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( <●><●>)は最後に一つわからなかったようです

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 17:28:02.83 ID:FsJkVJbG0

どうせだから最初から投下。

2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 17:29:27.48 ID:FsJkVJbG0

「さあ、こっちよ。」

「どうした?足棒か?」

「大丈夫だよ、自分でいけるよ。」

「そうか。前とは大違いだな。」

「そんなことないよ。同じだよ。」



「ホラついた。もう一人で大丈夫だよ。」

「じゃ、埋めましょうか。ちゃんと書いてきた?」

「当たり前だよ。大事に持ってるもん。」

「よし、埋めようか。」


3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 17:30:09.85 ID:FsJkVJbG0

時計を見ると大体八時なのはワカッテマス。

そして

( <●><●>)「この時間に来るのはワカッテマス。」

と思ったところで、玄関をノックする音が聞こえる。
一つは壊れるはずもない扉を気遣って弱弱しく叩く音。

もう一つは全体重をかけて扉を壊そうとしているかのように大きくぶつかる音。

「ちんぽっぽちゃん、駄目なんデス!!壊れちゃいます!!」

「っぽっぽ!!ぽっぽ!!」

( <●><●>)「今から行きますからまってください。」

そう言うと、急に息をも止めるのがワカンナインデス。
うずうずして体を震わせるのがちんっぽっぽちゃんというのはワカッテマス。


( ><)「早く行くんです。」

(*‘ω‘ *)「っぽおっぽお。」


4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 17:31:07.97 ID:FsJkVJbG0

( <●><●>)「おまたせしたのはわかってます。」

( ><)「じゃあ今日は何するんです?」

( <●><●>)「今日は801山にでも登りましょう。」

( ><)「いいんです、いくんです。」

(*‘ω‘ *)「っぽっぽっぽっぽ」

僕たちはこうしていつも山に登ったり、川に行って釣りなんかをして遊んでいます。


まだ、子供と大人の中間ぐらいの年齢で、大人になることが想像できなくて
でも、それでも、どこか大人になることに怖がっている。そんな年頃なのです。


5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 17:32:16.50 ID:FsJkVJbG0

山の中には一つ、草が茂っているところがありそこまで行くのが目的なのです。
閑散とした木々に、ひんやりとした風が木の葉を散らし、朽ちた葉を飛ばすのです。
もうすっかり冬の準備をし始めている木たちは寡黙に佇むのです。

( ><)「お昼にするんです。ちんっぽっぽちゃん。はいみかん。」

(*‘ω‘ *)「ぽっぽっぽ」

( ><)「そんな照れるんです。」

( <●><●>)「二人は仲がいいのはわかっています。」

(* ><)「そんなことないんです。」

こういうと、テレながらも内心喜んでいるのはわかっています。
だけど、そんなワカンナインデスが面白くていつも言うのです。

(*‘ω‘ *)「ぽっぽっぽ」

ちんっぽっぽちゃんはみかんにお熱なので僕達の話は聞いてません。
それが、僕の優しさなのだと思っています。


6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 17:34:45.77 ID:FsJkVJbG0

( ><)「虫なんです。勝負するんです。」

( <●><●>)「僕のカブトムシにかなわないのはわかっています。」

( ><)「それ、アルキメデス。いくんです!!」

( <●><●>)「君にネームセンスが無いのもわかっています。」


日が暮れるまで遊んだら、村に戻ってバイバイをします。
僕たちは家族ではないのでそれぞれの家に帰ります。

( ><)ノシ「バイバイなんです。」

(*‘ω‘ *)ノシ「っぽっぽぉ。」

二人は家が近いので一緒に帰ります。
僕がいなくなってどこか楽しそうにするのもわかっています。

でもそれは、僕を嫌っているのではなく、三人の関係から二人の関係になれたことが
嬉しいというのはわかっています。


7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 17:36:37.06 ID:FsJkVJbG0

( <●><●>)「あー、わかんないんです。」

( ><)「なんですか?わかってます。」

( <●><●>)「えーっと……。さよならなんです。」

( ><)「さよならなんです。」

(*‘ω‘ *)「っぽ。」

これでいいんです。
さみしいけれども一線を越えてまで仲良くしようとするのは
つまらなくなってしまうのはわかっています。

こうして遊ぶから楽しいのはわかっています。
だから。



( <●><●>)「ただいま。」

といっても、だれも返事をくれないのはわかっています。
僕にはお母さんもお父さんもいません。

近所の人が遠いところに言ったのよといったけど
いくら小さい僕でもそれぐらいはわかっていました。

咳をして、血が出始めてから一ヶ月でいなくなりました。


8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 17:37:01.36 ID:pRmplBY20
支援

9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 17:37:27.37 ID:VljPOLaz0

僕はお父さんが残してくれた本棚に向かい
お母さんが残してくれた本を読みます。

寂しい夜を越えるのにはこれが一番なのは経験でわかっています。

ただどうしようもないくらいの寂しさ、侘しさが僕の胸を往来するときがあるのです。
今日のように楽しく遊んだ日には特にそれが強いのです。
でも、それはそのうちに慣れ親しんでいくのです。
そうすることで寂しさは僕の胸から出て行くのです。
彼は風のように突然やってきて、崖から飛び降りるかのごとく一気にいなくなるのです。

こんな調子で毎日が過ぎています。
僕の毎日もこんなものです。
明日も明後日も、そして明々後日もこんな時間が流れて。

そして10年後、20年後は畑を耕してくらすんです。
それぐらいのことはわかっているつもりです。


10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 17:38:05.65 ID:o4FtACTG0
イイハナイダナー(;_;)

11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 17:38:33.99 ID:vwrdUzkrO
しえん

12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 17:39:14.35 ID:GCJ4F/CO0
ベルベット=ワカッテマス支援

13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 17:39:54.07 ID:VljPOLaz0

ふと、外を見るともう真っ暗で、窓から綺麗なお月様が見えました。
あんなに広い空に、たった一つだけ大きく光るお月様はきっと他のどんな星よりも
寄り添って星座を作る星よりも、きっと強いんだろうな、そう思いました。

ぼんやりお月様を見ていると、ぴゅうっと風が入ってきました。
その頬に当たるひんやりとした感触は僕に一人の寂しさを思い出させるかのようでした。


本に視線を落として僕はそれを紛らわそうとしました。
少し悲しく、誰もいないのにそれを隠すため咳を一つしました。

そろそろ暖炉の季節ということはわかっています。
でも一人だと毛布をかけるだけでいいんです。


また時間がたち、僕は空を見ました。
お月様はもう高いところにあるようで、窓からは見えません。
小さくちらちらと瞬く星星がお月様を追い払ってしまったようです。

そんなことを考えていると、とても低いところにちらちらと光が見えました。
だれか、そとに出歩いてる。特に気にすることもなく、また視線を落とします。


ドアからコンコンと響いてきました。


14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 17:42:21.63 ID:VljPOLaz0

( <●><●>)「どちらさまですか?」

そう聞くと、ドアの向こう側から

(*‘ω‘ *)「ぽっぽぉ」

( ><)「わかんないんです。わかんないんです。」

と聞こえました。


( <●><●>)「少しまってください。」

僕はそう言い、一応曲がりなりにもお客さまなので部屋を簡単に掃除しました。

暖炉の、
準備もしました。

今日は一人じゃないからです


15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 17:42:51.60 ID:VljPOLaz0

( <●><●>)「どうぞ。」

( ><)「おそいんです。お泊り会をしに来たんです。」

(*‘ω‘ *)「ぽっぽっぽっぽ。」


( <●><●>)「急に来られても困るんです。」

( ><)「ごめんなんです。でも今日はお月様が綺麗なんです。
     だから、皆で一緒に見ようと思ったんです。ほらお菓子もあるんです。」

(*‘ω‘ *)「ぽっぽ。っぽぉ」

( ><)「ほら、外に出るんです。厚着をするんです。」

僕はわかんないんですの、こういう純粋なところが羨ましいんです。
僕ならきっと相手にどう思われるかを気にして、結局一人でいるからなんです。


16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 17:43:31.56 ID:VljPOLaz0

二人に促されて外に出ました。
もうすっかり夜の帳が下りているのは先刻承知です。
ワカンナインデスとちんぽっぽちゃんは足早に出て
風が服の間に入らないように首をすくめ僕を手招きしています。

僕はそこまで行き
草むらに座り、足を投げ出して、両手を後につけて体を支えます。

そして目を瞑りながら顔を空に向けて、上げきったら瞼を開くのです。

そこは濃いりんどう色した空に、白く色を発する星がしんとした空気をより固くするようでした。
多分、今なら世界を手に持ってぶんぶん振っても散らからないように。

風がふいて、さっきまでの空気がまるで水の流れるように通り過ぎました。
冷やされて澄んだ夜の香りが、ぼんやりした色をなしているかのようです。

空にある星はきしきしと固く、それでいて暖かな光がまるで蛍火のようです。
きっと空には養蛍所があって、そこから逃げ出した蛍が強く輝くのです。
仲間を見つけるために。

仲間を見つけた蛍は自分達の場所を作り上げ
僕達に、白鳥やさそり、魚や人の形に見せるんです。

若しかしたらお月様は大きな蛍か、それとも沢山の蛍が集まったのかもしれません。


17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 17:43:41.28 ID:Rj//khZq0
しえん」

18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 17:44:51.41 ID:VljPOLaz0

( ><)「お菓子食べるんです。はいワカッテマス。」

( <●><●>)「ありがとう。
     しかし寒いですね、牛乳でも温めてきましょうか?」

(*‘ω‘ *)「ぽっぽ。っぽぉぽ。」

( ><)「あ、あるんです。作ってきたんです。」

そういうと肩から下げたズックの鞄から水筒を取り出したんです。
中には当然乳白色の牛乳がたっぷり入っています。

暖かさを想像させるもうもうとした湯気を立てながら、ブリキのカップに注いでくれます。
牛乳がブリキの金色に縁取られて傾けるたびにちらちらと色を変えます。

そして

( <●><●>)「とても甘いのはわかってます。」

( ><)「夜はこれなんです。これが一番なんです。」

口のまわりに真っ白い髭を生やしてワカンナインデスが笑いました。
その顔はまるで今の時間を無意識に全身で享楽しているようでした。
僕は黙って、空を、お月様を見上げました。

とても、とても綺麗です。


19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 17:45:20.32 ID:VljPOLaz0

ふと、何も考えていない自分に気がつきました。
何故だかわかりませんが、とにかく無心になっていました。

(*‘ω‘ *)「ぽっぽぽっぽ!」

( ><)「ちんぽっぽちゃんはお月様が黄色じゃないことにご立腹なんです。」

(*‘ω‘ *)「ぽぽぽぽぽぽっぽ!!」

( ><)「明後日にはまっ黄色になります。
      今日はずっと銀のお月様なんです。」

(*‘ω‘ *)「ぽぽぉ……」

二人がお話をしています。
僕は横にいるだけ。
どれくらいお話していたかよく覚えていません。
けれども寂しくもありません。


20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 17:47:31.16 ID:Rj//khZq0
支援

21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 17:47:33.90 ID:rxZuOmpLO
支援

22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 17:50:16.47 ID:VljPOLaz0

(( ><))「う〜、寒いんです。そろそろ家に入るんです。」

( <●><●>)「そうですね。僕も満足しました。」

(*‘ω‘ *)「ぽぽぉ……ぽ。」

( ><)「ちんぽっぽちゃんだけがっかりなんです。」

そうして、僕の家へと入りました。
家の中も外の空気と同じく、しんとした感じがしました。
外に出たときと全く同じまんまなのはわかっています。
けれども、僕の心と同じくそこにあるものときまっているんです。

( ><)「寒いんです。ワカッテマス、暖炉をつけてもいいですか?」

( <●><●>)「もちろんです。」

ワカンナインデスが、ランプの灯りから種火を起こして薪に火をつけます。
煌々と揺らめく火が徐々に大きくなっていき、そしてそれと同時に部屋の中を柔らかくさせます。
さっきまでの家とは勝手が違うようでした。


23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 17:51:43.08 ID:VljPOLaz0

(*‘ω‘ *)「ぽっぽっぽ。」

( ><)「あったかいんです。そういえばワカッテマスは今日つけてないんですか?」

( <●><●>)「なにを?」

( ><)「暖炉なんです。」

( <●><●>)「ああ……」

暖炉をつけなかったのは一人だったからです。

そう言おうとして、僕は言葉を詰まらせました。
結局僕はありきたりな言い訳の台詞を詰め込んで言いました。

( <●><●>)「君たちが来る前につけようと思ったんです。」


僕たちは、僕はその晩暖炉の傍で長いこと話しました。
星のこと、明日遊びに行く場所のこと、大きくなったら何をしたいか、色々と。


24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 17:54:20.11 ID:VljPOLaz0

その日は夢を見ました。
お父さんとお母さんと一緒に出かけたことです。



「ほら、まだ半分よ。」

そう言うのはお母さんの声。

「だって疲れたもん。」

わがまま言うは僕の声。

「じゃあそこで休んでなさい。お父さんたちはここで待ってるから。」

地図を指し優しく言うはお父さんの声。


25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 17:54:31.58 ID:VlW214BvO
支援

26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 17:56:14.49 ID:Rj//khZq0
支援

27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 17:57:41.10 ID:VljPOLaz0

僕はひとり残されようと

二つの目はなみだの目。


お父さんとお母さんは


立ち上がり


僕はひとり















地にお尻。


28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 17:58:09.32 ID:VljPOLaz0

こんこんと叩くのはワカンナインデス。
その音に目を覚まし顔を向けるは寝起きの僕。


( ><)「うわあぁあああああん。ちんぽっぽちゃんと喧嘩したんです。」

( <●><●>)「またですか。」

( ><)「ちんぽっぽちゃんがいけないんです。
     僕があげたみかんを落として潰したんです。
     もう知らないんです!!」

( <●><●>)「ちんぽっぽちゃんもわざとじゃないでしょう。
      それぐらいのことはワカンナインデスもわかってるはずです。」

( ><)「でも……でも僕が頑張って取ったみかんをなんです!!
      それをこわしたんです。僕はそれが許せないんです!!」


29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 17:59:34.61 ID:Rj//khZq0
支援

30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 17:59:54.24 ID:deTJDZfw0


31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 17:59:59.45 ID:VljPOLaz0

( <●><●>)「そのことはちんぽっぽちゃんは知ってますか?」

(;><)「いや、知らないんです。」

( <●><●>)「ちんぽっぽちゃんの立場で考えると、みかんをくれたワカンナインデス。
      不注意で落としたちんぽっぽちゃん。
      怒るワカンナインデス。何をそこまで怒ってるのかわからないちんぽっぽちゃん。
      喧嘩するのは誰にでもわかることです。
      わからないのはちんぽっぽちゃんだです。」

(;><)「……でも。」

( <●><●>)「でも?」

(;><)「なんでもないんです。
      お邪魔しました。」


出て行くワカンナインデス。
謝りに行くことはわかってます。

毎度毎度つまらないことで喧嘩をします。
そのときは少し、二人が子供に見えるんです。
でも、それは僕が大人だからわかることなんです。
竜巻にさらわれたら上も下もわからないけど
外にいたらよくわかるんです。


32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 18:01:18.84 ID:VljPOLaz0

昨日はワカンナインデスが謝ったから二人一緒に来るのはわかってます。

こんこん

ほら来た。

(*‘ω‘ *)「っぽっぽ。っぽっぽ。」

( ><)「おはようなんです。でかけるんです。」

( <●><●>)「はいはい、準備をしますよ。」

卵を焼く間にパンにハムとオリーブオイルに漬けておいた玉葱を挟んで
焼けた卵をのせて上にパンを乗せるのです。

すこし上から押してやって形を作り布で巻けばお弁当の出来上がり。

( <●><●>)「さあ行きましょうか。」

( ><)「今日は釣りをするんです。
     ワカッテマス、どっちが多く取れるか勝負なんです。」

( <●><●>)「いいでしょう。」

(*‘ω‘ *)「ぽっぽ。」

( ><)「ちんぽっぽちゃんも楽しそうなんです。」


33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 18:03:00.16 ID:Rj//khZq0
支援

34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 18:05:03.07 ID:Vk/Uc0SKO


35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 18:05:05.36 ID:VljPOLaz0

この日は村の近くの川に行きました。
もう寒いせいか針にかかる魚には手ごたえがないように思えました。
まるで木の実をもぎ取るような感覚でした。

ちんぽっぽちゃんは一人森の中へみかんを探しに行ってしまいました。




( ><)「……」

( <●><●>)「引いてますよワカンナインデス。」

( ><)「うん。」

僕はふうっと息を吐き

( <●><●>)「どうしたんですか?」

と、尋ねました。



36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 18:05:55.52 ID:VljPOLaz0

ワカンナインデスは前を向いたまま目だけ下に向けて。


( ><)「ワカッテマスは大丈夫なんですか?」

( <●><●>)「……」

( ><)「ときどき考えるんです。
     ワカッテマスは一人です。もし僕がそうなったら毎日泣くと思うんです。
     寂しくて。」


( ><)「でもワカッテマスはいつもしっかり歩くんです。真っ直ぐに。
     まるで大人みたいに。
     僕にはなにかそれが無理にそうしているようにも思うんです。」

( <●><●>)「そんなことは……」


( ><)「別にいいんです。
     でももっと僕やちんぽっぽちゃんを頼ってもいいと思うんです。」

( <●><●>)「大丈夫です。僕はもう慣れました。」

( ><)「そうですか。
     でもやっぱりワカッテマスは僕と同じ年でまだ子供だと思うんです。
     だから……」


37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 18:08:12.46 ID:VljPOLaz0

( <●><●>)「では一つお願いを。僕が死んだらお墓は両親の隣に立ててください。」

( ><)「わかったんです。」

ジョークととったのでしょう。

ワカンナインデスはゆっくり息を吐き

僕は咳を一つ。

漸く釣竿を上げた先には綺麗に光る針。
ワカンナインデスは自嘲気味に


( ><)「たべられちゃいました。」


結局、釣果は同じ数でした。
マーブル色の空と川にさよならをして村へと帰るんです。


38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 18:09:32.45 ID:VljPOLaz0

( ><)「バイバイなんです。」

(*‘ω‘ *)「っぽっぽ。」

( <●><●>)「さよならなんです。」

いつもの通り僕は家へ。
釣竿をしまい、椅子に腰掛け考えてみるんです。

今日のことを。

ワカンナインデスは意外にも僕のことを知っていました。
まだ子供子供と思っていましたがどうやら違うようです。

しかし、自分の心をすかされるというのは僕にとって
嬉しさ半分、恥ずかしさ半分なんです。

知って欲しいからこそ黙っていて
でもそれは子供の感情だと思っているから言えなくて。

ワカンナインデスが、深くまで言わなかったのは
きっと僕に対する優しさなのでしょう。


今日は暖炉をつけましょう。
なんのなくそうしたい気分なのです。

部屋を暖かくして寝たいのです。

39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 18:10:29.08 ID:KwV6tIJ7O
これは支援

40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 18:10:30.48 ID:Rj//khZq0
支援

41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 18:11:01.20 ID:VljPOLaz0
ここまで第一話 僕達の日常

続いて第二話 ワカッテマスのお願い

42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 18:12:59.00 ID:VljPOLaz0

「おかあさん大丈夫。」

大丈夫じゃないよ。

「大丈夫よ。」

嘘だったんだね。

「お父さんも咳してたよ。」

気付いて。

「そう。」




「わかってます。旅に出ようか。」

「本当?どこ行くの?」

もっと喜ぶんです。もっと。


43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 18:13:02.24 ID:Rj//khZq0
支援円

44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 18:15:43.52 ID:VljPOLaz0

「一ヶ月ぐらい三人で行こう。」

「本当?やったぁ!!」

「大変だぞ。」

大変なのはお父さんとお母さんだよ。

「よし行くか。帰ってきたら一人前だぞ。」


45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 18:17:26.70 ID:VljPOLaz0

(;<●><●>)「はぁ、はぁ。」

背中に汗がびっしょりついてるのです。
きっと夢をみたからなんです。

喉がからからなので水を汲み
一息に飲むんです。

体中に染み渡るような味でした。

多分夢の中でも喉が渇いていたのでしょう。
いつだってそうなのです。

喉に何か引っかかるようなものを感じて
手で覆いをして僕は咳を一つ。
その手にはあかいあかい液体がぽつんと三つ。


46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 18:18:17.71 ID:Rj//khZq0
支援

47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 18:20:00.48 ID:VljPOLaz0

こんこん。



( ><)「ワカッテマス。僕なんです。ワカンナインデス。」

僕は扉を開け。

( <●><●>)「どうしました?」

( ><)「お父さんとお母さんが変なんです。
     わかってますは詳しいんです。見てやってください。」

急にまくしたてる様に僕は何かあったとおもったのです。
だから二つ返事で言いました。

( <●><●>)「ええ、いきましょう。」

そして慌てるワカンナインデスに連れられ僕は彼のお家へ。


( <●><●>)「お邪魔します。」

家に入ると部屋中がぽかぽかしていて暑いぐらいでした。
とにかく暖めようとでも思ったのでしょう。


48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 18:22:12.58 ID:VljPOLaz0

( ><)「こっちなんです。お願いなんです。」

と、引っ張られながら僕はワカンナインデスの両親の寝室へ。

(,,゚Д゚)「おう、こんな格好ですまねぇな。
    大した事ないって言ってるのにワカンナインデスが迷惑かけて。」

(*゚ー゚)「あらいらっしゃい。
    いつもありがとうね。」

よく似た二人。
この二人からワカンナインデスが産まれたのは
きっとコウノトリが間違えたのでしょう。


( <●><●>)「失礼します。」

僕は流行り病かそれともただの風邪かどうかを見るため
お医者さんの真似事をします。

二人の体には赤い斑点が浮かび上がっていました。
僕は頭の引き出しを開けていきます。
どこかの引き出しで、泥棒は箪笥を下から開ける。
というのが出てきましたが、頭の箪笥には関係ないです。


49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 18:23:26.25 ID:Rj//khZq0
支援

50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 18:24:04.08 ID:VljPOLaz0

そして、思い当たるものがでてきました。

( <●><●>)「もしかして近い頃に森の中へ行きませんでしたか?」

(,,゚Д゚)「ああ、こいつと二人で行ったな。」

( <●><●>)「そこで蚊に食われませんでしたか?」

(*゚ー゚)「ええ。」

やっぱり。

( <●><●>)「これはドンドン熱ですね。蚊を媒介にして人に感染するんです。
      空気感染はしないから心配はないですけれど
      もう少し熱が上がって斑点が一杯になると熱は引いていきます。
      栄養をつけて寝ていれば直りますよ。」

( ><)「すごいんです。なんでもしってるんです。」

(,,゚Д゚)「はぁ、大したもんだなぁ。」

(*゚ー゚)「ねぇ、ワカンナインデスと同い年だってのにね。」


51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 18:26:12.85 ID:VljPOLaz0

(,,゚Д゚)「しかし、大丈夫だってわかると体が軽くなった気がするな。
     おいワカンナインデス簡単に飯にしてくれないか。」

( ><)「ハイなんです。胃に優しいもの作るんです。」

ワカンナインデスはバタバタと台所に行きました。
僕たちは、彼が火をおこそうとしているのか、パチパチと音が聞こえるまで
ワカンナインデスの行動に耳をそばだてていました。
大きくゆっくりと息を吐き二人の方を見るとふいに目を見つめられました。

(,,゚Д゚)「なあ、ワカッテマス。ワカンナインデスをよろしく頼む。」

( <●><●>)「なんですか?いきなり。」

(*゚ー゚)「どうもあの子はまだ子供のようでね。そろそろ大人になってもいいんだけど」

(,,゚Д゚)「ああ、親から贔屓目に見てもあいつはまだお子様なんだな。
    どうにも子供っぽいところが抜けない。」

( <●><●>)「そうなんですか……」


52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 18:28:04.62 ID:VljPOLaz0

(*゚ー゚)「こんなこというのもなんだけどね、あなたには頼りにしているのよ。
    私たちはあんまり相手にしてやれないけれども。」

( <●><●>)「……」

(,,゚Д゚)「すまないな、こんな話して。」

( <●><●>)「いえ。」

(,,゚Д゚)「今日はありがとよ。近いうちに何か届けるよ。」

僕は、少し重荷を感じつつ、簡単にお暇の言葉を残して去りました。


家に帰る途中、どうしてもワカンナインデスの事がおこげみたいに頭にこびりつきました。
確かに子供っぽいところがあるけれども、案外鋭いところもある彼のことを。


( <●><●>)「……ただいま。」

生ぬるい空気すらない自分の家に入り
僕はまた咳をしました。

手には血がついています。


53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 18:28:04.77 ID:Rj//khZq0
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54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 18:30:02.90 ID:VljPOLaz0

欠伸をして、まだ寝たりないのに気付き布団にもぐりこみました。
あんな話を聞いた所為でしょうか、ワカンナインデスの夢を見ました。




……………………

……………

………



(*><)「君はワカッテマス。ぼくはワカンナインデス。」

( <●><●>)「なにがわからないんですか?」

(*><)「僕の名前がワカンナインデス、です。僕とあそぶんです。」

(*><)「いっしょに虫取りに行くんです。」

僕はまだお父さんとお母さんを亡くしたばかりのときでした。
このときの僕はもうお父さんから言われた言葉を実行しようと自分を縛っていました。

僕はもう大人なんだと。


55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 18:30:50.22 ID:VljPOLaz0

でもそんなことがこのときの僕に出来るはずもなく
ただ大人ぶっているだけでした。
何でも知っているように見せかけ、大人しい雰囲気を作り上げるのに必死だったのです。

ですからワカンナインデスの言葉に当然嬉しくも感じました。

(*><)「どうしたんですか?いくんです。」

( <●><●>)「虫取りなんて子供の遊びです。つまらないんです。」

(*><)「ムッキー!!そんなことないんです。楽しいんです。」

( <●><●>)「そんなことはないとわかってます。」

(*><)「じゃあつまるかつまらないか試すんです。やってみるんです。」

( <●><●>)「ふん、仕方ないですね。」

本当はすごく嬉しかったんです。
虫取りもやってみたいと思っていたんです。


56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 18:32:10.25 ID:Rj//khZq0
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57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 18:32:24.52 ID:ZHGWzcDu0
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58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 18:33:31.08 ID:VljPOLaz0

(*><)「こんなの取れたんです。」

( <●><●>)「それはのこぎりクワガタのオスですね。」

(*><)「じゃあコッチは?」

( <●><●>)「それはカブトムシです。」

(*><)「ワカッテマスはなんでもしってるんです、すごいんです。」


そして、僕とワカンナインデスは虫取りに熱中しました。
楽しかったのです。


59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 18:33:56.74 ID:ZHGWzcDu0
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60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 18:34:14.27 ID:BKSOkKdR0
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61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 18:35:02.32 ID:VljPOLaz0

( <●><●>)「ほら見るんです。こんな大きいのが取れました。」

(*><)「ふん僕のが大きいんです。」

( <●><●>)「じゃあ計ってみるんです。
      この木の棒で計って見ましょう。」



( <●><●>)「僕の虫はここまでなんです。
      ここに届かなかったら君の負けです。」

彼には黙って僕はしるしをつけました。
いんちきをしないように。

(*><)「やったぁ僕のが大きいんです。
     僕の勝ちなんです!!」

( <●><●>)「ちょっと貸してください。」

(*><)「えっ、いやなんです……」

そう言い彼は棒を後ろに両手で持ちました。
まるで何か隠そうとしているような仕草です。


( <●><●>)「君はいんちきをしました。
      そんなことはわかってます。」


62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 18:35:29.54 ID:+ntYPPjOO
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63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 18:35:49.22 ID:Rj//khZq0
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64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 18:35:53.65 ID:sz70sRgVO
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65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 18:36:29.95 ID:VljPOLaz0

(*><)「……」

( <●><●>)「君にとやかく言うつもりはありません。
      ただ、認めてください。」

(*><)「……」

( <●><●>)「じゃあ帰りましょうか。」

僕は急に胸の奥が冷め、ため息ともつかない息を出しました。


そして僕と彼は黙って村へと帰りました。
彼は僕の後ろを歩きましたが俯いてるのが雰囲気からわかりました。
影法師が随分と長くなったことでした。
ふと彼が声を出したのです。

(*><)「……ごめんなんです。」

( <●><●>)「いえ、いいんです。」

それだけでした。


66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 18:36:35.59 ID:ipmort0sO
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67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 18:36:49.42 ID:VljPOLaz0

もう少し歩いてからまた彼が言いました。

(*><)「ワカッテマス君も認めるんです。」

( <●><●>)「なにを?」

(*><)「虫取りなんてつまらないって言ったのに楽しそうだったんです。
     僕だけ謝るのはずるいんです。」

痛いところを衝かれました。
確かに僕はとても楽しんでいたからです。


68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 18:37:06.16 ID:VljPOLaz0

(*><)「さ、謝るんです。」

彼は僕の目の前に来て言いました。
大きくなった太陽を上手に頭で隠した、彼の顔はよくわかりませんでした。
でも、赤い唇だけが妙に動いていたのが印象的でした。
僕は俯き正直に言いました。


( <●><●>)「確かに楽しかったです。」

すると彼は唇を目一杯吊り上げ小躍りをするのです。

(*><)「わーいわーい、やっぱり楽しかったんです。
     ワカッテマス君は嘘ついてたんです。」

(;<●><●>)「き、君がそう言うのはわかってました。」

僕は苦し紛れにそう言いました。
また黙って僕たちは歩きました。



69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 18:38:23.67 ID:MdZIy9r70
    __________
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70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 18:39:10.06 ID:Rj//khZq0
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71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 18:39:43.62 ID:ZHGWzcDu0
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72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 18:40:50.63 ID:Rj//khZq0
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73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 18:42:44.19 ID:BKSOkKdR0
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74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 18:45:05.58 ID:Rj//khZq0
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75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 18:47:25.32 ID:sncxsHz80
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76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 18:47:37.02 ID:VljPOLaz0

僕たちは村に着きさよならをしました。
彼は急ぎ足で帰っていきます。
きっと彼を待っている人がいるのでしょう。

家に帰ってから、とても寂しいのに気がつきました。
もっと素直になってもよかったんじゃないかとも思いました。
しかし、それでは大人ではない、と、そうも思いました。

ただ、彼は機嫌を損ねて僕ともう遊ばないんだろうなと思いました。
その日は早く、寝ました。


77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 18:49:15.30 ID:VljPOLaz0

次の日の朝。
こんこんと弱弱しい音に促され、夢の時間から引っぺがされた僕は
眠い目をこすりつつドアを開けました。
するとそこには彼がいたのです。

(*><)「遊びに行くんです。今日は何をするんです?」

( <●><●>)「えっ……」

(*><)「あ、寝起きなんです。ワカッテマス君のねぼすけなんです。」

うっかりしていました。もう起きている時間なのです。
目は起き抜けのぼんやり腫れで、寝巻きがだらしなくへたっているのです。
僕はつい

(;<●><●>)「き、君がそういうのはわかってます。」

と。

……………………

……………

………





78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 18:49:23.29 ID:Rj//khZq0
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79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 18:51:14.53 ID:VljPOLaz0

ある日のことなんです。
お父さんとお母さんがデンデン熱にかかりました。
なんでデンデン熱とわかったかというとワカッテマスが診たからなんです。

ワカッテマスの言うとおり薬草を煎じたスープを飲ませると
一週間くらいで赤い斑点が消えたんです。

そしてお礼に言ったとき、今日の朝来るように言われたのです。

( ><)「なんなんですかね?ワカッテマスが呼ぶなんて。」

(*‘ω‘ *)「ぽっぽ。」

珍しいのです。
ワカッテマスから言われるのは珍しいんです。

僕達二人はそろって彼の家の扉をノックしたんです。
すると中からいつもの声が聞こえたんです。
ただ、すこし遠いような気もしたんです。


( ><)「お邪魔します。」

(*‘ω‘ *)「ぽいん。」


80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 18:52:38.84 ID:BKSOkKdR0
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81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 18:52:56.32 ID:VljPOLaz0

珍しく朝から暖炉です。
目をちらちらと周りにやってもワカッテマスはいないです。
おかしいなと思いながらも、ははぁ、さては何か悪戯をするつもりなのだと思いました。

僕はちんぽっぽちゃんに目配せをすると
わかったかのように小さく跳ねました。

どっちがびっくりするか勝負なんです、わかってます。
右手にはクロスのかかったテーブル。
正面には少し大きめのクローゼット。
左手には火が燻ぶる暖炉。このなかにはいないんです。


( ><)「ここなんです!!」

一気呵成にクローゼットを開けたのです。
しかし服がすらすらと揺れるだけでした。

ちんぽっぽちゃんも探しています。
だけれどもクロスとテーブルの間を探したり頓珍漢なんです。


82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 18:52:56.47 ID:xbWvqeSmO
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83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 18:53:19.13 ID:Rj//khZq0
ぽいん

84 :ゼロス ◆ZLoSmgr3dE :2007/11/20(火) 18:54:01.48 ID:pnPB3hWQO
スーパー(´・ω・`)モグー

85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 18:54:27.07 ID:xbWvqeSmO
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86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 18:55:17.95 ID:ZHGWzcDu0
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87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 18:55:40.62 ID:VljPOLaz0

「君たちが勘違いをしているのはわかっています。」

僕達の探す音が聞こえたのか、奥の部屋から声が聞こえました。
若しかしたら、うその声かもしれません。ワカッテマスは騙すつもりなんです。

( ><)「ちんっぽっぽちゃん、静かに開けるんです。」

(*‘ω‘ *)「ぽぽっぽ。」

ちんぽっぽちゃんが開け、僕が突入するんです。



( ><)「こちらアルファ、突入を開始するんです。
     ブラボーは援護を頼むんです。」

(*‘ω‘ *)「ぽ。」

ノブの音が小さくかちゃり。
古びた鉄と鉄を重ね合わせたみたいな開閉音。

そこで一気に行くんです。


88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 18:56:52.94 ID:VljPOLaz0

飛び込み前転。
百点満点。

横に転がりすぐさま壁際にいくんです。

( ><)「あっ、いたんです。」

ブラボーの援護もいらず、すぐに見つかったんです。


( <●><●>)「まったく、君たちは普通に入ることは出来ないのですか?」

ワカッテマスは枕の方を窓際に寄せたベッドの上にいたんです。
心なしか、やつれているのは気のせいでしょうか。

( ><)「どうしたんですか?風邪ですか?」

( <●><●>)「そんなようなものです。」

( ><)「大変なんです。看病するんです。
     この間のお礼なんです。さ、何かして欲しいことはありますか?」

僕のお父さんとお母さんはワカッテマスに助けられました。
今度はワカッテマスが困ってます。だから僕が助けるんです。


89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 18:57:02.05 ID:xbWvqeSmO
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90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 18:59:12.53 ID:xbWvqeSmO
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91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 18:59:24.72 ID:Rj//khZq0
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