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( ^ω^)は18歳になったようです

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/04(火) 00:58:21.14 ID:7/E2CeXQ0
ぷろろーぐ『解禁』




「開けろ、エロ本を売れ」

――漫☆画太郎著「ババアゾーン」より




( ω )「…………」

ずっと、時計を眺めていた。
帰宅してからずっと。夕飯を食う時も。風呂に入る時も。
神聖な儀式である自家発電の最中、そして達する瞬間さえ、時計を眺め続けた。

ずっと、この日を待ち続けてきた。
アレの存在を知ったあの日からずっとだ。
そして明日、ようやく禁が解かれる。
ボクは、それが待ち遠しくて堪らなかったんだ。


2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/04(火) 00:59:17.04 ID:7/E2CeXQ0



あと、三秒――――二秒――――



そして――――遂に時計の短針と長針が零で重なった。



( ω )「……来た」

体が小さく、小刻みに震えた。
体の奥底から湧き上がる、はちきれんばかりの衝動に震えた。
でも、それも仕方のない事だろう。待ちに待ったこの日が、遂に来たのだ。
今までいついかなる時もこの日の事を心の何処かで考えていたのだ。

今日は、ボクの誕生日。ボクも、ついに18歳。
これでもう、携帯に保存したエロ画像で自家発電なんて情けない真似とはサヨナラだ。
堂々と誰にも咎められる事無く本屋でエロ本を買える。
そして、携帯とは比べ物にならないサイズのエロスを堪能出来るのだ。

素晴らしい。
まるで、世界がボクに微笑んでいるようだ。
誰も僕を止める事など出来はしない。


3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/04(火) 00:59:18.17 ID:SoX4y7OK0
            ,、‐ ''"  ̄ ``'' ‐- 、
        /イハ/レ:::/V\∧ド\
       /::^'´::::::::::::i、::::::::::::::::::::::::::::\
     ‐'7::::::::::::::::::::::::ハ:ハ::|ヽ:::;、::::::::::::丶
     /::::::::::::::/!i::/|/  ! ヾ リハ:|;!、:::::::l
    /´7::::::::::〃|!/_,,、   ''"゛_^`''`‐ly:::ト
      /|;ィ:::::N,、‐'゛_,,.\   ´''""'ヽ  !;K
        ! |ハト〈  ,r''"゛  ,       リイ)
          `y't     ヽ'        //
         ! ぃ、     、;:==ヲ  〃
         `'' へ、   ` ‐ '゜   .イ
              `i;、     / l
                〉 ` ‐ ´   l`ヽ
            / !       レ' ヽ_
         _,、‐7   i|      i´   l `' ‐ 、_
     ,、-‐''"´  ノ,、-、 / 、,_ ,.、- {,ヘ  '、_    `ヽ、_
   / i    ,、イ ∨ l.j__,,、..-‐::-:;」,ハ、 '、` ‐、_   ,`ヽ
  /  l ,、‐'´ // ',/!:::::::::;、--ァ' /  `` ‐   `'7゛   ',
 /   l  i  ´  く   ';::::::l  / /         /     ',
/     ! l      \ ';:::l , '  /        i/     ',


4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/04(火) 00:59:49.88 ID:7/E2CeXQ0
( ω )「……」

気付かぬ内に、ボクは右手で拳を作っていた。
いつの間に……いや、違う。
我が相棒も、エロ本という新たなる相手を待ち望んでいるのだ。
ならばやるべき事は一つ。
膨張しきった十代の逸物の様に、勢いよく立ち上がりながら拳を突き上げ、


5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/04(火) 01:00:11.11 ID:7/E2CeXQ0








(#゚ω゚)「STAND UP TO THE VICTORY!」









そしてボクはカーチャンに殴られた。


ぷろろーぐ「副題:夜中に叫ぶのは近所迷惑です」糸冬


6 :第一話:2007/09/04(火) 01:01:06.84 ID:7/E2CeXQ0
第一話『挑戦』

隣町の本屋、VIPマーケット。
ボクはその店内で立ち尽くしていた。

(;^ω^)「ぐぅ……迂闊に近寄れないお」

エロ本コーナーは、本屋の中でその一角だけ明らかに空気が違っていた。
そこの空間だけ瘴気が満ち溢れている。
臆病者ならば前の通路を通るだけで失禁してしまいかねない、魔界と呼称しても良さそうな空間。
タフガイと一部で噂されているボクでさえ、その領域に十秒留まれば射精。
悠長に本を選びなどしていれば、MISAKURAが発動してしまうだろう。
3mほど離れた場所にいる今でさえ、その瘴気に触れてしまった僕の膝は生まれたての小鹿の様に震えている。
何という禍々しさ。何という淫猥さ。

(;^ω^)「……ここまでとは思ってなかったお」

……正直、ボクはエロ本コーナーを甘く見すぎていた。
本を手に取る前に崩れ落ちかけるなどと、誰が予想出来ようか。

(; ω )「仕方ないお、今日は諦めて……ッ!」

待て……ボクは、今何を考えた。
諦めるだって?
18歳になった瞬間の昂りをもう忘れてしまったのかボクは!
今までの屈辱(オカズは携帯のエロ画のみ)を忘れたのかボクは!
昨日、相棒と共に叫んだアレを忘れてしまったのかボクは!

7 :第一話:2007/09/04(火) 01:01:55.08 ID:7/E2CeXQ0




否ッ!ボクは忘れてなどいないッ!




ボクの心はッ!まだッ!折れてなどいないッ!




ボクはッ!まだ倒れる訳には行かないんだッ!






8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/04(火) 01:02:05.49 ID:QI5Ej+YdO
これは期待

9 :第一話:2007/09/04(火) 01:02:42.13 ID:7/E2CeXQ0








(#゚ω゚)「STAND UP TO THE VICTORY!」









10 :第一話:2007/09/04(火) 01:03:14.99 ID:7/E2CeXQ0
拳を掲げながらの絶叫。
そう、ボクはまだ戦えるんだッ!

(´・ω・`)「大変申し訳ありませんがお客様、他のお客様の迷惑になりますので……」

( ^ω^)「ですよねー」

そしてボクは本屋から追い出された。


第一話『副題:店内での他人の迷惑になる行為は控えましょう』糸冬


11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/04(火) 01:03:41.68 ID:6NoKA2gT0
この作風……何かを思い出させる
しかしそれが何なのかわからない支援

12 :第二話:2007/09/04(火) 01:04:10.28 ID:7/E2CeXQ0
第二話『親友』

翌日、ボクは再びVIPマーケットを訪れた。
当然エロ本を購入するのが目的だ。
だが、それより先にあの店員に謝らなければならない。
お店に迷惑をかけるなんて、エロ本を買える18歳の大人として恥ずべき行為を行ったのだから。

( ^ω^)「えっと……いたお」

(´・ω・`)「いらっしゃいませ……って、君は昨日の」

( ^ω^)「昨日はホントすいませんでしたお」

(´・ω・`)「反省しているのならいいんですよ。おっと、他のお客様が呼んでいますので」

失礼します。そう言い残して店員さんは客の声のする方へと消えていった。

( ^ω^)「いい人だったお」

今後は漫画本を買う時はこの店を利用する事にしよう。
ボクはそんな事を考えながら振り返り、昨日の事を思い出しながら足を進める。


13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/04(火) 01:05:06.60 ID:QI5Ej+YdO
確かにこれはどこかで見たな
あれだあれ……タイトルが出てこないwwwwww

14 :第二話:2007/09/04(火) 01:05:25.91 ID:7/E2CeXQ0

( ^ω^)「何もせずに行っても、昨日の二の舞だお」

自我を失っての絶叫。
あれを繰り返してしまえば、今度は出入り禁止になってしまうかもしれない。
出来る事なら出入り禁止だけは避けたい。
町内の本屋だと、知り合いに出会う確率が高過ぎるのだ。
そんな事になったら「エロリスト」などという不名誉な渾名が付けられてしまう。
エロ本のジャンルによっては「エロリーマン」や「痴漢者トーマス」などと言う……
ああ、何て恐ろしい。そんな事になったらボクの人生は破滅だ。
ならば、どうすれば……

( ^ω^)「……お?」

(;゚∀゚)「くぅ……」

足を止めたボクの視線の先には、エロ本コーナーを窺う一人の男。
僅かに見える横顔はとても見知った顔。幼い頃からの親友であるジョルジョだった。
彼の体は小さく震え、その両拳は硬く握られている。
間違いない。彼はエロ本コーナーの瘴気に当てられてしまったのだ。
早く助けないと……彼も追い出されてしまうッ!


15 :第二話:2007/09/04(火) 01:07:05.41 ID:7/E2CeXQ0

(;゚∀゚)「糞ッ……俺は……俺はよぉッ!」

( ^ω^)「ジョルジョ、このまま進んでも無駄死にするだけだお」

(;゚∀゚)「ぶ……ブーン!?何でここに……」

( ^ω^)「それより一度引くお」

(;゚∀゚)「それは出来んッ!逃げるような真似が出来るかよぉッ!」

(#^ω^)「ここはボクらみたいな素人が立ち入れる場所じゃないお!」

(;゚∀゚)「……チッ」


〜〜〜


……辛うじて近くの公園へと退避した僕らは、精神的疲労の余りその場にへたり込んでしまった。

(;^ω^)「……危なかったお」

(;゚∀゚)「……ああ」

本当に危なかった。まさに紙一重。
あと数秒遅かったらジョルジョは精神崩壊を起こしていた事だろう。


16 :第二話:2007/09/04(火) 01:08:07.05 ID:7/E2CeXQ0

( ゚∀゚)「そういやよ、何でお前がここに?」

( ^ω^)「多分……いや、間違いなくジョルジョと同じ理由だお」

( ゚∀゚)「……なるほどな」

僕の言葉にジョルジョがニヤリと笑い、その手を差し出す。
そうだ。ずっと昔からそうだった。ジョルジョが一緒なら、怖いものなど存在しなかった。
そして今回も、ボクらなら……そう、ボクらならきっとやれるッ!


17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/04(火) 01:08:35.73 ID:q8yGhP5aO
支援

18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/04(火) 01:08:49.19 ID:7b0F0D7q0
支援してあげよう

19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/04(火) 01:09:02.69 ID:QI5Ej+YdO
支援www

20 :第二話:2007/09/04(火) 01:09:16.25 ID:7/E2CeXQ0


( ^ω^)「我が名はブーン!」


( ゚∀゚)「我が名はジョルジョ!」


( ^ω^)「「我らッ!一心同体阿吽の呼吸ッ!」」(゚∀゚ )


( ^ω^)「「今こそ叫ばん誓いの言葉ッ!」」(゚∀゚ )




21 :第二話:2007/09/04(火) 01:10:13.81 ID:7/E2CeXQ0






(#゚ω゚)「「STAND UP TO THE VICTORY!」」(゚∀゚#)









22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/04(火) 01:11:04.58 ID:kFMdRTHXO
これはいいおっぱい

23 :第二話:2007/09/04(火) 01:11:05.11 ID:7/E2CeXQ0
今この瞬間、最強のコンビが再結成された。
そして、



(#^ω^)「虹最強に決まってんお!」


(#゚∀゚)「惨事のおっぱいに勝てる訳ねーだろ!」


崩壊の危機も迎えていた。


第二話『副題:嗜好に於いてNo1は存在しない。OnlyOneのみが存在する』糸冬


24 :第二話:2007/09/04(火) 01:12:14.64 ID:7/E2CeXQ0
第三話『怪物』

拝啓
皆さん、ボクらは何時もの如く隣町の本屋に来ています。
未だ購入までは到っていないものの、あの領域から2m以上の距離ならば平静を保てる様になりました。

( ^ω^)「おっおっ、この調子ならもうすぐ買えるんじゃないかお」

( ゚∀゚)「だな。やっぱ俺らは無敵だぜ」

ボクらが組めばどんな困難にも打ち勝てるし、勝てる者など存在しない。
二人とも、そう心から確信していた。

だが……その根拠のない自信は、ある男の登場によって打ち砕かれた。

('A`)「あ……これにすっか」

やる気が全く無いかの様な言動と格好でエロ本コーナーに侵入したその男。
適当にエロ本を手に取った様にしか見えなかった。
だからこそ……

25 :第三話:2007/09/04(火) 01:13:18.12 ID:7/E2CeXQ0

(;^ω^)「なっ……」

( ;゚∀゚)「まじ……かよ……」

だからこそ、ボクらは戦慄した。
あらゆる動作が自然すぎたのだ。
しかも、自然さの中にあらゆる動作が含まれている。
表紙に記載された作品名、作家名のチェック、表紙の絵師名。
そして……いや、これはボクの予想にしか過ぎない。
こんな事が出来る人間がいる筈が無い。人間にこんな事が出来る筈が無いんだ!

(; ω )「……ある筈が無いお」

(; ∀ )「……ある筈がねえ」

(; ω )「アイツ……あの一瞬で、金額、厚み、作家。その三つを統合して……」

(; ∀ )「……一番コストパフォーマンスの高い奴を選びやがった」

思わず腰が抜けそうになるが、そんな事は許されない。
ボクらはあの化け物の挙動全てを目に焼き付けなければならない。
天が与えてくれた機会を逃す訳には行かないのだ。


26 :第三話:2007/09/04(火) 01:15:02.34 ID:7/E2CeXQ0

(;^ω^)「み、見失っちゃ駄目だお!」

(;゚∀゚)「分かっている、奴はレジに向かっている!」

ボクらは奴を舐めてなどいないつもりだった。
だが、エロ本コーナーさえ抜ければ後はどうとでもなる。
心のどこかでそんな事を考えていたのかもしれない。
だからこそ、そんな甘えた気持ちを粉々に吹き飛ばされてしまったのだろう。

そして――――ボクらはレジで更なる戦慄を味わう事になった。


第三話『副題:不審者ってレベルじゃねーぞ』糸冬


27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/04(火) 01:15:26.35 ID:QI5Ej+YdO
しえんしえん

28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/04(火) 01:15:54.33 ID:exxvCXVAO
なんという投下速度

29 :第四話:2007/09/04(火) 01:16:09.15 ID:7/E2CeXQ0
第四話『神業』

(; ω )「まさか……」

(; ∀ )「なんて事を……」

奴がレジに差し出したのは一冊、あの時チョイスしたエロ本だけ。
考えられない。まさか、カモフラージュをしないなんて。
エロ本のカモフラージュは、隣町の本屋と並ぶ基礎中の基礎の筈。
それをやらないなんてありえない。
あの奇跡的な挙動の一つ一つが偶然だったというのかッ!

(  ω )「アレはたまたまだったのかお……」

ボクは正直失望していた。
アレほどの行為を一瞬で行う歴戦の勇者と思われる男。
彼がこんなイージーミスを犯すなんて……

(;<○>∀<○>)「……違うッ!アレは全て計算済みの行為なんだッ!」

(;゚ω゚)「おまっ!きめええええええええええええええええ!」

限界以上に目を見開いたジョルジョの叫び。
ボクはその顔のキモさの余り、その言葉の意味に気付く事が遅れた。


30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/04(火) 01:17:18.82 ID:EzExQhyOO
支援

31 :第四話:2007/09/04(火) 01:17:31.43 ID:7/E2CeXQ0

(´・ω・`)「税込みで650円になります」

('A`)「じゃ、丁度で。それと袋はいいです」

(´・ω・`)「ありがとうございました。またお越しくださいませ」

( ゚ω゚)「――――ッ!」

言葉が浮かばない。
確かに、確かに複数の本を買えば紙袋に入れるペースが遅れる。
そもそも袋に入れる時点でかなりの時間を必要とする。
ならば単品、袋なしなら時間は劇的に短縮されるだろう。
だが、一歩間違えば変態扱い。奴はそれが怖くないのか?

( ∀ )「あれが……」

(  ω )「もう、言うなお……」

もう、ボロボロだった。
入店したときに満ち溢れていた自信。そんなものはとうに朽ち果てていた。
そしてついさっき、まさに神業としか言えない行為を見た時、ボクは確かに聞いたんだ。
枯れ木の折れる様な、心にヒビの入る音を。

第四話『副題:敗北の味は酷く苦く』糸冬


32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/04(火) 01:17:54.24 ID:QI5Ej+YdO
しえん

33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/04(火) 01:18:53.83 ID:QI5Ej+YdO
なんというお馬鹿な展開www

34 :第四話:2007/09/04(火) 01:19:00.50 ID:7/E2CeXQ0
第五話『決意』

……彼が出て行った後も、ボクらは店内に立ち尽くしていた。
ジョルジョは人目に憚らず涙を流していた。

( ;∀;)「……人って、あの領域まで辿り着けるんだな」

(  ω )「……お」

( ;∀;)「しかもさ、俺らよりちょっと上くらいに見えたじゃん」

(  ω )「……お」

( ;∀;)「俺らもさ、あんな風になれるよな?」

(  ω )「でも……」

( ;∀;)「なれるって!俺ら二人なら何でも出来る!そうだろ?」

(  ω )「……」

……そうだった。
ボクらはコンビを組めば無敵だ。
今までがそうであったように、これからもそうでなければならない。


35 :第五話:2007/09/04(火) 01:19:31.91 ID:7/E2CeXQ0
ボクは増長していたのではないだろうか。
努力し、高みを目指す事を忘れてはいなかっただろうか。
一度、心にヒビが入ったからなんだ。
なぁに、却って耐性が付く!

( ^ω^)「ジョルジョ!」

( つ∀;)「おう!」

( ^ω^)「あの人に、弟子入りするお!」

( ゚∀゚)「おう!」

心は折れてなどいなかった。
ただ、傲慢さという古い皮膜を脱ぎ捨てたに過ぎなかった。
ボクはまだ上を目指せる。
二人でならもっと上を。

第五話『副題:この手を離すもんか真っ赤な誓い』糸冬


36 :第六話:2007/09/04(火) 01:21:32.66 ID:7/E2CeXQ0
第六話『毒男』

('A`)「はぁ……恥、捨ててるよなぁ」

公園のベンチに座り、つい先ほど買ったエロ本を見つめながら、俺はため息を吐いた。
初めてエロ本を買った時の事は、今でも目を閉じれば思い浮かぶ。
中一の冬休み、お年玉を握り締めて近所の駄菓子屋で買った。
あのときの胸の熱さ、初めてエロ本で抜いた時の感動は今でも思い出せる。

だが、20になった今はどうだ。
恥じらいなどどこにも無い。ときめきもどこにも無い。
エロ本はエロければ、あとはどうでもいい。
そんな浪漫も糞も無い思考だけでエロ本を買っている。

('A`)「彼女もいねえしなぁ……かといって……」

風俗は駄目だ。あれは値段が高すぎる。
一発抜くのにヘルスならエロ本13冊分、ソープに到っては50冊分だ。
そんなコストパフォーマンスの悪いものに貧乏学生が金を出せる訳が無い。


37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/04(火) 01:21:38.22 ID:QI5Ej+YdO
サルになるぞ支援

38 :第六話:2007/09/04(火) 01:23:04.07 ID:7/E2CeXQ0

('A`)「ハァ……」

俺は何をやっているのだろう。
体が丈夫な訳でもない。頭が良い訳でもない。
ただ漠然と周囲に流されて大学へと進学し、そこで意欲的に何かを学ぼうという事も無い。
ただ適当に授業を受け、単位を取れればどうでも良いなどと考えている。
多分、ずっとこのままなのだろう。
好きな人に告白も出来ないまま就職し、漠然とした日常を過ごすのだろう。
童貞のまま。

('A`)「……欝だ……」

死のうかな。どうせ良い事ないし。
そんな事を考えながらページを捲る。
目に映るのは目の大きな少女が恥らいながらセーラー服を脱ぐ姿。
何気なく話を追ってみると、どうやら弟が借りたDVDを割ってしまったらしい。

('A`)「いやもうありきたりすぎだろ……」

何たるありがち。何たるドジッ子姉。何たる意外とでかい胸。
ああもう大好きだ。エロいの大好きだ。
食費削ってエロ本買っちゃうくらいに大好きだ。
もうやっちゃうぜ。漫画と一緒にやっちゃうぜ。

39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/04(火) 01:23:30.85 ID:QI5Ej+YdO
今気付いたけどジョルジョってwwwww

40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/04(火) 01:24:04.31 ID:LPDuufOzO
これは良作wwwwwww

41 :第六話:2007/09/04(火) 01:25:05.47 ID:7/E2CeXQ0

(*'A`)「DVD!DVD!」

(*^ω^)「「DVD!DVD!」」(゚∀゚*)

(*'A`)「DVD!DV……あれ?」

(*^ω^)「「DVD!DVD!」」(゚∀゚*)

(;'A`)「……」

……なんなんだこいつらは。いったいどこから現れた。
何でこんなにノリノリなんだ。訳が分からん。

(*^ω^)O彡゚「「DVD!DVD!」」゚ミO(゚∀゚*)

それにしても、何でこいつらはの目はこんなに輝いているのだろう。
なんで、俺の眼にはこいつらが眩しく映るのだろう。

……そいつは考える迄も無い事だった。
きっと、こいつらは俺が無くしたあの頃のときめき。
そいつを持っているんだろう。
だから、俺はこいつらから眼が離せないのだろう。

第六話『副題:こんな絡まれ方はいやだシリーズより抜粋』糸冬


42 :サザソのトリヴィア:2007/09/04(火) 01:25:31.55 ID:oa9XqMoc0



43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/04(火) 01:25:48.54 ID:9iCvuVYL0
これは・・・

44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/04(火) 01:26:18.99 ID:7/E2CeXQ0
今日の投下ここまでッ!

45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/04(火) 01:30:00.86 ID:l/VCWHfpO
乙 なかなかおもしろかった。
そのエロ本の買い方は参考にさせてもらいます。

46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/04(火) 01:30:04.30 ID:LPDuufOzO
>>44
面白かったww乙ww

47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/04(火) 01:30:43.48 ID:QI5Ej+YdO
>>44
乙wwwww
全作のタイトルなんだっけ

48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/04(火) 01:31:12.29 ID:QI5Ej+YdO
>>47
×全
○前

49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/04(火) 01:31:52.78 ID:7/E2CeXQ0
>>47
前のは川 ゚ -゚)は転校生のようです

50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/04(火) 01:32:32.90 ID:QI5Ej+YdO
あぁそうだwwwwwトン

51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/04(火) 01:40:57.46 ID:KbVCSBM1O


近所の本屋、いつものエロ本買うと何故かレシートが

パチンコ一番

になる

52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/04(火) 01:49:37.00 ID:7/E2CeXQ0
>>51
店空気読み過ぎwwwwwwwww

53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/04(火) 02:05:50.79 ID:QI5Ej+YdO
>>51
なんという優良店w

54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/04(火) 02:06:26.53 ID:uX0//plUO
転校生ってクーがやたら臭いやつかwww

55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/04(火) 02:26:59.03 ID:tWAS0o8SO
はじめて古本屋のAVコーナーへ足を踏み入れたときを思い出すぜ

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