、フサギコは人間で無いような言い方。

(#メωФ)「……そのような事なら、戦争を起こさずともよかっただろう!!」
ミ,,゚Д゚彡「そう熱くならなくても、いいであろう。
      それに、私がたった一つの理由だけで、このように血を流してまで、命を張ってまで動くと思うのか?」

そう言い、ロマネスクに、血の滲んだ軍服を、見えるようにする。
深緑の迷彩に、黒く赤い血がこびり付いていた。そして、フサギコは続ける。

ミ,,゚Д゚彡「私は、クマー……。いや、弟を殺す為に、この戦争を仕向けた」

ロマネスクは、驚きを隠せなかった。
悪の象徴であった、ν帝国の大統領、クマー。
正義の象徴であった、VIP軍の少将、フサギコ。

この二人が、兄弟であったなんて。
外された右肩が、ズキンと痛む。喉が鳴り、腕が振るえるのを、ロマネスクは感じた。

9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/04(土) 22:27:18.44 ID:XOJNiuO90
支援

10 :作者 ◆Cy/9gwA.RE :2007/08/04(土) 22:28:18.86 ID:MSClLYYf0

(;メωФ)「な……なんだと?」
ミ,,゚Д゚彡「いや、説明が足りなかったな。私は……『0.05%』の生き残りの一人だ」

『0.05%』

おそらく、知る者は五人もいないであろう『0.25%』以前に行われていた人体同士の合成の事を指す。
そう、フサギコは言った。

その中の生き残り……。いや、成功例と言うべきか。
それが、二人。
フサギコ、クマー。

(;メωФ)「そ……そんな馬鹿な……」
ミ,,゚Д゚彡「私とクマーは、最初の造られた人間なのだよ。わかるかね?
      そして、お互いがお互いを殺す為に、今現在、VIPとν帝国に分かれているのだよ」

さらに、フサギコは説明を続けた。
なぜ、試験管人間を作り続けたのか、固執し続けたのか……。

ミ,,゚Д゚彡「人間と人間を組み合わせる事によって出来るモノ。
      それは、色々な欠点を克服した、完璧なる知識の集合体」

( メωФ)「……」

ミ,,゚Д゚彡「だが、これは理想論。100年も前の酔狂な男が打ち上げた、夢物語と言われていたのだよ。
      その男の名前は……ギコ。私の”生みの親”だ」

11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/04(土) 22:29:39.91 ID:j0KAT1790
支援

12 :作者 ◆Cy/9gwA.RE :2007/08/04(土) 22:30:52.64 ID:MSClLYYf0

(;メωФ)「なっ……親を作ったのか!!?」
ミ,,゚Д゚彡「そうだ。私は好きだぞ、理解のいい奴はな。
      私は作った……。その酔狂な理想論を打ち立てた男を。欠陥を直させる為に、だ」

―――
――


『目を覚ませ……ギコ』

私が、こう言う為に、どれだけ人を殺し、裏切り、操ってきたことか。
この一言の為に、私は作られた人生を費やしてきたのだ。
お前も、そうだったのであろう?ギコ。

(,,-Д-)『……』

あいつを殺して、もう20余年。
今、またこうしてお前の顔を見ることになるとは、その頃は考えもしなかった。
私の体に欠陥が現れるまではな……。

ミ,,゚Д゚彡『おい。完成、しているのであろうな?』
( ,'3 )『問題は無い……はずです。あとは、脳の問題ですね。
     当時の記憶があるかどうか……。とにかく、今は目を覚ますのを待つだけです』

13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/04(土) 22:31:32.52 ID:j0KAT1790
支援

14 :作者 ◆Cy/9gwA.RE :2007/08/04(土) 22:32:21.96 ID:MSClLYYf0

欠陥というのは、後々試験管人間全てに現れるものだという事を知る。
それは、完璧を拒んだ神の仕業、というものなのであろうか。

体に現れるのは、個々により違うものだが、フサギコの場合は、強烈な体内での拒絶反応。
内臓が、関節が、全てが千切れるような痛み、脳に響く謎の声。聞くだけで、吐き気を催し、自殺願望が頭に渦巻く。

それが、一定の期間を置き、やってくるのだ。
その度に、ギコへの復讐心、そして怒りが沸々と込み上げる。

ミ,,゚Д゚彡『こいつには、特別なモノがある。
      私達のような者を、一つ上のステージ……いや、天井へと持ち上げる知識がな』

( ,'3 )『どれほどの苦痛かはわかりかねますが、
     フサギコ殿がそれほど言われるのであれば、相当なものなのでありましょう』

そして、私の親であった物が、目を覚ました。
私と同じ目をし、似たような声でコチラへと話しかける。

(,,゚Д゚)『……お前、フサギコか?』
ミ,,゚Д゚彡『ああ。そうだよギコ。いや、お父さん』

皮肉混じりに、ギコを父親呼ばわりする。
すぐに状況を察したか、キッと睨み、こう言った。

(,,゚Д゚)『……ほう。わしを造ったか』

―――
――


15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/04(土) 22:34:03.82 ID:j0KAT1790
支援

16 :作者 ◆Cy/9gwA.RE :2007/08/04(土) 22:34:30.31 ID:MSClLYYf0

(;メωФ)「お前が父親を作って、自分の欠陥を埋めようとしたのはわかった。
       だが……。なぜ殺した。殺す必要など無いはずだ。
       必要だったのであろう?その知識が……。そして、なぜ戦争を起こしてまでクマーと争う?」

ミ,,゚Д゚彡「ギコは、欠陥を埋められなかった。
      いや、元々欠陥を修復できないことを知っていたのだ。
      だから殺した。殺したかった、ただそれだけだ。そして……クマーと戦争をする理由。それは……」

ミ,,゚Д゚彡「――喧嘩、だ」
(;メωФ)「……喧嘩、だと?」



( ^ω^)は駆動兵器を操るようです 第29話『家族』



何を言い出すと思えば……。
喧嘩だと?
造られた人間だとしても、ただの兄弟喧嘩。
どこにそこまでの感情が沸くというのだ。

(;メωФ)「なぜ、喧嘩がここまで……」

ミ,,゚Д゚彡「私とクマーは、似て非なる存在なのだよ。同じ遺伝子の元から作られたモノ。
      だが、望むもの。目指すべき目標、思考……。何かとは言えない。だが、全てが違う。全てが違うのだ」

( メωФ)「全てが違うから、何だというのだ?人は、違って当たり前だ」

17 :作者 ◆Cy/9gwA.RE :2007/08/04(土) 22:35:44.94 ID:MSClLYYf0

ミ,,゚Д゚彡「その違いを、個性と捕らえ、評価するのが、お前達人間であろう?
      人より走るのが速い、人より勉学に優れている、人より容姿が端麗である……。
      だが、私達は、違うのだ。その違いが、憎い。いや、憎く感じるように植え込まれているのかもしれないがな」

人との違いが、憎い。
人間、全て同じ部分、部位で出来ている者はいない。
これは、児童学校に所属する学徒でもわかる、至極普通な事。
その人間の違いが、この社会を回し、この世界を回している。

異なった考えがぶつかり、新たな考えを生む。
その新たな考えに、同調した人間達が、数を成して、コミュニティを形成していく。
その考えが、人間同士のキメラ、所謂試験管人間には無い、そうフサギコは言う。

人間が違う形、性格を持たされているのは、各々の不安、不満を埋めるように、新たな見解を生めるように……。
なぜその考えが、試験管人間には無いのか。
それは……。

ミ,,゚Д゚彡「完成、されているからだ。人間として、生物として」
( メωФ)「……」

生物としての、完璧を目指そうとする。
だが、完璧というのは、非の打ち所の無い、どこにも欠点が見当たらない物。
故に、自分の体にある、必然的に生じる欠陥が、鼻に付く。
それが、ギコを造り直し、修復させようと思った理由。

そして、完璧であるが故に、高いステージでの物事の押し計らいが生じてくる。
フサギコが、クマーを殺そうとしている理由はそこにある。

18 :作者 ◆Cy/9gwA.RE :2007/08/04(土) 22:38:21.99 ID:MSClLYYf0

ミ,,゚Д゚彡「矛盾、という言葉を知っているな。ロマネスク中尉」
( メωФ)「……ああ」

ミ,,゚Д゚彡「本来の話では、最強と謳われる矛と、最強と謳われる盾。
      その矛で、盾を突くとどうなるか……。といった話だ。だが、私が言いたいのは、そこでは無いのだよ」

全く同じ環境で、全く同じ能力を持たされたフサギコとクマー。
作り出され、全く同じ訓練を受け、全く同じ栄養を摂り、過ごして来た二人は、容姿は違えど、その技量は等しく持たされた。

ミ,,゚Д゚彡「だがな、決定的に違う事があった。それは……、内面の違い。
      人間を超越した能力を持つ私とクマーに、差が生まれ始めたのだよ。
      その小さな差は、徐々に大きくなっていく。私は、その差が目に付くようになっていた」

( メωФ)「……そして、目に付くようになっていった差が、今のお前を動かしている。ということか?」

ミ,,゚Д゚彡「そうだ。同じ、最強の矛と盾を持ち、対等な能力を持つ二人が対峙したとしても、
      それを持つ内面的な人間の技量が違えば、当然差が生まれる。
      そこで私は、この何十年間も、努力してきたのだよ。クマーを殺す為。
      少しでも試験管人間としての性能の差が開かない内にな。それでも、長い年月がかかって、今に至るのだ」

この、一連のフサギコの話を、ほぼ黙って聞いていたロマネスクは、怒りを覚えた。
今にも、銃をぶっ放してしまいそうな、トリガーを引く指を押さえるのを我慢するのに、必死であった。

19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/04(土) 22:39:06.94 ID:dWS3BJUQ0
sienn

20 :作者 ◆Cy/9gwA.RE :2007/08/04(土) 22:39:47.57 ID:MSClLYYf0

(#メωФ)「本当に……!!」

(#メωФ)「――本当に言っているのか!!」
ミ,,゚Д゚彡「当たり前だ。さっきも言ったであろう?この際だから、話してやる、とな」

(#メωФ)「くっ……!!そのような理由で、ここまで戦争を拡大させて……!!!」
ミ,,゚Д゚彡「お前には、私の過去なんぞわかるまい。さあ、NRPが着いたようだぞ。ここから出なくてもよいのか?」

自分は、ここで引き金を引かなくてはならない。
自分は、ここでこの諸悪の根源を断ち切らなくてはならない……。

思索が頭の中を、縦横無尽に駆け巡る。
殺せ……。
殺せ……。

ロマネスクの全てがそう命じる。

(;メωФ)「お前は……悪だ。悪は断ち切れと教えられていた……!!
       今のVIPにだ!!!VIPに教えられていた!!!」

ミ,,゚Д゚彡「……」

トリガーに指をやり、ちょうど心臓の真後ろに銃口を当てる。
一瞬で……殺す。
そうでないと、自分が殺されてしまうだろう。
そして、自分に言い聞かせるように、言葉を重ねる。

21 :作者 ◆Cy/9gwA.RE :2007/08/04(土) 22:41:40.50 ID:MSClLYYf0

(;メωФ)「そして!!その教えは……フサギコ。お前から聞いたものだ……!!」
ミ,,゚Д゚彡「……お前に、私が殺せるとは思わんが」

(;メωФ)「いつまでも……、いい気にはさせん!!!
       フサギコは、ここで命を終える!!そして……私が、この喧嘩を止める!!!
       お前の代わりに……!!!終わらせる!!!」

ロマネスクは、トリガーに指をかける。
そして、一気に指を引いた。

『……そうか。大きくなったもんだ』

ズドン。
大きく、太い音が響き、手前の壁に、何発もの弾丸と、肉片が張り付く。
銃口から白い煙を吐き、次弾を装填すると、ロマネスクは、徐々に倒れ行くフサギコをじっと見つめる。
まるで、操られるのを止めた人形のように、ぐったりとうつぶせに倒れこむフサギコ。
胸には大きな穴が開き、今まで流れていたかも疑問であるほど冷徹であったその体からは、おびただしいほどの血が流れて出していた。
その血は、人間のそれと寸分変わらず、部屋には、銃とは違う鉄の臭いが充満する。
返り血を浴びたロマネスクの軍服は、フサギコが流していた腕の血とは比べ物にならず、迷彩が隠れるほどの浴びようであった。
そして、徐々に体温を失いつつあるのがわかるフサギコの体から、声が聞こえた。

ミ,, Д 彡「……ぁ………」

何を言おうとしたのかは、今もロマネスクにはわからない。
罵倒の言葉であったかもしれない、侮辱の言葉であったかもしれない。
だが、その言葉が何であっても……。

後悔は、してはいけない。
もう、戻れないところまで来てしまったのだから――。

22 :作者 ◆Cy/9gwA.RE :2007/08/04(土) 22:43:16.66 ID:MSClLYYf0

( メωФ)「……必ず、止めます。フサギコ少将」

流れそうになる涙を抑えながら、痛む右腕で、敬礼をする。
フサギコの死体を、仰向けにし、目を閉じさせると、ロマネスクはNRPへと急いだ。
おそらく、次が最後の戦い。
一人の男が、死を持って解決させた大きな闇の終了が、近づく。

そして、その頃NRPでは、クルー達が、一人一人胸の内を話していた。
これからの身の振り方。
今のこの事態をどう思っているか――。

从'ー'从「私の考えは、さっきの通りです。何も、変わりません。最後まで、NRPと共にいます」

中には、NRPを降りると言う者もいた。
普通なら、そうするであろう。
わざわざ反逆をしてまで倒したい悪であるかどうか、という問題である。
誰も、止めたり、咎めたりはしない。

@^0^@)/「私も、このNRPに残ります!NRPの、一員ですからァ!」

残ったのは、ワタナベ、ホッペマンを含む9人。5人は、降りることを決めた。
荒巻は、予想以上に残ったNRP乗組員達に、驚きを覚えた。
そして、この腐った体制のVIPに、皮肉を感じた。

23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/04(土) 22:44:02.53 ID:XOJNiuO90
支援

24 :作者 ◆Cy/9gwA.RE :2007/08/04(土) 22:44:52.74 ID:MSClLYYf0

/ ,' 3「――わかった。後は、駆動兵器だけだ。揃い次第、すぐにここを出る」
『了解!!』

そして、ドクオがNRPに駆けつけると、そこにはクーがいた。
まるで、自分を待っていたかのように感じたドクオは、立ち止まる。

川 ゚ -゚)「……ドクオ。君は、これに乗って行くのか?」
('A`)「はい。そう、決めました」

淡々と返答するドクオ。
そして、淡々と質問をするクー。

慌しく感じるこの南部指令基地。
だが、この二人の間の会話には、落ち着いた空気が流れていた。

川 ゚ -゚)「そうか……」
('A`)「クー少尉は……行かないんですね」

川 ゚ -゚)「……どっちに、いればいい?」
('A`)「え?」

川 ゚ -゚)「私は、VIPか、このNRP。君は、どっちにいるべきだと思う?」

25 :サザソのトリヴィア:2007/08/04(土) 22:45:29.18 ID:sM0cmgaV0
VIPのおふでしりあいたいよおおお

26 :作者 ◆Cy/9gwA.RE :2007/08/04(土) 22:46:25.18 ID:MSClLYYf0

――答えたくは無かった。
自分が、ここでどう答えたとしても、クー少尉の人生を動かしてしまいそうで……。
でも、クー少尉の目は、凛と輝いていて、俺を逃がそうとはしなかった。

('A`)「……でも、自分が答える訳にはいきません」
川 ゚ -゚)「……君は、鈍感だな」

そう言うと、クー少尉は、俺に詰め寄って来る。
自信に満ち溢れたその姿に、少し見とれてしまったが、目の前にクー少尉の顔が来ると、呆けた自分もすぐに飛んでいった。

川 ゚ -゚)「君に、この命を預けようと言っている」
('A`)「……え?」

川 ゚ -゚)「行くところの無いこの命、君が友の敵を討つ糧に……」
(;'A`)「ちょっと……何言ってるんですか!!」

『私は本気だ』

そう言わんばかりの目に、ドクオはねじ伏せられた。

川 ゚ ー゚)「……決まりだ」
('A`)「……」

先にNRPへと入っていくクーの後姿を見て、申し訳ない感情の前に、
ブーンがどれほど影響を与える人間だったのか、という事が浮かんできた。

27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/04(土) 22:46:43.85 ID:j0KAT1790
支援

28 :作者 ◆Cy/9gwA.RE :2007/08/04(土) 22:47:19.26 ID:MSClLYYf0

あいつは、何も考えていないようで、何か考えていて……。
きっと今も、のんきな顔をしてここを見てるんだろうな。そんな事をドクオは考える。
お前のVG。

俺が、引き継ぐよ。ブーン。

('A`)「クーさん!!」
川 ゚ -゚)「……ん?なんだ?」

お前の腕、脚。

('A`)「この戦いが終わったら……」
川 ゚ -゚)「?」

空を。

('A`)「この戦いが終わったら……。ブーンの墓……、立てるのを手伝ってくれませんか?」
川 ゚ー゚)「ああ。もちろんだとも」

お前の翼で駆けよう。

/ ,' 3「――君たちの返答を、聞こう」
('A`)「もちろん、行きます。行かせてください!!」
川 ゚ -゚)「同じく」

29 :>>26訂正 ◆Cy/9gwA.RE :2007/08/04(土) 22:48:09.69 ID:MSClLYYf0

――答えたくは無かった。
自分が、ここでどう答えたとしても、クー少尉の人生を動かしてしまいそうで……。
でも、クー少尉の目は、凛と輝いていて、俺を逃がそうとはしなかった。

('A`)「……でも、自分が答える訳にはいきません」
川 ゚ -゚)「……君は、鈍感だな」

そう言うと、クー少尉は、俺に詰め寄って来る。
自信に満ち溢れたその姿に、少し見とれてしまったが、目の前にクー少尉の顔が来ると、呆けた自分もすぐに飛んでいった。

川 ゚ -゚)「君に、この命を預けようと言っている」
('A`)「……え?」

川 ゚ -゚)「行くところの無いこの命、君が友の敵を討つ糧に……」
(;'A`)「ちょっと……何言ってるんですか!!」

『私は本気だ』

そう言わんばかりの目に、ドクオはねじ伏せられた。

川 ゚ ー゚)「……決まりだ」
('A`)「……」

先にNRPへと入っていくクーの後姿を見て、申し訳ない感情の前に、
ブーンがどれほど影響を与える人間だったのか、という事が浮かんできた。

30 :作者 ◆Cy/9gwA.RE :2007/08/04(土) 22:49:31.62 ID:MSClLYYf0

『駆動兵器VR、VP。搭載完了しました。VBは、各部装甲を仮修繕いたしました。各兵器、搭載始めます』

/ ,' 3「ありがとう。その言葉を待っていた!!」

そして、フサギコとクマーの兄弟喧嘩を継いだ男も、NRPへと到着する。
散弾銃と、血まみれの迷彩服を着て。

(;メωФ)「はぁっ……!!遅くなりま……した……!!」
(;'A`)「ロマネスク殿!!!」

(;メωФ)「さぁ……。行きましょう!!!」
/ ,' 3「ロマネスク……」

(;メωФ)「戦争は、クマーを殺せば全て終わります!!詳しい事は後で話します。さあ、行きましょう!!」
/ ,' 3「……そうじゃな。シラネーヨへ連絡を取る。NRP、発進!!!」

演習棟から、NRPが飛び立ち、シラネーヨのいるラウンジ空域へと向かう。
残るは、戦力を蓄え、ν帝国、いや、クマーを殺すのみ。
だが、戦争というものは、網の目の様に人間の感情、思考が入り組んでいる。
そう簡単にいくわけも無く、フサギコの死により、新たな復讐の芽が生まれる。

(;`ハ´)「フサギコ殿……!!!!」
ξ;゚听)ξ「そ、そんな……。お父様……」

二度目の、いや最後の三つ巴の戦いが始まろうとしていた――。


( ^ω^)は駆動兵器を操るようです 第29話 『家族』 完

31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/04(土) 22:52:07.21 ID:XOJNiuO90
支援

32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/04(土) 22:53:53.06 ID:v2W9OmYLO
ツン暴走まだー?

33 :作者 ◆Cy/9gwA.RE :2007/08/04(土) 22:54:10.27 ID:MSClLYYf0
(;<●><●>)「……げほっ!!げほっ!!」

胸が苦しい――。
体中を擦りむいた、痛い。

(;<●><●>)「車輪が岩にひっかかって転倒だなんて……。ついてないんです。でも、なんとか例のポイントにつきました……ね」

南部指令基地から南に行ったニーソク国領内。
ラウンジ国境に近いその例のポイントに、ワカッテマスはなんとか到着することが出来た。
そのポイントというのは、ニーソク国領内に存在する、旧国境会館。
国境会議時に使用された会館とは一つ前の、国同士の話し合いの為に設けられていた、現在は使われていない建物である。

ワカッテマスは、クックルに渡されたハンドガンを、胸元から取り出し、物陰に隠れながら慎重に進む。
すると、前方に物音と、人が話す声が聞こえた。

耳を澄ますワカッテマス……。

( <●><●>)(さっきの通信の声――。シラネーヨですか?)

建物の入り口付近に、数人いるようだ。
やはり向こうも、用心をしているのであろう、駆動兵器が待ち構えていてもおかしくない。
無駄な衝突が起こるとやっかいだ。そう考えて、ワカッテマスは敢えて前へ出ることにした。



( ^ω^)は駆動兵器を操るようです 第30話『感情のままに、生きる』

34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/04(土) 22:55:23.68 ID:KIWG/c9BO
('A`)ドクオは駆動兵器を操るようです

35 :作者 ◆Cy/9gwA.RE :2007/08/04(土) 22:55:30.03 ID:MSClLYYf0

( <●><●>)「……シラネーヨ殿ですか?」
( ▼W▼)『……!!!』

ブーツが、音をそろえて地面を踏みしめる音。
そして、銃を構える音の二つがワカッテマスの方を向くのがわかった。

両手を挙げ、戦意が無いことを主張する。

( <●><●>)「拳銃は地面に置きました。確認してください」

すると、警戒しながらもこちらへ銃剣のようなものを持ちながら歩いてくる3人ほどの兵士がいた。
ライトで照らされ、眩しい。
もう、日が暮れて月の光しか無い状態。

ボディチェック、拳銃を回収されると、奥からもう一人がこちらへと近づいてきた。
この男が、シラネーヨ。

( ´ー`)「いや、疑ってすまなかったね」
( <●><●>)「大した情報証拠も無いのに、信じていただけて感謝しているんです」

物腰が優しい。
だが、いつも何か別のことを考えているような印象を受けた。
シラネーヨが、兵士達を引かせるように指示し、会館内で話を聞こうと持ち出した。
それに、ワカッテマスは了承する。

36 :作者 ◆Cy/9gwA.RE :2007/08/04(土) 22:57:05.12 ID:MSClLYYf0

( ´ー`)「あらためて、私はシラネーヨ。ラウンジに飼われている科学者の一人だよ。よろしく」
( <●><●>)「元VIP情報二部所属、ワカッテマスです。よろしくお願いします」

質素な部屋。
もう何年も使われていないのだろう。床には埃が、窓ガラスには雨風の跡が残っていた。
シラネーヨは、適当に机の上に乗っかっている埃を叩き、腰をかける。
まあ、そんなに緊張しないで。そう言って、ワカッテマスへ質問を始めた。

( ´ー`)「とりあえず、君との何時間か前の会話だけでは、やはり情報が少なすぎる。
      私は研究者という身、やはり人体の未解明な部分には興味があってね」

( <●><●>)「やはり、そうですね。では、詳しい点をお教えします。
         ですが、私が言うよりも、本人に聞いたほうがやはり早いかと」

( ´ー`)「まあ、とりあえずさ。それに、内のセパタクロウを奪ったんでしょう?
     乱暴されちゃあ敵わない。その人が来た時は、君を人質としてとらせてもらうけど、いいかな?」

( <●><●>)「はい。もちろんそれくらいはわかってます。こちらも、本気です」

そういって、ワカッテマスは説明を始めた。

もちろん、自分が知っている情報のみだ。
まだまだ何かあるのはわかっているが、余りにも人間の想像の範疇を超えていて、予測でものを話すことができるわけがなかった。

37 :作者 ◆Cy/9gwA.RE :2007/08/04(土) 22:58:29.36 ID:MSClLYYf0

( ´ー`)「――ふむ。その人間には、やはり欠陥がありそうだね。余りにも、理想的すぎる」
( <●><●>)「はい。それは当人が言っていました。
         寿命が極端に短かったり、頭痛、吐き気……。色々なパターンがあるようです」

( ´ー`)「こう、ずっと研究をやっている身としては、完璧なんて言葉は使いたくないんだよね。
     非の打ち所が無い、なんて言葉は、弱者が生み出した妄言だと思っているから」

( <●><●>)「それは、僕もそう思っています。欠陥があってこそ、物事が成り立つはずですから」

そうこうしていると、ワカッテマスの胸に取り付けてあった無線が鳴り響く。

先程は、大きな砂嵐に遭遇していたせいか取れなかったのであった。
すっかりそれを忘れていたワカッテマスは、シラネーヨに了解を取り、無線に出る。

( <●><●>)『はい。ワカッテマスです』
(;´・ω・`)『あっ……繋がった!なんでさっきまで出ないんだいワカッテマス!!もうすぐポイントへ到着するよ!!』

( <●><●>)『申し訳無いんです。今こっちはシラネーヨ殿と接触して、話を進めているんです。
         とりあえずクックルが来ないと、これ以上は進みようがありませんが』 

( ゚∋゚)『わかった。あと15分程で着く。ブーストが焼き切れてしまいそうだ』
( <●><●>)『了解なんです』

無線を切ると、シラネーヨが期待に満ちた顔で微笑んでいた。

38 :作者 ◆Cy/9gwA.RE :2007/08/04(土) 23:00:47.42 ID:MSClLYYf0

( ´ー`)「しかし、楽しみだ」
( <●><●>)「……」

そして、クックル、ショボン、シラネーヨ、ワカッテマスの四人が揃う。
交渉が始まった。

( ゚∋゚)「こちらの要求は、とにかく力だ。貴殿の軍事力、経済力、科学力が欲しい」
( ´ー`)「……そうだね。その要求は飲もう」

(´・ω・`)(何か……軽いなぁ)
( <●><●>)(最初から、そんな感じの人でしたよ)

( ´ー`)「こちらの要求……という形にさせてもらうと、君の体にチップを埋め込ませてもらおう。
      超小型体内循環計測チップ、所謂、駆動兵器の流れを計測するチップだ。
      それを体内の4箇所に挿入。そして、専用の順応スーツを着てもらう事。これでこっちはいいよ」

( ゚∋゚)「ああ。構わない」

( ´ー`)「そして……だ。僕は戦争に興味が無い。この戦争に介入する気は無いという事だけは、最初から言わせてもらうよ」
( <●><●>)「はい。わかってます。ただ資金、兵器を回していただけるだけで結構なんです」

39 :作者 ◆Cy/9gwA.RE :2007/08/04(土) 23:02:09.35 ID:MSClLYYf0

( ゚∋゚)「――それで、どれだけ回してもらえるのだ?」

( ´ー`)「今、君がうちから奪ったセパタクロウを修繕。
     そして、ちょっと時間的にどうかはわからないんだけど、
     セパタクロウの改良型の、クモギイを貸し出してあげられればいいんだけどね」

後は、諸々の兵器に資金くらい……かな。
そうシラネーヨは言うが、それを聞いたショボン達は、どれだけ資金を持っているのだろうか疑問に思ってしまった。
ラウンジといえば、国の資源も少なく、国自体が富んでいない印象が強かった。
それに、この戦争にラウンジが参入してきた時は、ニーソクの森林資源が欲しいものだと思っていた。

(´・ω・`)「ν奇襲は、具体的にいつくらいを考えてるんだい?クックル」
( ゚∋゚)「……二週間後だ」

(;´・ω・`)「ええっ!?いくらなんでも準備が足りないよ!!」

( ´ー`)「いや、その選択は間違っていないよ。えっと……ショボン君?だっけ。
      見ての通り、νの首都ピチカートはVIPの駆動兵器VRによってほぼ壊滅に追いやられている。やるなら今、って奴だ」

(´・ω・`)「……なるほど」

( ゚∋゚)「……クーか」
( <●><●>)「相変わらず、容赦の無い人なんです」

( ゚∋゚)「とにかく、必要になるべき物は、駆動兵器。これが無いと、νはもちろん、VIPも落とせはしないだろう」

40 :作者 ◆Cy/9gwA.RE :2007/08/04(土) 23:03:55.22 ID:MSClLYYf0

( ´ー`)「さすがに二週間じゃクモギイは出せないな。
     こっちとしては、今、君たちが乗ってきたセパタクロウの修繕を全力でさせてもらうよ。
     何か必要なら、早めに言ってくれればいい。今日は、このままラウンジ領の国境キャンプへ行って休んでくれ」

そして、シラネーヨ達を乗せた大型トレーラーが、ラウンジ国境へと向かう。
セパタクロウを詰めるほどの大きく、戦車など比較にならないほどであった。
揺れる積荷部分。近くで見ると、細かい傷が沢山ついているセパタクロウの固定された腕を目の前に、クックルは考えていた。

( ゚∋゚)「……」
(´・ω・`)「もう少し、だね。もう少しで、全部片付く」

そして――。

( ´ー`)「え?また匿名の通信?忙しいね、全く」
/ ,' 3『……聞こえるかの?シラネーヨ君』

(;´ー`)『あ……荒巻さん!!!な、なんで……』
/ ,' 3『頼みたい事が、あるんじゃ――』

絡み合った糸が、解かれていく。
それは、ゆっくりなどではない。
まさに、風雲急を告げる、といったものであった。

(;´ー`)『本当に言っているんですか……?』
/ ,' 3『ああ。もちろん、本気じゃ』

41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/04(土) 23:06:38.81 ID:ctw0AA/zO
支援

42 :作者 ◆Cy/9gwA.RE :2007/08/04(土) 23:07:02.84 ID:MSClLYYf0

シラネーヨは、なぜか自分が、いつのまにか数奇な運命の中に組み込まれているように感じた。
気付けば、もうこの歯車の一つになっているような……そんな気がしてしょうがなかったのである。

いや、もう最初から組み込まれていたのであろう。
この時点で、シラネーヨは、この反逆に関与する事を、決めた。

( ´ー`)『そうですか。ですが、先客がいるのですよ……。誰とは言えませんが』
/ ,' 3『……先客?』

空を行くNRPの中、ドクオとロマネスクは話をしていた。
内容は、ただたわいもない事。
今まで、どうやってここまできたか。戦争での出来事。
思い出したくは無いけれど、今なら気兼ね無く話せる、そう感じていた。

('A`)「あいつは、元気すぎたんですかね」
( メωФ)「あいつって、ブーン君かい?」

ロマネスクも、ドクオも、もうVIPを抜けた身ということもあり、二等兵、といった堅苦しい呼び方は、極力止めるように努めているようであった。

('A`)「はい。あいつが死んで、みんなが悲しみました。
   でも、よく考えてみると、あいつが元からいなければ、
   もっと悲しい戦争を送っていたんだろう。そう思えるようになってきたんです」

43 :作者 ◆Cy/9gwA.RE :2007/08/04(土) 23:08:18.65 ID:MSClLYYf0

( メωФ)「……そうか。ブーン君は、君を成長させたのかもしれないな」
('A`)「今も、ずっと走ってるでしょうね、あいつなら。どこまでも駆けて、行き止まりなんて存在しないんですよ。あいつには」

そして、クーはというと、VRのコクピット内にいた。
最後の戦いに、試作プログラムを持ち出すのも、どうかとは思うのであるが、どうしても試したいものがあった。

川 ゚ -゚)「CPU。どうだ?稼働率を表にしてくれ」
『稼働率73%。実用域ニハ達シテイマセン』

川 ゚ -゚)「むう。まだ推敲が必要か……よし。もう一度出力を上げてくれ」
『了解シマシタ』

川 ゚ -゚)「……欠陥、か。そんなもの、今まで気にも留めていなかった。私にも、あるのだろうな」

(;´ー`)『本当の意味で、先客です。なんせ、博士達と全く同じ要求をしてきている者達と、共にしているんですから』
/ ,' 3『……なんじゃと!?もしかして、ショボン、という名前ではないか?』

( ´ー`)『やはり、ご存知のようで……。博士、ちょっと待っていただけますか?』

シラネーヨは、積荷部分へと急ぐと、クックル達へと主旨を説明する。

最初こそ、何かあると思っていた三人だが、
今このような所で問題を起こすような馬鹿な事はしないであろう、と判断し、共闘することを了承した。

44 :作者 ◆Cy/9gwA.RE :2007/08/04(土) 23:09:30.90 ID:MSClLYYf0

( ゚∋゚)「もう、形振りかまっている場合では無いだろう。俺達は、やれるところまで行く。
     思い出も、何もかも捨てて、目の前の敵を倒す事のみを考えれば、いい」

( <●><●>)「……わかってます」
(´・ω・`)「野望は捨てないけどね」

( ゚∋゚)「……そうだな」

(;´ー`)「行ったり来たりで忙しいよ全く……」

そして、荒巻に、共闘の旨を告げる。

/ ,' 3『そうか。では、今からそちらへと向かう。ショボン殿達にはよろしく言っておいてくれ』
( ´ー`)『はい。わかりました』

45 :作者 ◆Cy/9gwA.RE :2007/08/04(土) 23:10:45.52 ID:MSClLYYf0

――人の死というものは、環境の変化の中で、一、二を争うほどの大きい出来事である。
死が、人を、いい意味でも、悪い意味でも変化させる。
その変化を、どう持って行くのかは、当人次第なのであるが、やはり、人間としての強さが問われる。

ツンは、父親を愛していた。
たとえ、造られたこの命であったとしても、造ってくれたフサギコを、愛していた。
命に変えて守ると、そう誓っていたのだ。
だが、それは打ち砕かれる。

たった一回トリガーを引いただけ。ただそれだけで、その誓いは破り捨てられるのである。
この戦争において、復讐、恨みというものは、大きな位置を占めていた。
感情に、人が喰われた様に動き、正義の無い戦いが繰り広げられていた。

どれだけの人間が死んだなど、覚えている者など、一人もいない。
だが、周りの人間が、どれだけ死んだか、殺されたかという事を忘れる人間は、一人もいない。
旨に深く、ナイフでえぐられ、傷ついたかのように残るその傷は、一生癒えることの無い、忘れる事のない傷。

46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/04(土) 23:12:49.67 ID:KIWG/c9BO
支援 旨→胸

47 :>>46ごめんなさいごめんなさい ◆Cy/9gwA.RE :2007/08/04(土) 23:13:47.14 ID:MSClLYYf0

その傷を、ツンは初めて受けた。
受けたことの無い痛みというのは、想像もつかないものである。
人間誰しも、拳銃で撃たれた時の痛みなど知らない。もちろん、中には知っている者もいるだろう。こんなご時世だ。
だが、そのような痛みなど、知りたくも無い。そう考えるのが普通であろう。

今、初めて感じた、身近な人の死。
そしてその死は、愛した人の死でもあった。

ツンは、涙を流す。

ξ;;)ξ「……お父様……」

押し寄せる、悲しみ。
だが、その悲しみは、時間と共に、怒りへと変わる。
沸々と、煮えたぎるような怒りが湧き上がる。
そして、その感情は、ツンの傷ついた心を喰い散らかし、思い出を、復讐の糧へ変える。
まるで、魔法にかかったように、ツンは怒りに支配された、復讐の鬼へと成る。

ξ゚听)ξ「……」

じゃじゃ馬。
そう呼ばれる理由を、ロマネスク達は、二週間後に知ることとなる。

そして――。

48 :作者 ◆Cy/9gwA.RE :2007/08/04(土) 23:14:43.60 ID:MSClLYYf0

('A`)「……よう。ショボン」
(´・ω・`)「……ドクオ」

川 ゚ -゚)「相変わらず、無茶ばかりだな。クックル」
( ゚∋゚)「余計なお世話だ」

( メωФ)「シラネーヨ博士。お初にお目にかかります。ロマネスクと申します」
( ´ー`)「ああ。よろしく」

从'ー'从「……よし!」
@^0^@)/「頑張るぞ!!」

/ ,' 3「歓談の所、申し訳ない。決戦は、二週間後。
   作戦内容は、クマーの殺害。そして、VIP、ν、ラウンジによる戦争の終結じゃ。
   偶然にも、二週間後は、VIPが成立した日と同じ……。今、私達が、本当の平和を導くんじゃ!!!」

 『了解!!』

今、少数ながらも、反撃の狼煙を上げる者達が集った。
最終決戦は、二週間後。

舞台は、ν帝国首都、ピチカート。




( ^ω^)は駆動兵器を操るようです 第30話 『感情のままに、生きる』 完

49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/04(土) 23:15:19.23 ID:XOJNiuO90
乙!

50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/04(土) 23:15:57.32 ID:KIWG/c9BO
支援

51 :作者 ◆Cy/9gwA.RE :2007/08/04(土) 23:17:43.13 ID:MSClLYYf0
以上で、本日の投下を終了します。
誤字脱字等申し訳なかったです。


一応、次回で最終回になります。
最終回は、おそらく33話くらいになる予定です。
全部書いてあるので、あとは文章の確認うんぬんのみかと。


あと、遊び心ではないですが、Cチームの小説タイトルを30話に散りばめました。
合作成功祈願です。

最終回は、来週の土曜日、22時くらいになる予定です。
もちろん、前後はするとおもうのでご了承ください。

長くなりましたが、支援等、ありがとうございますた!
質問があればどうぞです。

52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/04(土) 23:22:12.95 ID:dWS3BJUQ0
乙〜

53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/04(土) 23:22:14.20 ID:k2suLju50
乙!

54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/04(土) 23:23:36.50 ID:v2W9OmYLO
乙。



55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/04(土) 23:24:14.36 ID:aaE76jlB0


56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/04(土) 23:26:00.00 ID:gyhqPlM60
殺人予告

http://human7.2ch.net/test/read.cgi/4649/1184771214/l50

796 名前: 名無番長 投稿日: 2007/08/04(土) 22:30:56 O
791
俺の情報欲しいのか?
ボコっていい?
テメェ殺すぞ!

57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/04(土) 23:27:35.09 ID:evjuNZps0


58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/04(土) 23:32:14.61 ID:RDks3XE/O
おもしろくねーってんだろーがよ!!いい加減にしろよ馬鹿が!

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