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( ^ω^)彼らは今日も生きているようです。

1 :ξ゚听)ξ&( ´_ゝ`)(´<_` )編:2007/09/18(火) 23:52:17.41 ID:u8zkWunA0
ξ゚听)ξ「決めた。私ツンデレやめる」

( ´_ゝ`)「どうした。ヤブから棒に」

ξ゚听)ξ「なんかさ、毎日ツンデレツンデレツンツンツンデレ。まるで生きてる気がしないのよ」

(´<_` )「でもツンデレと言えばここ最近ずっと人気ジャンルですよ」

ξ゚听)ξ「ぶっちゃけ飽きた」

(´<_` )「ツンデレって名前してよくそこまで言いますね」

( ´_ゝ`)「ところで、ツンデレを止めてどうするんだ?」

ξ゚听)ξ「そりゃ勿論別のキャラを模索でしょ」

(´<_` )「それだと改名も必要そうですね」

ξ゚听)ξ「まあ名前なんてどうでもいいのよ」

( ´_ゝ`)「新しいキャラか……待ってろ、今色々ネットから集めてリストアップしてみよう」

2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/18(火) 23:52:58.59 ID:LGxSkNeT0
あれの続きかと思ったぞ

3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/18(火) 23:53:57.81 ID:DjClxV2VO
ヤンデレ辺りが出そうな予感

4 :ξ゚听)ξ&( ´_ゝ`)(´<_` )編:2007/09/18(火) 23:54:14.53 ID:u8zkWunA0
ξ゚听)ξ「じゃあ待ってる間私たちも何か考えましょうか」

(´<_` )「でも今の時代、目新しいジャンルなんて無いですよ?」

ξ゚听)ξ「別にそこまで目新しくなくても良いの。アンタから見て私のイメージってどんなん?」

(´<_` )「……女王様キャラとか?」

ξ゚听)ξ「……なんか今よりも更に疲れそうね。まあでもちょっと試すのもいいかもしれないわね」

(´<_` )「試す?」

ξ゚听)ξ「アンタちょっと兄者のとこにある本さ、こっそりこっちに渡しなさい」

(´<_` )「こうですか?」

ξ゚听)ξ「まあ見てなさい」

5 :ξ゚听)ξ&( ´_ゝ`)(´<_` )編:2007/09/18(火) 23:56:06.80 ID:u8zkWunA0
( ´_ゝ`)「……ん? おかしいな、そこに置いたと思ったんだが……。
      スマン、ツン。話中悪いがちょっとそこの本を取ってくれないか?」

ξ゚听)ξ「これ? これが欲しいの?」

( ´_ゝ`)「うむ」

ξ゚听)ξ「ねえそんなにこれが欲しいの?」

( ´_ゝ`)「ん? あ、ああ……早くよこしてくれ」

ξ゚听)ξ「取って下さい、でしょ?」

( ´_ゝ`)「……ん?」

ξ゚听)ξ「……生意気ね。お仕置きが必要だわ。床に手を付きなさい」

( ;´_ゝ`)「いや……しかし」

ξ#゚听)ξ「早くしなさい! この豚!」

( ;´_ゝ`)「おい、何をする! 離せ!」

ξ#゚听)ξ「豚が人語話してんじゃないわよ!」

パァン!

( ;´_ゝ`)「痛っ! ど、どこからムチを!」

6 :ξ゚听)ξ&( ´_ゝ`)(´<_` )編:2007/09/18(火) 23:57:33.32 ID:u8zkWunA0
ξ#゚听)ξ「ほら、ほらほらほら! ごめんなさいは? ごめんなさいって言いなさいよ!」

( ;´_ゝ`)「ご、ごめんなさい」

パァン!

ξ#゚听)ξ「誰が勝手に喋っていいって言ったのよ! 豚語で鳴きなさい!」

( ;´_ゝ`)「ブ、ブー! ブーブヒブヒ!」

ξ゚听)ξ「汚い豚ね。そうやって素直で居れば少しは可愛がってあげてもいいわよ」

(*´_ゝ`)「ブー! ブー!」

ξ#゚听)ξ「調子に乗るんじゃないわよ!」

パァン!

(*´_ゝ`)「ブー! ブフーーーー!」

ξ゚ー゚)ξ「フン……みっともないカッコ……」

(*´_ゝ`)「……ブー……」

7 :ξ゚听)ξ&( ´_ゝ`)(´<_` )編:2007/09/18(火) 23:58:57.41 ID:u8zkWunA0
ξ゚听)ξ「はい、ストップ。うーん……やっぱりこれは全然駄目ね」

( ´_ゝ`)「危うく禁断の扉を開くところだったブー」

(´<_` )「いや、既にフルオープンだぞ兄者」

ξ゚听)ξ「で、リストは出来た?」

( ´_ゝ`)「ん? ああ、なんだか数が膨大でな。正直途中からめんどくさくなってエロゲをやっていた」

ξ゚听)ξ「アンタ、多角的に最低ね」

(´<_` )「とりあえず、思いつく限り色んなのを試していきましょうよ」

ξ゚听)ξ「……そうね」

8 :ξ゚听)ξ&( ´_ゝ`)(´<_` )編:2007/09/19(水) 00:00:39.77 ID:ty3WbKp+0
−幼女−

ξ゚听)ξ「あにじゃ、だっこ」

( ´_ゝ`)「だっこ、だと?」

ξ゚听)ξ「だっこー」

ぺちぺち

( ´_ゝ`)「……」

(´<_` )「どうした、兄者。難しい顔をして」

( ´_ゝ`)「ツン、兄者もいいんだが、次は『お兄ちゃん』……いや、『お父さん』と呼n――」

(´<_` )「失せろロリコン」

9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 00:01:43.65 ID:58ONFm+qO
支援

10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 00:02:04.11 ID:/751QcGcO
以外と期待

11 :ξ゚听)ξ&( ´_ゝ`)(´<_` )編:2007/09/19(水) 00:02:26.97 ID:ty3WbKp+0
−嘘吐き−


ξ゚听)ξ「弟者ぁ」

(´<_` )「なんだ?」

ξ゚听)ξ「子供できた」

(´<_` )「……誰の」

ξ゚听)ξ「……あ・な・た」

(´<_` )「……会話するだけで子供が出来るとは、便利な時代になったな」

ξ゚听)ξ「ちぇーつまんない。もうちょっと焦ってよ」

(´<_` )「嘘をつくならもっとマシな嘘をつくんだな」

ξ><)ξ「つまんなーい!」



ξ゚听)ξ「ふふん、弟者め見てなさい。服を半脱ぎにしてっと……」

12 :ξ゚听)ξ&( ´_ゝ`)(´<_` )編:2007/09/19(水) 00:03:59.37 ID:ty3WbKp+0
ξ;凵G)ξ「兄者ぁ!」

( ´_ゝ`)「む、なんだ? 何かあったのか?」

ξ;凵G)ξ「弟者に、弟者に!」

( ´_ゝ`)「どうした、弟者に何かされたのか?」

ξ;凵G)ξ「襲われて……服とか、脱がされて……無理矢理されそうに……」

(;´_ゝ`)「な、なんだと! 言われてみればなんと大変な姿に……」

ξ;凵G)ξ「助けて……もう私何回もこんな事されて……」

(;´_ゝ`)「な、何回もだと! くそ! 弟者の奴、うらやま……に連れてって説教してやる!」

13 :ξ゚听)ξ&( ´_ゝ`)(´<_` )編:2007/09/19(水) 00:05:55.27 ID:ty3WbKp+0
(#´_ゝ`)「弟者!」

(´<_` )「どうした? 兄者」

(#´_ゝ`)「なんだそのヴォイスは! クールなイケメン風気取りかコンチクショウ!」

(´<_` )「日本語を話せ」

(#´_ゝ`)「お前ツンに色々酷いことしたそうじゃないか」

(´<_` )「酷い? ……あぁ、さっきの事か? あれは別に」

(#´_ゝ`)「あれは別にだと!?」

(´<_` )「子供できたとか訳わかんない嘘吐いたツンもツンだろ」

(;´_ゝ`)「こ、子供!? ツン、本当なのか!?」

ξ;凵G)ξ「……うん。でも……弟者、信じて……くれなくて」

(#´_ゝ`)「弟者ぁぁぁぁぁぁぁ!」

(´<_`;)「兄者、落ち着け。こいつが嘘を吐いてるだけで、俺は……」

(#´_ゝ`)「この期に及んでなんと最低な言い訳だ! 俺が成敗してくれる!」

(´<_`;)「兄者! ちょっ、ちょっとまっ……うわあああああああ!」


ξ゚ー゚)ξニヤリ

14 :ξ゚听)ξ&( ´_ゝ`)(´<_` )編:2007/09/19(水) 00:08:02.69 ID:ty3WbKp+0
−カミカミ−


( ´_ゝ`)「ツン、早口言葉をしようか」

ξ゚听)ξ「うn――んぐっ!」

( ´_ゝ`)「どうした?」

ξ;凵G)ξ「ひたはんあ(舌噛んだ)」

(;´_ゝ`)「……」

15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 00:08:09.05 ID:SUhfRGywO
支援

16 :ξ゚听)ξ&( ´_ゝ`)(´<_` )編:2007/09/19(水) 00:10:26.00 ID:ty3WbKp+0
−サムライ−

(#´_ゝ`)「おい、ツン。俺のPCにコーヒーこぼしたのお前だろ!」

ξ゚听)ξ「……拙者でござる」

(#´_ゝ`)「ござるだと!? ええい、お主ワシを愚弄しておるのか!」

ξ;゚听)ξ「滅相もござりませぬ! 拙者、兄者殿の気が収まらぬとあらば、
       いつでも腹を切る覚悟は出来ております!」

( ´_ゝ`)「ほお……田舎侍にその志も果たせぬまま命を捨てる覚悟が?」

ξ゚听)ξ「拙者は既に全てを兄者殿に捧げた身!
       兄者殿への敬意無くして志は成りませぬ!」

( ´_ゝ`)「……なれば今宵、わかっているな?」

ξ;゚听)ξ「そ、それはその……よ、夜伽でござるか」

( ´_ゝ`)「断れば貴様もそれまでの者だったと思うまでだが」

ξ;///)ξ「い、嫌と言うわけではないのでござるが……、
       幾許かの不安と、気恥ずかしさがどうにも……」


(´<_` )「……女のサムライとか、ありなのか?」

( ´_ゝ`)「ネオ江戸幕府とでも言っておけばいいんじゃないのか?」

17 :ξ゚听)ξ&( ´_ゝ`)(´<_` )編:2007/09/19(水) 00:12:29.18 ID:ty3WbKp+0
ξ;゚听)ξ「疲れた……なんかどれも中途半端ね……」

(´<_` )「兄者が全部食ってた感があるな」

( ´_ゝ`)「スマン、正直ハリキリすぎた」



( ´_ゝ`)「うむ……ここは初心に帰ってツンデレをやってみたらどうだ?」

(´<_` )「……確かに。ここはもう一度自分の出来る事を確かめて見るのもいいと思いますよ」

ξ゚听)ξ「ツンデレねえ……。じゃあ、友達役は弟者。あと女の子もう一人欲しいな……じゃあ兄者」

( ;´_ゝ`)「な、馬鹿言え! 俺にそんな変態みたいなこと出来るわけが無い」

(´<_` )「今更過ぎて虚しいぞ、兄者」

ξ゚听)ξ「舞台は放課後、学校の教室。はい、じゃあスタート!」

18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 00:12:53.56 ID:CrhsrHdK0
age

19 :ξ゚听)ξ&( ´_ゝ`)(´<_` )編:2007/09/19(水) 00:14:52.31 ID:ty3WbKp+0
(´<_` )「ん? ツン、まだ残ってたのか」

ξ゚听)ξ「別にアンタには関係ないでしょ」

(´<_` )「相変わらず愛想の無い奴だな」

ξ゚听)ξ「……放っといてよ」

ガラッ

(*´_ゝ`)ノシ「弟者<⌒ン☆ L1ゃ⌒今日も暑L1Йё!」

(´<_` )「ノリノリのところ申し訳ないけど、何語だ?」

(*´_ゝ`)「ゴメンゴメン、弟者くんこういうの苦手だったよねー。それでー、学祭の話なんだけどー」

ξ゚听)ξ「アンタ、なんかやるの?」

(´<_` )「ん? ああ、バンド組んで出ることになってな。ボーカルが足りないから兄者さんに
      手伝ってもらうんだ」

ξ゚听)ξ「ふーん……」

20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 00:15:43.48 ID:FMuE2W/90
やべえ、今北がおもろいwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 00:15:54.98 ID:JTFtou25O
支援

22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 00:16:21.05 ID:SUhfRGywO
支援

23 :ξ゚听)ξ&( ´_ゝ`)(´<_` )編:2007/09/19(水) 00:17:00.71 ID:ty3WbKp+0
(*´_ゝ`)「順番決めのクジ引きが明日あるから、昼休み生徒会室に来てねー」

(´<_` )「ん、わかった」

(*´_ゝ`)「もう曲覚えたー?」

(´<_` )「まあまあ」

(*´_ゝ`)「ギター弾いてるときの弟者くんマジカッコイイからさー、一緒にガンバろーねー!」

(´<_` )「ああ、頑張ろう」

(*´_ゝ`)「じゃーねー」


(´<_` )「本番、お前も聴きに来いよ」

ξ゚听)ξ「別に、私そういうの興味ないし」

(´<_` )「……そうか。じゃあ俺はもう行くな」

ξ゚听)ξ「……ねえ」

ギュッ

(´<_` )「おい、いきなり袖を掴むな。伸びる」

ξ゚听)ξ「待って」

24 :ξ゚听)ξ&( ´_ゝ`)(´<_` )編:2007/09/19(水) 00:18:48.77 ID:ty3WbKp+0
(´<_` )「なんだよ、離せって」

ξ゚听)ξ「ヤだ」

(´<_` )「やだってなんだよ。いい加減にしろって」

ξ゚听)ξ「……あの子とあんまり仲良くしないでよ」

(´<_` )「……は? なんでお前にそんなことを言われなきゃなんないんだよ」

ξ#゚听)ξ「なんでもよ!」

(´<_` )「……関係ないだろ」

ξ;凵G)ξ「ヤだ!」

(´<_`;)「な、何で泣くんだよ!」

ξ;凵G)ξ「イジワルしないで……」

(´<_`;)「わかったから泣くな。こんなとこ見られたら何言われるか……」

ξ゚听)ξ「じゃあハグして」

(´<_`;)「ハグって……」

ξ゚听)ξ「早く」

(´<_`;)「……少しだけな」

25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 00:19:07.99 ID:FMuE2W/90
支援

26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 00:19:36.41 ID:JTFtou25O
支援

27 :ξ゚听)ξ&( ´_ゝ`)(´<_` )編:2007/09/19(水) 00:20:08.27 ID:ty3WbKp+0
ξ*゚听)ξ「えへへ……。男の子の匂いがする」

(´<_`;)「もういいか?」

ξ*゚听)ξ「ダメ。手つきがエロいからプラス30秒」

(´<_`;)「勘弁してくれ」

ξ*゚听)ξ「もっとギュッとしてくれたらいいよ」

(´<_`;)「……こうか?」

ξ*゚听)ξ「……うん」

(´<_`;)「……」

ξ*゚听)ξ「……」

28 :ξ゚听)ξ&( ´_ゝ`)(´<_` )編:2007/09/19(水) 00:22:02.31 ID:ty3WbKp+0
(´<_`;)「お、おい、もう30秒経ったぞ」

ξ*゚听)ξ「……ねえ」

(´<_`;)「なんだ?」

ξ*゚听)ξ「チューしよ」

(´<_`;)「!!!!」

ξ*゚听)ξ「ね?」

(´<_`;)「お前、ここ学校! ていうかなんでこんな流れに……」

ξ*゚听)ξ「いいじゃん。ね、しよ?」

(´<_`;)「いや……その……」

29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 00:23:58.93 ID:SUhfRGywO
支援

30 :ξ゚听)ξ&( ´_ゝ`)(´<_` )編:2007/09/19(水) 00:24:03.25 ID:ty3WbKp+0


ξ゚听)ξ「はーい、カット。どうだった?」

(´<_` )「……あれ、寸止めで終りですか。
     なかなか良かったと思いますよ。ちょっと可愛いかもって思いました」

ξ゚听)ξ「そ、そう?」

(#´_ゝ`)「何よ! 弟者くんツンさんばっかり可愛い可愛いって!」

(´<_` )「お前は本当に切り替えが下手だな、このクソ野郎」

( ;´_ゝ`)「ク、クソ野郎!?」

ξ゚听)ξ「やっぱりツンデレのままの方が良いのかな……」

(´<_` )「その方がいいと思いますよ。なによりツンさんが生き生きして見えますし」

ξ゚听)ξ「そう、かな……」

(´<_` )「ええ、そうです。やっぱりツンさんはツンデレの時が一番可愛いです」

ξ*゚听)ξ「そっか! うん、わかった。私これからもツンデレとして生きてくことにした!
       じゃあね、今日はありがとう!」

31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 00:25:55.79 ID:JTFtou25O
支援

32 :ξ゚听)ξ&( ´_ゝ`)(´<_` )編:2007/09/19(水) 00:26:42.91 ID:ty3WbKp+0
( ´_ゝ`)「行った、か」

(´<_` )「ああ」

( ´_ゝ`)「しかし弟者、これはどちらかと言うとクーデレ寄りではないのか?」

(´<_` )「兄者はそんなんだから友達が居ないんだ」

(*´_ゝ`)「べ、別に好きで友達が居ないわけじゃないんだからね!」

(´<_` )「兄者、それはツンデレではないぞ」


( ´_ゝ`)「ツンデレとは難しいものだな……」

(´<_` )「別に兄者はツンデレになる必要は無いだろ」

( ´_ゝ`)「いや、俺もキャラを変えれば少しは弟者に優しくしてもらえるかとな」

(´<_` )「……別に俺は兄者に冷たくした覚えは無いが」

( ´_ゝ`)「あれで、か」

(´<_` )「どれで、だ」

( ´_ゝ`)「あれだよ!」

(´<_` )「だから、どれだって言ってんだよ。このクソ野郎」

(;´_ゝ`)「ほらまた言った! もう弟者なんかボロ雑巾のようにしてやる!」

33 :ξ゚听)ξ&( ´_ゝ`)(´<_` )編:2007/09/19(水) 00:28:58.98 ID:ty3WbKp+0
(´<_` )「ノートパソコンを持つのがやっとの兄者に何が出来るものか」

(#´_ゝ`)「このパソコンには夢が詰まってるから重いんだ! 決して俺がひ弱なわけじゃない!」

(´<_`;)「OK、兄者。ちょっと言い過ぎた。話し合おう。だからマウントポジションを取らないでくれ」

(#´_ゝ`)「ぶん殴ってやる! その身をもって味わえ!」

(´<_`;)「痛っ! やめろ兄者!」

(#´_ゝ`)「止めて欲しかったら『兄者最高』と言え!」

(´<_`;)「……」

( ´_ゝ`)「……」

34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 00:29:22.03 ID:SUhfRGywO
支援

35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 00:30:16.00 ID:FMuE2W/90
ワロタwwwwwwwwwwwwwwww

36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 00:30:23.15 ID:HjCAgz9o0
おもしれえww
支援

37 :ξ゚听)ξ&( ´_ゝ`)(´<_` )編:2007/09/19(水) 00:31:23.71 ID:ty3WbKp+0
(´<_`;)「……無理だろ」

(#´_ゝ`)「畜生! 唾とか鼻水とか色々なもの顔にかけてやる!」

(´<_`;)「兄者! それは駄目だ! わかった、言うからやめてくれ!」

( ´_ゝ`)「なら早く言ってみろ」

(´<_`;)「あ、兄者……最高」

( ´_ゝ`)「声が小さいぞ」

(´<_`;)「兄者最高!」

( ´_ゝ`)「もっと大きく!」


一方その頃ツン


ξ゚听)ξ「あ、ヤバ。忘れ物した。戻んなきゃ……」

      『……ぁ! ……ぁ……』

ξ゚听)ξ「ん? なんか教室が騒がしいような……」

      『ぁに……! ぁにじゃ……!』

ξ;゚听)ξ「え、なに喧嘩? どうしよ……怖くて入れないよ……」

38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 00:32:45.00 ID:JTFtou25O
支援

39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 00:33:03.41 ID:psyIUU9v0
支援

40 :ξ゚听)ξ&( ´_ゝ`)(´<_` )編:2007/09/19(水) 00:33:43.43 ID:ty3WbKp+0

      『ああ! 兄者最高だ!』

      『そうだろう! そうだろう! もう二度と俺に逆らえないようにしてやる!
       また逆らったら顔にかけてやるからな!』

      『わかった。わかったからそろそろ勘弁してくれ!』

      『まだだ! まだ俺の収まりが付かん! もっと俺の名を叫べ!』


ξ;゚听)ξ「……え〜……これ……え〜!?」

ξ゚听)ξ「……とりあえず、みんなにメール送信っと」


かくしてキャラ付けの済んだ3人は、幸せな人生を過ごしたそうな。



ξ゚听)ξ&( ´_ゝ`)(´<_` )編  終

41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 00:34:26.70 ID:psyIUU9v0
支援

42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 00:35:42.27 ID:T5C+OvwS0
SHIEN

43 :川 ゚ -゚)編:2007/09/19(水) 00:36:52.50 ID:ty3WbKp+0
川 ゚ -゚)「あー、つまらん」

呟いて、フローリングにバタッと仰向けに寝た。
痛っ。頭を打って少し涙が出てきた。

川 ゚ -゚)「……つまらん」

毎日がつまらない。職場の奴らは仕事の話ばかり。
呑みに行っても仕事の話ばかり。
友達に会えば男の話ばかり。
いつも同じことのループだ。

川 ゚ -゚)「皆よく飽きもせず毎日を送ってるもんだ。なあ、ビスマルク」

近くに座ってた愛犬、ビスマルクの尻を撫でた。
ぷぁっ、尻尾を振るな。顔が毛でメチャクチャに。というか臭い。

44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 00:37:30.43 ID:SUhfRGywO
支援

45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 00:38:48.62 ID:HjCAgz9o0
支援

46 :川 ゚ -゚)編:2007/09/19(水) 00:39:04.52 ID:ty3WbKp+0
川 ゚ -゚)「例えば、だな」

ビスマルクに話しかけながら起き上がって、テレビの電源を点ける。
夜のゴールデンタイムらしいバラエティ番組の笑い声が聞こえてきた。

川 ゚ -゚)「これも飽きたな。別な……」

適当にチャンネルを切り替えていく。
と、強盗が大量の札束の上で寝ているシーンが流れてきた。

川 ゚ -゚)「例えばこの中に入れたら、とっても刺激的だよな」

相変わらず尻を向けたままのビスマルク。
こいつの顔は尻に付いているのか?

川 ゚ -゚)「お前は、いい加減こっちを向け。でだな、たとえばこうやって手を付けて――!」

画面を手がすり抜けた。と、同時に何かに頭をぶつけた。

47 :川 ゚ -゚)編:2007/09/19(水) 00:41:03.39 ID:ty3WbKp+0
川;゚ -゚)「痛っ……今日は厄日だな。テレビ画面が抜けるなんて……」

( <●><●>)「! 誰か居るのはわかってます!」

川 ゚ -゚)「え?」

( <●><●>)「貴様がこの金を狙っていることもわかってます!」

(;><)「何の騒ぎですか! わかりません!」

川 ゚ -゚)「……ん? ここは……さっきテレビで見た……」

      「何の騒ぎだい!」

( <●><●>)「侵入者がきてます!」

(;><)「ぼ、僕はちゃんと見張りをしてたんです!」

(*‘ω‘ *)「ごちゃごちゃウルサイねえ……アタイは昼寝しないと肌が荒れるんだよ」

川 ゚ -゚)「……どうなっているんだ」

何故かさっきまでテレビの向こう側だった強盗のアジトに、私は居た。

48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 00:42:47.50 ID:CrhsrHdK0
wktk

49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 00:42:55.78 ID:JTFtou25O
これはwktk
支援

50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 00:42:56.15 ID:psyIUU9v0
支援

51 :川 ゚ -゚)編:2007/09/19(水) 00:43:00.48 ID:ty3WbKp+0
(*‘ω‘ *)「で? わかんないんです、お前はちゃんと見張りをしてたのかい?」

(;><)「してたんです! 虫一匹通してないんです!」

(*‘ω‘ *)「……ふう。じゃあアンタに訊くよ。何が目的だい?」

そう言うと彼女の懐に拳銃が見えた。
正直ゾッとした。けど、どこかワクワクしているのも事実だった。

川 ゚ -゚)「遊びに来た。テレビの向こうからな」

(#<●><●>)「口に利き方に気を――」

(*‘ω‘ *)「うるさいよ。アタイ、今寝起きで機嫌悪いんだから」

(;<●><●>)「も、もちろんわかってます」

(*‘ω‘ *)「……アンタ、テレビの向こうから来たんだって?」

川 ゚ -゚)「ああ、そうだ」

(*‘ω‘ *)「へえ。それならアンタはあそこから来たのかい?」

指差した先、そこにあったテレビ画面に、尻を向けて座っている犬の姿が映っていた。

52 :川 ゚ -゚)編:2007/09/19(水) 00:45:13.34 ID:ty3WbKp+0
川 ゚ -゚)「……冗談だろ?」

(*‘ω‘ *)「まあ、なんにせよアタイを起こした罰は受けてもらわなきゃね」

川 ゚ -゚)「そうか。殺すのか?」

(*‘ω‘ *)「殺す? アハハハハ! アンタ面白いねえ! どっちの話しさ?
       まああれだ。アタイたち、殺したって死にやしないじゃないか」

川 ゚ -゚)「死なない? そんなわけないだろ。誰だって年老いて死ぬもんだ」

(*‘ω‘ *)「アンタ、頭大丈夫なのかい? 3丁目のジジイだってお日様が昇りゃ、
       また同じようにジジイやってるさ。いなくなりゃ別な奴でもな。
       そういうもんだろ?」

川 ゚ -゚)「……待て。じゃああんたらも……」

(*‘ω‘ *)「今日も明日も、アタイは強盗団の女リーダーさ。イカスだろ?」

体を軽く反り、アゴを上げて上から流し目をよこしてきた。
確かにカッコいいと思ってしまった。

53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 00:46:02.28 ID:JTFtou25O
支援

54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 00:46:30.79 ID:HjCAgz9o0
ちんぽっぽちゃんがやたらカッコ良いんだがww

55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 00:46:35.19 ID:YEQbyIhZ0
こういうスレ好きだわww
支援age

56 :川 ゚ -゚)編:2007/09/19(水) 00:47:03.86 ID:ty3WbKp+0
川 ゚ -゚)「記憶は、残るのか?」

(*‘ω‘ *)「記憶? どういうことだい?」

川 ゚ -゚)「……いや、いい」

テレビの中の世界だから、毎日同じループをしていると言う事なのだろうか。
しかも死なない? やり直しがきいて、死なない。こんな世界、願ったり叶ったりじゃないか。

(*‘ω‘ *)「ほら、受け取りな。罰としてあんたは今日からここの一員だ。
       よーし、お前ら。またデカイとこ狙っていくよ」

(;<●><●>)「こ、こいつを仲間に入れるんですか?」

(*‘ω‘ *)「ん? 口答えかい?」

(;<●><●>)「……なんでもないです」

57 :川 ゚ -゚)編:2007/09/19(水) 00:48:47.67 ID:ty3WbKp+0
( ><)「よろしくなんです!」

川 ゚ -゚)「ああ、よろしく」

(*‘ω‘ *)「そういやぁ……アンタ名前は?」

川 ゚ -゚)「クーだ」

( ><)「わかんないんです、です!」

( <●><●>)「……わかってます、です」

川 ゚ -゚)「ややこしいな」

(*‘ω‘ *)「アタイはリーダーって呼びな。本名はどうも気に食わなくてな」

川 ゚ -゚)「ああ、よろしく。リーダー」

こうして私は強盗団に加入した。

58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 00:50:47.10 ID:SUhfRGywO
支援

59 :川 ゚ -゚)編:2007/09/19(水) 00:51:04.25 ID:ty3WbKp+0


( ><)「金を出すんです!」

从'ー'从「わかりました〜」

( <●><●>)「手を止めるんです! そこに通報スイッチがあることはわかってます!」

从'ー'从「あれれ〜気付かれてるよ〜」

(*‘ω‘ *)「オラオラァ! ママゴトじゃないんだよ!」

川 ゚ -゚)「……」

いざ自分が強盗になってみると、なんと言うかふわふわとした気持ちになった。
夢と現実を行ったり来たりしているような感じだ。
そして、なにより楽しかった。

从'ー'从「詰め終りました〜」

(;><)「リーダー! 警察が来てるんです!」

(*‘ω‘ *)「慌てるんじゃないよ! それでもタマついてんのかい!」

( ∵)「警察だ! お前ら全員動くな!」

60 :川 ゚ -゚)編:2007/09/19(水) 00:53:06.02 ID:ty3WbKp+0
テンション上がってきた。ちょっと拳銃撃ってみようかな。
引き金引けばいいんだよな?
――パァン!

(;∵)「う、うおおおおおおおお! 登場して5秒で撃たれた!」

(-_-)「落ち着いてください。撃たれたのは、そこの青年です」

|  ^o^ |「わたしです」

( ∵)「そうか」

警察が慌てている間に椅子で寝ていた爺さんを人質にとってみた。
なんかこれって強盗っぽいな。

川 ゚ -゚)「動くな! 車をよこせ! じゃないとこの爺さんの頭に覗き窓が付くぞ!」

/ ,' 3 「ふが……」

(;∵)「くそ……仕方ない、犠牲者が出る前に要求を飲もう」

(-_-)「わかりました」

61 :川 ゚ -゚)編:2007/09/19(水) 00:55:11.00 ID:ty3WbKp+0
こうして車を手に入れた私たちは、まんまと大金を持ち帰った。
けれど、すべてが上手く行き過ぎて、何だか退屈になってきていた。

(*‘ω‘ *)「アンタ最高だよ! 見たかあいつらの面!」

(*<●><●>)「あいつらが悔しかったのはわかってます!」

川 ゚ -゚)「しかしとんでもない大金だな。これ一体いくらあるんだ」

(*><)「わかんないんです!」

バン!

( ∵)「警察だ! お前ら全員動くな!」

(;<●><●>)「なんでここが……」

(-_-)「発信機さ」

(*‘ω‘ *)「まさか……」

(-_-)「ああ、爺さんに発信機を付けさせてもらったよ」

/ ,' 3 「ふが……」

(;><)「気付かなかったんです……」

62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 00:56:17.42 ID:SUhfRGywO
支援

63 :川 ゚ -゚)編:2007/09/19(水) 00:57:04.92 ID:ty3WbKp+0
(*‘ω‘ *)「クー! アンタなにボサッとしてんだ! 早く逃げな!」

川 ゚ -゚)「しかし……」

(;><)「早く逃げるんです!」

川 ゚ -゚)「ああ……」

(;<●><●>)「クーが無事に逃げられることはわかってます!」

川 ゚ -゚)「……」

緊迫した場面だが、私はきっと無事に逃げられるんだろう。
なにせ死なない世界だ。私はたとえここで眠りだしたっていいんだ。

川 ゚ -゚)「なんかな……帰りたい。やっぱりここは全然刺激的じゃない」

( ∵)「おい、早くあいつを捕まえろ!」

(-_-)「人手が足りません」

(#∵)「なんでもっと多めに連れてこないんだ!」

(-_-)「そんなの答えるまでも無いでしょ」

( ∵)「だよな。なんでこんなことになってんだ?」

64 :川 ゚ -゚)編:2007/09/19(水) 00:58:55.28 ID:ty3WbKp+0
一日で飽きたのに、こんなことを何度も繰り返していたら退屈で死んでしまうかもしれない。
やっぱりこんな世界は嫌だ。元の世界に戻ろう。

川 ゚ -゚)「じゃあな、みんな。私はやっぱりテレビの向こうが性にあってるみたいだ」

( <●><●>)「わかってます」

( ><)「おげんきで!」

(*‘ω‘ *)「じゃあな」

川 ゚ -゚)「ああ」

そして私はテレビの中へ飛び込んだ。

65 :川 ゚ -゚)編:2007/09/19(水) 01:01:05.19 ID:ty3WbKp+0

(,,゚Д゚)「はいカット! オッケー」

(*‘ω‘ *)「お疲れ様ぽっぽ!」

( <●><●>)「おつかれさまです」

( ><)「おつかれです!」

( ∵)「お疲れさま。……で、あいつは誰だったの?」

(*‘ω‘ *)「しらないっぽ」

(-_-)「監督、あれ一体誰ですか?」

(,,゚Д゚)「は? 知らね。テレビの妖精さんじゃねーの?」

(*‘ω‘ *)「ぽ、ぽっぽ!?」

( <●><●>)「現実のやり直しがきかないのはわかってます」

( ><)「でも、テレビの中に行けたらきっと楽しいんです!」

(*‘ω‘ *)「おもちゃより本物の銃がいいっぽ!」

(-_-)「過激ですね」

( <●><●>)「そのくらいの方が刺激があって楽しいです」

(-_-)「そうかもしれないですね……」

66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 01:02:13.86 ID:9iRdzhYj0
支援

67 :川 ゚ -゚)編:2007/09/19(水) 01:02:55.34 ID:ty3WbKp+0
川 ゚ -゚)「あー、つまらん」

呟いて、フローリングにバタッと仰向けに寝た。
痛っ。頭を打って少し涙が出てきた。

川 ゚ -゚)「……つまらん」

毎日がつまらない。職場の奴らは仕事の話ばかり。
呑みに行っても仕事の話ばかり。
友達に会えば男の話ばかり。
いつも同じことのループだ。

川 ゚ -゚)「皆よく飽きもせず毎日を送ってるもんだ。なあ、ビスマルク」


川 ゚ -゚)編  終

68 :('A`)編:2007/09/19(水) 01:06:27.67 ID:ty3WbKp+0

 カーチャンが死んだ。事故だったらしい。

   「この度はご愁傷様です……」

('A`)「あぁ、はい……」

 正直、俺には『ゴシュウショウサマ』なんて言葉の意味は分からない。
ただ葬儀屋の言う通りにして、ただ何かを読んで、
ただカーチャンの知り合いの相手をしただけだった。
 カーチャンは骨になって、ウチに帰って来た。
いろいろな人が来た。
そしてしばらく経って、お墓に入った。

('A`)「……疲れた」

 あっという間に時間が過ぎて、部屋に着くと俺はまた独りになった。

69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 01:07:31.91 ID:SUhfRGywO
支援

70 :('A`)編:2007/09/19(水) 01:08:43.96 ID:ty3WbKp+0
 俺にしてみれば最後まで法要をやり通したこと自体が奇跡だ。
別にカーチャンが嫌いとかじゃなくて、俺自身めんどくさがってやらないだろうと思ってた。
一周忌とか、どうしたらいいんだろう。

('A`)「メール……」

 いつも通り広告メールばかりだ。
あぁ、そう言えば数少ないアドレス帳の登録もこれでまた減った。
もう床屋とバイト先しかねーや。

('A`)「泣くかなぁとか思ったんだけどなぁ」

 正直全然泣けなかった。
次どんなことをやるのかとか、親戚が声を掛けてきたらどうしようかとか、
そんなことでいっぱいいっぱいだった。

('A`)「天涯孤独、冷血無比のドクオ様っと……」

 昔小学生の頃教室で飼ってた金魚を埋めながらボロボロ泣いてた女子をふと思い出した。
俺と言えば勿論無表情だったわけで。
 だって埋めてるのそいつなのになんで泣いてんだよ、みたいな。
実際口に出して言ったらビンタされたけど。

71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 01:08:59.86 ID:cpAjCWMI0
期待

72 :('A`)編:2007/09/19(水) 01:10:30.07 ID:ty3WbKp+0
('A`)「あーダル……死のうかな」

 いつもの口癖だ。でもなんだか今日は本当に死にたくなってきた。
もう俺を知ってる奴なんて誰も居ないんじゃないだろうか。
そう思うと俺はなんとなく死のうと思った。

('A`)「あ、VIP」

 死ぬ前になんか駄スレでも立てよう。そう思って俺はパソコンのスイッチを押した。
そう言えばよく自殺スレを見つけては煽ってたっけ。あいつらは死んだのかな。

('A`)「スレタイスレタイ……駄目だ思いつかねぇ。
   『自殺して三途の川渡るのに何円かかるか試してくる』と」

 我ながら駄スレにも程があるだろ。

('A`)「さて、練炭どこにしまったかな……」

 俺はそのままスレを放置して物置部屋に行った。

73 :('A`)編:2007/09/19(水) 01:12:46.72 ID:ty3WbKp+0
('A`)「あーよし、準備完了。で、どうよ駄スレの様子は」

 スクリーンセーバーを消して更新ボタンをクリック。
新着16件。……あぁ、『早く死ね』だらけだ。

('A`)「ま、そんなもんだわな」

 スクロールしていく俺。


15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 00:30:06.85 ID:fL0xq/P+0
いくら持ってんのよ? 最近値上がりしたらしいぞ


('A`)「金あんまねーな。……ん? そういや」

 俺は葬式後に渡された通帳を思い出した。
なんかカーチャンが溜めておいていたらしい。
親戚でパンチパーマみたいな髪型のナントカおばさんがくれたんだ。カバンの中か?

('A`)「あった。……いちじゅうひゃく……あれ? いちじゅうひゃく……ん?」

74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 01:14:00.53 ID:SUhfRGywO
支援

75 :('A`)編:2007/09/19(水) 01:14:41.47 ID:ty3WbKp+0
 普通にありえない位入ってた。残高が4,511,230。
見慣れないってレベルじゃない。これエラーじゃねーの?

('A`)「……ありえねぇ。なんでこんなに残してくれちゃってるわけ?」

 突然金が手に入ったのに、俺はテンションが微塵も上がらなかった。
それどころか段々と腹が立ってきた。

(#'A`)「何勝手なことしてんだよ!」

 通帳を投げ捨てて、パソコンを蹴り飛ばしたところで壁がゴンと鳴った。

('A`)「何なんだよ……」

 起きててもムカつくだけだったから、俺はそのまま寝た。

76 :('A`)編:2007/09/19(水) 01:16:32.69 ID:ty3WbKp+0
 朝。いつも通りやる気が出ない。
バイト先に貰った休みも無くなった。そろそろ準備をしなければ。

('A`)「……ああ、どうでもいいか」

 部屋の真ん中に置いてある練炭の袋を見て俺は昨日の事を思い出した。
今更バイトだなんて馬鹿馬鹿しい。金もあるし、死ぬんだし。

('A`)「俺死んでもあそこ入んなかったりして」

 カーチャンの骨壷を収めた納骨堂を俺は思い出した。
狭っ苦しいロッカーの中に無理矢理詰めた記憶がある。

('A`)「……どーでもいいや。マンドクセ」

 俺は練炭自殺をするべくネットで手順を調べ始めた。
そしたら思いのほか準備がメンドクサそうで、
俺はその内どうでもよくなってまた布団にもぐりこんだ。

77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 01:18:03.23 ID:cpAjCWMI0
支援

78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 01:18:12.47 ID:psyIUU9v0
支援

79 :('A`)編:2007/09/19(水) 01:18:14.88 ID:ty3WbKp+0
('A`)「別に死ななくたっていいじゃん。金あるんだし」

 布団に頭の先まで潜る。……暑い、苦しい。

('A`)「苦しいなあ。ああ、あっつ。あっつあっつ。……っあははははははは!」
('∀`)「ああ! あっついあっつい! あははははははは!」

バイトサボって好き勝手出来ることに気づいた。
急にテンション上がってきた!

('∀`)「どうする!? どうする俺!? 何する!? 1回札束とか見てみてえよなあ!」

布団を跳ね除けて奇声! ざまあみろ隣人! ぶん殴ってやりたいくらいだ!

('∀`)「あ〜! あ〜あ〜あぁぁぁぁぁぁ! うえっひゃぁぁぁああああ!!」

枕を拾い上げて壁に投げ付ける! 布団を蹴り飛ばす!
蛇口を捻って髪を濡らす! ついでに顔も洗う!

80 :('A`)編:2007/09/19(水) 01:20:27.79 ID:ty3WbKp+0
('∀`)「準備バァァァァッチリじゃねーの!? って服着てねー!」

脱ぎ捨ててあったジーンズを穿いて、パーカーを着りゃ完璧。

('∀`)「いってきまーっすってなぁ!」

扉を閉めてロック。通帳は持ったぜ。勿論中にカードも入ってる。
金下ろしたら何するよ俺。オトナの遊び!? 昼間から!?

チャリンコすっ飛ばしてATMへ。
お引き出し。カードを入れる。通帳も入れる。
暗証番号だって知ってる。ウチは家族で共通だった。
いくら? ……50万、と。

出てきた。すげえ。厚みが。ああ、手の汗が札にしみこむ。

('A`)「あ……ああ〜……」

 ……現ナマ見たら、テンションが下がった。
俺の金じゃないんだ。カーチャンがずっと溜めてきた金だった。
俺が今一瞬で引き出したこの金、カーチャンのだったんだ。

81 :('A`)編:2007/09/19(水) 01:22:33.13 ID:ty3WbKp+0
('A`)「……」

 もう駄目だ。ハイパー躁タイム終了。
作用反作用の法則より、ハイパー鬱タイム突入。

 結局俺は金をまた戻してしまった。
そして自分の通帳から7000円だけ下ろして、その場を後にした。

('A`)「結局俺って何もすることねーんだよな」

 外に出て、曇り空を見上げて呟いた。
近くで賑やかな音がしてて、俺は誘われるようにパチンコ屋に入った。



('A`)「はあ……」

スッた。と言っても5000円しか使ってないけど。

('A`)「何でこんなとこ入ったんだろ」

 バイトに行けばよかったかもしれない。
急に罪悪感が湧いてきた。
けど今からじゃもう行っても遅刻だし、怒られるから嫌だけど。

('A`)「2000円か……」

 なんとなく、本当になんとなく、カーチャンにおはぎを買っていこうと思った。
お供えとかそう言うんじゃなくて、カーチャンおはぎ食いたいかなぁとか思って。

82 :('A`)編:2007/09/19(水) 01:24:28.37 ID:ty3WbKp+0
店員「ありがとうございましたー」
('A`)「……」

 言いくるめられて高いのを買わされた。何なんだよ畜生。
おはぎをカゴに入れて、俺はチャリンコをこぎ始めた。

 辺りはもう夕暮れだった。着く頃にはもう日も沈んでるかもしれない。
それから家に帰ったらもう完璧夜だな。晩飯どうしようか。
そんなことを考えていたら、思いのほか早く着いた。

 駐車場にチャリンコを停めて、俺はおはぎ片手に砂利道を歩く。
いろいろな大きさの墓が整理されて並んでいる。
沈みかけの夕陽が照らすその光景は、若干怖かった。

('A`)「たしか、この墓だったよな」

 見覚えがある。彫ってある文字は読めないけれど、ここに来た記憶がある。
一緒に供えた果物が無くなってるけど、誰かが持っていったんだろうか。

83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 01:25:43.38 ID:SUhfRGywO
支援

84 :('A`)編:2007/09/19(水) 01:26:34.70 ID:ty3WbKp+0
('A`)「……つか、これも置いといたら腐るよな」

 こういうことは本当に良く分からない。
冠婚葬祭をこなせるやつは大人だ。
俺は何も知らない。まだ何も知らないんだ。

('A`)「……何で死んだんだよ」

途端に俺はまたムカついてきた。
なんで教えてくれなかったんだ。
何で教える前に死んだんだ。
何もわかんねーじゃねーか。
これからどうしたらいいんだよ。
どうやって生きていけばいいんだよ!
何もわかんねーよ!

 顔が歪むほどにムカついて、俺は買ってきたおはぎの箱の包装をビリビリに破いた。
箱を開けて中に並んでたおはぎを思いっきり墓に向かって投げ付けてやった。
おはぎは潰れて、カーチャンの墓があんこでメチャクチャになった。

85 :('A`)編:2007/09/19(水) 01:28:24.74 ID:ty3WbKp+0
('A`)「食えよ……おはぎ好きなんだろ!」

 気付くと俺は両手をベタベタにして、おはぎを全部投げ付けていた。
カーチャンの墓はもう見れたもんじゃない。
虫が匂いに釣られて寄ってきていた。

('A`)「……」

 気付けば辺りは暗闇。
音もなく、静かな墓地で騒いでるのは俺一人だった。
カーチャンの墓に、虫。

('A`)「……ちくしょう! カーチャンに近づくんじゃねえよ! この虫!」

 投げ付けたおはぎを俺は両手で取り始めた。
おはぎ、おはぎ、虫、おはぎ。
ふと、鼻に甘いあんこの匂いが届いた。
昔、顔をうずめたカーチャンの胸を思い出した。
柔らかくて、暖かくて、甘かった。

86 :('A`)編:2007/09/19(水) 01:30:23.85 ID:ty3WbKp+0
(;A;)「ちくしょう。なんで……なんで今さら……」

 涙が止まらなくなった。
葬式の時だって何も思わなかったのに、今さら俺は無性に悲しかった。
悲しくて、悲しくて。真っ黒になったままのカーチャンの墓を見ると悲しくて。

(;A;)「カーチャン……ごめんなさい。ごめんなさい……ごめんなさい……」

 俺は、固くて冷たい墓を抱いて独り泣いた。




――カーチャンへ。俺は相変わらず独りです。

彼女はまだ無理そうです。友達も無理そうです。

でも、俺は今日も生きています。

きっと、明日も生きています。



('A`)編  終

87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 01:30:50.00 ID:cpAjCWMI0
おう・・・

88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 01:31:44.00 ID:SUhfRGywO
支援

89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 01:32:44.44 ID:6ykhnrBKO
(´・ω・`)
























(´;ω;`)

90 :( ^ω^)編:2007/09/19(水) 01:33:18.14 ID:ty3WbKp+0
( ^ω^)ノシ「おいすー」

(´・ω・`)ノシ「おいすー」
  _
( ゚∀゚)「おせーぞ」

( ^ω^)「ごめんだお」

( ´_ゝ`)「それにしても久しぶりだな」

( ^ω^)「だお。でも皆全然変わってないお」
  _
( ゚∀゚)「言っても、まだ1年しか経ってないしな」

(´・ω・`)「1年かぁ。早いねえ。ブーンは今何やってるの?」

( ^ω^)「僕はピッカピカの大学一年生だお」
  _
( ゚∀゚)「お! お前進学できたのか。大学生って言うとなんかもうオトナだなあ」

( ´_ゝ`)「1年前は馬鹿みたいにはしゃいでたのにな」

91 :( ^ω^)編:2007/09/19(水) 01:35:16.49 ID:ty3WbKp+0
  _
( ゚∀゚)「お? 今だって俺は全然はしゃげるぜ?」

(´・ω・`)「はしゃぐ? はしゃいじゃう?」
  _
( ゚∀゚)「お? おおお!? いっちゃういっちゃう!?」

(´・ω・`)「いえーい!」
  _
( ゚∀゚)「いえーい!」

( ´_ゝ`)「お前ら本当にテンション高いな」

( ^ω^)「おっおっお。相変わらずだお」




ξ゚听)ξ「あ、居た居た! おーい!」

( ´_ゝ`)「お、ツングループの到着だな」
  _
( ゚∀゚)「うおおおおお! いえーい! 久しぶりぃ!」

(´・ω・`)「何そのノリ。引くわ」

( ^ω^)「鬼畜wwwwwww」

92 :( ^ω^)編:2007/09/19(水) 01:37:48.18 ID:ty3WbKp+0
( ´_ゝ`)「しかし遅かったな」

川 ゚ -゚)「私たちは遠いからな」

ξ゚听)ξ「そうそう、山道1周分じゃ済まないかも」

( ´_ゝ`)「ああ、そうだったな」

('A`)「おーい」

( ^ω^)「あ、ドクオやった来たのかお」

('A`)「いや、俺最初から居たんですけど」

( ´_ゝ`)「居たか?」
  _
( ゚∀゚)「またまたそんなこと言って」

('A`)「……ねーよ」

93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 01:38:26.20 ID:ZG89bkHk0
俺と同じ匂いがする
ドクオかっこEぜ

94 :( ^ω^)編:2007/09/19(水) 01:40:11.20 ID:ty3WbKp+0
( ´_ゝ`)「時に、内藤。弟者は?」

( ^ω^)「……弟者はあれから部屋に篭りっきりで連絡が付かないんだお」

( ´_ゝ`)「そうか。いや、元気ならいい。あの朝飯に感謝しなきゃな」

ξ゚听)ξ「弟者の方だけ腐ってたってやつ?」

(´・ω・`)「直前になってトイレから出られなくなって、そのままだもんね」

( ´_ゝ`)「あれが俺の方じゃなくて良かったと思うよ」

( ^ω^)「兄者は優しいお」

ξ゚听)ξ「まあブーンみたいな奴も居るんだけどね」

('A`)「お前ありえねえよ」
  _
( ゚∀゚)「こいつだけ窓から乗り出してたんだよな」

川 ゚ -゚)「アホだな」

ξ゚听)ξ「ガキね」

( ^ω^)「ごめんお」

95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 01:41:30.26 ID:cpAjCWMI0
う、あ・・・なんか嫌な予感が・・・

96 :( ^ω^)編:2007/09/19(水) 01:42:10.09 ID:ty3WbKp+0
  _
( ゚∀゚)「うお! 見ろ、すげえ夕焼け!」

( ´_ゝ`)「うむ、見事だな」

ξ゚听)ξ「なんか思い出すわ」

川 ゚ -゚)「私は何も思い出さないが……ツンは割と長く続いた方だったのか」

ξ゚听)ξ「うん。こんな夕陽を見た気がする。多分だけど」

( ^ω^)「じゃあ夕陽をバックに写真撮るお! カメラ持ってきたんだお」
  _
( ゚∀゚)「いいねぇ! ほらお前らこっち来いよ」

ξ゚听)ξ「ここって……」

川 ゚ -゚)「無神経なヤツだな」
  _
( ゚∀゚)「今更神経もクソもあるかっての」

97 :( ^ω^)編:2007/09/19(水) 01:44:37.03 ID:ty3WbKp+0
(´・ω・`)「もう全部直ってるんだね」

( ´_ゝ`)「1年経ったからな」

( ^ω^)「みんな準備できたかお?」

('A`)「ショボン、俺の頭に肘を置かないでくれ」

(´・ω・`)「ごめん、岩か何かと勘違いした」

( ´_ゝ`)「これ、全員入るのか?」

ξ;゚听)ξ「や! ちょっと、誰? どさくさに紛れてお尻触らないでよ!」

川 ゚ -゚)「スマン、誘われていた気がしてつい」

ξ;゚听)ξ「なんでアンタなのよ」
  _
( ゚∀゚)「なんかたーのしー!」

( ^ω^)「カメラセッティング完了。セルフタイマー起動開始! 僕も今そっちに行くお」

(´・ω・`)「ごめん、ブーン。これ5人用なんだ」

( ^ω^)「そんなのはいいからさっさと僕を入れるお」

('A`)「今ナチュラルに俺カウントレスだったよな」

98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 01:45:43.96 ID:cpAjCWMI0
ああああ・・・・・

99 :( ^ω^)編:2007/09/19(水) 01:47:08.42 ID:ty3WbKp+0
( ´_ゝ`)「ほら内藤、真ん中に来い」

( ^ω^)「良いのかお?」

ξ゚听)ξ「多分その方がバランスいいしね」

川 ゚ -゚)「そうだな。私たちはワキで良いさ」

( ^ω^)「それじゃあお言葉に甘えて……あと5秒でシャッターだお。ピース!」

(´・ω・`)「ブーン、ピースサインとか古いよ」

ξ;゚听)ξ「え? 嘘っ!? 私も普通にピースするんだけど」

( ´_ゝ`)「もうシャッター下りるぞ」
  _
( ゚∀゚)「掛け声よーい!」


一同「はい、チーズ!」


http://boonpict.run.buttobi.net/cgi-bin/up/src/boonpic_0951.jpg



( ^ω^)編  終

100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 01:49:27.74 ID:uKqTf9Kh0
なんというホラー

101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 01:49:42.97 ID:FMuE2W/90
奥が深いな

102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 01:50:43.85 ID:cpAjCWMI0
ウヘァorz

それにしても絵うめーな>>1

103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 01:52:45.87 ID:sOK//+2pO
ブーン以外死んでるのか・・?それともブーンの妄想なのか

104 : ◆HGGslycgr6 :2007/09/19(水) 01:54:54.47 ID:ty3WbKp+0
 いい加減、筆を止めて他の勉強とかに集中しようと思ったんだけど、無理だった。
そんな俺から滲み出た色々な短編でした。地の文無くても良いんじゃね?
あー、もっとξ゚听)ξ編みたいなライトなのを書けるようになりたい。

 最後にあとがき代わりに1本、俺の不安を具現化したものを投下して終わります。
支援ありがとうございました。

105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 01:56:33.28 ID:FMuE2W/90
支援

106 :( ゚∀゚)&(´・ω・`)編:2007/09/19(水) 01:56:43.37 ID:ty3WbKp+0
 僕には友達が居る。
  _
( ゚∀゚)「おい、ショボン今日呑みに行くぞ!」

(´・ω・`)「今月もうお金無いよ……」
  _
( ゚∀゚)「大丈夫だ! なんとかなるって! つり銭口でも調べとけ!」

(;´・ω・`)「そんなんじゃ焼き鳥一本食べられないよ……」

 明るくて、無茶苦茶で、けれど何でもしっかりこなす。そんな友達だ。
  _
(*゚∀゚)「それでよ、俺的にはここはこう言う展開でな……」

(*´・ω・`)「いや、そこはもっと風景描写で読者煽った方が……」
  _
(*゚∀゚)「かったりぃなー! あ、店員さん生中追加ー!」

(*´・ω・`)「あ、僕も!」
  _
(*゚∀゚)「時代は『燃え』よ! バトルが俺を熱くさせる!」

 僕たちは二人とも小説を書いていた。と言っても本を出してるわけじゃない。
遊びの延長みたいなものだけど、飲みに行くと必ず話作りのことで盛り上がった。

107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 01:56:48.88 ID:sOK//+2pO
ブーン編のオチはなんなんだ

バカな俺に教えてください・・

108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 01:56:57.35 ID:cpAjCWMI0
>>103
たぶん旅先のバス事故かなんかで全員・・・
「窓から身を乗り出していた」ブーンと「朝食に当たった」弟者だけが生き残った
みたいな事だと思うが

109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 01:58:08.08 ID:sOK//+2pO
>>108
そういうことだったのか・・なんという・・ありがとう

支援

110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 01:58:29.22 ID:FMuE2W/90
黒いのがタイヤ跡に見えなくもないよな

111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 01:59:03.21 ID:F/JU8GFn0
>>1が勉強するなら俺も勉強しなきゃな・・・

明日テストなのにね

112 :( ゚∀゚)&(´・ω・`)編:2007/09/19(水) 01:59:12.82 ID:ty3WbKp+0
  _
(*゚∀゚)「あー、呑みすぎた」

(*´・ω・`)「ぐるぐるだねー」
  _
(*゚∀゚)「……なあ」

(*´・ω・`)「ん?」
  _
(*゚∀゚)「なんか、でっかいことやりてえなあ」

(*´・ω・`)「やりたいねえ」
  _
(*゚∀゚)「本でも出すか! 自費出版でもいいからさ!」

(*´・ω・`)「そんなお金あったら苦労しないよー」
  _
(*゚∀゚)「本屋行ったら俺の本があってさ、知り合いにさりげなく自慢するんだよ」


  _
(*゚∀゚)『これ、俺の本なんだぜ?』

(*´・ω・`)『えー! ホントですか!? すっごーい!        ……ホコリ被ってる』


  _
(*゚∀゚)「あるあるwwwwww」

(*´・ω・`)「こんなもんでしょwwwww」

113 :( ゚∀゚)&(´・ω・`)編:2007/09/19(水) 02:01:31.04 ID:ty3WbKp+0
  _
(*゚∀゚)「売れねえだろうなー、俺の本」

(*´・ω・`)「業界の押してるものを書けば売れるかもよ」
  _
(*゚∀゚)「書きたいもん書きてえじゃん」

(*´・ω・`)「はい、ジョルジュ君不向きー」
  _
(*゚∀゚)「うっせ!」

 のんべんだらりと、夜道を二人騒ぎながら歩く。この何でもない時間が僕は好きだった。
だけど、この日僕たちに分岐点が訪れた。

(*´・ω・`)「見てよ、満月」
  _
(*゚∀゚)「まんげつー?」

(*´・ω・`)「綺麗な夜空だね。しんと静まり返った住宅街。この情景を文に起こしたいなあ」
  _
( ゚∀゚)「……」

(*´・ω・`)「ジョルジュ?」

114 :( ゚∀゚)&(´・ω・`)編:2007/09/19(水) 02:03:34.74 ID:ty3WbKp+0
  _
( ゚∀゚)「ショボン、俺いまこの風景に猛烈に感動してる」

(*´・ω・`)「?」
  _
( ゚∀゚)「……俺、絵が描きたい」

(*´・ω・`)「絵?」
  _
( ゚∀゚)「ああ……この風景を、感動を描きとめたい」

(*´・ω・`)「何言ってんだよ、ジョルジュの絵なんて幼稚園児レベルじゃないか」
  _
( ゚∀゚)「……ショボン、俺明日大学休むわ」

(*´・ω・`)「頑固だなあ」

 最初は別に重く受け止めなかった。
酔った勢いでなんて何でも言うし、僕たちは文で繋がってるって意識があったから。
絵描きの世界なんてすぐに諦めて戻ってくると思ってた。

115 :( ゚∀゚)&(´・ω・`)編:2007/09/19(水) 02:05:44.66 ID:ty3WbKp+0
 だけどジョルジュは大学に姿を見せなくなった。一週間が経って、一ヶ月が経って、後期が終わって。
気が付けば僕は四年生になっていた。名簿からはジョルジュの名前は消えていた。

 その間、僕は何度もジョルジュに電話をかけた。

(´・ω・`)「……」

     『はい、長岡です』

(´・ω・`)「あ、ジョルジュ――」

     『ただいま電話に出ることが出来ません。発信音の後に――』

(´・ω・`)「……」

 けれどジョルジュは一度も出ることが無かった。
家に行ってもまるで居るのか居ないのか分からなかった。
そしてこの頃になると、僕は学校生活が忙しくなったせいもあって小説を書かなくなっていた。

116 :( ゚∀゚)&(´・ω・`)編:2007/09/19(水) 02:07:27.53 ID:ty3WbKp+0
 そして僕は大学院に進んで修士課程を修了した。推薦を貰って就職もした。
傍から見れば将来安泰、曇りなしって感じだろう。でも僕はあれからずっと心にモヤモヤを抱えていた。

     「おい、聞いてるか?」

(;´・ω・`)「え? あ、すいません。もう一度お願いします」

 僕はこれでよかったのだろうか。
そう思いながらも毎日仕事に忙殺される僕は、いつしかそのモヤモヤさえも忘れた。



 そしてある夜、突然僕の携帯が鳴った。相手はジョルジュだった。
  _
( ゚∀゚)『久しぶり』

(´・ω・`)「久しぶり、じゃないよ……今まで何してたんだよ」
  _
( ゚∀゚)『ああ、ごめんな。全部説明するからさ、ウチ来てや』

(´・ω・`)「……わかった」

 僕は明日の仕事の準備を整えるとジョルジュの家を目指した。
あれから実に四年が経っていた。一体今更になって何なのだろうか。

117 :( ゚∀゚)&(´・ω・`)編:2007/09/19(水) 02:09:53.46 ID:ty3WbKp+0
  _
( ゚∀゚)「よお、遅くにスマンな」

 久しぶりに会ったジョルジュの顔の肉はこけて、無精ヒゲが生えていた。

(´・ω・`)「なんて言うか、久しぶり……だね」
  _
( ゚∀゚)「まあ入れよ」

(´・ω・`)「うん」

 部屋の中は、更に年月が経っていることを感じさせた。
今にも切れそうな薄暗い蛍光灯の光の下、床や壁の至る所に絵の具が飛び散っていた
部屋の隅には立てかけられたキャンバスと椅子。キャンバスには、夜空が描かれていた。

(;´・ω・`)「まさか……」
  _
( ゚∀゚)「俺さ、ずっと絵描いてたんだわ。あの日の月が出た夜空の絵を」

(;´・ω・`)「四年ずっと……?」
  _
( ゚∀゚)「ああ。おかげで大学除籍になっちまったけどな」

(;´・ω・`)「……」

 絵に関して素人の僕だったけれど、その絵は本当に凄いと思った。
この感動を今すぐにでも彼に伝えたいと思った。気の利いた言葉の一つでも言ってやろうと思った。
けれど既に僕の頭からは、言葉を練る力が失われていた。

118 :( ゚∀゚)&(´・ω・`)編:2007/09/19(水) 02:11:49.61 ID:ty3WbKp+0
(´・ω・`)「……ジョルジュ、凄いよ。本当に凄い。四年でこれなんだ。続ければもしくは――」
  _
( ゚∀゚)「駄目なんだよ」

(´・ω・`)「――え?」
  _
( ゚∀゚)「全然駄目なんだ。これは駄作。次に描くのも駄作。これから未来永劫、俺が描く夜空は駄作だ」

(´・ω・`)「何言ってるんだよ。こんなに……」
  _
( ゚∀゚)「ボヤけちゃってるんだ」

(´・ω・`)「ボヤけ……?」
  _
( ゚∀゚)「あのときの感動がさ、四年経ってボヤけちゃってるんだ。もう一生あの風景は俺には描けないんだ」

(´・ω・`)「……」

119 :( ゚∀゚)&(´・ω・`)編:2007/09/19(水) 02:13:39.35 ID:ty3WbKp+0
  _
( ゚∀゚)「あ、なんか、ゴメンな。暗い話しちまった」

(´・ω・`)「……ジョルジュ、これからどうするの?」
  _
( ゚∀゚)「さあな。またバイトでもしながら考えるさ。イラストの仕事も無いわけじゃないし。
     また小説書くのもいいかもな」

(´・ω・`)「……」

 僕はジョルジュが羨ましかった。僕だって昔、小説家を夢見なかったわけじゃない。
ただ、僕は確実な道を選んだ。そしてジョルジュは自らの行きたい道を進んだ。
けれど羨ましくても、安定を手に入れてしまった僕に、もうこの手に持つものを捨てる勇気は無い。

 僕は思う。
あの時、夜空に感動したのがジョルジュじゃなくて僕だったら、果して僕はどうしていたのだろうかと。

 けれど僕はすぐにそんなことを考えるのを止めて、明日の仕事のことを考え始めていた――



( ゚∀゚)&(´・ω・`)編  終

120 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 02:16:24.23 ID:FMuE2W/90
>>1乙。
しょぼんは現実的だろうなぁ
ジョルジュは夢追い人みたいな・・・
面白かったです、また書いてください。GJ

121 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 02:17:45.97 ID:cpAjCWMI0
乙。
面白かった


ところで「ツンは割と長く続いた」って処はなんとなく予想つくんだが

川 ゚ -゚)「私たちは遠いからな」
ξ゚听)ξ「そうそう、山道1周分じゃ済まないかも」

ここがちょっと判らんかったな・・。
・・・かなり長い距離転がり落ちた?

122 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 02:22:07.31 ID:SUhfRGywO
>>1
それぞれが忠実に表現されていて良かった
ドクオは強烈に突き刺さったよ

123 ::2007/09/19(水) 02:25:22.52 ID:ty3WbKp+0
>>121
ξ゚听)ξ川 ゚ -゚)は遠くにいます。
でも川 ゚ -゚)は夕陽を見ず、ξ゚听)ξは長く続きました。
川 ゚ -゚)はξ゚听)ξのお尻を触っています。

そんな感じです。

124 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 02:28:27.00 ID:RUyR9Hnv0
>>1
感動した

125 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 02:30:16.08 ID:TGJachpU0


126 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 02:34:10.29 ID:rlepTt0DO
なんか深いね


127 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 02:46:11.08 ID:y8h+SiPvO
これはやばい。流石だな


128 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 02:53:03.01 ID:5QN281CAO
乙です

129 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 03:10:28.82 ID:+WFxOythO

長編連載とかはしないの?
毎日じゃなくてもいいから定期的に新しいのを読みたいな

130 ::2007/09/19(水) 03:19:04.85 ID:ty3WbKp+0
>>129
むかし他の人の連載スレを前に無力感を覚えたので、連載はしません。
また存在が薄くなった頃にでも来ます。何も思いつかなかったらもう来ません。

131 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 03:19:52.71 ID:0ajmrY/dO
乙!!!
素晴らしい。純粋にそう思った。

132 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 03:23:46.07 ID:/zkuo6x+0
この作品を見たおかげで今現在無力感に打ちひしがれた件

でも乙!!

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